『SUMMER SONIC 2023』情報まとめ 最強夏フェス サマソニを全力で楽しむ!【8月4日更新】

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国内最大規模の洋楽フェスこと『SUMMER SONIC(通称 サマソニ)』、その2023年度の開催が正式発表されたのが昨年末。そこから続報をソワソワしながら待つ洋楽ファンも多かったことと推察するが、連日のアナウンスでもって、次第にその全貌が明らかになりつつある。

そこで今記事では、現時点での情報を網羅することはもちろん、何らかの発表があれば随時更新する形で追記する所存である。サマソニ開催までの間期待値をグングン高める契機として、この記事を活用してほしい。

画像 SUMMER SONIC 2023 公式サイトより
最強夏フェス『SUMMER SONIC 2023』 サマソニを楽しむための諸情報まとめ
画像 SUMMER SONIC 2023 公式サイトより

記事の索引

8月4日:これで最後!タイムテーブル発表。来たる祝祭に向けて

今夏の洋楽フェスの口火を切ったフジロックが終わり、いよいよモードはサマソニへ……。今年は一般発売日前に東京・大阪の公演が完全ソールドアウト。更に第6弾第7弾にはCorneliusジャニーズWESTMAZZELイン・ワラントン(Ink Waruntorn)といった豪華アーティストの出演も続々決定するなど、にわかに盛り上がりを見せていた中で待ち望まれていたタイムテーブルが、遂に発表された!

例年よりもなかなかタイムテーブルが発表されなかったので戸惑う参加者も多かったことと推察するが、現状はアーティストキャンセルなどの報告はほぼなし(某不祥事で裁判中のスロウタイは除く)。公式サイトの文にもある通り『全世界からお越しいただくオーディエンスの皆さまにも、幅広くお楽しみいただけるタイムテーブル』となった。

そしてこのタイムテーブル発表をもって、uzurea.netでのサマソニ新着情報の連載は一旦完了となるが、最後にサマソニや大型フェス参加に慣れていない人のための注意点を記しておこう。

タイムテーブルの『線』を見よ!

タイムテーブルの図は見慣れない人は少し戸惑うかもしれないが、今回のタイムテーブルには1時間ごとに6本の線が引かれている。これはひとつの横線がそれぞれ10分を表していて、その間に色付きで表されている領域とあわせて見ることで、各アーティストが何十分演奏するのかを把握することが可能だ。例えば、東京8月19日のタイムテーブル、そのオーシャンステージを例に挙げて見ていこう。

東京8月19日
東京8月19日 MARINE STAGE抜粋

この場合、最初に登場するJXDNの持ち時間は35分NewJeansはライブ時間が40分セカオワ45分。そしてトリのブラーは、1時間30分が持ち時間として設定されていることが確認できる。フェスという特殊な関係上、時間が押すことは他のアーティストに影響を与えることに繋がるため、これらの持ち時間をオーバーする可能性は低いだろう。

間に合う?間に合わない?いや、多分無理!

次に、ステージ間の移動についてだ。これは一見分かりづらい部分なので要注意の点なのだが、各ステージ間の移動はかなり時間がかかるものだ。走るか歩くか、体力がどれだけあるかといった身体的要素も加味しつつ、ステージ間の移動に関しては必ず15分〜30分程度かかるというのは想定しておきたい。

そしてここでもタイムテーブルの図が重要になってくる。例えばMARINE STAGEの『[Alexandros]』から、BEACH STAGEの『UMI』に行きたいとしよう。

MARINE STAGEの『[Alexandros]』と
BEACH STAGEの『UMI』のタイムテーブル
MARINE STAGEの『[Alexandros]』と
BEACH STAGEの『UMI』のタイムテーブル

一見「[Alexandros]を最後まで見ても、すぐ移動すればUMIを全部観れるかも!」と思ってしまいがちだが、実際には移動も込みで、結果としてUMIのライブ会場に着く頃にはかなりの時間が経過している。おそらく3〜5曲目に入ったあたりでの到着、ということになるだろうし、最悪の場合見れない・・・という可能性も。確実に言える事は『両アーティストを最初から最後まで観ることは絶対に無理』という事である。

これまで何度かサマソニに行っている筆者経験上、『[Alexandros]→UMI』のような流れを予定しても、信号待ちや足の痛み、入場列待ち、果てはトイレに行きたくなったり、といったアクシデントが重なって、結局次のアーティストが全く見れずに終わるという事すらあった。……あったのだ。

そんな悲しい事にならないよう、最初ら最後まで観ようとしているアーティストについては余裕をもって、該当のステージに移動する事を強くおすすめする。アーティスト達の素晴らしいステージを楽しみ、『良い思い出』にする為にも、計画的にスケジュールを組もう。

どこかで絶対に休みを取ろう!

サマソニは昼から、深夜近くまで楽しめるフェスだ。そのため出来る限り多くのアーティストを観てたい!……と考える人も存在すると思われるが、無理をせずどこかで必ず休憩を取るべきだ。

朝から晩まで体を大きく動かし続ける行動自体、学校や会社に行っている人間でもなかなか無い事だ。しかもこれが猛暑日本の炎天下の中である。人によっては数日の連続参加という事もあるだろう。

洋楽アーティストなどは来日する事が貴重な人達も多いが、無理に予定を詰める事は絶対におすすめしない。場合によっては一部のアーティストを諦めてでも、少し座って落ち着いて水分補給や食事、休憩をする時間をとろう。

なお、これも筆者の友人の経験だが、ステージ間を全力疾走する必要があるような予定を組んだ結果、熱中症になり救護室に。楽しみにしていたThe 1975を観れなかったことを未だに悔やんでいたりする。最高の思い出を、最悪な記憶にしてしまわないように、どうか皆様十分に気をつけていただきたい。

おわりに

夏フェスにおける最重要部分であるタイムテーブルが公開されたことで、当日の動きがほぼ想像できるようになったサマソニ。人それぞれ違った形で楽しむことができるのが大型フェスの良いところだ。タイムテーブルを眺めながら、今から当日の事を想像するだけでもとても楽しいのではなかろうか。

今年のサマソニも第1弾アーティストの発表から期待を徐々に高めてくれた。SNSで毎回『サマソニ』の単語がトレンドに上がるのも、過去最速でソールドアウトしたのも、我々が抱く思いが反映したものなのだろう。……2023年サマソニ当日まであと2週間弱。これまでの発表をおさらいしつつ、最高のその時へ体調やモチベーションを万全に整えておこう。

5月13日:東京チケット完売! ダメ押しの第6弾アーティスト発表!

第5弾の発表からあまり間を空けずに5月10日には第6弾アーティストが発表された!

