ライブのチケット抽選に当たりやすい買い方 ファンクラブ、先行受付から……最後の望みまで

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日頃きいている音楽を、生の演奏で浴びて楽しむ『ライブ』(ヘ行く)という娯楽。 ライブに足しげく通う人々にとって長らくの課題となっているのが、そう『チケットを絶対に手に入れたい!』、そして『出来れば一番良い席で観たい!』 という思いだろう。

しかしながらその背景にはチケットの入手確率、更には整理番号の早い遅いがしっかりと決められているのだ。そこで今回は古今東西のライブに通い続けた筆者なりの対策や、方法を具体的に解説する。

ライブチケットの抽選に当たりやすい方法 買い方まとめ

当記事ではライブチケット争奪戦を乗り越え、『高確率でチケットを取れる』方法、『良い席で観られる買い方』について筆者の経験を元に解説していく。

知っておきたいチケット(抽選)のランク

まず大前提として、チケットは大きく分けて4つのランクで割り振られている。それは

  1. ファンクラブ先行
  2. オフィシャル先行
  3. プレオーダー受付
  4. 一般発売

という順で、下に行くに従って当選確率は下がり、席も悪くなる。そのため絶対に行きたいライブがある場合には、ファンクラブ先行、オフィシャル先行など、上位の段階で申し込むのがより当選確率の高い手段と言えよう。逆に一般販売で購入せざるを得なくなった際は、席はかなり後方になることを覚悟する必要がある。

※編集注:国内にファンクラブのない海外アーティストの場合はやや異なります

また余談だが、チケットの購入時には種類や支払い方法を選ぶことが出来る。そのため……

  • 紙チケットと電子チケットでは当選確率が高いのはどっちなのか?
  • コンビニ払いとクレジットカード払いだとどちらが席が良いのか?

といった疑問や話題も稀に耳にするが、これに関してはあまり関係がない(=当選確率に影響しない)と見て良い。

手数料が安い、金額を払い忘れる心配がないという点では電子&クレジット払いが安心ではあるが……。なお、当選時に万が一お金が支払われなかった場合はどうなるのかと言うと、その良い整理番号のチケットは次の受付に回される仕組み。

ファンクラブ先行こそ最強

ここからは気になる抽選方法について順に見ていこう。まずはチケットの入手確率、整理番号ともに最も素晴らしい条件になるファンクラブ先行。ライブの開催と同じタイミングで申し込みがスタートすることの多いこの先行の当落は、かなり大きい意味を持つ。重ねて書くが、本当に行きたいライブがあれば絶対に逃してはいけないのがこれだ。

ただファンクラブ先行は『ファンクラブ』と冠されていることからも分かる通り、誰でも申し込める訳ではない。なぜなら月額数百円かかる月額会員への加入が必須だからだ。当確時に発生する手数料もファンクラブ先行は高め(だいたい手数料だけでチケット代に1000円プラスのイメージ)。「よりアーティストにお金を払った人が恩恵を受ける」という、至極当然の在り方が具現化された形だ。

ちなみにジャニーズやアイドル、他有名アーティストなどとてつもなく倍率が高いライブの先行では、更にそれに『年会費向けの先行』が加わっていることもある。その金額の差が示しているように、この場合は間違いなく年会費向けの方が圧倒的に取りやすくなることは言うまでもない。そして逆にこの先行で落ちてしまった場合は、後の先行での入手確率はグッと落ちてしまうことも、しっかりと抑えておきたいところ。

そして、指定席や指定ブロックのあるライブであれば『良い席』『観やすい席』『アーティストに近い席』などが用意されているのもこのファンクラブ先行である事も補足しておく。

お金をできるだけ節約するファンクラブ先行の裏技

いろいろとありがたいこと尽くしのファンクラブ先行。ただ問題があるとすれば、やはりその金額だろうと思う。そこで「ただでさえチケットでお金がかかるのに何ヶ月もお金を払うの?」とお悩みの人に、ひとつ裏技をば。

