最近のPCには書き込みの出来るDVDやBlu-rayドライブが搭載されている事も珍しくありません。そして、OSの基本機能やフリーソフトなども充実してきているので、オリジナルDVD/Blu-Rayディスクを作成する事も比較的簡単になってきました。
反面、OSにはリッピングする機能は、搭載されていないため、必要な場合には自身でソフトウェアを見つける必要があります。様々なソフトがありますが、どれが良いのか目移りしている方も多いのではないでしょうか?
当サイトでも、様々なリッピングソフトを紹介していますが、今回『VideoSolo BD-DVD リッピング』というソフトをご提供いただきましたので、 インストールから実際にリッピングする手順を追って、その使用感をレビューします。
記事の索引
VideoSolo『BD-DVD リッピング』 レビュー
『BD-DVD リッピング (英語 BD DVD Ripper)』 は香港の企業VideoSoloが販売する、Blu-ray/DVDメディアをリッピングするソフトウェアです。 Windows 10/8/7/XP、およびMac OS X 10.7に対応していますが、当記事ではWindows版での手順を中心に紹介します。
主な機能としては、製品名通りDVD又はブルーレイ(Blu-Ray)からデータを抽出し、汎用性高い動画形式……MP4、H.264、AVI、MP3、MKV、H.264、HEVC、WMVとMOVなどに変換できるリッピングソフトです。
利用する上で、まずはライセンスの購入と、プログラムのダウンロード、インストールする必要がありますが無料体験版も提供されていますので、まずは試してみたい……という方も安心です。
なお、無料体験版は、下記の制限があります。
- 5分以上の動画は、5分までしかリッピングできない
- 5分以下の動画は、その半分の時間分だけしかリッピングできない
- Intel App加速(高速リッピングオプション)を利用できない
あくまで、試用目的での体験版の様ですので、試にインストールして動作に問題がないようでしたら、ライセンスの購入をしましょう。
『BD-DVD リッピング』 のライセンスの選択と購入手続き
BD-DVD リッピングには大きくわけて下記のライセンス形態が提供されています。
- 年間更新ライセンス…1年契約で1台のPCで利用できる 通常価格:
4,980円→ 2,480円 - 永久ライセンス…永久的に1台のPCで利用できる 通常価格:
6,980円→ 3,980円 - 複数永久ライセンス…永久的に5台までのPCで利用できる 通常価格:
19,980円→ 6,980円
何れも、当面は赤い文字で記載された価格での販売を予定しているとの事ですので、同様の機能を有する他社製品と比べてもかなりリーズナブルですね。
長く利用する予定であれば、一番コストパフォーマンスが良い『永久ライセンス』を購入するのがお得ですが、短期間だけ集中的に利用するのであれば年間更新ライセンスで利用し、必要になったときにあらためて追加購入するという形も良いでしょう。
ライセンス購入ページで、必要ライセンスの『購入する』ボタンをクリックすると、決済画面へと進みますので、オンラインで各種クレジットカード、PayPalなどでの支払い手続きを行い、ライセンスを購入する事が可能です。
『BD-DVD リッピング』 のインストール手順
ライセンスの準備が整ったらソフトウェアを公式ページより、下記よりソフトウェアのインストーラーをダウンロードします。
※先に無料体験版をインストールして試用を行った方はこの手順をスキップして次の『BD-DVD リッピング へライセンスの登録』をお読みください。

ダウンロードしたファイル(Windows: bd-dvd-ripper.exe/Mac: bd-dvd-ripper.dmg)を起動すると、まずはじめに利用言語が選択となりますので利用したい言語を選択しましょう。
言語を選択したら、セットアップウィザードが起動します。内容を確認し次へボタンをクリックします。以後、起動まで特に難しい設定はありませんので、画面に従って操作を進めていきます。
最後に確認画面が表示されたら、インストールが開始しますので、問題ない場合はインストールをクリックしてください。
インストール自体は数秒十秒程度で完了します。
『BD-DVD リッピング』 へライセンスを登録
初回起動時には、ライセンス認証画面が起動しますので、購入した ライセンス情報(メールアドレスと登録コード)を入力して、登録ボタンを押すと、認証が完了します。
なお、無料体験版を利用してからライセンスを購入した場合や、ライセンスの更新を行いたい場合には、起動後の画面右上にある鍵のマークをクリックすると、再度ライセンス認証の登録画面が表示されます。
以上で、インストールと認証関連の手続きはすべて完了です。
『BD-DVD リッピング』 でのリッピング方法を紹介
『BD-DVD リッピング』を使用して実際に動画をリッピングする方法を紹介します。なお、コピーガードの付与されたDVD/BDソフトウェア(映画など)をリッピングする事は 日本国内の法律では禁止とされていますので、コピーガードの無いソフトへの利用に留めるようご注意ください。
初期設定を行う
『BD-DVD リッピング』を立ち上げると、リッピングを行うためのウィザードが自動起動します。