公式でアナウンスもされている通り、現在は東京のチケットは両日ともに一般発売を待たずしてソールドアウト。異例の速さでチケットが完売する事態となっており、残るはリセールのみ……。前代未聞の売れ行きが発表された中での解禁となった。

今回発表されたのは、おそらく重要解禁のラストを飾るであろう布陣。解禁されたアーティストが多いので特に注目度の高いアクトを上げるとすれば、東京19日(大阪20日)のコーネリアスとMAZZEL、。東京20日(大阪19日)のジャニーズWESTあたりだろうか。

コーネリアスはいろいろあっての、久方ぶりとなるサマソニ出演。深夜帯での出演こそ過去にはあったが、こうしてサマソニ本編に出てくれるのは本当に嬉しい。映像と完全にシンクロした音がコーネリアスのライブの面白さだけれど、今回は約6年ぶりとなるアルバム『夢中夢 -Dream In Dream-』のリリースも決定しているので、セットリストの予想も楽しいライブになりそう!

Cornelius 『いつか / どこか』 Sometime / Someplace (Live)
Cornelius 『いつか / どこか』 Sometime / Someplace (Live)

また耳の早いファンに知られる次世代グループ・MAZZELと、オリコンチャート常連組のジャニーズWESTの起用はかなりの動員を記録しそうな予感。まずMAZZELについてはSKY-HIが代表取締役とした会社・BMSG発のグループで、活動歴は短いながらも注目度がグングン上昇中の状態でのライブとなる。しかも出順的には『MAZZEL→BE:FIRST→SKY-HI』という完全に狙いに来ている流れになっているので、様々なコラボにも期待が高まりそうだ。

MAZZEL / MISSION -Music Video-
MAZZEL / MISSION -Music Video-

またジャニーズWESTは知名度的に凄まじい状況なのは言わずもがな。「あのジャニストを観れる!」というだけでも、灼熱の野外に集まる価値は間違いなくある。そして同日に“Paradise”の作詞を務めたmiletの出演も決まっているので、こちらのコラボの可能性も含めて期待したいところ。

ジャニーズWEST「Paradise」from SPECIAL LIVE
ジャニーズWEST「Paradise」from SPECIAL LIVE

なにぶん解禁数が多いので全て取り上げるのは難しいけれど、今回発表された第6弾アーティストの全体を見ると、今年の本気度がありありと感じられる。女王蜂は今期覇権アニメの主題歌に起用された抜群のタイミングだし、PACIFIC STAGEのトリを飾る東京スカパラダイスオーケストラも最高。更には横浜アリーナで行われた衝撃のライブ映像も記憶に新しいちゃんみな、VJの映像も楽しみなReolの他、aoのような超新星シンガーまでを揃える盤石な体制が光る。

ちゃんみな – 美人(AREA OF DIAMOND @ 横浜アリーナ)-
ちゃんみな – 美人(AREA OF DIAMOND @ 横浜アリーナ)-

ケンドリックのギャラ事情、リアム&ブラー激怒事件など……。最新Podcastで解禁された情報まとめ

そして5月8日に全体公開された、お笑い芸人のこがけんによるポッドキャストである『SUMMER SONIC 2023 TALK JAM Podcast』 にも、清水氏が出演。こちらはこがけんのトークスキルが炸裂したおかげもあり、より深掘りした話を聞くことができた。

内容は多岐にわたるので印象的だった部分を抜粋。まずはNewJeansがサマソニに出る、という発表から数万枚単位で一気にチケットが売れた話。そしてブッキング関係では、ギャラの関係からケンドリック・ラマーが一番苦労した話を話してくれた清水社長。ちなみに具体的な額としては、去年のミーガン・ザ・スタリオンの約3〜4倍。そしてクリエイティブマン側から提示された金額を「あとプラスワンミリオン(1億円)上げてほしい)」と要望されたとのこと……。皆さん、いろんな意味で今年のケンドリックは観ましょうね……。

その他、我々ロック好きとしては気になるブラーとリアムの件も……。なぜならそもそもが犬猿の仲としても知られる2組、その直接的な理由はリアムが放った「ブラーのデーモンとアレックスはエイズにかかって◯んでくれ」発言からなのだが、その2組がサマソニに出る、という時点であり得ない自体だったからだ。当然清水氏ははじめは「ブラーの前にリアム行けませんか……?」という流れを伝えていたそうだが、結論から言えば、めちゃくちゃに怒られたそう。断ったのはブラー側だそうで、「ノエル(リアムの兄)ならブラーの前でも良かった。ノエルとは和解したけどリアムとはしてない」と言われたらしい。無念。

その他、今回のブッキングでオファーした方面ではスクリレックス、ニューオーダー、デペッシュ・モードらの名前があったが、結果は断られたと。そして今のところソニックマニアの追加はほぼなしで、来年2024年のサマソニでは、ビリー・アイリッシュをヘッドライナーに希望。更にはロザリア、BLACKPINK、ゴリラズといったアーティストも気になっていると語ってくれた。

まとめ

清水社長がPodcast内で語ってくれたように、今年のサマソニは異例続きだ。それは解禁スピードもそうだし、チケットの売れ行きに関しても同様で、先行時点でチケットがほぼ売り切れることは過去何年間を見てもなかったように思う。それほど、音楽好きにとって今年のサマソニが重要なものと見なされている証左なのだろうが、これは本当にすごい。

ここまでの解禁が続いたので、おそらく次回はかつてのZeddやYOASOBIのようなTBA(To Be Announce。サプライズ枠)の発表か、早ければタイムテーブル解禁まで成される可能性あり。当然その際にはチケットがほぼソールドアウトしていると思うので、気になった人は今すぐ購入を検討した方がよいだろう。

4月19日:第5弾追加アーティスト発表!

例年より早い発表とは聞いていたが、なんとここで第5弾アーティストと、ステージ割の解禁!詳しくは以下に記すけれど、とてつもない解禁続きに興奮も急上昇。各自お目当てのアーティストを思い浮かべながら、読み進めてもらいたい。

星野源スペシャルステージ、鈴木雅之、Da-iCE……
最強の第5弾アーティストについて

今回初解禁となったアーティストは非常に多く、更には東京と大阪で大幅に異なっている。まず東京19日の発表についてはパシフィックステージにThe BONEZ、PassCode、ツユ、amazarashiらロックな邦楽勢が出演内定。ほぼ常連組と言って良いラインナップにしろ、それぞれが新作リリース直後のタイミングなのでセットリスト的にも楽しめそうだ。中でも期待したいのはサマソニ初出演となるツユ。これまで紗幕でMV映像を流しながらのパフォーマンスだった彼らは、昨年のCDJでは紗幕を撤廃。更にニューアルバムの発売も控えていたりもするので、そのライブには期待が高まるばかりである。