繰り返すが、ファンクラブに入っている人がチケットを申し込んでチケットを買う……。それがファンクラブ先行だ。けれども実際はファンクラブの運営会社とチケットの運営会社は異なっている。つまるところ、申し込まれた後のことについては両者ノータッチなのである。

そこで便利なのが『申し込んでチケットが当たったらすぐファンクラブを退会する』という方法。基本的にファンクラブの月額費が再び請求されるのは来月1日になった瞬間なので、こうすれば月額費500円〜600円の最低金額でファンクラブ先行に申し込むことが可能。特に無効になったりということもない。運営側としても加入者獲得に繋がるし、我々としてもチケットが良い形で取ることが出来るWin-Winな手段だ。なおこの方法は月額費がそもそもない年会費オンリーの先行では通じず、ジャニーズや坂道系など特定のアーティストの先行では普通に年会費を払う形になってしまうので注意。

アーティストの所属事務所経由! オフィシャル先行

続いては、アーティストの所属事務所やプロモーターから販売されるオフィシャル先行。中には『ホームページ/Web先行受付』という言い方をしたりもする。 なお海外アーティストを含め、ファンクラブがそもそも存在しないアーティストに関しては、実質的にこのオフィシャル先行が最速先行となることは言うまでもない。

この先行では事務所側が設定したローチケ、チケットぴあ、イープラスのいずれかの申し込みサイトに促される形で受付が始まる。それぞれ対応する会員登録だけが必要になるので、金額的にも少し安め。ただファンクラブ先行で落選した人もここに流れてしまう関係上、倍率はファンクラブより高いので注意だ。

申し込みはだいたい1週間〜2週間程度になるけれど、これは申し込みが早ければ良いというものでは全くない。あくまでこの期間中に申し込んだ人からランダムに選ばれるので、そこはご安心を。逆に言えばここを逃すと場合によってはライブ参加が危ぶまれるので大切な時期なので、頑張って応募したいところ。

……当選確定後クレジット決済以外の人は、各コンビニに行って代金を支払う。特に複数公演に応募する人は、払い忘れだけは絶対ないようにしよう。

大手コンビニ会社3社によるプレオーダー受付

続いてはかなりポピュラーな存在となった、プレオーダー受付(プレリザーブ受付とも)について。この先行はほぼやることはオフィシャルと同じにしろ、明らかに違う部分がある。

それは……

  • ローチケ(ローソン)
  • チケットぴあ(セブンイレブン)
  • イープラス(ファミリーマート)

と大手コンビニ3社が提携しているという点。

ローチケ(ローソン)、チケットぴあ(セブンイレブン)、
イープラス(ファミリーマート)
それぞれ運営・提携しているチケットサービス
ローチケ(ローソン)、チケットぴあ(セブンイレブン)、
イープラス(ファミリーマート)
それぞれ運営・提携しているチケットサービス

なおこれもファンクラブ、オフィシャルと落選した人も集うので倍率は高い

そして、ライブの収容人数に合わせて「イープラスは◯枚」「ローチケは◯枚」と販売数は運営側が設定しているのだが、我々はその実数を知る由もない。

このプレオーダー先行もオフィシャル先行と同じく、インターネット上で各申し込みサイトにアクセスし、あとは当落を待つだけだ。

※オンラインのみの対応になること。実際にコンビニに行ってプレオーダー受付をしようと思っても不可能なので、申し込みはネット上で完結させよう。その後の支払いも同様に、スマホ払いか店頭払いで選ぶことが可能。店頭払いを選んだ時だけコンビニに行く作業が発生するので、支払い忘れだけはないよう覚えておこう。

なお、オンライン申し込みでのチケット争奪戦当日になる前に、各社分のアカウントをあらかじめ用意しておいた方が手間が少なく、迅速に手続きに進むことができるのは自明の理。 この記事を読んだ時点で、もしまだアカウントを持っていないサービスがあれば今のうちに作成しておくとよいだろう。

