Amazonから覚えの無い代引が?『送りつけ詐欺(代引き詐欺)』の手口と対策について

執筆: UZUREA編集部 アイコン UZUREA編集部

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amazonから身に覚えのない荷物が代引で来たら……
amazonから身に覚えのない荷物が代引で来たら……

Amazonを使った『送りつけ詐欺(代引き詐欺)』というのをご存知でしょうか。

宅配便の『代引(ヤマト運輸の場合 宅急便コレクト)』を使って、商品を勝手に送り付け、受取先に代引支払いをさせてしまう……という詐欺行為だそうです。

これに先日筆者が実際に遭遇したので、その手口と、こんな事して一体誰が得するのか?といった所も含めて考察してみました。

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送りつけ詐欺(代引き詐欺)の手口

配達業者さんいつもお疲れさまです……

よく使うamazonから代引。とりあえず支払ってしまった……

ある日、自宅に顔なじみの宅配業者さんが、怪訝そうな顔で「アマゾンからの”代引き”荷物なのですが……」と、荷物を持ってきました。支払金額は1,523円

「代引き」とは
「代金引換」の略。
宅配業者が品物(販売商品)を購入者に届ける際に、受け取り者から商品代金等を回収し、後に販売者に支払う……という決済方法。日本国内では物流会社・運送会社の多くが代引きをを導入しています。

宅配業者さんは「時々、amazonで変な代引が送られてくる場合があるので、念のため確認してほしい」とも仰っていたのですが、その時は『決済方法を間違えたのかな……?』 と、深く考えず支払いをしてしまいました。(皆さんはしっかりと確認をしましょう!)

身に覚えのない購入だった……Amazonカスタマーサポートに連絡

とりあえず受け取った荷物を開けてみると(皆さんは開けてしまう前に購入履歴を確認しましょう!!)、まったく身に覚えが無く、うっかり買う可能性も無い商品(※)でした。

※レインシューズカバーが入っていました。

そして念のため、Amazonへログインし購入履歴を見ても不信なものはありません。

この時点で、少しづつ嫌な予感がしてきましたが、とりあえずカスタマーサポートへ電話で問い合わせをし、返品・返金の手続きを依頼しました。大まかに下記の様な流れです。

  1. Amazon カスタマーサポートページへアクセス
  2. 『お問い合わせの種類』からその他を選択し
  3. 『お問い合わせ内容』で身に覚えのない請求を選択
  4. 『おすすめのお問い合わせ方法』に電話というボタンが表示されるので選択
  5. 電話番号を指定すると、程なくamazonから電話をかけてきてくれます。
amazonへの問い合わせ手順

amazonへの問い合わせ手順

電話口で『代引きで商品が送られてきており、身に覚えが無く、自身の購入履歴にも無い』事を伝えた所、サポート担当者さんはすぐに返品・返金を受け付けてくれました。この時、『amazonクーポンでの返金か、現金での銀行振込』のどちらかが利用できるのですが、入金まで少し時間はかかるものの、銀行振込を指定した方が良さそう(後述)様です。(被害にあって、その補填で現金がamazonでしか使えないクーポンに変わってしまうのはちょっと違う様な……という気持ちもあります。)

さらに、少し聞いてみると、このような手口・被害は増えてきているそうで、にamazonとしては発送者に働きかける事で対応していると事です。

誰が不当に利益を得ているのか

さて、誰がはどんな目的でこんな事をしているのか、という点を考えてみたいのですが、まず最初に思いつくのは、amazon自体やそこに出店している商品販売者ですが……

その手口から、『ネガティブ・オプション(送り付け商法)』という詐欺手法に近い様ですが、amazonは正当な理由があれば返品をほぼ確実に受け付けている事もあり、商品の無断な入出庫や開封による中古化信頼性低下といったデメリットを考えるとこの可能性は低そうです。

