SwitchBotより、6畳用のスマートリモコン機能付きシーリングライトをご提供いただきました。そこで当記事ではその設置方法と、使用感のレビューを行おうと思います。
結論からかくと、設置は一般的なシーリングライトと変わらず。部屋の天井にシーリングが設置されていれば、ワンタッチ。電気工事の資格などもなくてもできて、簡単です。反面、スマート家電として動作させるには少し苦労しそうです。
記事の索引
SwitchBot スマートスマートリモコン機能付LEDシーリングライトプロ 6畳用 レビュー
今回ご提供いただいたのはこちらの製品

画像 Amazon販売ページ
この製品は基本的なシーリングライトに加え、スマートフォンアプリと連動させる事で、オンラインで照明を操作できたり、他の対応家電を操作したりとできるようになる『スマート家電』です。
詳細スペックなどは、当ページ下部に記載しますが、あらかじめ確認したいという方は上記のAmazon製品ページか、SwitchBot公式ペーでご確認ください。
この製品を販売するSwitchBot(スイッチボット)は、他にもネットワークカメラや、掃除機、加湿器、スマートロックなどさまざまなスマート家電をリリースしており、Amazon Alexaとの連動も可能な実績のあるブランドです。実際にuzurea.netの編集事務所でも、セキュリティ用にカメラを導入しており、その使用感にも慣れていたので今回は結構期待していました。
レビューの前に……
冒頭で『スマート家電として使うには少し苦労しそう』と記載しましたが、当記事掲載時点では手持ちのスマートフォンアプリと、このシーリングライトプロの連動ができず、その機能を十分に試す事はできませんでした。サポートに問い合わせた結果、ルーターが非対応との事で結局すべての機能を体験する事ができませんでした。
当記事はその点をふまえての紹介と、レビュー評価となります。
開封と取り付け
では、まずは製品の開封と取り付けを解説。当製品の取り付けには部屋の天井に『引掛シーリング(ひっかけしーりんぐ)』が付いている必要があります。特殊な物件でなければ大抵は対応していると思いますが、この点はあらかじめ確認しておきましょう。

(画像 SwitchBot シーリングライト プロ 製品マニュアルより)
製品のパッケージ内容は下記のとおり
- 本体とセード(カバー)
- 専用取り付けアダプター
- リモコン
- リモコン用乾電池(単4電池2本)と、取り付けケース
- 説明書
この中から、まずは『専用取り付けアダプター』を天井の引掛シーリングに取り付けます。


取り付けはアダプターの爪を引掛シーリングのツメ入れにあわせて押し込んだあとにしっかりと回転させればOK。天井に手が届くように脚立などがあれば手間はないでしょう。
アダプターの取り付けが終わったら、本体を取り付けます。これも本体の中心の円をアダプターにあわせて上に押し上げるだけで『カチッ』と音がすれば完了。あとはアダプターと本体をコネクターで接続すれば完了。これもワンタッチです。

LEDシーリングライトは軽量で、
万が一落としてもガラスが割れたりといった心配もないの良い
点灯させてみる リモコンで操作
あとはこの照明を点けるためのスイッチ(壁などの)を入れれば普通に点灯します。また本製品は、暖色(いわゆる電球色)と白色(昼白色)、さらに明暗の調光機能もついており、付属のリモコンだけでも調整が可能です。

明るさの調整、暖色/白色調整のほか、
常夜灯、読書向け、くつろぎ、食事、自動OFFなどプリセットも充実
とはいえ、ここまではスマート家電ではない普通のシーリングライトでも同等の機能のあるものは存在しますので、基本機能といったところでしょうか。各設定での色の違いは下記にそれぞれ写真を撮ってみたのでご参考に。



※照明にカメラをあわせて撮影しているため、全体的に暗く写っているが、実際には十分明るい。
『くつろぎ』は赤系のLEDランプが点き、『読書』は白色系のLEDランプが点く
スマホアプリのインストールとペアリング
さて、いよいよスマート家電機能を試してみましょう……という事で、まずはSwitchBot製品全般を操作できるアプリケーションをスマートフォンにインストールしておきます。
アプリをインストールしたら、一旦シーリングライトをBluetoothで認識させます。
スマートフォンのBluetoothをONにした状態で、シーリングライトの主電源を切ってから3秒以上置いて、再度ONにすると自動的にアプリがシーリングライトを検出してくれます。

