公開されているwebページ、ファイル、画像の更新日を確認する簡単な方法

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この記事では、インターネットで公開されているWebページや、画像ファイルなどの最終更新日(タイムスタンプ)を確認する簡単な手段を紹介しています。

Web上で公開されているページ、ファイル、画像などの更新日を確認する方法

インターネット上に公開されているhtmlページや画像などのファイルは、いずれもWebサーバー上に保存されたものであり、そこにはローカルPCのファイルと同じように更新日の情報=タイムスタンプが記録されています。

これを確認するには、通常FTPやSSHといったサーバーファイルへアクセスする設定を知っている必要がありますが、それらのツールを使わなくても比較的簡単に閲覧する方法があります。

なお、この方法で更新日を確認できる条件として

  • Webブラウザで閲覧できる公開されているページや、ファイル
  • Webページの場合、静的htmlファイルである
    ※PHPなどで動的に表示されるページでは現在日時が表示される(WordPressで管理しているページなども同様)

といった所が前提となります。ですので逆に言うと……

  • 静的htmlファイルを出力しないタイプのWebサイト(たとえばWordPressのようなCMSで構築されたWebサイトなど)

では現在の日時が表示されるだけという結果になりますので、この場合はこのページの方法で確認するのは諦めるしかないでしょう。

Chrome系Webブラウザでサーバー上のタイムスタンプを確認する 大まかな手順

おおまかな手順は下記の通り。

  1. Webブラウザで該当ページ(またはファイル)にアクセス
  2. 開発者ツールを起動
  3. ConsoleにJavaScriptを記述する

以下に解説していきます。

Chrome系Webブラウザで該当ページ(ファイル)にアクセス

まずはWebブラウザで該当ページやファイルにアクセスします。Chrome系としたのは次項の『開発者ツール』を利用する必要があるからであり、厳密にはFirefoxやEdgeでも同様の事が出来ますが、ここでは割愛いたします。とはいえあえて他ブラウザを使う方であれば内容を置き換えて把握できる方が大多数だと思いますので、参考の上で適宜お試しください。

今回の例では http://example.com にアクセスします。

 スクリーンショット
http://example.com スクリーンショット

開発者ツールを起動

表示した状態で [ツール]>[開発者ツール] と操作し、開発者ツールを起動します。Ctrl + Shft + I のキーボードショートカットを使っても良いでしょう。

Chromeの開発者ツールを表示
Chromeの開発者ツールを表示

ConsoleにJavaScriptを記述する

開発者ツールのConsole(コンソール)にファイルの最終更新日(lastModified)表示させるコードを記載します。コードは下記のとおり。

javascript:alert(document.lastModified);

上記をコピー&ペーストして貼り付けるのが確実です。

開発者ツールのConsole(コンソール)にコードをペースト
1.開発者ツールのConsoleに
2.コードをペースト

すると画面にアラートでファイル(この場合はhtmlファイル)の最終更新日が表示されます。

アラートで最終更新日が表示された
アラートで最終更新日が表示された

この記事掲載時点でのexample.comのトップページ『10/17/2019 16:18:262019年10月17日 16時18分26秒』にアップロードされたものであることが確認できました。

画像やJavaScriptファイル、Cssファイルなども確認できる

上記例では、htmlページを表示させて実行しましたが、Webブラウザで表示できるものであれば画像ファイルやCSSファイル、JavaScriptファイルなどでも同様にタイムスタンプを表示させる事ができます。

uzurea.net ロゴ画像の更新日付をチェック。2022年2月14日に更新されたファイルという事が確認できた
uzurea.net ロゴ画像の更新日付をチェック
2022年2月14日に更新されたファイルという事が確認できた

これも少し利用価値がありそうですね。

Web制作に従事する人であればまだサーバーへのアクセス諸情報を知る前……リニューアルの提案時などに「御社のWebページは2014年5月以降更新されていない事が確認できました(キリッ)」なんてお伝えすると、「こいつデキるな!」と思ってもらえるかもしれません。

他にも、キャッシュも削除したはずなのになぜか反映されない? なんて時に表示しているファイルがアップロードしたものと同一の物であるか……なんて確認にも活用できるかも。

補足1.開発者ツールにConsoleが見あたらない場合

本題とは反れますが、上記解説のようにConsoleが見当たらない場合は、開発者ツールを表示した状態で、キーボードの[Esc]と操作するか、メニューから表示させればOKです。

開発者ツールのメニューでShow console drawerと操作
開発者ツールのメニューでShow console drawerと操作

補足2.警告: 理解できないコードや~と表示される場合

このページで解説している開発者ツールのコンソールに入力しようとすると下記のような警告が出る場合があります。

警告: 理解できないコードや自分で確認していないコードを DevTools コンソールに貼り付けないでください。攻撃者に個人情報を盗まれたり、パソコンを乗っ取られたりする恐れがあります。貼り付けを許可するには、下に「貼り付けを許可」と入力して Enter キーを押してください。

これは表示内容どおり、開発者ツールに悪意のあるコードを貼り付ける事で問題が発生する可能性について指摘しています。当ページに掲載しているJavaScriptコード

javascript:alert(document.lastModified);

は、ドキュメントの更新日を表示するだけですので、実行しても大きな問題は発生しないと思いますが、内容に対して心配があれば警告の通りやめておいた方が良いでしょう。

なお、上記警告を解除する方法もメッセージに記載のあるとおり、コンソールで1度『貼り付けを許可』と入力すればOKです。

Chrome系Webブラウザのセキュリティ強化により上記のような警告が表示されるようになりました
Chrome系Webブラウザのセキュリティ強化により上記のような警告が表示されるようになりました

まとめ

以上、Webサーバー上にあるファイルのタイムスタンプを確認する方法を解説しました。

特に難しい点は無いと思いますが、もしわかりにくい部分などがあればコメント欄などでお気軽にご質問ください。

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コメント

  1. 桃の天然水 より:

    こんばんは、非常にわかりやすい内容で、大変勉強になりました。
    質問なのですが、ブログ通りに更新日を確認したのところ、常に更新されているページ?だったようで、現在の時刻が表示されてしまいました。
    ページそのものもの作成日を知ることは可能なのでしょうか。

    • UZUREA編集部 より:

      Webサイトによっては、ユーザーがアクセスした瞬間にプログラムを元にページを表示させているというものもあり、その場合はその瞬間の日時が表示されるようになります。また、ここに掲載した方法以外でページが作成された正確な日時を知る事は、サイトの持ち主さんでなければ把握できないと思います。

  2. 匿名 より:

    助かりました。
    ありがとうございました。

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