これは、サポートへの問い合わせ時に興味本位で『誰がなんの目的でこんな事をするんでしょうか』と質問した際の回答ですが……

クーポンでの返金を指定すると、一時的に『発送者(=代引きで商品を送り付けた)』アカウントへクーポンが一時的に適用され、その瞬間にクーポンで購入をして利益を得ている可能性がある

との事でした。

amazon程のシステムがそんな……という気もしますし、言い回しや内容などについて、筆者の聞き違い、勘違いがあったのかもしれません。ですが、もし本当だとするとシステムの隙を突いた巧妙な手口ですね。これが前述した『返金はクーポンではなく、銀行への振込』を指定した方が良いと記述した理由のひとつでもあります。

という事で、犯人はこの手口を使って詐欺を働こうとしている悪意のある個人・団体で、彼らがamazonにアカウントを作成し、不特定多数に送り付けている……という事なのかもしれません。

購入者のアカウントを新規に作る事や、住所や連絡先などを変更するのも容易である、という点も要因のひとつであるのかもしれません。

後日、ギフト券の利用履歴に……(2019年2月末追記)

その後、何気なくギフト券の利用履歴を見てみると、被害にあった日の数日後に被害額と同額のギフト券が登録され翌日に返金されている記録がある事に気づきました。

後日気づいたのですが、代引きで支払ってしまった料金と同額の謎のログが……

サポートへは、銀行振込での返金を希望したはずです。そしてサポートに問い合わせた翌月の1日(2019年2月1日)には同額が確かに銀行口座に振込されていました。

発送者ではなく、受け取り者である筆者のアカウントに何故……という気もしますが、このログを観る限り、『amazonのシステム上の隙』が存在していて、それを突いた手口というのもあながち……という気がしてきますね。

絶対に悪用しないでください
上記に記載する内容・行為は犯罪行為にあたるものです。同様の被害にあわない為に掲載しているものですので、たとえ軽いイタズラ目的でも、決して悪用しないでください。
amazonは高い技術力がある企業であり、自社の発展のためにこういった機能は日々是正されます。また、不正な利用をした個人・団体の情報は確実に記録・蓄積し、厳しく調査されていく事でしょう。正式に被害届けがだされれば刑事罰へと繋がる可能性もあります。
ネットサービスでの犯罪行為は確実に記録が残ります

ネットサービスを悪用した犯罪行為は確実に記録が残ります

誰が被害を被るのか

翻って、誰が被害を受けているのかという点ですが、一番には代引きで受け取って支払いをしてしまった受取者です。 返金はされるとしても、暫くの間現金が手元を離れるのは被害と言えるでしょう。返送や問い合わせの時間・手間も発生します。もしかすると、悪意をもってイタズラをされた……と、気が滅入ってしまうという方も居るかもしれません。

次にAmazon自体や、Amazonへ商品を出品している業者についても、前述した通り本来不要なサポート対応、利益の出ない入出庫、悪評といった被害を受けていると言えるでしょう。

配達業者は発送時と返品時に配達料を得る事ができますが……、配達先からのクレームや、顧客との信頼関係といった面で被害を受けている可能性もあります。

被害にあわない為に。同様の犯罪を減らす為に。

まず、身に覚えのない代引きは絶対に支払わない事を、家族や、組織の受け取り窓口のメンバーに徹底しましょう。

代引きが届いた場合は、配送業者さんを少し待たせて確認をする。確認に時間がかかりそうな場合は荷物は一旦持ち帰ってもらってしっかりと確認するという判断も良いでしょう。この時、箱に貼ってあるamazonの送り状をスマートフォンなどで撮影しておくとamazonのサポートセンターへ連絡する際の確認がしやすくなります。確認の上、もし身に覚えのない商品であれば『受け取り拒否』と伝える事で、業者は発送元へ返送手続きを行います。

その後は、受け取っていなかったとしても、amazonのカスタマーサポートへ連絡し、送り状の番号を伝えたうえで事情を説明しておく事で、今後同様の犯罪を未然に防ぐ事に繋がるでしょう。

