るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning 公式ウェブサイト
画像:るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning 公式ウェブサイト

試写会感想『るろうに剣心 最終章 The Beginning』佐藤健の演技力に注目!

キシマ アイコン

キシマ

/ 更新:

0

実写化映画『るろうに剣心』シリーズの最新作『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が6月4日に公開されます。当記事では一足早く本作を鑑賞した映画ライターが、あらすじ、感想、魅力を紹介します。『るろうに剣心』ファンはもちろん、俳優・佐藤健ファンも必見の内容です!

本記事ではプレスシート、パンフレット情報、原作漫画の内容に触れています。

予備知識 映画『るろうに剣心』の時系列について

原作漫画『るろうに剣心 -明治剣客浪漫譚-』は1994年に週刊少年ジャンプで連載がスタートしました。不殺(ころさず)を誓う人斬り・緋村剣心がさまざまな人と出会い、新しい時代のために強敵と闘うストーリーです。

そして、実写化映画が公開されたのは漫画連載から18年後の2012年。

主演に抜擢されたのは『仮面ライダー電王』『メイちゃんの執事』『ROOKIES』などで名演技を見せた佐藤健です。可愛らしさと男らしさを兼ね備えたそのルックスはまさに主人公緋村剣心そのもの。

またアクション性の高いスタイリッシュな剣劇や、色にこだわった映像、カメラワークなどの演出が話題を呼び、漫画原作にもかかわらず映画は大ヒットを記録しました。

その後2014年に第2作『るろうに剣心 京都大火編』と第3作『るろうに剣心 伝説の最期編』が連続公開。

そして2021年に最終章2部作『るろうに剣心 最終章 The Final』『るろうに剣心 最終章 The Beginning』が時期をずらして公開されます。

ここで注意したいのが、映画の公開時期と映画内の時系列が異なる点。時系列は以下の通り。

6月4日公開の『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では剣心の過去を描いています。独立した作品ともいえるため、『るろうに剣心』の映画を初めて見る人にもおすすめです。

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』のあらすじ

るろうに剣心 最終章 The Beginning 公式ウェブサイト
るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning 公式ウェブサイト

長州藩の志士で伝説の人斬りとして恐れられていた緋村剣心こと緋村抜刀斎。新たなる時代のために新選組との戦いを続ける緋村剣心はある時、雪代巴という名の女性に出会います。素性も分からない巴にいつしか心を開いていく緋村剣心。しかし彼はある理由から愛する巴を手にかけてしまうのです。

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』は原作で『追憶編』と呼ばれているエピソードで、なぜ剣心が不殺(ころさず)の誓いを立てたのか、なぜ愛する女性を殺さなければならなかったのか、そして誰が十字の傷をつけたのかを描いています。

『週刊少年ジャンプ』で連載されていたとは思えないほど暗く切なく、ディープな恋愛ストーリーです。小学生のころ単行本を読んだ筆者は、子供が読むにはあまりにも大人向けの内容に大きなショックを受けました。

また剣心が愛した女性・巴の物静かでミステリアスな性格が苦手で苦手で……。本作の試写会にお誘いいただいたときは、平常心で鑑賞できないため断ろうかとかなり悩みました。しかし実際に映画を見て大満足。あんなに嫌っていた巴に共感し、感動で泣いちゃいました。

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』の感想

佐藤健と有村架純の演技力がスゴイ!

原作エピソードが苦手な筆者がなぜ『るろうに剣心 最終章 The Beginning』を大絶賛しているのか。それはキャスト陣の心の機微を表現した演技が素晴らしかったためです。

『るろうに剣心 最終章 The Beginning』では佐藤健(緋村剣心)と有村架純(雪代巴)の2人により、物語が展開されます。本作は剣心の過去を描いているため剣心の性格がこれまでと全く違います。とにかく残忍で笑顔のひとつも見せません。表情もとぼしく、瞳には影が差しています。

しかし雪代巴と出会ったことにより剣心の心はほぐれていきます。その心の機微を、佐藤健は目で表現するのです。シリーズを通して剣心を演じてきた佐藤健だからこそ、殺人への迷い、不安、恐怖、愛をあそこまで目で表すことができたのでしょう。

映画『るろうに剣心 最終章 The Beginning』本予告 6月4日(金)公開【The Final大ヒット上映中】

また笑顔を封じている剣心ですが、心の中には様々な思いが巡り、絶えず葛藤しています。佐藤健はその葛藤を呼吸で表現します。特に上記予告の55秒あたりにある、剣心が巴に刀を抜くシーンの息遣いが素晴らしい。劇場で鑑賞する際はぜひ2人の表情や会話だけでなく、呼吸にも注目してください。