ツユ – アンダーキッズ MV
ツユ – アンダーキッズ MV

そして星野源が友人アーティストを率いてプレイするスペシャルステージ『“so sad so happy” Curated by Gen Hoshino』には、ジェイコブ・コリアー(JACOB COLLIER)、アリ・シャヒード(ALI SHAHEED)、ムハンマド(MUHAMMAD)、UMI、CAMILO、ペトロールズらが。単独でも成立する大物アーティストを多数抜擢、という点でも元が取れそうだし、彼らが星野源とどのようなパフォーマンスをするのか楽しみだ。

Jacob Collier – Time Alone With You ft. Daniel Caesar
Jacob Collier – Time Alone With You ft. Daniel Caesar

対して東京20日には、邦楽アーティストを中心としたブッキングが多数発表されることに。まず室内のSONIC STAGEには無骨なスリーピースバンド・w.o.d.の出演が決定。この日の同ステージはポップアーティストが多いだけに、極太サウンドを響かせるw.o.d.の期待値も自ずと高まる。

w.o.d. – リビド [OFFICIAL MUSIC VIDEO]
w.o.d. – リビド [OFFICIAL MUSIC VIDEO]

砂浜が魅力のPACIFIC STAGEにはカンダニエル(KANGDANIEL)、Da-iCE、Novelbright、Tani Yuuki、ローレン(LØREN)らポップアーティストが集結!新型コロナにより昨年はキャンセルとなったカンダニエルがこのタイミングというのも嬉しく、ローレンはあのBLACKPINKの作詞も手掛けた実力派。邦楽勢としてはMステやCOUNTDOWN TVといった音楽番組にも引っ張りだこの3組なので、中には「このステージにずっといる!」と考えるファンもいるレベルの盛り上がりは間違いなし。

Da-iCE / 「スターマイン」Music Video
Da-iCE / 「スターマイン」Music Video

BEACH STAGEには、ポップシーンを牽引する邦楽アクトが目白押し。今回の発表ではマーチンこと鈴木雅之、ソロギタリスト・高中正義ら存在感抜群のソロアーティスト2名。バンドではOriginal Love、HYら歌で魅せる2組が明らかになり、ますます当日の動きが予想できるように。20日は全体的にポップアクトが多い日だけれど、その中でもゆったりユラユラ体を動かしたい人にはうってつけだ。

【MV】鈴木雅之 feat. すぅ『GIRI GIRI』TVアニメ「かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-」OP主題歌
【MV】鈴木雅之 feat. すぅ『GIRI GIRI』TVアニメ「かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-」OP主題歌

ステージ割りについて

さて、今回の発表では皆様お待ちかね、各アーティストの詳細なステージ割も解禁された。

サマソニは各ステージの下部に記載されているアーティストから上に上がるにつれて、トリに近くなっていく仕組み。東京19日のOCEAN STAGEを例に挙げると、出順は『Jxdn→NewJeans→PALE WAVES→アレキ→TDCC→セカオワ』。そしてFOBへと続いて、最後はブラーで終わる……といった感じだろうか。なおこの考えに関しては、今後の発表によっては確実に変動が発生する。それこそ昨年のサマソニではこの出順かと思いきや、タイムテーブル発表で大幅に順番が変更になったりもしたので、あくまで予測として。

ただ、この発表ではっきり見えてくるものもあるはずだ。初日19日(大阪20日)を見てみると、メインステージはなんとロックアーティストに挟まれる形でNewJeansが確定。そして『セカオワ→FOB→ブラー』という、ジャンル無用の組み合わせも面白い。片やMOUNTAIN STAGEではツイッターフォロワー数4000万超え、あのワン・ダイレクションの元メンバーであるナイル・ホーラン……ではなく、YOASOBIがトリという異常事態。ポップとロックが混合する、ハッピーな1日に期待したい。

翌20日(大阪19日)はどうかと言えば、こちらもビックリ。メインステージはリアム・ギャラガーからケンドリック・ラマーへと続く、洋楽ファンには感動モノの流れになっているからだ。SONIC STAGEではLauv→LANYなのでコラボレーションはほぼ確定だろうし、MOUNTAIN STAGEではエヴァネッセンス→BABYMETALと、低音ロックのバトンを繋ぐが如し流れにグッとくる。

大阪の発表あれこれ

また、今回の発表では大阪オンリーとなるアーティストが明らかになったのも特徴的。そのうち大きな驚きの声が挙がったのは、超有名グループ・Perfumeの決定だろう。彼女たちがサマソニに出演するのは随分久し振りであるし、ニューアルバム『PLASMA』を携えた大規模ツアーを終えた今、どんなセットリストを組んで臨んでくれるのかも楽しみ。

[Official Music Video] Perfume 「Spinning World」
[Official Music Video] Perfume 「Spinning World」

他ステージを見てみると、主にMASSIVE STAGEでの出演解禁が多数。大阪19日にはKANGDANIELの他、ファンクテイスト全開のBREIMEN、インターネット発の(sic)boy、TikTokで大バズリ中のimase、tonun、先日のTHE FIRST TAKE動画が拡散された新しい学校のリーダーズらが決定。新進気鋭のアーティストの姿を、ぜひその目に収めてほしい。

ATARASHII GAKKO! – OTONABLUE / THE FIRST TAKE
新しい学校のリーダーズ – オトナブルー / THE FIRST TAKE

そして翌日20日。こちらは東京の星野源ステージにも出演するUMIの他、人気アニメの主題歌にも抜擢されたキタニタツヤ、あの川谷絵音とお笑い芸人・ラランドのサーヤがタッグを組んだ礼賛、独特な歌声と曲でファンを生み出すTele、ヒップホップの超新星の梅田サイファーらが決定。どのアーティストもライブを行えばソールドアウト必至の若手筆頭株なので、誰を観ても自慢出来そうだ。

スカー / キタニタツヤ – Scar / Tatsuya Kitani
スカー / キタニタツヤ – Scar / Tatsuya Kitani

ブラー&リアム共演NG、K-POP台頭の可能性など……。
フェス主催者・清水直樹氏が語った内容

さて、ここで新たな情報を。国内で開催されるフェスならいざ知らず、特にサマソニは公式情報以外にも、様々な媒体で新情報が公開されることがある。5月上旬現在で公開されているものは主にふたつ。そのうちのひとつがSpotifyで聞く事ができる『Festival Junkie Podcast』で、これは主催元のクリエイティブマン代表・清水直樹氏が、パーソナリティーとの対談形式で行われるもの。流石に次のラインナップのネタバレ的な内容はなかったにしろ、いろいろな話を聞くことができた。

Festival Junkie Podcast #157

全貌を記すと長くなるので今年の話にのみフォーカスすると、まずブラーとリアム・ギャラガーが別日になっている件について。というのもこの2組は犬猿の仲としても知られ、リアムはブラーのメンバーであるデーモン、アレックスに対して「エイズにかかって◯んでくれ」と発言したこともあるほどだからだ。なので今回サマソニにブラーとリアムが出演することは世界的に見ても大事件であり、結局別日になったけれども我々ファンとしては安堵半分、驚き半分というところだった。

どうやら清水氏いわく当初は本当にブラーとリアムを同日に、同じステージに配置する予定だったらしい! ただ「兄貴(ノエル・ギャラガー)とは和解したけど弟(リアム)とはしてない」と、ブラー側からNOを突き付けられたとのこと……。リアム側じゃなかった、という点でも意外である。

加えて、昨今の日本のマーケットが拡大していることを受けてか、The Kid Laroiが当初予定されていた高額なギャランティを下げてまで「今年のサマソニで来日したい」と逆オファーをしてくれたこと、今後更にK-POPアーティスト

4月8日掲載:第4弾追加アーティスト発表!