さらに、念を入れて『消費者庁』へ『特定商取引法に基づく申出・情報提供』を行っておくのもよいでしょう。これも多くの申し出・情報提供があれば、然るべき所へ通達され是正に向けての動きがより迅速に行われます。申し出に当たっては、『姓名、電話番号』などを聞かれますが、その分確実な対応を得られますので、同様の被害を減らすためにも、お勧めいたします。

消費者行政に関するお問合せ
https://www.caa.go.jp/policies/application/inquiry/

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コメント

  1. きふぇりが より:

    「クーポンでの返金を指定すると、一時的に『発送者(=代引きで商品を送り付けた)』アカウントへクーポンが一時的に適用され、その瞬間にクーポンで購入をして利益を得ている可能性がある」とAmazon側から案内があったようですが、実際は、代引きで送り付けた発送者のアカウントにはクーポンは適用されず、きちんと、支払いをした受取人のアカウントに登録されます。その後の、銀行振込での希望をカスタマーサポートに伝えたにも関わらずクーポンのログがあったとのことですが、正しくは、受取人のアカウントにまずは一時的にクーポンで返金され、その後に銀行へお振込みのお手続きがされる、が正しい流れです。発送者と受取人が違う注文の返金は、銀行振込希望であってもまずはクーポンで返金されるのです。

  2. ともちーち より:

    私はまさに2019年3月12日にこの送りつけ代引きにあってしまいました。送り主は私の名前で受取人も私で「このお届け物はギフト(贈物)です」と送り主の欄に書いてあっておかしいなと思いながらも急いでいたのと、家族の誰かかな?とか、また手持ちに支払金額を(6,323円)持っていたりとかした為払ってしまいました。警察に行って話をすると商品もそれなりの物を送ってきているし、詐欺はきついとの事でした。結局アマゾンのサポートに電話をして返品返金対応してくれる話になりました。返金方法は皆さんが言われたとおり銀行振込かアマゾンギフト券かとの事でギフト券でお願いしました。
     アマゾン曰く発送者は特定できないそうです。でもたぶん代引き金額を振り込む口座からでもわかると思うんですが聞いても答えてくれませんでした。結局我が家でも連絡の無い代引きは一旦配送業者に持って帰ってもらって時間をとると言う事にしました。ほんと悔しいやら情けないやらです。

  3. ごんべえ より:

    先程2019年3月13日に同じような被害があり、検索でこちらのサイトに引っかかって参考にさせて頂きました。
    ありがとうございます。
    返金はしてもらえるみたいですが、発送作業とか本当に面倒ですね。
    家族名義だと、どうしても「おかしいな、でも、頼んだのかも?」と勘違いして受け取ってしまいがちです。
    配達業者には申し訳ないですが、やはり家族に聞いていない代引きは、受け取りしない方が懸命ですね。

  4. 匿名 より:

    私も2019年3月12日と同年3月13日に2日連続で同じ代引き詐欺に遭いました。
    幸い、12日の一番はじめに送られてきた荷物で怪しいことに気づき受取拒否をしましたが、また次の日同じくらいの額で荷物が届きました。さすがに怪しいので、宅配業者の方に受取拒否ですが発注番号などを写真に残したいので一回持ってきて下さいとお願いして伝票を携帯で撮らせてもらいました。
    宛名がなぜかローマ字表記、番地なし、品物のところはランダム記号が書かれていて見るからに怪しかったので後ほどAmazonに通報します。
    この記事を書いて頂いて、他にも被害に遭われた方がいて完全に詐欺だと分かって良かったです。ありがとうございます。

  5. えっちゃん より:

