Amazonプライム・ビデオの特徴、メリット・デメリット、他サイトとの違いなどを徹底解説
Amazonプライム・ビデオの特徴、メリット・デメリット、他サイトとの違いなどを徹底解説

Amazonプライム・ビデオの機能、特徴、価格、おすすめポイント

UZUREA編集部 アイコン

UZUREA編集部

/ 更新:

当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。

Amazonプライム・ビデオはその名の通り、アマゾンが提供する動画配信サービス。Amazonでのお買い物時の優待制度『アマゾン・プライム会員』向けに提供されるサービスのひとつです。世界各国の映画、ドラマシリーズ、アニメ、ドキュメンタリー、スポーツといったコンテンツを楽しめるうえ、昨今はアマゾンオリジナル作品のクオリティも高いと評判です。

当記事ではこのAmazonプライム・ビデオ(通称アマプラ)について、詳しく解説しています。

Amazonプライム・ビデオの特徴、メリット・デメリット、他サイトとの違いなどを徹底解説

まず、Amazonプライムビデオの特徴とおすすめポイントを簡単にまとめると下記の通り。

  1. Amazonでのお買い物で配送料が無料になる他、多数の特典を利用できる『プライム会員』向けのサービスの一部
  2. プライム会員の費用は月額600円。年一括払いなら5,900円とかなり安い
  3. 追加費用無しの見放題対象の映画やドラマ、アニメが毎月多数追加される
  4. dアニメストア、NHKオンデマンドといった独立系動画サービスのAmazon出張版である豊富なオプションチャンネルが有る
  5. Amazonの主力サービスなので信頼性は抜群。サービスが終了する可能性は低い

Amazonプライムビデオ 特徴早見表

機能や、推定作品数、主な特徴は下記の表にまとめています。

サービス開始日 2011年
(Amazon Instant Video on Demandとしてアメリカにて)
作品数 非公開
(推定1万作品以上、オプションチャンネルも含めると5万作品以上)
作品追加について 随時
見放題料金
  • 年払い:5,900円/年
  • 月払い:600円/月

※Amazonのプライム会員サービスのひとつのため、プライムビデオ単体の価格では無い。超お得。

レンタル・購入作品
無料体験期間 30日
支払い方法、決済方法
  • クレジットカード
  • 各種携帯決済
  • あと払い(ペイディ)
  • Amazonギフトカード
  • パートナーポイントプログラム
    (JCBのOki Dokiポイント、JCBブランドのクレジットカードで会費を支払う場合のみ)
  • PayPay
モバイルアプリ あり(iOS/Android)
複数ユーザー設定機能 あり 6ユーザーまで
表示作品の
年齢制限機能
あり
Prime Videoの制限を設定する方法 Amazonヘルプ
動画ダウンロード機能 あり
別途有料作品 あり
倍速再生機能 なし
オープニング
スキップ機能
あり
(2023年12月に追加)
エンディングスキップ機能 なし
その他再生補助
  • 『戻る』『進む』機能(各10秒)
  • 字幕・音声切替機能(対応動画のみ)
  • 字幕のデザイン設定機能
画質
  • 4K
  • フルHD
  • HD
  • SD
複数端末での
同時視聴
可能(3台まで)
ユーザーレビュー機能 あり
対応機器
  • スマートフォン
  • タブレット
  • PC
  • Amazon Fire TV
  • Android TV
  • Apple TV
入会方法 Amazon プライム会員への入会と同時に利用可能
退会方法 Amazon ヘルプ&カスタマーサービスより
補足事項 2023年8月24日より月額料金が500円→600円に、年額料金が4,900円→5,900円に。

特徴:『Amazonプライム会員』機能のひとつが『プライム・ビデオ』

他の動画配信系サービスと違い、Amazonプライムビデオは『Amazonプライム』の会員に提供される機能のひとつです。そしてAmazonプライムにはこのプライム・ビデオの他にもたくさんの機能がありますので、下記にその一部をご紹介しておきましょう。

  • Amazon注文時のお急ぎ便や日時指定時の配送料が無料に
  • 服や靴を1週間無料で試着できるPrime Try Before You Buyが利用できる
  • 無制限に写真を保存できるAmazon Photosが利用できる
  • 1億曲以上の音楽を楽しめるAmazon Musicが利用できる(シャッフル再生のみ)
  • 対象電子書籍を無料で楽しめるAmazon Prime Readingが利用できる
Amazonプライム会員向けサービスの一部(1)
Amazonプライム会員向けサービスの一部(1)
Amazonプライム会員向けサービスの一部(2)
Amazonプライム会員向けサービスの一部(2)