まずはリッピング元となるブルーレイやDVDを、ドライブに挿入し、画面左上のディスクをロードするボタンをクリックすると、ディスクの読み込みと解析がはじまります。
メッセージにも記載のある通り、基本的にはインターネット回線に接続されている状態で、クラウド環境と通信を行い、解析をしている様です。 ディスクの内容によって異なりますが、数十秒~数分でこの改正が完了し、プレイリストが表示されます。

もし名前などを編集したい場合は、各プレイリストに表示されている名前をクリックすると編集が可能になります。また、動画フォーマットを変更したい場合は、プレイリスト右側にあるアイコンをクリックすると様々なプリセットから、選択が可能です。
設定が完了したら、保存先を確認して画面右下、オレンジ色の変換ボタンをクリックすると変換作業が始まります。
後はディスクの読み込みや変換が自動で行われ、プログレスバーが全て100%になると、作業は完了です。
『BD-DVD リッピング』 を使用してみての感想
実際に、『BD-DVD リッピング』を利用している中で感じた所を記載していきます。
『BD-DVD リッピング』 の良い点
まず、本製品の一番の特徴は、その価格の安さ。1年間ライセンス2.480円、永久ライセンス3,980円という価格は、リッピング機能に特化しているからでしょうか。
またアプリケーションの出来という面でも、ユーザーインターフェースが洗練されていて、操作が分かりやすいという点も特筆に値します。同機能を有する他社製品と比べても、ボタンや表示が分かりやすくデザインされているため、設定するまでに時間がかかったり、操作が分からずイライラする、という事は少ないでしょう。
リッピングの手順も、画面のガイダンスに従うだけで簡単に完了する事ができました。これは、PCやソフトウェアの操作に不慣れな初心者ユーザーにとってもオススメできる点だと思います。
動画データのフォーマットも300種類以上のプリセットが容易されていて、様々な方式に変換可能という点も、便利です。 代表的なMP4、H.264、AVI、MP3、MKV、H.264、HEVC、WMVとMOVとったものは当然対応していますが、通常の動画を3D動画へ変換する、といった事も可能です。
Apple、Android、Windows Phone、 Surface、 Xboxなどの各種デバイス専用形式への変換もプリセットが用意されていますので、手持ちのソフトウェアをスマートフォンへ保存して、外出先で閲覧したい……といった事を想定しているユーザーにもお勧めです。
『BD-DVD リッピング』 の残念な点
前述の通り、このソフトは、ブルーレイディスクやDVDのリッピング機能に特化しているためブランクDVD/BDメディアへのライティング(書き込み)機能がありません。ですので、リッピングした動画ファイルを別のメディアにバックアップとして保存しておきたい場合などは、他のソフトを手配する必要があります。
また、リッピング中にインターネット接続していないと、解析にも制限がかかるという点も人によってはやや不便に感じるかもしれません(この点は同機能の他社製品も同様の場合が多いですが)。 外出先など、回線が不安定な環境での利用には注意が必要そうです。
まとめ 関連リンク
『BD-DVD リッピング』は、初心者でも簡単にリッピングをできるソフトとしてオススメできると感じました。操作や設定が分かりやすいという強みの他、ライセンス料金がかなり安いというのも特徴です。
体験版も提供されているので、本記事で興味をもっていただいた方は、試にダウンロードの上、このソフトウェアにふれてみては如何でしょうか。
日本国内でコピーガードの付与された映像ソフトウェアをリッピングする事は、『私的利用の範疇を超える』という見解に基づき原則違法となっています。 当ソフトウェア紹介記事の閲覧、及びソフトウェア利用にあたっては、国内での法規にのっとった範囲での利用を行う事を厳守してください。
コメント
DVD認識しなかった・・・
他のソフトではできたのに。。。
VideoSolo BD-DVD
地デジや、レンタルも行ける感じでしょうか?