    3月10日~15日で3回の代引きが届きました、いつもアマゾンプライムで商品を買っているので代引き(ヤマト運輸コレクト)で支払うことはありませんがご不在連絡票が入っていましたので気が付きました、全て大和運輸のAFC支店(アマゾン倉庫から出荷の専門の支店)からの出荷でした、アマゾンに配送停止の処置をして頂いたのですが(1回も受け取ってはおりません)詳しく尋ねると回答が返ってきました。
    3回共にギフト設定(自分以外の人に贈る設定)にて代引き出荷されていたようです、その内2つはアマゾン倉庫からの出荷で1つはアマゾン経由のストア(代引きで払うとストアに入金されます)でした、相手に贈り物をするのに代引きの設定が出来るシステムがあるのがマズイと思います、今回のアマゾン担当者は本部にシステム自体を見直すなどの検討をお伝えしますと言っておられましたが本腰を入れて頂けるかは不透明です

  6. はまちゃん より:

    2019年3月17.18日の2回代引きで同様の被害にあいました。アマゾンに登録している内容で、個人情報が漏れている可能性もあり、とても怖く嫌な気持ちになりました。家族が代引きで受け取ってくれたため、今後は代引きのものは受け取らないよう共有しました。同様の詐欺行為が続いているにも関わらず、アマゾンでは個人情報の兼ね合いから送り先の情報はもちろん、通報もしていただけないとのことでした。この記事を読んで、被害にあわれた方が他にもいることを知りました。今後も被害が拡大しないことを祈ります。

  7. 匿名 より:

    2019年3月15日に2個、16日に2個、17日に1個代引きで送りつけられました。
    個人情報が取られているのに、アマゾンの対応は緩くて許せません。詐欺に作成された第三者のアカウント取得者に注意喚起している程度にしか感じません。

  8. 被害者 より:

    私も同様の被害にあいました。
    顧客の個人情報が抜き取られているのに、アマゾンの対処は緩いです。
    送り状番号を伝えていますが、送り主には注意喚起している程度にしか感じられません。
    システム強化、セキュリティ強化をして、個人情報を守ってください。
    アマゾンで安心して買い物ができなくなります。

  9. 白昼夢 より:

    2019年3月18日
    我が家にも来ました。
    2,734円の代引きです。
    Amazonは定期購入の他にも頻繁に利用してるし、ヤフオク等も含めてしょっちゅう荷物が届くので
    うっかり払ってしまうところでした。
    普段カード決済しかしないので「おかしいな」と思い購入履歴を調べた上で(家族で1つのアカウントを共有している)お持ち帰り頂きました。
    なので中身は知りません。
    気持ち悪いので一応カスタマーに電話しましたが、取引番号がないと詳細は調べられない、との事。
    このページを閲覧してリアルタイムに同じ被害にあってる方がこんなにいて驚きました。
    皆さんの書き込みをみると短期間に複数来るみたいなので、もし次が来たら伝票を写真に撮るようにしたいと思います。
    Amazonの返品システムの隙をついた詐欺らしいですが個人情報が漏れている事は確実なので何とかして欲しいですね。

  10. 匿名 より:

    以前に、3月12日、13日に届いたというコメントをさせて頂いた者です。
    その後さらにヤマトさん経由で荷物が届いたので、流石にこれ以上続いても困るのでアマゾンカスタマーセンターに電話しました。
    が、皆さんと同様その相手に注意する事しかできないと言われました。受取拒否し続けてくださいとの事でしたが (ヤマトの宅配業者の方も私もいちいち対応している時間大変迷惑なんですけど。。。)個人情報保護の観点から相手の注文を止められないそうです。
    埒があかないので、その後警察が開いている詐欺商法相談窓口に電話しましたところ担当の方がすぐ県警の方に伝えて下さり、即アマゾンに電話で警告して下さいました。(電話してからその間30分程度で話が早かったです)
    また、これ以降アマゾン側でこう言った送りつけ詐欺に何も対策せずもう一度荷物が届いた場合はもう一度県警に電話して下さい、との事でした。
    何度も来てお困りの方がいらっしゃいましたら警察に電話するのが早いと思います。
    まさに鶴の一声でした。警察の方に言われるまで何も対策しないアマゾンはちょっと遅れてますよね。