特徴:レンタル・購入作品も豊富

Amazonプライム・ビデオは見放題作品のほか、レンタル・購入対象の作品も豊富です。見放題対象作品は定期的に入れ替わっているのですが、見放題終了後もレンタル・購入作品として提供し続けられる場合も多いようです。

レンタルであれば300〜500円の価格帯(新作映画はもう少し高い場合も)で視聴することができます。レンタル期間が終了すれば自動的に見られなくなるだけなので、DVDレンタルのように延滞金が発生するというような心配はありません。

レンタル・購入作品も豊富なAmazonプライム・ビデオ 月替わりセールではさらにお得に
レンタル・購入作品も豊富なAmazonプライム・ビデオ
月替わりセールではさらにお得に

また、レンタル作品の視聴可能期間は購入から30日以内ですが、一回でも動画を再生すると、再生後48時間で見られなくなりますので、期間内の時間に余裕がある時に見始めるるようにしましょう。もちろん、購入してしまえば期間を気にすることなく何度でも見ることができるようになります。

特徴:豊富な追加チャンネルで試聴作品の幅が広がる

Amazonプライム・ビデオは、Amazonが主導して配信する作品のほかに、サードパーティが提供するさまざまな追加(オプション)チャンネルが存在します。

Amazon Prime Videoには
追加で利用できるチャンネルシステムが
Amazon Prime Videoには
追加で利用できるチャンネルシステムが

国内外の映画配信サービスや、子供向け番組、インディー映画を配信するチャンネル。国内であればNHKフジテレビ東映東宝松竹GAGAといった放送会社、配給会社などもAmazonにこのチャンネルを開設しています。

また、マイナーな海外映画が好きな方のための『シネフィルWOWOW』や、アニメ専門サブスクでおなじみの『dアニメストア』、そしてファンには嬉しい『タラカヅカ・オンデマンド』などなど……独自に展開しているVODサービスもこのAmazonにチャンネルを開設し作品を提供しています。より詳しい各チャンネルの詳細と解説は下記の記事で紹介しています。

Amazonプライム・ビデオの良い点、おすすめポイント

コストパフォーマンスは文句なしで最高峰!

繰り返しになりますがプライム・ビデオは『プライム会員向けのサービスのひとつ』です。その価格は年一括払いで5,900円、月払いでも600円ですが、他の動画視聴専門のサービスと比較してもかなり安い価格帯です。お買い物やその他の優待も含めて考えると、コスパは他サービスの追従を許さないレベルの超お得なサービスです。

新作映画やアニメの見放題配信も早い!

近年のAmazonプライムビデオは最新の人気映画や、アニメシリーズをいち早く見放題と配信するサービスです。その豊富な資金力からか、『インディージョーンズ 運命のダイヤル』、『シン・ゴジラ』、『シン・ウルトラマン』といった話題作を映画公開から数か月で独占配信する事でも話題になりました。

わざわざ動画配信サービスのサブスクに入るほどでもない……という人でも、Amazonプライム会員になっていれば、十分に充実した動画ライフを楽しめます。

動画のレンタル・購入が出来る、サービス終了の可能性も低い

DVDやブルーレイではなく、『動画(の視聴権)をレンタルや購入する』と聞くと、少しもったいないと思う人もいるかもしれません。とはいえ、Amazonプライム・ビデオに限らず動画配信サービスでは見放題対象だったものが、そうでは無くなってしまうという事はよくある事で、「そのうち見よう……」なんて思っていた作品や、昔から大好きで何回も見ている作品などがいつの間にか観られなくなっているという事もあります。

このレンタル・購入機能を導入していないVOD(たとえばNetflixなど)などは配信終了してしまった動画は一切見られなくなります。ですがAmazonプライムビデオは見放題対象で無くなっても、作品単体でのレンタルや購入は引き続き楽しめる(※)のが非常に豊富です。

※一部例外もあるようです。

新作・旧作問わず豊富なAmazonプライム・ビデオのレンタル・購入可能作品
新作・旧作問わず豊富な
Amazonプライム・ビデオのレンタル・購入可能作品

また、インターネットサービス全般に起こりうる悲劇のひとつとしてサービス終了(サ終)が挙げられますが、Amazonが動画配信をサービスを止める、という可能性は他の単体動画サービスと比べてもかなり低いという点も動画の視聴権を購入する事への安心感を高めてくれます。