前回の第3弾発表からまだあまり時間も経っていないサマソニ。前回時点でも超大物が多数発表される驚きの展開となったが、意表を突く流れで発表された第4弾アーティストも、素晴らしい顔ぶれだ!

セカオワを筆頭に、邦洋若手アーティストがたくさんの初日!

今回発表されたのは洋楽から邦楽まで、選り取り見取りの計10組。まずは初日である東京19日(大阪20日)には、邦楽シーンを牽引するビッグポップバンドSEKAI NO OWARIが大抜擢! “RPG”や“サザンカ”といった楽曲がテレビを中心に広がったのはもちろん、近年では“Habit”がTikTok経由で爆発的流行を記録。2022年のレコード大賞をも受賞する程のキラーチューンとなったのはご存知の通りである。彼らのライブは超豪華なセットが組まれることで知られているけれど、それは単独ライブでの話。フェス出演自体がとても珍しい彼らが今夏、どのようなステージングで楽しませてくれるのか期待したい。

SEKAI NO OWARI「Habit」
SEKAI NO OWARI「Habit」

そして洋楽勢からはザ・ラウンジ・ソサエティー(The Lounge Society)ジェイデン(jxdn)がサマソニ初登場。TLSもジェイデンもまだまだ若手のアーティストながら一気に人気に火が点きそうな注目株なので、この手早い獲得は流石サマソニと言えよう。散弾銃よろしく飛び交うフレーズの中心をギターでぶち抜くTLSも最高だし、TikTokを効果的に利用したバズで注目されるジェイデンも、ヤングブラッドやマシン・ガン・ケリーを彷彿とさせるポップパンクのリバイバル感がある。超新星の日本躍進の幕開けという意味でも、楽しいこと間違いなしのライブになるはずだ。

JXDN – So What! (Official Video)
jxdn – So What! (Official Video)

日本からは遂に来たと言っていいだろう、Nulbarich(ナルバリッチ)Kroiの2組が確定! どちらも独特のグルーヴ感を持ち味とするバンドで、ゆったりゆらゆら踊ることの出来る至福の時間が訪れそうな予感。

Nulbarichはここ数年のサマソニには連続出演しており、昨年は自身がキュレーターを務めた『AREA DIP 2022 in MIDNIGHT SONIC』も手掛ける立役者。特にここ数年はフューチャリング楽曲を多く手掛けている感もあるので、ライブで鑑賞する機会はレアでもある。対してKroiちゃん(ライブではそう言います)は、昨年から「ほぼ出ることの可能なフェスは出ます!」のスタンスでフェス出演を受けるバンド。今夏のサマソニはこれまで培ってきたライブパフォーマンスを見せ付ける、絶好の機会だろうとも思う。それぞれお酒片手に楽しめる30分〜40分の持ち時間でのライブ。お楽しみに。

Nulbarich – TOKYO (Official Music Video)
Nulbarich – TOKYO (Official Music Video)

BIGBANGのSOL、新生ベビメタ、ももクロ、sumikaらが名を連ねた2日目!

続く東京20日(大阪19日)は、邦洋含めて驚きのラインナップが続々発表される重要日に。Kids Return(キッズ・リターン)など若手注目株が出演を決定する中、サマソニファンとして絶対に外せないのはやはり、アイドル×メタルという新ジャンルを開拓した世界的ユニットBABYMETALの存在だろう。ベビメタと言えばかねてよりサマソニに出演し続け、小さなステージからメインステージまで駆け上がったアイドル。ただ彼女たちはコロナ禍の2021年にライブを一旦封印→実質的な活動休止状態になり、4月のつい先日のライブで新メンバー・MOMOMETAL(博多華丸の次女でありかつてはサポートメンバーとして活動)を含めた3人で再始動し、今回のライブが活動再開後初になる人も多いハズ。空白の数年を一気に塗るであろう彼女たちのスロットは、おそらくメインステージかトリ前あたりになると思われる。グッチャグチャのヘドバン地獄はもう目の前だ。

BABYMETAL – Mirror Mirror (OFFICIAL)

K-POPシーンからは、何とBIGBANGのリードシンガーSOLがソロ名義で出演内定!

BIGBANG時代にもその歌声に定評のあったSOLだが、ソロとしての活動が増えたことで、改めてその存在感に驚いた人も少なくないはず。そんな彼は来日ステージ決定としては約6年ぶりなので、喜びもひとしおだ。同日には以前“VIBE”のダンスチャレンジに共に参加した、ジフン有するTREASUREもラインナップされているので、もしかするとコラボの可能性もあるかも……?入場規制必至のポップ天国の到来は近い!

SOL – RINGA LINGA (from 『BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2013~2014』)
SOL – RINGA LINGA (from 『BIGBANG JAPAN DOME TOUR 2013~2014』)

更に邦楽からはももいろクローバーZsumikaの2組が会場を沸かす役割を果たす。ももクロはなんとサマソニとしては10年ぶりの出演(!)であり、あれから持ち曲的にもパッション的にも、グッと広がりを見せたセットリストになりそう。ちなみにサマソニに最後に出演した2013年には大阪と翌日の東京でセットリストの大部分を変え、ファンの度肝を抜いたももクロ。今回はニューアルバムのリリースも重なっているので、果たしてどんなライブを観せてくれるのか……。

ももクロ【MV】BLAST! -MUSIC VIDEO-
ももクロ【MV】BLAST! -MUSIC VIDEO-

そして邦楽フェスヘッドライナー常連組のsumika。詳細はここではあえて記載しないけれど、今年は本当に辛いことを乗り越えてのサマソニ初出演となる。ただ集まってくれたファンをハッピーにする、というのが基本方針であるsumikaのことだ。きっと爽やかなポップミュージックでもって、昼間の時間帯を彩ってくれるはず。少しずつ歩を進める彼らの決意を目の当たりにする意味でも、大切な時間になりそうだ。

sumika / フィクション【Music Video】
sumika / フィクション【Music Video】

まとめ

さて、今回の第4弾ラインナップで洋楽の大型発表はある程度出た感覚がある。例年通りの流れだと、4月のどこかのタイミングで邦楽アーティストをズラッと解禁、5月にはステージ割が発表されて……という感じになりそうな予感。なお東京の2days通し券は既にソールドアウト。再発売やリセールもあるので悲観的に捉えるものではないにしろ、例年より圧倒的に早い売れ行きには脱帽だ。もちろん以後はチケットが更に取り辛くなる状況ではあるので、気になっている人はお早めに。

3月24日掲載:第三弾アーティスト&日割り発表!

