現在、私のスマートフォンではいわゆる格安SIMに分類される楽天モバイル回線を使用しています。
※乗り換え手続きなどについては、こちらの記事にて解説していますので、興味のある方はご一読ください。
かれこれ1年は使用しているのですが、実際に使っていると「ここやっぱいいな〜」や「この点は少し気になる・・・」などさまざまな面が見えてきます。
今回は実際に楽天モバイルを使用してきて気がついた良い点と、気になる点をレポート。これから乗り換えようかなと考えている人の参考になれば幸いです。
記事の索引
楽天モバイルの良かった点
まず楽天モバイルに乗り換えて良かった点は以下の通り。
- やっぱり携帯料金が安い!
- 長い契約の縛りがなく気楽
- モバイル通信も問題なく行える
続いてそれぞれについて解説していきます。
やっぱり携帯料金が安い!
もう、ホント安いです・・・・。
自分で料金プランを設定したのにもかかわらず、初めて請求が来た時は「え・・・、これだけ?ウソでしょ?」と改めて驚くほどです。
というのも、これまでdocomo回線利用で毎月8,000円以上も支払っていたのに、楽天モバイルに変えてからは毎月約1,600円(通話SIM3.1Gプラン)ですよ!
「6,000円も安くなっていいのか?!いや……良い!」
などと変な言い回しをしたくなるほど安いです。年間にすると72,000円も安くなるわけですからこの浮いたお金で色々できますね。
ちなみに私の場合は、浮いたお金を使いモバイルWi-fiを契約しました。
「モバイルWi-fi楽天モバイルと組み合わせて利用して通信料無制限でネット通信をしてしまおう!」
と考えていた訳です。
料金はモバイルWi-Fiが月4,000円。楽天モバイルの利用料と合わせても毎月6,000円程。しかも、あの煩わしい通信制限から開放されるので、YouTubeで動画も遠慮無く見放題な上に、外でのパソコン作業にも利用できるのが嬉しいです。
これも楽天モバイルの料金の安さがあるからこそで、大手キャリアよりも快適にスマートフォンを使えています。
※ちなみに今回私が契約し、使っているのはWiMAXのギガ放題プラン。モバイルWi-Fiの中で唯一通信量の制限無く使えます。速度も早く、ネットサーフィンはサクサク快適です。1年以上使っていますがこちらも大満足です。
契約期間の縛りが無い
これまで利用してきたdocomoでは2年間の契約の縛りというものが存在してました。皆さんご存じの通り、大手3キャリアではいずれもこの縛りがあったのですが、楽天モバイルにはこの契約縛りがありません。
もし今後回線品質が落ちたり、もっと良いサービスが出てくる可能性もある訳で、そんな時に契約期間を気にしなくて良いというのは、とても気楽で嬉しいです。
モバイル通信も問題なく行える
格安SIMで快適に通信できるの?と疑っている人も多いのではないでしょうか。
私の利用している楽天モバイルは4G回線なのでLTE回線と比べるとやや劣りますが、不便という程ではありません。
事実、通信状況は良好で、TwitterなどのSNSやウェブサイトを見るには十分です。さらに楽天モバイルはdocomoの通信回線網を利用しているため、地方などでも場所を選ばずモバイル通信が可能です。
前述したように、モバイルWi-Fiが圏外になってしまう場所でも、楽天モバイルの4G回線は通信ができるので、二刀流状態。
モバイルWi-Fiを中心に使い、カバーしきれない部分は4G回線を利用すると言った利用状況です。4G回線設備が整っているからこそ、快適に使い分けられています。
楽天モバイルの気になる点
楽天モバイルは料金面など良い点が非常に多く、使い倒しているのですが、使っていく上で気になる点がいくつかありました。
- モバイル通信の設定が面倒
- 音声通話中はちょっとハラハラする
といった所が少しきになります。こちらも以下に解説いたします。
音声通話中はちょっとハラハラする
楽天モバイルを含む格安SIMは、基本料金が安い代わりに音声通話の料金は高く設定されています。
具体的に楽天モバイルの場合、30秒毎に20円発生します。
なので、どうしてもこちらから電話をかける時は、通話代が気になってずっとハラハラしてしまいます。10分以上通話してしまった時は結構後悔してしまったり……。
『月額850円で5分かけ放題』といったプランもあるのですが、これも音声通話をよく行う人にはちょっと物足りないプランではないでしょうか。
モバイル通信の設定が面倒
端末に楽天モバイルのSIMを差し込めば、すぐにモバイル通信を行えるわけではありません。APNという通信に必要な情報を手動で変更する必要がありました。
少しだけ面倒です。
というのも実は筆者は、1回目は上手く行かず心が折れてしまい1ヶ月程放置してしまいました……。前述のとおりモバイルWi-Fiを契約していたのでデータ通信自体に困らなかった、というのが放置してしまった理由でもあるのですが。
APNを変更する方法があるのですが、AndridとiPhoneではやり方が違います。
APNを変更 Android端末での設定方法
- 「設定」をタップ
- 無線ネットワークの「その他」を選択
- モバイルネットワークをタップ
- アクセスポイント名をタップ
- そこからメニューをタップし「新しいANP」を選択
- 楽天モバイルの公式サイトにあるANP情報を入力し保存
- 「rmobile.co」を選択し、データ通信を有効にすれば完了
APNを変更 iPhone端末での設定方法
- 「設定」から「一般」を選択
- 「プロファイルとデバイス管理(プロファイルのみもある)」をタップ
- 表示されているANPプロファイルを削除
- 楽天モバイル公式サイトに記載されているURLやバーコードから新しいANPプロファイルをインストール
iPhoneの場合はネットからANPプロファイルを新しくインストールする必要があるので、Wi-Fi環境が必要になってきますのでご注意を。
以上の手順を踏んでようやくモバイル通信が可能となります。ちょっと面倒くさいですよね……。
SIMを受け取ってからモバイル通信を設定するときは、時間に余裕があるときにしましょう。
スムーズに進んでも何だかんだで30分程度かかるように思えました。
まとめ
モバイル設定の面倒さや、音声通話代の高さなど気になる点はありますが、それを補って余りある程の料金の安さは魅力的です。
筆者の場合、6,000円も安くなった事は今思い出しても大きな感動がありました。併せてモバイルWi-Fiを活用しお得に、ほぼ不便なく利用できているので、個人的には現状で大きな不満はありません。
これから楽天モバイルや格安SIMに乗り換えようか悩んでいる方に、今回解説した事が参考になれば幸いです。