アジアドキュメンタリーが見放題な『アジアンドキュメンタリーズ』で映画『リトルファイター』視聴&レビュー

執筆: UZUREA編集部 アイコン UZUREA編集部

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ドキュメンタリー(作品)』とは、実際にあった事件を中心に、フィクションを加えずに構成された映像の事をさします。

社会問題や、紛争、思想、環境問題などを扱ったセンセーショナルで難しい作品……と身構えてしまう方も多いかもしれませんが、私達が普段知り得ない世界を伝える媒体として、時に身近でミニマムな環境にスポットを当てた作品なども多く存在します。

今回そんなドキュメンタリー作品の中でも、特に『アジア』をテーマにした作品に的を絞り、配信をするwebサービス『アジアンドキュメンタリーズ』のご紹介をしたいと思います。

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アジアンドキュメンタリーズとは

『アジアンドキュメンタリーズ』は2018年の8月から開始したサービスで、その名前の通り、『アジア』の各国で制作された作品を視聴できるインターネット動画配信サービスで、PCとスマートフォンで利用可能です。

利用料金は、1作品=7日間視聴購入 486円(税込)のほか、月額972円(税込)のプランに申し込む事で、登録されている全ての作品が見放題となります。

アジアンドキュメンタリーズ webサイト

アジアンドキュメンタリーズ webサイト

2018年の10月末現在はサービス公開から間もないという事もあり、登録作品数はやや少なめですが、これまで特定のジャンルに耳早い人の間だけで知られていたような、良質なドキュメンタリー映画が配信されており、これらは毎月追加されています。

国内外で話題になりながら、大手の動画配信サービスでは配信されていない作品も多数掲載されています。

2018年10月現在の作品の一部

無料会員登録で見られる 独自コンテンツも見応え有り

また、『アジアンドキュメンタリー』には無料会員登録するだけで閲覧できる、独自のコンテンツも存在します。

ドキュメンタリー作品に関連する監督、ジャーナリスト、編集者や有識者達による解説や証言を収めた映像は、同サービスによって独自に取材・制作されたものだそうです。

これらも現在のところ毎月、追加掲載され続けています。

『ドキュメンタリストたちの証言 四ノ宮浩』 ドキュメンタリー映画監督、四ノ宮浩 監督本人出演による作品関連の紹介

『戦火の“日常”を追って ―イラク戦争 その後― 綿井健陽(映像ジャーナリスト・映画監督)』

『戦火の“日常”を追って ―イラク戦争 その後― 綿井健陽(映像ジャーナリスト・映画監督)』

『インドネシア大虐殺はなぜ起きたのか 慶應義塾大学 名誉教授 倉沢愛子さん』

『インドネシア大虐殺はなぜ起きたのか 慶應義塾大学 名誉教授 倉沢愛子さん』

ドキュメンタリー作品を世に送り出した監督や、ジャーナリストが自信の作品を制作した際の想いやこだわり、取り巻く環境、伝えきれなかった事実について語る。これらを閲覧するには無料登録をするだけでOKという点が嬉しいですね。

『アジアンドキュメンタリーズ』への会員登録方法

登録方法は簡単で、アジアンドキュメンタリーズwebサイト(https://asiandocs.co.jp/)へアクセスし、『新規登録』ページから、メールアドレスを入力します。

会員登録の最初のステップはメールアドレスを入力するだけ

その後、入力したメールアドレス宛に、登録ページへのリンクが配信されるので、該当ページへアクセスし名前、生年月日、性別、パスワードといった数件の入力項目を登録すれば完了。

会員登録に必要な情報を登録
※登録だけなら料金はかかりません

以上の手続きが完了すると、すぐに『無料会員』として、前述した無料コンテンツを視聴する事ができます。

見放題の月額会員や有料作品の閲覧にあたっては、さらにクレジットカードでの決済が必用となります。

作品『リトルファイター 少女たちの光と影』レビュー

早速、同サービスにて配信されている作品『リトルファイター 少女たちの光と影』を視聴してみました。

タイの国技としても有名な格闘技『ムエタイ』ですが、国技という側面のほか賭博の対象でもあります。……とはいえイリーガルな賭博ではなく、むしろ八百長などが発覚すると法律によって裁かれるという程。

そして、そんなムエタイは、プロ、アマ、男女、そして年齢を問わず多くの選手達が従事しており、この『リトルファイター』では、若干8歳の少女ファイター『スタム』と『ペット』にスポットをあてています。

前述したように、ムエタイは賭博の対象となっており、人々はこのムエタイの試合へ金銭を賭け、楽しみます。もちろん、試合が成立するという事は『スタム』と『ペット』は特別な存在では無く、他にも数ず多く存在する児童ファイター達のごく一部であるという事を意味します。

一見して、児童への強制労働や虐待といったイメージを持ってしまうテーマですが、ドキュメンタリーとしてこの作品では、痛々しい戦いや、悲劇、貧困にあえぎ苦しむ人々を無理に演出していません。そこにあるのはタイという国の現実。主役の二人を含め、明るく、時に目を輝かせながらトレーニングをし、インタビューに答え、そして家計を支える為に闘う……そんな子供達とそこに関わるタイの人々の『現実』が収められています。

ルールの元においても『相手を倒す為に本気で戦う』という事が、どんなに恐ろしく過酷な事か。そしてそんな世界に10歳にも満たない子供たちが身を投じて『貧困』と向き合っているという環境が確かに存在する事実を改めて認識する事になる作品です。

『リトルファイター 少女たちの光と影』作品情報

『リトルファイター 少女たちの光と影』
2012年製作/アメリカ/作品時間64分
タイ国内に3万人はいるという15歳未満の児童ムエタイファイター。本作はともに8歳の少女ファイター、スタムとペットを二年間追ったドキュメンタリー映画です。家族の生活を背負った少女たちが願うのは、闘いに勝利し賞金を得ることなのです。
監督 トッド・キールスティン
製作 ラネット・フィリップス、ジョナサン・カー
音楽 スコット・ハックウィズ
提供 シネマクガフィン
「リトルファイター 少女たちの光と影」公式ウェブサイト
http://www.curiouscope.jp/littlefighter/

まとめ

日本という国に住む我々は、アジア圏に属しながら、アメリカやヨーロッパといった西洋の国々を知るほどにはアジア諸国について知らない場合が多い様に思えます。

筆者が子供の時分……戦後の高度成長期も終わりに近づく頃でさえ『日本は海外から、サムライと忍者、チョンマゲが実在する国と思われている』という笑い話(?)がありましたが、現代の私達も、アジア諸国について正しい知識と理解を得ているとは言い難い状況のように思えます。

そんな中アジアの作品に特化した『アジアンドキュメンタリーズ』に掲載されている作品を観る事で、アジアという地域の有り方や、状況をあらためて俯瞰して見つめ直す事ができるができるのではないかと感じました。

今後も引き続き、良質なドキュメンタリーと出会える事を期待して、同サービスのご紹介を終えたいと思います。

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