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Team CFカードシリーズ 製品ベンチマークテスト

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先日掲載した、花火の撮影終了後、現像する為にデータを取り込む為カードリーダー(E社リーダーUSB2.0対応のもの)に入れてHDDにデータを移そうとしたところ200枚のデータ転送でスピードがあまり出ないのが気になっていました。

ベンチマークテストによる実測値の計測を実施

そこで、実測チェックを兼ねてTeam GroupのCFカード4種(133× 4G、233× 4G、400× 16G、600× 16G)と、同じくTeamのSDカード SDXC Class10 64GB、そして日常スナップで利用している某社 400× 32Gの計6種類のメディアをベンチマークを取って速度比較してみました。

ベンチマーク環境

  • OS : Windows 7 Professional SP1 (x64)
  • USB3.0対応 マルチカードリーダー(Transcend TS-RDF8K)
  • USB3.0インターフェイスカード BUFFALO IFC=EC2U3/UC2
    ※手元のPCがUSB2.0対応のUSBコネクタだった為
  • ベンチマークソフト CrystalDiskMark3.0.4

ベンチマーク結果一覧

ブランド Team SanDisk
メディア CF Card SDXC カード コンパクトフラッシュ
商品 規格 133× 4G 233× 4G 400× 16G 600× 16G Class10 64GB 400× 32G
速度(公称) Read:20MB/s Write:5MB/s Read:40MB/s Write:10MB/s Read:80MB/s Write:60MB/s Read:90MB/s Write:60MB/s Read: 45MB/s Write: 15MB/s Read: 90MB/s Write: 60MB/s
連続している領域への読み書き Sequential Read 25.524 MB/s 36.143 MB/s 75.644 MB/s 75.611 MB/s 78.971 MB/s 113.445 MB/s
Sequential Write 23.501 MB/s 11.527 MB/s 30.119 MB/s 29.737 MB/s 27.496 MB/s 35.785 MB/s
通常のファイル転送速度に近い Random Read 512KB 22.090 MB/s 32.077 MB/s 65.709 MB/s 65.428 MB/s 67.261 MB/s 96.231 MB/s
Random Write 512KB 3.411 MB/s 1.711 MB/s 1.649 MB/s 1.633 MB/s 19.163 MB/s 24.295 MB/s
快適度に直結する Random Read 4KB (QD=1) 5.263 MB/s [ 1284.8 IOPS] 6.181 MB/s [ 1508.9 IOPS] 6.656 MB/s [ 1625.0 IOPS] 6.541 MB/s [ 1596.8 IOPS] 3.241 MB/s [ 791.2 IOPS] 7.319 MB/s [ 1786.8 IOPS]
Random Write 4KB (QD=1) 0.032 MB/s [ 7.8 IOPS] 0.016 MB/s [ 4.0 IOPS] 0.015 MB/s [ 3.7 IOPS] 0.015 MB/s [ 3.7 IOPS] 0.722 MB/s [ 176.3 IOPS] 0.855 MB/s [ 208.8 IOPS]
分散している領域への読み書き Random Read 4KB (QD=32) 6.517 MB/s [ 1591.0 IOPS] 7.797 MB/s [ 1903.6 IOPS] 7.523 MB/s [ 1836.7 IOPS] 7.950 MB/s [ 1940.8 IOPS] 3.666 MB/s [ 895.0 IOPS] 11.262 MB/s [ 2749.4 IOPS]
Random Write 4KB (QD=32) 0.033 MB/s [ 8.0 IOPS] 0.017 MB/s [ 4.1 IOPS] 0.017 MB/s [ 4.1 IOPS] 0.017 MB/s [ 4.2 IOPS] 0.777 MB/s [ 189.7 IOPS] 1.341 MB/s [ 327.4 IOPS]

※Team製品中で太字が最上位、斜体が最下位

結論としては、Teamの600XでもSanDiskの400Xに及ばないという結果となってしまいました。
Team現状ラインナップのCFカードは速度面ではそれほど優位性は無いかもしれません。

具体的に上記の実測値が実際の撮影感にどれ位影響があるのか確認する為、併せて連写テストを行い実機での使用感を確認する為、Canon 5D markⅡにレンズ17-40mm F4Lをつけ、MFの上でキャップをつけた状態でシャッター1/800,F4.5,ISO100固定でシャッターを連写をしてみた所…

Team Group 600× 16G 6枚まで連写可能、14枚位でシャッターの連写速度が落ちる
他社 コンパクトフラッシュ 400× 32G 9枚まで連写可能、20枚までシャッターが切れる速度が落ちる

といった所感です。

飛行機や車と言った動く被写体を撮影するにはやや厳しい結果ですね…、とはいえ、風景やポートレイトと行ったじっくりと撮影する際に用いる方には、コスト面での優位性は十分にあるかと思えます。

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また記事と関係なく試しにスナップでアダプタを介して使用したSDXCの能力が思っていた以上に良く、実際のテストでの書き込み速度は一般的なCFを凌駕しております。

ここら辺は設計が新しいといった要素もあるのかと。

おまけ

記事の執筆に便乗して、同CFカードでのテスト撮影を兼ねて、筆者のライフワーク写真を掲載させていただきます。

2016年8月20日山形県鶴岡市にて行われました「第26回赤川花火大会」にて打ち上げられました市民花火からの一コマになります。

第26回赤川花火大会

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