2023年5月に配信されたDisney+の作品から、ドラマ、映画、ドキュメンタリー作品など注目作品をピックアップ! その見どころを含めてレビューいたします。皆さんがDisney+を楽しむ参考になれば幸いです。
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Disney+ 2023年5月に配信されたおすすめ作品ピックアップ! レビュー&解説
Disney+(ディズニープラス)には毎月話題の作品が配信されていますが、未だその魅力が周知されていないように思えます。そこで当記事ではDisney+で2023年5月に配信開始しドラマシリーズや、映画、ドキュメンタリーの中から、子供も大人が楽しめる作品を中心にピックアップしてご紹介しています。
また、逆に『これはあまりおすすめできない』という作品もありましたので、言及してみました。
独身女の禁酒ライフ シーズン2(海外ドラマ)
独身女性が禁酒会に通いアル中から立ち直っていく、コメディ・ドラマのシーズン2。ニューヨークでライターとして活躍していたサマンサがアルコール依存症のためクビになり、故郷へ戻って禁酒会に通い人生をやり直していきます。久しぶりに会う地元の友達や元恋人、やっかいな母親との同居を通して、禁酒と向き合いながら成長していく姿をコミカルに描いていてとっても観やすい。
大きな事件や出来事が起こるわけではありませんが、禁酒女性のリアルな心情と人生再生物語を楽しめます。1話20分全8話と短いため、シーズン1と合わせてあっという間に見終えてしまうはず。サクッと観られる、短いシリーズのドラマを観たいときにおすすめです。
ザ・マペッツ・メイへム(海外ドラマ)
マペッツが活躍する子供と一緒に楽しめるファミリー向けドラマ。潰れかけたレコード会社で働くノラは、伝説のバンド『エレクトリック・メイヘム』が70年代のレコード契約でまだアルバムを制作していないことを発見し、パーティー好きなメンバーをまとめアルバム制作をさせるため奔走することになります。ノリのいい音楽と楽しいマペッツ達のドタバタを愉快に描いて、大人も楽しめる仕上がりです。思わず吹き出してしまうシーンも多数登場し、親子揃って楽しめること間違いなし。
モトリークルーのトミー・リー、スマッシング・パンプキンズのビリー・コーガン、音楽プロデューサーのZEDD、ケイシャといった有名ミュージシャンが多数ゲスト出演しているのも見どころです。さすがDisney! という豪華な仕上がりで、日本語吹き替え版もあるので小さなお子様とぜひご一緒に楽しんでください。
ランベール vs ランベール:尊厳死とは何か(ドキュメンタリー)
フランスで大論争になった尊厳死についてのドキュメンタリー。2008年に交通事故で植物状態になったヴァンサン・ランベールの延命措置をめぐり、配偶者側と両親側で意見が分かれ10年に渡り法廷で争われることになります。生命維持を望む両親側と反対する配偶者側が熾烈な争いを繰り広げ、フランスを分断するほどの大論争となりました。
本作は事故の様子や裁判の様子を再現ドラマと当事者のインタビューで描き、ヴァンサンの過去や複雑な家族構成についても語られています。機械に繋がれて生かされることは、生存と言えるのか?人間の命を止めることへの倫理を含め、改めて尊厳死について考えさせられる作品です。
クレーターをめざして(映画)
2257年の月の採掘コロニーで暮らす少年少女達が、クレーターを目指して旅する物語。ケイレブは亡くなった父の約束を果たすため、遠く離れたクレーターへ行くことになります。コロニーの仲間たちと共に長距離離月ローバーに乗り、喧嘩したりアクシデントに見舞われながら人生最大の冒険を経験することに。
困難を共にした仲間たちの絆は揺るぎないものになり、みんなの人生に大きな影響を残すことになります。宇宙版「スタンド・バイ・ミー」のような仕上がりで、最後は少し甘酸っぱい感情が残る親子で楽しめる冒険アドベンチャーです。
アントマン&ワスプ:クアントマニア(映画)
『アントマン』と『アントマン&ワスプ』の続編映画。スコット・ラング (アントマン)と ホープ・ヴァン・ダイン (ワスプ)が量子世界を探検しながら、不可能を超える冒険に乗り出していく物語。量子世界のクリーチャーたちもおもしろく、コメディ展開が多く笑えるシーンがたくさんありワクワクする展開で楽しませてくれます。
SF感が倍増し、壮大なスケールとスターウォーズのようなスペースオペラ感が満載。コメディとシリアスのバランスがよく、ちょうどいいさじ加減でとっても観やすい。子供と一緒に観られる映画を探している方におすすめで、家族みんなでが楽しめます。
人気シリーズだけに他のVODでも配信されていますが、ほとんどが見放題対象外の有料視聴対象作品。最速で見放題になるのはやはりDisney+の特権ですね。
アメリカ・ボーン・チャイニーズ 僕らの西遊記(海外ドラマ)
『エブリシング・エブリウェア・オール・アット・ワンス』でアカデミー賞を受賞した、ミッシェル・ヨーとキー・ホイ・クァンのコンビがおくるコメディ・ドラマ。西遊記の物語を、現代のアメリカに置き換えたファンタジックなストーリーです。天界から下界にやってきた孫悟空の息子ウェイチェンが、中国系アメリカ人の高校生ジンと第四の経典を探すことになります。
西遊記の物語よりも、ウェイチェンとジンが過ごす現代のアメリカの高校生活のストーリーのほうがおもしろい印象です。移民としてアメリカにやってきた親世代の話や、中国人であるがために苦労を強いられるアメリカ生活の実態がリアルに分かるのもおもしろい。子供と一緒に楽しめる青春冒険物語で、1話30分と短くサクッと楽しめます。
ハード・プレイ(映画)
最後に紹介するのは、観てみたものの……イマイチだった。と感じた作品。
本作は1992年に製作された同名映画のリメイク版。過去の不祥事でアマチュア・プレーヤーに甘んじているカマールが、白人のジェレミーと知り合い賭けバスケで大勝負に出る物語。1992年のオリジナル版はスピード感と、躍動感溢れる迫力のバスケシーンを盛り込んだ男臭いドラマでしたが、本作は全体的にゆるい感じで、バスケシーンも迫力に欠けているように感じました。
どちらも人種ネタのディスり合いが登場しますが、リメイク版はそこも大人しい印象。時代の流れを感じる仕上がりです。どちらがいいとは言えないものの、オリジナル版の魅力を活かしきれていないのは残念。
まとめ
Disney+で5月に配信された作品のなかから、7作品をピックアップして紹介しました。5月も海外ドラマシリーズが多めでしたが、話題のドキュメンタリー『ランベール vs ランベール』もなかなかの見ごたえです。そしてMCUの『アントマン&ワスプ:クアントマニア』ももちろんファンには見逃せない所でしょう。
引き続き2023年6月の配信作品もある程度まとまったらご紹介したいと思います。それではまた。