ポップカルチャーを愛する女性達から熱い注目を集めている、新しいコンテンツ。それが『ヒプノシスマイク』(通称ヒプマイ)です。
この、2次元キャラクターと声優による……アニメ、ゲーム、そして漫画などがまだ展開されていない、『ラップバトル』で盛り上がる人気コンテンツをご紹介します!
声優+キャラクター+ラップバトル=『ヒプノシスマイク』
ヒプノシスマイクは、簡単に言えば声優によるラップバトルです。
武力による戦争が根絶され、女性が覇権を握るようになったH歴。男性を完全排除した中王区(ちゅうおうく)と呼ばれる区画で、女性による政が行われるようになった。
(中略)
男性は中王区外のシンジュク・ディビジョン、シブヤ・ディビジョン、イケブクロ・ディビジョン、ヨコハマ・ディビジョン等の区画で生活をしている。各ディビジョン代表のMCグループは、争いに親和性のあるラップを使ってバトルをし、勝った地区は決められた分の他の領土を獲得することができる。
という作品舞台の中で、各ディビジョンのMCグループのキャラクター=声優達がラップを繰り広げます。
「あー……声優のラップ企画か~」なんて、サラッと受け止めちゃいけません。
本作は、キングレコードの主導によりリリック、トラックに関してかなり本気で作られており、声優たちが「流石、声のプロ!」と感じる高いクオリティでラップをし、『声優ソング』や『少しラップパートのあるJPOP』でもない、ガチの『HIP-HOP』トラックでラップを繰り広げるのです!
まずは、聴きごたえ抜群のMVを2つ見て!
You Tubeに上げられたヒプマイ公式チャンネルの25件の動画の合計再生回数は、公開から10カ月で合計で3000万回に迫ろうとしています。
特に、再生回数500万回を突破しているヒプノシスマイク Division All Stars『Division Rap Battle』のPVは、登場する12人の声優それぞれのラップを楽しめます!
さらに第2章『Battle season』に合わせて発表された『Division Battle Anthem』のMVも必見!
『ペンは剣よりヒプノシスマイク』というパンチラインが秀逸な、キャラクター達の魅力が詰まった、ロック調の曲。このヒプマイを代表する2曲はいずれも、作詞・作曲・編曲は音楽ユニット『invisible manners(インビジブル・マナーズ)』による提供。
この他にも、続々と発表されている楽曲にはサイプレス上野、山田マン(ラッパ我リヤ)、ALI-KICK、UZI、KEN THE 390といったヒップホップ界の大物、実力者、新鋭アーティスト達が数多く作詞、作曲、編曲に参加しています。
また、主要キャラクターの1人である『山田一郎』役の木村昴さんはドラえもんの2代目ジャイアン役としても有名ですが、自身はヒップホップグループ『NEW JAPP HEROZ』のメンバーとして活動を続けている、根っからのHIPHOP畑の人だったのです。
また、山田一郎の楽曲、『俺が一郎』に作詞クレジットされている『好良瓶太郎(コウラビンタロウ)』も実は木村昴である事が、文化放送ラジオ番組『ユニゾン!』にて関智一とゲスト出演した木村によって明かされています。
また、飴村乱数 (あめむららむだ)役の白井悠介さんも、ラジオでよくラップを披露しています。
キャラの設定もオイシすぎる!
さて、ヒプマイは、声優がキャラになってラップをする、という点が他の二次元コンテンツや音楽とは違うところですが、この「キャラ」設定もまた、オイシイのです!
例えば、イケブクロ・ディビジョンのBuster Bros!!!(バスター ブロス!!!)は山田一郎(CV 木村 昴)、二郎(CV 石谷春貴)、三郎(CV 天﨑滉平)という3人兄弟のチーム。

この3人、全員がそれぞれ違う色のオッドアイという、二次元好きならヨダレが垂れそうなルックス。さらに長男の一郎を弟たちが妄信的に慕っていて、次男と三男は兄貴をめぐってけん制し合い小競り合いを繰り返しています。もう、それだけで妄想が止まらず、ご飯を何杯もおかわりで来ちゃう設定です!
ヨコハマ・ディビジョンのMAD TRIGGER CREW(マッド トリガー クルー)は、ヤクザ、刑事、元海軍の軍人という不思議な取り合わせ。
ヤクザの碧棺左馬刻(あおひつぎ さまとき CV 浅沼晋太郎)は喧嘩っ早いんだけど妹思いで、妹からもらったお守りを大事しています。
刑事の入間銃兎(いるま じゅうと CV 駒田 航)はスタイリッシュでクールな外見ながら、賄賂歓迎の超ブラック公務員。だけどやたら面倒見がいい。
そして元海軍の毒島 メイソン 理鶯(ぶすじま メイソン りおう CV 神尾晋一郎)は、軍隊解体後も迷彩服を着て一人キャンプ生活を送り、料理が得意。けれど彼の料理は、左馬刻と銃兎も「本気でご遠慮したい」と思うレベルの酷い代物で……。
他のコンテンツには中々無い様な、独自路線の組み合わせ・キャラ設定も魅力的です。
もちろん、シンジュク『麻天狼』、シブヤ『Fling Posse』のキャラ達もとても魅力的!山田兄弟を除くと、みんなほぼ『フリガナがないと読めない名前』というところもまた、オイシイ!(笑)
まとめ、各種リンク
ご紹介した、彼らキャラクターのバックストーリーや、やり取り、物語は、You Tubeで公開されているボイスドラマや、音楽CDに収録されているドラマなどから楽しむ事ができます。
また前述したように、ヒップホップという文化自体への敬意も含め、単なる企画モノではなく、綿密なリサーチ、制作、人選が行われているのを感じます。
気になった方は、是非一度、You Tubeチャンネルをはじめとした下記のリンクから、ヒプマイがどんなものなのか、観て、聞いて、感じてください!
- 男性声優キャララップバトル『ヒプノシスマイク』オフィシャルサイト
- YouTube チャンネル ヒプノシスマイク
- ヒプノシスマイク -ニコ生 Rap Battle- ニコニコチャンネル
- Twitter ヒプノシスマイク-D.R.B-公式(ヒプマイ)
- iTunes ヒプノシスマイク -Division Battle Anthem-