凄すぎる実績! Amazonスタジオ作品はここでしか見られない

Amazonプライム・ビデオはオリジナル作品にも力を入れています。2010年にAmazonスタジオを設立し、2013年には世界各国のAmazonプライム・ビデオで配信を開始し、さらに2022年にはアメリカの老舗映画スタジオMGMを買収し、Amazon MGM スタジオと改名しています。

Amazon Studio
圧倒的な資本で良質なコンテンツを作り続ける Amazon Studio

配信作品のジャンルも多岐にわたります。『ロード・オブ・ザ・リング:力の指輪』や『ザ・ボーイズ』といったドラマ作品は世界的ヒットをし、松本人志プレゼンツ『ドキュメンタル』シリーズや、『バチェラー』『バチェロッテ』などの人気バラエティは、世界各国向けにローカライズするなど、多数の試みを実施しています。

オリジナル作品について、詳しく確認したいという方はAmazonMGMスタジオの公式サイトやWikipediaでチェックしてください。

当然これらAmazonスタジオ作品はAmazonプライム・ビデオでしか配信されていないので、これらの作品を観たいという場合は必然的にAmazonプライム会員になる一択となるでしょう。

『ドキュメンタル』『内村さまぁ〜ず』『バチェラージャパン』などAmazonオリジナルのバラエティも豊富
『ドキュメンタル』『内村さまぁ〜ず』『バチェラージャパン』
などAmazonオリジナルのバラエティも豊富

作品レビューが活発で視聴作品を選びやすい

Amazonのサービスという事で、販売されている商品と同じようにユーザーがレビューできる機能が提供されています。ユーザーの投稿も活発で、新規配信作品でも配信後2日くらいにはレビューが投稿・反映されいきます。

Netflixなどは2018年からレビュー機能が廃止していますし、レビュー機能があるサービスでも、マイナーな作品にはほとんど評価が無いという事も多い中、Amazonの豊富なレビューはとても参考になります。しかもDVDやBDといった販売製品のレビューと、プライム・ビデオの配信動画のレビューが統合されているので、そのボリュームは計り知れません。

日々時間に追われる人でなくても、現実的に何千、何万もの作品をすべて見ている時間はありません。そんな時、まだ見ぬ作品を視聴するかどうか判断する材料として、このレビュー機能は非常に有用です。

レビューが活発なのもAmazonの特徴
特に配信動画のレビューはサクラも少ないので、参考になる
レビューが活発なのもAmazonの特徴
特に配信動画のレビューはサクラも少ないので、参考になる

追加チャンネルで楽しめる作品は無数に拡大

Amazonプライム・ビデオには、さまざまな視聴作品を増やすことのできる追加チャンネルというシステムがあります。

さまざまな、追加チャンネルが利用できるAmazonプライム・ビデオ
さまざまな追加チャンネルが利用できるAmazonプライム・ビデオ

映画配給会社による専門チャンネルには、他のサービスではまず公開が期待できないようなマニアックな作品が充実しています。DVD化どころかこれまでビデオ化されていないのではないか、という作品があることも……。

DAZNNHKオンデマンドや、FOD(フジテレビオンデマンド)、dアニメストア、スターチャンネルといった独立系動画配信サービスも、Amazonプライム・ビデオにチャンネルを提供しており、今後もコンテンツはAmazonプライム・ビデオに集中していきそうです。私たちユーザーにとっても、個別のサービスと契約する手間が省け、決済がAmazon経由で一括管理できるというメリットもあります。

これら追加チャンネルの詳細については、下記の記事でまとめています。

Amazonプライム・ビデオはこんな人におすすめ!

  • Amazonを普段から良く利用する
  • 動画専門のサブスクにわざわざ入るほどでもないという人(アマプラは十分作品が多く、安い)
  • 動画配信データの購入に抵抗がない人
    (Amazonが動画配信サービスを終了する可能性はおそらく世界一低い)
  • 作品を探すのに、ユーザーレビューを参考にしたい
  • NHKオンデマンドやFOD、dアニメストアなど他のサービスを利用しているが、料金の請求や視聴環境を統一したい人

Amazonプライムビデオの難点・ウィークポイント

見放題作品の入れ替わりが激しい

見放題が終了してもレンタル・購入ができるという面がある反面、映画やドラマ作品が見放題のままである期間は他のサービスよりもやや短い傾向があります。ですので、好きな作品が見放題で配信されたので「ひとまずお気に入りにでも入れておこう」と放っておいたら、うっかり見放題対象から終わってしまっていた……なんてことも少なくありません。