ただこれまでの先行と違いコンビニ各社が独立して販売しているので、いくつかの対策もが無い事もない。詳しくは以下。

チケットぴあ限定! 当選確率UP券の存在

先述の通り、この先行まで争奪戦が長引いてしまうと、チケットが手に入る確率はかなり低くなってくる。そのため「どうにかして当選確率を上げたい!」と思ってしまうのが罪な部分だが、そんな夢のような方法が実はチケットぴあ限定でひとつだけ存在する。

それこそがプラチナやゴールドで分けられる『当選確率UP券』。これはチケットぴあでのチケット購入回数が一定数を超えた人に付与されるもので、公演によっては申し込みの時、このチケットを使うことが可能なのだ。

チケットぴあ『当選確率UP券』とは?
チケットぴあ解説ページより
チケットぴあ『当選確率UP券』とは?
チケットぴあ解説ページより

ただそもそもこの当選確率UP券を使用出来る公演自体が少ないこと、そしてコンビニのATMの横に置いてある端末で購入したものは購入回数に含まれないという点が難点といえば難点……。ともあれ何度もチケットを購入している人なら自然に貯まっていくものなので、もし使える場面があれば積極的に使っていきたいところ。

オフィシャル先行と同じくらいチケットが取れやすい場合も?

ところで……コンビニの窓や、店内の壁などにアーティストのライブイベントの貼り紙が貼られているのを見たことはないだろうか? あれは一体何なのか? それはコンビニ会社が特に所属事務所から恩恵を受けている証明だ。

レジ横の電光POPに名前が出たり、店内BGMに使われたりと何かとコンビニ側が推してくれるのである。……つまり何が言いたいかと言えばこうしたアーティストの場合、オフィシャル先行と同じくらいチケットを用意している場合もあるということ。

オフィシャル先行とプレオーダー受付では通常、当確の母数自体に大きな差がある。だからプレオーダーは当たりにくい部類に入る訳だけれど、それがほぼトントンとなれば希望も見えてくるはず。「オフィシャルで駄目だったから諦めよう」と判断してしまうのはもったいない。コンビニの店内で行きたいライブのチケット案内を見たら、とりあえず気軽に申し込んでみよう。もしかすると、予想もしなかった嬉しい結末が待っている……かもしれない。

これが本当に最後のチャンス! 運命の一般発売

そして正真正銘のラストチャンスとなるのが、この一般発売だ。ここでチケットが取れなかった場合、基本的にはリセールなり公式トレードが実施されていなければ、ライブに行く可能性は絶たれてしまう。 なので絶対に外せない戦いと言えよう。

ここで必ず知っておきたいのは、一般発売は『そもそもの販売数がとても少ない』ことと『整理番号がかなり悪くなってしまう』ということだ。これは運営側としては当然の考えで、チケットは早い段階で売りたいし、売るならある程度収益率の高い形で捌きたい。だからこそ一般発売は言葉を選ばずに言えば『余ったチケットを売る』手段になる。なので少なくとも一般発売で得たチケットで前の方で観ることが出来る、という可能性は限りなくゼロである。

一般発売のルールは単純。土曜か日曜のいずれかの日の朝10時キッカリに、チケットの購入ボタンを押すだけだ。この限られた1秒2秒の間に購入者は確定され、競り勝った人には購入ページが、そして駄目だった人には「現在大変混み合っております」といった悲しいメッセージが表示される仕組みだ。なおこのスピード勝負は住む地域などに関わらずランダムで設定されており、完全に運。

ただ「現在大変混み合っております」とメニュー画面に戻されても、それから諦めずに何度も何度もチャレンジすればチケットが取れる可能性もある。

ローチケ、チケットぴあ、イープラスを探し回れ!