前回発表から1ヶ月弱。早くも3月24日に、サマソニの第3弾出演アーティストが発表されたので取り急ぎご紹介しよう!

K-POPから台湾勢まで、一挙解禁の1日目!

第三弾で発表されたのはロック・ポップ中心の世界各国で活躍するアーティストたち。まず初日である東京公演の19日(大阪は20日)には張惠妹 aMEI(チャン・ホェイメイ)BE:FIRSTエンハイプン(ENHYPEN)SKY-HIニュージーンス(NewJeans)らポップ勢が続々解禁である。

中でも意外性のあるブッキングとなったのは張惠妹 aMEI。彼女は台湾出身のアーティストながら世界的に活躍するシンガーで、アルバムセールスは全世界で5,500万枚を突破。今ではLGBTコミュニティ的な面で考えても、見逃せないアーティストのひとりだ。ここ日本でもミュージカル公演を成功させたり、夏川りみの“島唄”を歌唱したりしているので、ハッとする人も多いはず。

張惠妹 A-Mei – 聽海 官方MV (Official Music Video)
張惠妹 A-Mei – 聽海 官方MV (Official Music Video)

また、邦楽勢としてはBE:FIRSTSKY-HIの起用はファンにとっては感動モノだろう。『SKY-HIが立案したボーイズオーディションで誕生した』というバックグラウンドこそ当初はピックアップされがちだったが、今では紅白出場も含め完全に市民権を得た存在となったBE:FIRST。同じく、元AAAどうこうという以上に、自身のパフォーマンスの力で成り上がったSKY-HI。この2組を同日に観ることが出来るというのは、非常に価値がある。……もしかすると、当日は2組のコラボレーションも観られるかも?

BE:FIRST / Boom Boom Back -Music Video-
BE:FIRST / Boom Boom Back -Music Video-

更にはENHYPENNewJeansの、K-POP最強の新人2組のライブもアツい。おそらく当日は入場規制相当の客入りが予想され、特にデビュー1年目にしてサマソニ出演となるニュジへの期待は凄まじいものがあるかと。大きなステージかつ真っ昼間の時間帯に、グッと盛り上げてくれそうだ。その他、落日飛車 SUNSET ROLLERCOASTER、宇宙人 Cosmos Peopleら台湾出身のロックバンド勢も嬉しい。

NewJeans (뉴진스) 'Hype Boy' Official MV (Performance ver.1)
NewJeans (뉴진스) ‘Hype Boy’ Official MV (Performance ver.1)

大量解禁となった大阪には邦楽アクトとして『ずっと真夜中でいいのに。』やWANIMA岡崎体育ケツメイシらも。特筆すべきは、ゲームをテーマに据えた全国ツアーを終えたばかりの『ずとまよ』。現在でもリリース楽曲のビュー数が異常な高まりを見せているずとまよだが、ライブシーンでの強みをここ数年はアピールを続けている。今年はニューアルバムを引っ提げたライブになることも含めて、どんなライブになるのか楽しみだ。

ずっと真夜中でいいのに。『綺羅キラー (feat. Mori Calliope)』MV (ZUTOMAYO – Kira Killer)
ずっと真夜中でいいのに。『綺羅キラー (feat. Mori Calliope)』MV (ZUTOMAYO – Kira Killer)

ポップ&ロックアーティストが追加された2日目

続く東京20日(大阪は19日)はメイジー・ピーターズ(Maisie Peters)MY FIRST STORY、大阪にはmiletが追加に!

つい先日に来日公演を終えたメイジー・ピーターズは、この春発売のセカンドアルバム『THE GOOD WITCH』を引っ提げての初の日本フェス出演となる。生楽器と透明的なボーカルのベストマッチを、ぜひとも体験したいところ。

Maisie Peters – Not Another Rockstar [Official Video]
Maisie Peters – Not Another Rockstar [Official Video]

邦楽勢のマイファスは、4年ぶりのサマソニ出演。昨今はフロントマンのHiro(Vo)が多くのバラエティ番組に出演し、大衆にもその知名度が向いている感もある。ただ彼が本領発揮するのは間違いなくライブなので、ロックバンド然とした存在感をこの日は見せてくれるはず。対してmiletはデビュー以後、サマソニ出演が毎年恒例となっている立役者。最大の武器である歌声で、ゆったりと体を動かしたい。

MY FIRST STORY – 不可逆リプレイス – Official Music Video
MY FIRST STORY – 不可逆リプレイス – Official Music Video

サプライズ枠! 19日に星野源と仲間たちが登場

そして翌23日に発表されたサプライズとして、なんと19日東京のBEACH STAGEに星野源の出演が大決定! しかも今回は『“so sad so happy” Curated by Gen Hoshino at SUMMER SONIC BEACH STAGE』と題され、どうやら星野源の友人である海外アーティストを中心にライブを行うものだそう。

パッとイメージするのは共にダブルヘッドライナーライブを行ったマーク・ロンソン、ラジオで共演を果たしたスーパーオーガニズムの野口オロノ、“喜劇”でトラックを作ったDJ Jazzy JeffKaidi Tathamあたりだろうか……。いずれにせよ、激レアなライブになるはずなので、期待しておこう。

星野源 – 喜劇 (feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham) [Official Audio]
星野源 – 喜劇 (feat. DJ Jazzy Jeff & Kaidi Tatham) [Official Audio]

2月28日掲載:第二弾アーティスト&日割り発表!

サマソニの第一弾発表から約1ヶ月。そろそろ続報を聞きたくなってきた最高の状況下で、待望の第2弾アーティストが発表された!

ブラーとケンドリック・ラマーを据えた驚きのヘッドライナーは元より、超大型アーティストを大勢ブッキングした第一弾も素晴らしかったが、今回もその発表に引けを取らない盤石のラインナップが見所だ。なお以下のラインナップは東京を基準にしているため、大阪公演では出演しないアーティストもいるのでご注意を。

東京8月19日(大阪8月20日)の追加発表

さて、早速気になる追加発表アーティストについて見ていこう。まず初日の東京8月19日(大阪8月20日)にはロック枠として、トゥー・ドア・シネマ・クラブ(Two Door Cinema Club)ウェット・レッグ(Wet Leg)が大決定!