見たい作品が見放題になっていたら、なるべく早く見る! というのがアマプラを活用するコツのひとつです。

Amzonプライム・ビデオでは14日/30日以内に見放題配信が終了する作品もチェックできる
Amzonプライム・ビデオでは
14日/30日以内に見放題配信が終了する作品もチェックできる

再生速度の変更ができない

Amazonプライム・ビデオは他の動画配信サービスと比べて、動画の再生機能についてはやや弱いとも言えます。

2024年6月の時点で、動画の再生速度を早く/遅くする機能は提供されていません。

※アニメやドラマシリーズのオープニングをスキップする機能は2023年12月にめでたく追加されました!

なお、パソコンでのWebブラウザで視聴する場合であれば、サードパーティの拡張機能を使う事で対応できるので、不便しているという方は下記の記事をあわせてお読みください。

字幕・吹替の切り替えができない作品も多い

Amazonプライム・ビデオでは多くの海外作品が吹替版/字幕版が別の作品として登録されています。最新の作品やAmazonオリジナル作品は、動画中で字幕や音声の切り替えができますが、今のところ全体作品数から見るとごく少数に限られています。

視聴途中で切り替えることはできず、どうしても変えたい場合は一旦停止して字幕版から吹替版、吹替版から字幕版を選び直してから、同じところまで飛ばして再生する、という面倒な手間が発生します。

また、このように吹替/字幕が分かれている作品では勉強のために音声と字幕を両方英語にして見たり、日本語音声に補助として日本語字幕を出して見たりといった事もできないのが不便です。

外国映画でも字幕切替/音声切替に対応している作品が
いまのところ少ない
外国映画でも字幕切替/音声切替に対応している作品が
いまのところ少ない

このあたりは映画配給のライセンスなどとも関わってきそうな問題なので、改善されるのは少し時間がかかるかもしれません。

冒頭に他の作品の紹介が入る

Amazonプライム・ビデオの見放題対象作品は、冒頭に他の作品の紹介が流れることがあります。レンタルビデオ/DVDや、映画館の予告編のようなものであまり不快にならないうえに、スキップもできるますが、ときどきちょっと煩わしく感じる事もあります。特に特別に思い入れのある作品や、友人や家族と一緒に見ようとしている時に、空気の合わない作品の紹介があると嫌な思いをする事もあるかもしれません。

冒頭の他作品紹介はスキップできる(画像右下)
冒頭の他作品紹介はスキップできる(画像右下)

なお、レンタル・購入した作品にはこの他作品紹介は流れないようになっているようです。

なお、Amazonの本国アメリカでは2023年1月から、動画中に広告が配信されるようになっています。そして広告を非表示にするには、『Prime Video AD Free』という2.99ドルの追加料金が必要となってしまいました。2024年6月現在、日本ではこの広告機能はありませんが、実装されるのも時間の問題かもしれません。

Amazonプライム・ビデオは、こんな人にはおすすめできない!

  • 旧作や一度見た作品も、見放題でずっと楽しみたい人
  • スマートTVやスマートフォン、タブレットで倍速での再生をしたい人
  • Amazonでのショッピングをあまりしない人

まとめ

Amazonはもともと本のオンライン販売からスタートしたサービスです。そう考えると、動画配信の専門サービスと比べると見劣りしてしまいそうなものですが、実は全くそんな事ありません。世界最大級のECサイトとなったAmazonは、動画のオンライン配信にも早くから取り組み、今や配給・製作会社としても無視できない存在となりました。

見放題対象作品は入れ替わりが激しいですが、レンタルや購入機能や、追加チャンネルの利用も視野に入れれば、マニアックな作品まで十分に楽しめる懐の深いサービスになっています。

もしまだ、Amazonプライム会員になったことが無いという人は、30日間の無料体験でプライム・ビデオやその他の特典を利用できるようになりますので、まずは試してみては如何でしょうか。

Amazonプライム・ビデオの特徴、メリット・デメリット、他サイトとの違いなどを徹底解説

この記事をシェアする

この記事のタイトルとアドレスをコピー

この記事を気に入ったらハートマークで応援してください

この記事の執筆は……

UZUREA編集部 アイコン

UZUREA編集部

UZUREA.NET 編集部アカウント。運営会社スタッフ及び契約ライターによる匿名寄稿を含みます。

関連する記事



page top