誰もが血眼になってアクセスする、試練の一般発売。そんな中是非とも注目したい抜け道があるとすれば、この3社が完全に独立している点だ。

基本的に一般発売になると、この大手3社のどこからでもチケットが買える流れになる。ただ繰り返すようにこの3社は平等なチケット保有率ではなく、例えばイープラスは30%の販売数、ぴあは40%というようにある程度のバラつきがあるのだ。

実際筆者も友人らと全く同じ時間に「せーの」で同じチケットを別々のサイトから申し込んだ際、片方が取れて片方が取れなかったり、友人の方が整理番号が30番近く早かったりしたこともある。

従って最も効率が良いのは、この大手3社の販売サイトを最短スピードで駆け巡ること。15分程度粘って取れなければそれまでだが、貴方が本当に行きたいライブだからこそ、粘り続けることは決して悪いことではない。

まだ……諦めるな!? 微かな可能性『追加販売』と『キャンセル流れ』

チケットが売り切れて数日が経ち、もう絶対に行けないと途方に暮れるファンへ訪れる最後の朗報。それこそが追加販売とキャンセル流れの存在である。

そう。実は一般発売の部分に×が付いていても、完全にソールドアウトしたと判断するのは時期尚早。まずは最もポピュラーな『追加販売』についてだが、これはあまりにも申し込みが多かった場合に限り、会場の機材席を撤去したりするなどして客席を作ることを指す。もちろん本来はお客さんを入れない部分に無理矢理客席を作る訳だから、かなりステージは見えにくくはなる(注釈付き指定席とも言う)。

なお近年はコロナ禍の影響もあり、この追加販売の動きは加速しつつある。それこそ一番感染が拡大していた時期に、ライブ会場のキャパを半分にするように定められていたことは記憶に新しいけれど、感染者数が落ち着いて規制が緩和された瞬間、その裏で突然一般発売が×から◯に変化する流れも多発した。つまり意外にもほとんどのライブ会場は、キャパシティの100%を無理矢理105%や110%に変えることも実は可能だったりするのだ。「参加出来れば、場所はもうどこでも良い!」と願う人には嬉しい試みと言える。

次に購入者側の責任によるキャンセル流れについて。これは単純に『当選したのに支払われなかった』という事実が起こった場合に発生するもので、その場合は取引自体がキャンセル。必然的にその1枠分が空くことになる。重要なのは、このキャンセルが発生したかどうかは一切アナウンスされないということ。なので毎日毎日購入サイトにアクセスしていると、ごくまれに『×が△になって取れるようになっていた』という現象も起こり得るのである。

言うまでもないが、これは数枚単位のキャンセルでしかない。なので確率としてはとてつもなく低いけれども、一縷の望みを託すには十分な事象だ。

一般発売に外れた! キャンセル流れも追加販売もない……
そんなときは公式リセール!

高い倍率のライブチケットは、当然落選者も多く出る。ただ大量のチケットが数万円で取引サイトに落ちることはあれど、転売屋から購入するのはチケット不正転売禁止法の観点からも絶対にしてはいけない行為だ。

……では諦めるしかないのかと言えば、実はまだ救済措置がある。それこそが公式リセールの存在だ。

公式リセールは電子チケットで購入した場合に限り、チケットを他人に譲渡することが出来るシステム(チケプラトレードチケトレなどが代表的)。しかも転売ヤーのような悪どい形ではなく、この取引には必ず公式的な仲介か関わり、必ず定価でなおかつ個人情報が知られることもなく安心して譲渡が可能だ。

チケプラトレード(https://trade.tixplus.jp)
チケプラトレード(https://trade.tixplus.jp)
チケトレ (https://tiketore.com)
チケトレ (https://tiketore.com)

おおまかな仕組みとしては譲る側、譲られる側との抽選が毎日12時に決定。以降入金が確認されれば、すぐさまチケットが購入者のスマホに転送される、という仕組みである。

誰のチケットが誰の元に行き届くのかはランダムで、取引成立後は購入名義も変更され、完全に『貰った側のチケット』として完結される。なお一度申し込めば、そこからは毎日12時の自動抽選に掛けられ続けるため当選確率も悪くない。

