作家、監督、制作スタジオ……クリエイターから検証する、2017年秋の期待アニメ 7選

執筆: UZUREA編集部 アイコン UZUREA編集部

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突然ですが、uzurea編集部では毎朝の業務ミーティング後、持ち回りで『各自が自由な議題でプレゼンテーションをする』という時間が設けられています。

その議題の中でも特定のスタッフたちによる鉄板議題である『次期のアニメ 本命・対抗・大穴予想』というものがあるのですが、その事前準備として2017年の秋アニメのチェックに勤しんだネタの枯渇に悩む筆者が、折角だからこれを記事にしてしまおう!……という事で”制作スタジオとクリエイターから見た2017年秋シーズの注目アニメをピックアップしてみようと思います。

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『クジラの子らは砂上に歌う』

最初にご紹介したいのは、こちら。

原作はミステリーボニータ(秋田書店)にて連載されている『梅田阿比』による同名の人気漫画作品。

砂刑暦93年――
砂の海に覆われた世界の中、小島のような漂泊船「泥クジラ」の上で暮らす人々がいた。外界との接触がまったく無いこの島の人口は、513人。感情を源とする超能力“情念動(サイミア)”を有する代わりに短命な「印(シルシ)」と、能力を持たないが長命の「無印(むいん)」という種族からなる彼らは、小さな共同体を形成し穏やかに過ごしていたのである。
島の記録係である「印」のチャクロは、ある日「泥クジラ」に漂着した廃墟船を調査する中で、謎の少女“リコス”と出会う。島の人間にとって、初めてとなる外界の人間との接触。それは、新世界を開く福音なのか―。

オフィシャルサイト 作品概要より

思わず息をのんでしまう音楽と映像で、見入ってしまうPVの本作。幻想的な原作の雰囲気を踏襲しつつ、アニメらしいタッチのデザイン、美術、演出が加えられています。

監督は『四月は君の嘘』『Occultic;Nine -オカルティック・ナイン-』などでも監督を務めたイシグロキョウヘイ氏。キャラクターデザインは、魅力的な女性の表現に定評ある 飯塚晴子氏が担当。

原作作家、梅田阿比氏の過去著「幻仔譚じゃのめ」も個人的には一読をお勧めしたい作品です。

オレンジ制作『宝石の国』

続いてはこちら、宝石の国を紹介しましょう。

2012年12月より月刊アフタヌーンにて連載中の漫画家 市川春子による同名漫画を原作とする作品です。

今から遠い未来、かつて存在した生物が、不死の身体をもつ「宝石」になった世界で、月から飛来する謎の敵“月人”と宝石たちとの激しい戦いを描く、強くてもろくて美しいアクションファンタジーコミック。

アニメ 宝石の国 公式サイト『ストーリー』より

前述のPVをご覧いただくと分かるように、個性的な『宝石』たちの日常やバトルシーンなどがCGアニメーションで美麗に描かれています。

制作スタジオはオレンジ。
オレンジは、『創聖のアクエリオン』や『.hack//Quantum』でCGを手掛けた、アニメーションディレクターの井野元英二氏が立ち上げた制作会社で、数多あるアニメ制作会社の中でもCGアニメーションの制作に定評があります。

本作のPVでも独特の構図やエフェクトによる迫力のある映像から、創作世界の中でしか見ることができないような質感を、見事に映像化しています

また、本作においては、監督として京極尚彦氏の名前が挙がっているのも注目ポイントです。京極尚彦と言えば、爆発的な人気を博したアニメ『ラブライブ』など、数多くのヒット作品の監督を手掛けてきたクリエイターです。

※余談ですが2017年秋には、ラブライブの後継作品『ラブライブサンシャインの2期』も放送が予定されていますが、『サンシャイン』シリーズでは京極尚彦氏は制作に携わっていません。

MAPPA制作 『いぬやしき』『VANISHING LINE』

次にご紹介するのは『いぬやしき』と『牙狼<GARO>-VANISHING LINE-』の2作品。

この両作品の制作をするのはMAPPA。

MAPPAは、今、最も勢いがある制作会社のひとつと言っても過言ではないでしょう。

ロングラン公開を続けている劇場公開アニメ『この世界の片隅に』や、また昨年、放送され、爆発的ヒットを記録した『ユーリon ICE』。そして2017年夏にやはり人気を博している『賭ケグルイ』なども同社が制作を手掛けた作品です。

『いぬやしき』

『いぬやしき』は、奥浩哉による『イブニング』掲載の同名漫画が原作。

58歳……歳不相応に白髪に皺だらけの老けた風貌の初老のサラリーマン『犬屋敷壱郎』は、家族に疎まれ社会では蔑まれ、健康診断では余命3ヶ月を告げられる。そんな時、UFOの墜落事故に巻き込まれ、機械の身体に生まれ変わる。