サマソニとしては常連組にあたるTDCC、彼らの魅力と言えば無意識に踊りたくなるそのサウンドで、おそらく今回も伝説的ファーストアルバム『Tourist History』を含め、多くのヒット曲を披露してくれるはず。最近のTDCCはポジティブに振り切った新作アルバム『Keep On Smiling』をリリースしていて、この楽曲群がどう組み込まれるのかも期待だ。またここ数年のTDCCはVJを駆使した映像面での演出も話題を呼んでいて、そちらも同様に楽しみにしたいところ。

TWO DOOR CINEMA CLUB | UNDERCOVER MARTYN
TWO DOOR CINEMA CLUB | UNDERCOVER MARTYN

そして大興奮の初来日公演も記憶に新しいウェット・レッグは、日本における初めてのフェス。先日の来日公演では「フジロック来るー!?」とのファンの問いに「Maybe(多分)」と答えていたウェット・レッグ、そのためてっきりフジ側だと思っていたのだが、あれは彼女たちなりの優しさだったのだろうか……。新進気鋭のインディーバンドとして名を上げた彼女たちは“Chaise Longue”の一大ヒットによって、一気にその名を知られる存在に躍進。グラミー賞を2部門受賞する快挙を成し遂げるなど、その勢いは止まらない。サマソニでは処女作としては異例の売上を記録した『Wet Leg』の楽曲を軸にセットリストを構成してくれるはず!ぜひとも《Excuse me?》→《What!》の絶叫で盛り上がろう。

Wet Leg – Chaise Longue (Glastonbury 2022)
Wet Leg – Chaise Longue (Glastonbury 2022)

またエレクトロデュオのホンネ(HONNE)と、メッセージ性抜群のフレーズで畳み掛けるラッパー・スロータイ(Slowthai)らが抜擢されたのもアツい。ホンネは実は日本語の『本音』から名前を付けていて、メンバーのアンディに関しては交際相手が日本に住んでいたということで、かなりの日本好き。チルやBPM早めのポップなど、様々なジャンルの楽曲を展開する彼ららしく、当日は集まった音楽好きを踊らせてくれることだろう。対してスロータイはブレイク間近と言われる若手注目株。DJを配置し、自身は上半身裸で散弾銃のようなラップの応酬を繰り広げるスタイルだ。またその歌詞は政治や人生観、はたまた直近の怒りなど『今自分が本当に言いたいこと』を詰め込んだ代物なので、その隠された意味も含めて楽しんでもらえればと思う。

HONNE – Day 1 ◑
HONNE – Day 1 ◑
slowthai – Feel Good (Official Video)
slowthai – Feel Good (Official Video)

待望の邦楽枠は、もはやホールツアーでなければ収まらないライブ人気も話題の[Alexandros](アレキサンドロス)! 動員的にはメインのオーシャンステージへの出演の可能性が高いと見られ、彼らの前後にどのアーティストが住み分けされるのかにも期待が高まる存在だ。昨今では“閃光”の思わぬバズの他、アルバム『But wait. Cats?』のセールスも好調。これ以上ない状況下でのライブとなるのだから、彼らを見ない手はないというもの。

[Alexandros] – 閃光 (MV)
[Alexandros] – 閃光 (MV)

東京8月20日(大阪8月19日)の追加発表

続いて東京8月20日(大阪8月19日)。まずこの日の中心人物として数えられるのは、19歳の音楽プロデューサー、ザ・キッド・ラロイ(The Kid Laroi)。“STAY”の大爆発からのし上がった彼にとっては『WIRED MUSIC FESTIVAL』以降2度目の来日! 彼のライブはゼッドやマシュメロのようなDJスタイルではなく、自身はハンドマイクで歌い続けるというフロントマン然としたパフォーマンスも魅力のひとつ。成長過程にある19歳の若者の現在地を観測する上でも、重要な1日になるのは間違いない。

The Kid LAROI, Justin Bieber – STAY (Official Video)
The Kid LAROI, Justin Bieber – STAY (Official Video)

また邦楽勢としてはAIAwichマカロニえんぴつNight Tempoらジャンルを問わずシーンを席巻するアーティストたちが一挙解禁された。ソウルフルな歌声で絶大な印象を伝えるAIは野外の会場にピッタリだし、思いの丈を吐き出すAwichも、聴く者の鼓膜にグサリと刺さりそう。そしてマカロニえんぴつはここ数年の追い風を受けて満を持しての出演となる。

中でも個人的にオススメしたいのはNight Tempo。彼は正確には韓国出身だが、中森明菜や八神純子、斉藤由貴といった昭和アーティストの曲を連発する通称『昭和グルーヴ』を武器に、日本の古き良き音楽カルチャーをリミックスで展開するスタイル。今回は矢川葵と市川美織を加えたファンシーラボ編成で、視覚的にも楽しい一夜をもたらしてくれるはず。

Wink – 淋しい熱帯魚 (Night Tempo Showa Groove Mix)from Night Tempo’s “Ladies In The City” live set
Wink – 淋しい熱帯魚 (Night Tempo Showa Groove Mix)from Night Tempo’s “Ladies In The City” live set

ニューカマー枠としては、なんと韓国の10人組アーティストグループのトレジャー(TREASURE)と、人気俳優ウィル・スミスの娘さんでもあるパンクの新星ウィロー(WILLOW)、ファンクの化身たるシマファンク(Cimafunk)が出演決定!

まずトレジャーについてはSEVENTEENやTXTといったK-POPとの親和性の高さを証明してくれていたのがこれまでのサマソニだった中で、この起用は思わぬサプライズ。超満員のファンに囲まれながらどんなライブをするのか期待したい。またウィローは新作アルバム『<COPINGMECHANISM>』が大注目中という状況下での来日となり、これまでの活動を網羅するステージングになることは確実と言えよう。シマファンクもアルバム『El Alimento』の余韻を携えた代物になること請け合いで、管楽器隊も含めた大所帯でのライブは今から楽しみだ。

TREASURE – '직진 (JIKJIN)' M/V
TREASURE – ‘직진 (JIKJIN)’ M/V
WILLOW – t r a n s p a r e n t s o u l ft. Travis Barker (Official Music Video)
TREASURE – ‘직진 (JIKJIN)’ M/V

今回明らかになった日割りについて

そして今回、参加者にとっては非常に重要となる日割りについても解禁となった。これまでのサマソニでは親和性の高いジャンルを混合させること(例えばEDM系がヘッドライナーの日はヒップホップ多めなど)が通例としてあったのだが、今年はケンドリック・ラマーの日にリアム・ギャラガーが出たり、ナイル・ホーランとブラーとスロータイが同日……とジャンル分けが限りなくゼロに。「K-POPの後にパンクロックを観て、次はヒップホップ!」といった、これまでにない回り方が出来るのは印象深い点だろう。

また第一弾発表の際に言われていた『リアム・ギャラガーとブラーが同じ日に出るのか問題(注:2人は犬猿の仲として知られている)』は完全別日で解決。またブラーとナイル・ホーラン、ケンドリック・ラマーとリアム・ギャラガーといった別ジャンルの大物はオーシャンステージとマウンテンステージのトリ同士でぶつけて来るのだろうな……など、今回の発表でいろいろと想像が出来るようになったのも面白い。続く第三弾発表ではおそらくここに邦楽アーティストが多数加わることで、より一層雰囲気を感じられるようになるのだろう。

第二弾発表の添えて

第一弾発表では「スゲー!」との興奮の声が大部分を占めていた中、今回の発表では日割りも出たことで更に具体的に当日のイメージを感じられるようになったと思う。現在発売中のチケットも売り切れ次第終了なので、この辺りで購入に走る人も多いことだろうと推察する。続く第三弾アーティスト発表ではいよいよステージ割も含めたアナウンスもされそうな予感……。開催までにはまだ5ヶ月近くあるけれど、そろそろ動き出す時期は来ているのかもしれない。参戦予定の方はなるべく早い行動をオススメします!