更にこのリセールの知られざる利点としては、実はこれまでの先行よりも遥かに良い席で観ることが出来ることもある、ということ。

先述の通り、このリセールはライブに行けなくなった人が譲渡目的で使うものだ。故に、この抽選ではファンクラブ先行やオフィシャル先行など、これまでの『良い席』のチケットもまとめて売りに出されるのだ。実際筆者も何度かソールドアウト公演をこのリセールで譲り受けて行ったことがあるが、整理番号が何と20番や30番台、更にはオフィシャル先行で取った友人よりも席が前だったことすらあった。

なので場合によっては、この手段はオフィシャル先行や一般発売にも勝る手段にもなり得るのだ。リセールが実施されている公演は少な目ではあるが、もし公式でアナウンスがあれば是非利用してみてほしい。申し込み後でも取引先成立前であればキャンセルはいつでも可能なので、気軽に応募するのもアリだ。

チケットがあるのに行けなくなった。ダブってしまった……。
そんなときの処分方法は?

まだまだ先の見えないコロナ禍ということもあり『チケットを購入していたけど行けなくなった!』というケースや、もしくは友人と申し込んで『運よく全員チケットが取れてしまった』、なんらかの『手違いで複数チケットを買ってしまった』……と嘆く人も、きっと少なくない。ただこうした場合の救済措置はあまり公式でも触れられていないため、お困りの人も多いのではないか。

最もポピュラーなのは、気の知れた友人や家族などに譲る方法だろう。ただ紙チケットと電子チケットとで、その譲渡方法は大きく異なる。紙チケットの場合は単純にそのチケットを直接渡せば完了となるが、スマホにダウンロードして使う電子チケットの場合はどうだろう。

この電子チケットの場合はローチケ、チケットぴあ、イープラスのどこで購入したかで、その譲渡方法は大きく異なるので注意が必要だ。

イープラスで取得したチケットの場合

まずは友人間で譲り渡すのに適している順で言えば、第一は間違いなくイープラスだろう。イープラスのアプリではチケット購入後、しばらくするとチケットが表示できるようになる(これは公演によって様々で、公演直前に表示される場合も)。そこで『スマチケを表示する』のボタンを押すと『入場画面に進む』か『同行者へ分配する』のふたつの表示が成されるのだが、ここで後者を押すことで、すぐに分配が出来る。

イープラスでのチケット譲渡
画面例
イープラスでのチケット譲渡
画面例

この『分配』というのは簡単に言えば、知り合いに譲るという意味。その証拠に、このボタンを押すとメールやLINEなどでこのチケットを誰に渡すかの画面に切り替わるのだ。そこで対象者を選べばその人に送られ、完全に転送される流れになる(なお対象者は該当するローチケ、チケットぴあ、イープラスいずれかの登録が必須)。とても単純でわかりやすく、なおかつ早いのがイープラスと言える。

チケットぴあで取得したチケットの場合

チケットぴあもイープラスと同様、メールやLINEで直前まで譲渡が可能だ。ただチケットぴあがイープラスと異なるのは、受け取りに際して『Cloak(クローク)』というシステムを介入させる点だろう。

チケットぴあで取得したチケットの譲渡ができり『Cloak』
チケットぴあで取得したチケットの譲渡ができる『Cloak

Cloakはチケットの分配や引き取り、リセールをサイト上で行うことができるサービス。分配についてはこちらもLINEやメールで可能なので、特にイープラスとやり方は変わらない。

ただ受け取り方法を紙チケットに変更したり、チケプラやチケトレを介さずにリセールが出来たり、何より『チケットぴあで購入した電子チケットは絶対にCloakサイトを介する』ということは覚えておこう。

ローチケで取得したチケットの場合

注意が必要なのは、こちらのローチケ。まず重要な点として、ローチケアプリを使ってスマホ内にダウンロードした1枚のみのチケットは、基本的に譲渡が出来ない。リセールが行われている場合は別だが、たとえ行けなくなったとしてもLINEやメールなどで知り合いに譲ることはまず不可能なのが、このローチケの特徴だ。