という奥浩哉氏の作品らしい、独特の導入が心をつかみます。

アニメ版では犬屋敷壱郎の声優として、俳優『小日向文世』が。ライバルである獅子神 皓も俳優の『村上虹郎』がつとめます。また、総監督は、『TIGER & BUNNY』の監督である、さとうけいいち氏と言う点も注目です。

『牙狼<GARO>-VANISHING LINE-』

巨大都市、ラッセルシティ。
「ガロ」の称号を持つ魔戒騎士・ソードは、魔界より現われ人間に憑依する魔獣・ホラーからその街を守るため、人知れず闘う日々を送っていた。 ある時、ホラーを討滅する中で、ソードは「エルドラド」という謎のキーワードに遭遇する。

一方の『VANISHING LINE』は当初MAPPAのオリジナル作品かと思われていましたが、先日特撮&アニメの『牙狼<GARO>』シリーズの1作品であるという事が公表されました。

監督には作画アクションに定評がある『朴性厚』氏が。主人公ソードの声優に『関智一』、主人公ソードと行動を共にする少女ソフィには『釘宮理恵』が声優を務めます。

ダークな世界観と、実力派制作会社・スタッフが携わる本作に注目したい所です。

A-1 Pictures『アイドルマスター SideM』

2017年に限らず、毎クール必ずと言っていいほどその名を目にする制作会社『A-1 Pictures』。

うたのプリンスさまシリーズや、七つの大罪シリーズなどの、人気シリーズの制作を手掛けているのも特徴なのですが、そのA-1 Picturesが制作する2017年秋クールアニメが『アイドルマスター SideM』です。

プレイヤーがプロデューサーとなって、様々な経歴をもつ男性アイドルたちをプロデュースする同名のゲームを原作としています。

個性豊かな様々なキャラクター、そしてそのキャラクターたちを演じている声優によるライブなども人気が高いアイドルマスターシリーズのひとつと言うことで、女性のみならず、男性ファンからの支持も高いのが特徴です。

本作は監督が原田孝宏氏・黒木美幸氏。
シリーズ構成が綾奈ゆにこ氏・菅原雪絵氏、キャラクターデザインが田中裕介氏・飯塚晴子氏、総作画監督が田中裕介氏・吉川真帆氏と、2人体制になっているという点もポイントです。音楽はアイドルマスター SideMだけでなく、様々なアニメ作品、声優の楽曲に携わっている音楽家、EFFY氏が携わっています。作品そのものだけでなく、そこから発表される楽曲にも期待が持てる作品ですね。

ちなみにアイドルマスターシリーズのひとつ、アイドルマスターシンデレラガールズのシンデレラガールズ劇場の2期も2017年の秋に放送が予定されています。

またA-1 Picturesは『ブレンド・S』という作品の放映も2017年秋クールに予定しています。こちらは、可愛らしい女の子たちが繰り広げる物語が見どころの作品です。

SILVER LINK.『妹さえいればいい』

「妹さえいれば人生は常に最高なのに、なぜ俺には妹がいないのか……」

妹モノの作品ばかりを書き続けている妹バカの
小説家・羽島伊月の周囲には、天才作家にして変態の可児那由多、女子大生の白川京、イラストレーターのぷりけつ、鬼畜税理士の大野アシュリーなど、個性豊かな人物たちが集まっている。

それぞれ悩みを抱えながらも、小説を書いたりゲームをやったりお酒を飲んだり確定申告をしたりといった、賑やかな日常を送る伊月たち。
そんな彼らを温かく見守る伊月の義理の弟・千尋には、ある大きな秘密があって―。

最近のアニメ作品においては、その原作となった作品の原作者が脚本や監修などに携わることも少なくありませんが、2017年秋クールに公開予定の平坂 読(ひらさか よみ)によるライトノベルを原作とした『妹さえいればいい』もそれに該当します。

平坂 読氏は、アニメシリーズが2期、実写映画もされた人気作『僕は友達が少ない』の作者です。

『妹さえいればいい』では、妹が好き過ぎる小説家と彼を中心とした様々な変人達の賑やかな日常が描かれています。そのアニメとなる本作では平坂 読氏はシリーズ構成、脚本として名を連ねています。

原作者がアニメ版のクリエイターとして参加していると言うことで、もしかしたら原作者自らによるオリジナル展開なども期待できるかもしれませんね。

制作をつとめているのは『SILVER LINK.』。『のんのんびより』シリーズや2017年夏のアニメの中でも評判の高い『異世界食堂』など、ヒット作品も多い制作会社です。

まとめ

以上の7作品に絞って、2017年秋アニメをピックアップしてみました。

上記は筆者がスタジオとクリエイターに焦点したものですが、このほかにも沢山のアニメが公開される予定ですが、もちろんこの他にもたくさんのアニメが放映予定です。もちろん、予想外のヒットアニメが登場する事も度々ありますので、そういった意味でも楽しみは尽きません。

年に4回も新作アニメシーズンが到来し、その放映を楽しめる昨今のアニメ事情に感謝をしつつ、本記事を締めくくりたいと思います。

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