1月29日掲載:第一弾発表 今年(2023年)のサマソニはどうなる?

思えばここ数年のサマソニは、コロナ禍で様々な試行錯誤を繰り返してきた。2020年にはパンデミックの影響でサマソニの代替イベントである『SUPERSONIC(スパソニ)』の開催が延期に追い込まれ、翌2021年には実質的なEDMフェスとして開催、ただ感染拡大中の日本に海外勢が来日する洋楽フェスは、その成功の裏で様々な声が飛ぶ結果にもなった。そして遂に100%の大成功を収めたのが、今でも記憶に新しい2022年のサマソニ。大躍進を遂げたThe 1975とポップの帝王ポスト・マローンをヘッドライナーに配置し、改めてサマソニにしかない多幸感を味わわせてくれた。

では今年のサマソニ2023がどうなるのかと言えば、目指すはもちろん『コロナ禍前のサマソニへの完全復活』。みんなで歌って踊って、「ただただ楽しい!」の感情のみに向かって突き進む未来だ。これに関しては5月8日の絶妙なタイミングでコロナウイルスが感染法上5類に引き下げられることが確定することもあって、おそらくは合唱OK、収容人数制限なし。場合によってはマスク着用すら任意とするレベルのルール緩和を図っていくはず。今や海外のフェスでは複雑なレギュレーションを撤廃しているのはご存知の通りだけれど、やはり日本発の洋楽フェスとして、その先駆けを飾るのはサマソニ、ないしフジロックの役割なのだろうなと強く思う。

ヘッドライナーは『ブラー(Blur)』と『ケンドリックラマー(Kendrick Lamar)』!

さて、フェスに参加する者としてアナウンス的に外せないのはヘッドライナーだろう。それは豪華さという点も当然大切だが、特にサマソニはヘッドライナーからその日のブッキング傾向を固めていくフェス(例えばザ・チェインスモーカーズならEDM多め、The 1975ならメインステージの女性アーティストの比率を増やすなど)なので、フェス全体のイメージを掴む上でもひとつの情報源になり得るから。

そんな期待値が高まりまくったヘッドライナー、まず最初に発表されたのはブラーだった(東京19日・大阪20日)!

デーモン・アルバーン(Vo.G)のゴリラズとしての活動が本格化し、長らくの活動休止状態に入っていたブラー。その間イベントに出演したことも一応はあるがそれも数えるほどで、このまま英ロックのトップとしてほぼ神格化されたまま時が過ぎていくかと思われた。が、彼らは突如声明を発表し、7月8日のウェンブリー・スタジアムで正真正銘の再結成をすることが発表されたのだ。今回のサマソニの出演は8月だから、相当前もって準備したブッキングなのだろう。運営のクリエイティブマンには、本当に頭が上がらない思いである。

ブラーがサマソニに出演するのは何と約20年ぶり。また再結成から間もないタイミングということもあり、披露される内容はキャリアベストの代物なのは確定している。“Song 2”でwoohooを熱唱するも良し、“Coffee And TV”で自由に体を動かすのも良し。個人個人の思い出も相まって、特にロック畑で育った音楽ファンなら、素晴らしいライブになること請け合いだ。

Blur – Song 2 (Official Music Video)

そしてヘッドライナーの2組目はケンドリック・ラマー(大阪19日・東京20日)! rockin‘on2月号にて、クリエイティブマン代表の清水直樹氏が「プリマヴェーラ・サウンド2023のブッキング見たらびっくりした」と語っていたので、勝手にカルヴィン・ハリスやロザリアの起用を想像していたのだが、まさかヒップホップ界の新王者ことケンドリックとは……。

ケンドリックと言えば、大雨の中で開催された2018年のフジロックを思い出す人も多いだろう。あの日のケンドリックのライブはまさしく伝説であり、彼の圧倒的言葉数で畳み掛けるライムと、雨粒さえも演出にするような過酷な空間が渾然一体となった異次元体験だった。そこで今年のケンドリックを見てみると、これまでプライベートをあまり明かさなかった彼としては異例のメッセージ・ニューアルバム『Mr. Morale & The Big Steppers』の存在が、セットリストに大きく影響しそうな雰囲気。ピューリッツァー賞&グラミー賞を獲得した『DAMN.』も含め、伝説的な一夜になりそうな予感がひしひしと。フジのイメージから一転、サマソニに初出場となったケンドリックのライブは一体どうなることやら。必見である。

Kendrick Lamar – DNA.

リアムにナイル、ヒゲダン…… 第1弾出演アーティストも熱い!

SUMMER SONIC 2023 1st Line up Announcement
SUMMERSONIC 2023 1st Line up Announcement

そしてヘッドライナー発表の翌日である1月27日には、待望の第1弾出演アーティストが発表! 詳しくは公式のTwitter投稿に詳しいが、誰もが待ち望んだ最強のラインナップと言わざるを得ない豪華さ。

中でも多くのロックファンに驚きと共に迎え入れられたのは、元オアシスの絶対的フロントマン、リアム・ギャラガーだろう! 計12万人を動員したネブワース公演を大成功で終えた彼が、ようやく日本へとやって来るのだから感動もひとしおだ。更には『リアムがブラーと同じフェスに出る』ということ自体が世界的に見ても異常事態。詳しくは『リアム ブラー』でGoogle検索するといろいろ出てくるので割愛するが、2017年にはリアムはツイッターで「今度アイツと会うことがあったら戦争だ」とも呟いていたので、その確執が解決されたかどうかも気になるところ。もしかしたらサマソニで戦争をする気なのかもしれないが。

ブラーと同日になれば準ヘッドライナーかマウンテンステージのトリになるだろうし、もしかするとケンドリックの日かもしれない。ワクワクしながらステージ割発表を待とう。

Liam Gallagher – Wall Of Glass (Official Video)
Liam Gallagher – Wall Of Glass (Official Video)