ちなみに佐藤健自身は『るろうに剣心 最終章 The Beginning』について「このエピソードを撮らずに人生を終えることはあり得ないと思うほどどうしてもやりたい作品でした」と発言しています。撮影にあたり監督とも「人斬り抜刀斎としての剣心はどうあるべきか」話を重ねたそうです。

さらに佐藤健はインタビューで、これまでの映画シリーズのすべての剣心に巴という一人の女性が内包されていたと語っています。剣心としての自分を見つめ直すたびに、巴を想っていたと。なぜそこまで剣心は巴は思うのか。原作ファンの方はすでに知っていると思いますが、未読の方はぜひ劇場で確認してください。

また雪代巴を演じた有村架純も佐藤健に引けを取らない演技力を見せています。巴は無表情な女性ですが、心の中には闇と優しさ抱えています。剣心以上の秘密と葛藤を抱えているのです。有村架純はそんな心情を、さりげない仕草や声で表現しています。

特に終盤で2人が見せるラブシーン。有村架純が佐藤健の頬に触れる仕草には胸がつまりました。愛する人と結ばれる最高に幸せな時間のはずなのに、悲痛さが漂っているのです。

筆者があんなに苦手だった巴というキャラクターに感情を寄せることができたのは、演者が有村架純だったからでしょう。監督やスタッフの間では「誰に巴役を任せるか」で悩みがあったそうですが、全員が納得することができたのが唯一有村架純だったそうです。

さらに『るろうに剣心 最終章 The Beginning』には窪田正孝、北村一輝、高橋一生、安藤政信などが出演しています。主役2人以外で注目したいのが桂小五郎役の高橋一生です。予告を見れば一目瞭然ですが、お顔がとてもいい!!

腐りきった徳川時代を終わらせるべく緋村剣心を暗殺者にしたて上げる役柄なのですが、怪しげな笑みがとてもセクシーです。登場時間は短いですが、ファンの方は殺気を帯びた艶っぽい高橋一生に心してください。

血しぶきまみれのアクションがスゴイ!

本作の剣心は逆刃刀ではなく真剣を使うため、剣劇シーンはまさに血祭り。敵の急所である首を真っすぐに斬り、スクリーンを鮮血で染め上げます。また『るろうに剣心』シリーズは色にもこだわっているので、血の色がとてもリアルです。残酷なシーンが苦手な人にはちょっと辛いでしょう。

それも本作では開始5分で残酷な剣劇シーンが始まります。上記ツイートにある、剣心が口に刀を咥えるシーンです。両手を後ろで縛られているにも関わらず口に噛んだ刀で敵の腹を刺し続ける様子は、ホラー映画かと間違うほど恐ろしかったです……。

また佐藤健の冷酷な表情も惨殺シーンを際立たせます。機動性の高いアクションで人を斬っていくのに、顔は鬼神のごとく凍てついているのです。役者たちの演技やアクション含め、『るろうに剣心 最終章 The Beginning』ではこれまでにない『るろうに剣心』が楽しめるでしょう。

『追憶編』が苦手な筆者でも大満足できた『るろうに剣心 最終章 The Beginning』 公開は6月4日を予定しています。佐藤健が「人生の代表作を完成させることができた」と語った大作を、ぜひ大きなスクリーンでお楽しみください!

ストーリー ★★★(3)
原作に忠実。重いラブストーリーは好みが別れるかも。
映像 ★★★★(4)
色彩やカメラワークにも注目! 細部までこだわった映像が美しい。
音楽 ★★★(3)
ONE OK ROCKのエンディングが映画にマッチしている。
内容 ★★★★(4)
役者の演技と繊細かつダイナミックな剣劇は見ごたえあり。
総合評価 ★★★★(4)
まったく新しいるろ剣映画。これは大きなスクリーンで見るべき!
『るろうに剣心 最終章 The Beginning』のレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/10段階評価)

※評価の★凡例

  • ★ お勧めしない、観ない/買わない方が良い
  • ★★ 万人にはおすすめしないが、興味がある人なら
  • ★★★ 良い作品/製品 趣味や用途が合うなら
  • ★★★★ 今後も繰り返し観たい/使い続けたい 積極的におすすめ
  • ★★★★★ 文句なし、観ない/使わないのは人生損をしている

関連リンク

るろうに剣心 最終章 The Final/The Beginning 公式ウェブサイト

この記事をシェアする

この記事のタイトルとアドレスをコピー

この記事を気に入ったらハートマークで応援してください

0

この記事の執筆は……

キシマ アイコン

キシマ

沖縄生まれ、東京住みの新卒フリーライター。映画、ゲーム、アプリといったエンタメ系記事からキャッシュレスなどのお金系記事、美容系の記事までなんでも執筆しています。
ダースベイダーマニアです。


page top