画像 Amazon ワンダンス(珈琲) 1巻/2巻 高校生ダンス漫画『ワンダンス』 は現代風スポ根ラブコメ作品か 評価:5 hamachi 公開:2019年12月3日(5年前) / 更新:2021年7月29日 コメント 0件 レビュー漫画・アニメダンス漫画 SNS X Facebook B! はてブ Pocket 当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。 実写映画化が決定した漫画『のぼる小寺さん』の作者珈琲(こーひー)氏が描く最新漫画『ワンダンス』。吃音症(きつおんしょう)に悩む男子高校生が、人目を気にせずダンスに没頭する同級生の女の子に惹かれ、自分を変えるために高校生ダンスの世界へ飛び込む……という内容。 本記事では、現代風スポ根ラブコメというべきこの『ワンダンス』の魅力を、説得力というキーワードで読み解いてみましょう。 記事の索引1 『ワンダンス』導入ストーリー2 『ワンダンス』の持つ説得力とは?2.1 モノローグだからダイレクトに伝わる気持ち2.2 ダンス描画の誇張表現や強いパースの迫力3 まとめ: 一緒に踊りたくなるという気持ちが答え4 関連リンク 『ワンダンス』導入ストーリー まず最初に本作『ワンダンス』の主役ふたりと、導入のストーリーを紹介します。 小谷花木と湾田光莉(画像 ワンダンス1巻 コミックス Amazon) 主人公のカボこと小谷花木(こたに かぼく)は、吃音症のため自分の思ったことを上手く言葉にできません。 極端に他人の目を気にし、周りに合わせて目立たないように過ごしていた彼が高校入学直後に出会ったのは、人目を気にせず楽しそうにダンスを踊る女の子、湾田光莉(わんだ ひかり)。 実は中学時代のダンス授業のトラウマでダンサーを直視できなかったカボ。そんな彼が、なぜか湾田のダンスにはひと目で惹きつけられてしまいます。 B-BOY・B-GIRLがフロアに入る瞬間それは最大視聴率 pic.twitter.com/liScfT4eU6— 珈琲🐝ワンダンス② (@ccffeee) November 27, 2019 踊る湾田さん 「ダンスは喋らなくていい」「自由になれる気がする」とダンスの魅力を語る湾田と共にダンス部への入部を決めたカボ。ほぼ女子だけの一凛高校ダンス部で、自分を表現し、変えていくための挑戦が始まります。 『ワンダンス』の持つ説得力とは? 続いて、本作の持つ説得力を確認してみましょう。 モノローグだからダイレクトに伝わる気持ち カボは吃音症でうまく喋ることができないので、心情の多くがモノローグで展開されます。そのため、場面場面で彼が考えていること、感じたことが読者にストレートに伝わります。 例えば、周りが自分を見ている気がするから体が動かない場面や、リズムに合わせて体を動かすコツを頭で考えつつ反復練習をする場面など、モノローグが多いお陰で彼の行動のひとつひとつに意味を感じることが容易になります。 画像 ワンダンス 2巻 Amazon 対して、湾田光莉のモノローグはほとんどありません。 読者は、彼女が何を思い、何を考え行動しているのかがイマイチ掴みきれない……結果として、カボと同じ気持ちを味わう事ができるという仕組み。 ただし、彼女の場合はダンスの圧倒的なパフォーマンスで、カボや我々読者をねじ伏せてしまう力強さも見せてくれます。 ダンス描画の誇張表現や強いパースの迫力 『ワンダンス』は一見、スタイリッシュでキラキラしたイメージを受ける作品です。 人によっては、このクセが強めの絵柄に戸惑うかもしれませんが、少し読み進めればその印象は一変します。 特にダンスシーンの描写は、極端に誇張した身体のポージングや、迫力満点の強いパース、そして決めポーズで大ゴマを大胆につかった構図などが目を引きます。 漫画をよみ進めるうちに、今にもキャラが動き出し、音楽が聞こえてくるような臨場感と不思議な高揚感を楽しめます。 漫画におけるヒットの描き方を模索してたら洒落にならんぐらい時間食ってる pic.twitter.com/RJ7iDDWJRJ— 珈琲🐝ワンダンス② (@ccffeee) December 2, 2019 漫画でのダンス表現 また、練習シーンでの解説や、まるで目の前でカボや湾田が踊っているように感じる写像。 これらのさまざまな魅力に圧倒され、いっそ自分もダンスを実践してしまおうかと思ってしまうほど夢中になることでしょう。 ……余談ですが、本作の作者珈琲氏が実際にダンスを踊ってみた、という動画がYoutubeにて公開されています。 【漫画家が踊ってみた】高校青春ダンス部漫画『ワンダンス』作者本人がダンス‼ 【漫画家が踊ってみた】高校青春ダンス部漫画『ワンダンス』作者本人がダンス‼ 作者さんもカッコよすぎ! 独特の演出や、構図、そして作者自身もダンスを行い、描いていく……。 結果として本作はあらゆる面で説得力のある作品として、私達読者を楽しませてくれます。 まとめ: 一緒に踊りたくなるという気持ちが答え 本記事では、漫画『ワンダンス』の持つ魅力を説得力というキーワードで探ってみました。 題材が何であれ、そこにいるかのような臨場感、パフォーマンスを繰り広げる中での高揚感、緊張感などの感情要素をどれだけ読者が共有できるかがスポ根作品のキモだと筆者は考えています。その意味では本作『ワンダンス』は100点満点以上の画力(えぢから)があるのではないでしょうか? 読んでいて一緒に踊りたくなる説得力、それは作中でカボが最初に湾田に対して感じた感情そのものなんだと気付かされます。未読の方は今すぐ『ワンダンス』を読んで、本作の持つ説得力に触れてみて下さい。そして、カボと湾田の活躍と恋を応援しましょう! ワンダンス1話~4話がマガジンポケット にて無料で読めます ワンダンス(1) (アフタヌーンKC) 講談社 ¥748 (2024/09/17 02:29:03時点 Amazon調べ-詳細) Amazonでのレビューを見る Amazonで探す 楽天市場で探す Yahoo!ショッピングで探す メルカリで探す ワンダンス(2) (アフタヌーンKC) 講談社 ¥748 (2024/09/17 02:29:04時点 Amazon調べ-詳細) Amazonでのレビューを見る Amazonで探す 楽天市場で探す Yahoo!ショッピングで探す メルカリで探す のぼる小寺さん(1) (アフタヌーンコミックス) ¥759 (2024/09/16 17:54:22時点 Amazon調べ-詳細) Amazonでのレビューを見る Kindle Amazonで探す 楽天市場で探す Yahoo!ショッピングで探す メルカリで探す 関連リンク ワンダンス|アフタヌーン公式サイト – 講談社の青年漫画誌ワンダンス – 珈琲 / 1話 湾田さんのダンス | コミックDAYS作者珈琲氏 本人/ Twitter