5年ぶりニューアルバムの発売を控えるフォール・アウト・ボーイや、無骨なロックサウンドでのし上がってきたエヴァネッセンスもアツい。FOBは2019年にはB’zの真裏というスロットで盛り上げ、対してエヴァネッセンスは2012年の来日ライブで「生涯で最高のライブだった」と語ったほど日本との親和性も高いバンド。パワーアップした彼らのライブは、きっと素晴らしいものになるはずだ。

Fall Out Boy – American Beauty/American Psycho
Fall Out Boy – American Beauty/American Psycho

ポップ枠として、圧倒的な印象を誇るのはナイル・ホーラン。もはや知らない人はいないボーイズグループ、ワン・ダイレクションの元メンバーであり、ソロ活動も絶好調の超大物。最新曲のリリースも控えており、熱量そのままに来日という最高の環境だ。また期待のポップ・バンドのレイニーも、注目度的に見逃せない存在。ピアノ主体の美メロとポール・クライン(Vo.G.Key)の歌声がマッチするライブは、ぜひ野外の環境で楽しみたい。

Niall Horan – Nice To Meet Ya (Official Video)
Niall Horan – Nice To Meet Ya (Official Video)

ソロアーティストとしてはラウヴ、サンダーキャットらの起用も最高だ。ミニマルなポップサウンドで音を紡いでいくのがラウヴだとすれば、サンダーキャットは6弦ベースを手に超絶技巧で魅せるジャズが主体。大きなステージというよりは、ゆったり環境的にも楽しめるステージで観たい2人だ。互いに日本好きを公言し、これまで何度も来日しているふたり。日本でどんな生活を送るのか、SNSもチェックしつつ当日を迎えよう。

Lauv – Paris in the Rain [Official Video]
Lauv – Paris in the Rain [Official Video]

海外の勢いが凄まじいサマソニだが、邦楽勢も負けてはいない。今や日本のポップアイコンになりつつあるOfficial髭男dism、海外フェスでも知名度を高めているYOASOBIが大決定である。単独ライブはソールドアウト続出のこの2組を、フェス会場で楽しめるのは本当に貴重。加えてヒゲダンは小さなステージから一気に国民的バンドになったし、YOASOBIは昨年度のサマソニはコロナ感染でキャンセル……といった流れもあるので、素晴らしいライブを見せてくれるのは確定事項と言える。

Official髭男dism – Pretender[Official Video]
Official髭男dism

他にも、注目アーティストは目白押しだ。U2のボノの息子がフロントマンを務めるインヘイラー、キラキラなイメージを一新しサウンドをアヴリル的ロックに変更したペール・ウェーヴス、イギリスの新星SSWホリー・ハンバーストーン、その歌唱力とメッセージ性で音楽の新人部門を受賞したフロー、ノヴァ・ツインズやザ・スナッツら若手初来日組……。「◯◯(アーティスト)を観るためにサマソニに行く!」という人も多いだろうけれど、間違いなくどのステージ、どのアーティストを観たとしても大きな収穫になる。清水氏が公式メッセージで「未来のビリー・アイリッシュやデュア・リパが生まれる予感がします」と期待値の高さを記しているように、新人アーティストにも目が離せないフェス、それがサマソニなのだ。

Inhaler – Cheer Up Baby (Official Video)
Inhaler – Cheer Up Baby (Official Video)

その他現在判明している情報

その他、サマソニについて1月末時点で判明している情報を簡単に記しておこう。と言っても基本情報はサマソニ公式サイトとrockin‘on誌内でほぼ明かされているのだけれど、先日の1月26日に『J-WAVE STEP ONE』に生出演した清水氏は、含みのある表現でいろいろと語ってくれたのだ。

まず「ヒップホップ系では今後伸びそうなアーティストをブッキングしている」という一言。その言葉を勝手に深読みしてみると、メインステージがケンドリック・ラマーの日、同ステージに重ねる形で若手ラッパーを起用する、といった意味になりそう。サブスクで再生数が高かったり、YouTube上で台頭したりといった心当たりのあるラッパーがいれば、各自期待しておこう。

そして「今年は去年よりステージごとに色合いが分かれていて、幅広くなる」とのコメントも印象的。これまでのサマソニは例えば2019年のアラン・ウォーカー→ゼッド→ザ・チェインスモーカーズの流れのように、極力同じ系統のアーティストで固めるのが基本方針だった。それが今年は違うというのである。となるとケンドリック・ラマーの日にリアムが出たり、ブラーの前の出番に全く別ジャンルのバンドが出たり……といった可能性もあるということ。全く読めない!

最後に紹介するのは「K-POPやアジア系のアーティストも増える」との発言。ファンはご存知の通り、サマソニはこれらのシーンにも早くから目を付けていたフェス。実際にSEVENTEENやTOMORROW X TOGETHER、防弾少年団(今のBTS)もサマソニでのライブ経験があり、先日終幕したクリエイティブマン主催の『GMO SONIC』ではKep1erやLE SSERAFIMもしっかりブッキングしている。筆者も昨年のサマソニでTXTのライブを観た際、ライブが始まった瞬間グワッと人で埋め尽くされた経験もあるので、やはりシーンの強みはある。……となればこれらのジャンルから何組かを割り当て、サマソニへの追い風とするのは素晴らしい選択なのではと。

おわりに

コロナ禍に入ってから、我々は多くのことを我慢し続けてきた。外食や旅行などこれまで当たり前だったことが次々なくなり、最終的には「これ別に無くても大丈夫じゃん」と気付けばやらなくなったことだって、たくさんあったはずだ。……そして個人的には、その最たるものがライブだったように思う。関係者にもいろいろ話を聞いてみたりもしたけれど、今では全国各地でライブは行われているが、動員はコロナ前には到底及ばないとのことだ。赤字のライブも山ほどあるし、ライブシーン自体を「もう行かなくても良いもの」として意識から除外する人はとてつもなく多いのだと、ここ数年痛感した次第である。

ただ、中でもサマソニは本当に特別なフェスだと考えている。その理由はたくさんあるけれど、誇張でも何でもなく『サマソニがなくなれば洋楽市場は確実に衰退する』という事実を、我々は知っておかねばならない。とすれば此度の完全復活のサマソニは、とてつもなく重要な2日間になり得るのだ。……この記事を読んでくださっている読者の方々はきっと洋楽を愛し、洋楽が人生を変えてくれた思い出がある人たちだと推察する。どうか全員の力で洋楽シーンを、日本における素晴らしいフェスの未来を華やかなものにしてほしいと僕は強く伝えたい。素晴らしい祝祭は、すぐそこで僕らを待っている。

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キタガワ

島根県在住、会社員兼音楽ライター。rockinon.com、KAI-YOU.netなどに音楽関係の記事を中心に執筆。毎日浴びるほど酒を飲みます。

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