画面にも表示される

アプリとシーリングライトプロのペアリングが完了すると、画面が切り替わりWifiの設定画面になる。なお、シーリングライトプロは5GHzのWifiには対応していないようで、2.4GHzでの接続が必要となるようす。私の環境ではどちらも対応していたが、この点はご注意を。
ここでWifiのIDとパスワードを入力し『次へ』をタップすれば、接続が完了……
Wifi設定ができず、繋がらず……
……するはずですが、私は何度やってもエラーになってしましました。そして、エラーを伝えるメッセージには『こちらをご覧ください』という箇所があり、そこをタップするも……
うーん、 どうにもなりません。
その後、SwitchBotアプリからフィードバック機能をつかって何度も問い合わせを試みますが、『5GHzのWifiにはつながらないから2.4GHzのWifiに接続してください』などと回答の旅に問い合わせをクローズされてしまい、解決の糸口どころか話が進まず苦戦しています。(もちろん2.4GHzでの接続を実施した上で問い合せしていました)
本来であれば、アプリから照明の調整や連動する家電製品の操作などができるようになり、たとえば外出からの帰宅時にあらかじめエアコンをつけたり……なんて事ができるようになるようですが、ひとまずその機能について現状で評価する事はできませんでした。。
Wifiが繋がらない原因が判明(?) 2023年5月21日追記
その後、SwitchBotとの問い合わせを数回繰り返し、結果として『資料しているWifiルーターが非対応』との回答で本件は終了しました。
当記事執筆時から、アプリから問い合わせをするも……
- 『5GHzのWifiではだめなので2GHzで接続してみてください』→問い合わせクローズ
- 試したいますと連絡→『●●してみてください』→問い合わせクローズ
- 教えていただいた方法でもダメでした→『〇〇してみてください』→クローズ
- クローズしないでください、その方法でもダメでした→『ではWifiの型番を教えてください』
と、何度もやり取りの末の回答でした。
事務所で利用しているWifiルーターは『WXR-2533DHP2』という製品。2017年に買った製品なので古いのが原因なのか、製品のセキュリティ設定が原因なのかわかりませんが、これはもうしかたがないですね。
ただ、同じルーターの環境下でSwitchBotの見守りカメラなどは利用できているので、カメラ同様アプリ側からアクセスポイントを手動入力するようになっていれば良さそうに思えますが、きっと技術的な理由があるのでしょう。ともかく、筆者の環境ではスマート家電としては動作しない普通のシーリングライトとなってしまいました。
総合評価
機能 | ★★(2) 照明としては一般的。明るさや光の調整機能も問題ない。が、スマート家電としては使用できなかったのでこの評価。 気になった点として、壁のスイッチで照明を付けた際に、毎回『ピー』という音が鳴る。 生活家電としてはややうるさいので停止させたいが、アプリでこれができるのか気になるところ。 |
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使いやすさ | ★★★(3) リモコンの操作感は可もなく不可もなく。設置も簡単。 |
価格 | ★★(2) 6畳用のシーリングライトとしてのみであれば、やや割高になってしまうか。 |
サポート | ★★(2) 記事執筆時点では、電話サポートが無いので、公式Webサイトかアプリから問い合わせる必要がある。 おそらく海外のご担当者さんが機械翻訳での対応となるので、少し苦労する場合も。当レビューでは提供いただいた製品だが、購入時は事前にルーターが対応しているかを確認しないと残念なことになるかもしれない。 |
総合評価 | ★★(2) Wifiの設定ができるようになり、全機能を試す事ができるようになれば、あらためて評価したいところ。なお、壁のスイッチONの後、照明が点くまで0.5~1秒ほどのタイムラグがあり、その点だけでも一般的な家電シーリングライトと比べて、やや快適性が劣るようにも感じた。 |
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)
製品スペックと関連リンク
製品名 | シーリングライトプロ |
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型番 | W2632210 |
素材 |
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保証 | 5年保証 |
入力電圧 | AC100V |
消費電力 | 36W |
本体寸法 | 直径480×高さ102mm |
通信方式 | 2.4GHz Wifi |
Bluetooth | バージョン4.2以降 |
対応OS |
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動作温度 | 摂氏0~40度 |
製品情報ページ |