その理由は、ローチケアプリに施された厳重な本人確認にある。実はローチケにはSMS認証(実際に自分のスマホに電話をかけて、本人かどうかを確認する方法)機能も作用して、自分ひとりだけが持っているチケットを誰かに分配するという行為が、そもそも不可能なのである。

ローチケの電子チケット
『譲渡/分配/受取』ボタンはあるが、1枚の場合は利用できない
ローチケの電子チケット
『譲渡/分配/受取』ボタンはあるが、1枚の場合は利用できない

故にローチケアプリに表示された購入者のチケットを誰かに譲り渡すには手段はたったひとつしかない。それは自分のスマホを直接、ライブ参加者に貸すことだ。ただ自分のスマホをロック解除して人に手渡す、という行為がどれだけ難しいかはご想像の通り。

逆に言えばローチケではこの大手3社の中では譲渡トラブルが皆無に近い存在なので、セキュリティの面では強みもある。

なおこれらのチケット譲渡に関しては、極まれに厳重な施策が取られていることも忘れてはならない。例えば大規模なライブ公演(嵐、乃木坂46、JO1など)では電子チケットに加えて本人確認書類の提示が義務化。チケットと本人の名前はしっかり確認されるし、他にもSMS認証で電話番号を入力しないとチケットが表示されない手法も、最近は増えてきた。こうしたライブの場合は、上記の分配型の譲渡方法では入場不可。どうしても行きたい際はリセールを使う必要がある。

……ただ、全国的に行われている大半のライブでは本人確認は実施されていないのが現状。チケット譲渡について気になる人は、事前にそのアーティストの公式ホームページをチェックしてみてほしい。

考察:複数枚より、ひとり(1枚)で申し込んだ方が当たりやすいのか?

誰しも考えた事がある、もしくは耳にした事がある、「複数枚で申し込むよりひとり(1枚)で申し込んだ方が当たりやすいのか?」という話題。

結論としては、1枚で申し込むのと2枚以上で申し込むのとでは若干の当確差は生まれるようだ。

理由としては、当選した2枚以上のチケットは連番になることが確定されるからだ。これはホールなどの指定席型のライブで考えると分かりやすいが、たくさんのお客さんの席順をパズルのように嵌めていく中、『絶対に連番(隣同士)にしなければいけない』という縛りは運営側にとっては相応の手間である。 そういった場合の隙間を埋めるといった運営側の都合もあり、1枚で申し込んだ場合は多少なりとも当選確率が上がるものと見て良いだろう。

まとめ

絶対にチケットを取りたい。なおかつ前の方で観たいという思いが交錯するライブチケット販売。結論として、このふたつを完璧に満たす選択肢はファンクラブ一択。以降の先行に関しては金銭的に余裕がなかったり、ライブの存在をそもそも忘れていたり、更には予定の兼ね合いで先延ばしにしていた人用の救済措置として定められているものと考えて良いだろう。

ライブは本当に一生モノだ。「行って良かった!」と思えるポジティブな感情はもちろんのこと、最悪の場合はメンバーが脱退したり活動をやめてしまって「あの時ライブ行けてたらな」「最後にライブでみておきたかった……」と長年後悔することにもなりかねない。

推しは推せる時に推せ」とは誰が言ったか、まさしくライブにおいてもその通りだ。

だからこそ、少なくとも本当にそのアーティストを愛している人々には絶対にライブに当選してほしいと思う。大好きな楽曲が目の前で鳴っている感動は、他には代え難い体験なのだから。

……当記事が、多くのライブ好きの人々にとって少しでも参考になれば幸いである。

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キタガワ

島根県在住、会社員兼音楽ライター。rockinon.com、KAI-YOU.netなどに音楽関係の記事を中心に執筆。毎日浴びるほど酒を飲みます。


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