USB充電器や、スマホ/タブレット用のモバイルキーボードなどのヒット商品を持つ『iClever(アイクレバー)』というブランドをご存じでしょうか?
前述のUSB機器やキーボードの他、モバイル関連の周辺機器を販売しており、これまでアメリカのアマゾン(Amazon.com)ではその多くがベストセラー品となり、高いシェアを占めている事が伺えます。(参考リンク Amazon.com ※英語)
日本国内でもここ数年で製品を見かけるようになってきましたが、あらためて当記事でこのiCleverというブランド/メーカーについてと、同ブランドを展開する『サウザンドショアス (Thousandshores)』という企業についての情報を記載していきたいと思います。
iCleverとは?
iClever (アイ・クレバー)は、Bluetoothキーボードや、USB充電器、ウェアラブル ウォッチなどのモバイルガジェットを取り扱うブランドです。
2019年6月現在、日本国内でもBluetoothキーボードやUSB充電器などを多数発売しており、今後は更に多くのモバイル関連製品を発売予定だそうです。中でも、折り畳み式のモバイルキーボード『IC-BK03』などは評判が高く、Amazonでも多数のレビューが集まっています。
当サイトでもこれまで幾つかの製品を提供いただきレビューしていますが、製品の品質はもちろん、マニュアルやパッケージ、webサイトなどの日本語対応も整備されているものが多く、しっかりとローカライズして日本国内に定着させようという意気込みを感じます。
また、製品もシンプルで落ち着いたトーンのものが多く、性別や年齢を問わず、多くの人にとって親しみやすい製品が多い様です。

新製品も続々発売予定との事ですので、日本国内でiCleverの製品を見かけることは今後多くなっていくのではないでしょうか。
サウザンドショアスについて
そして、そんなiCleverブランドを展開している企業が、サウザンドショアス(Thousandshores)です。
同社は2010年8月2日、中国の深圳(しんせん)市で設立。その後、数年で急速に事業を拡大し、2016年には中国本国で資本金3500万元(日本円で約5.7億円)の企業に成長しています。
主な事業内容は『PC・スマホ周辺機器、オーディオ、スマート家電、アウトドア、照明器具、計測、日用品、おもちゃ、電気製品の開発及び販売』 となっており、OEM製品などを含め、中国、アメリカ、イギリス、EC諸国、カナダ、日本など世界中に製品を提供しています。
また2017年5月には日本国内拠点としてサウザンドショアス株式会社を設立し、Amazonを中心に製品の精力的な展開を進めています。
サウザンドショアス 役員
同社のCEOはアメリカ イリノイ大学にて博士号を取得した 何定 氏です。
CEO 何定氏。アメリカイリノイ大学計算機工学博士。Sun Microsystems開発エンジニア。
VP(副社長) 劉治氏。アメリカワシントン大学工学博士。OSIsoft Ine 開発エンジニア。
VP(副社長) 何文氏。中国名門大学浙江大学管理学修士。大手国有企業管理部門を経験。
サウザンドショアス 沿革
- 2010年8月 会社設立
- 2014年5月 中国義烏市(ギウシ)に子会社を設立
- 2015年6月 月間売上3000万元(日本円で約5億)
- 2016年11月 中国 国家ハイテク企業認証取得
- 2017年5月 日本拠点 サウザンドショアス株式会社を設立
- 2017年12月 年間売上 5.7億元達成(日本円で約97億)
サウザンドショアス 知的財産概要(2019年6月現在)
- 18の国内外ブランドを所持
- 15のソフトウェア著作権証明書
- PCT特許3件
- デザイン特許7件
関連ブランド
現在、サウザンドショアスの取り扱う製品は多岐にわたり、前述のiCleverの他にも多数のブランド展開をしています。その内代表的なブランドと取扱商品を見てみましょう。
オーディオブランド Tribit (トリビット)
TribitはBluetoothスピーカー、イヤホン、ヘッドホンなどオーディオ関連製品を提供するブランドです。
特に、Bluetoothオーディオスピーカー『Tribit XSound Go』は、フル充電で24時間稼働し、IPX7の防水耐性や、高音質などが評価されアメリカamazonで大ヒット。CNETの「2018年度ベスト Bluetooth スピーカー」評価ランキングで8.2ポイント獲得など各メディアで好評を得ており、日本amazonのレビューでも軒並み高い評判です。
アウトドア/レジャー/趣味ブランド Ohuhu(オフーフー)
Ohuhuは、アウトドアや、レジャー、趣味といった製品を展開するブランド。
自転車やバイクなどのサプライ用品や、マーカーペン、アクリル絵具、キャンプ用品など『趣味』に特化して製品を展開しています。 特にアメリカで大ヒットしているのが、マーカーペン。
同社が独自に開発した高品質インクを採用し、同品質の他社製品と比べてコスト面でかなりの強みがあるそうで国内amazonでも既に販売がはじまっています。
小物家電 Elechomes(エレホームス)
小物家電専門のブランドがElechomesにはUSB充電で使える携帯扇風機、加湿器、空気清浄機など、日々の生活に密着した家電製品がラインナップされています。
フィットネスブランド Sportneer(スーポーツニア)
Sportneerは、フィットネス関連製品のブランド。
屋内自転車トレーニング用の機器や、自宅用トレーニング具座右なども、評判が高まってきている様です。
家電ブランド E-Sky (イースカイ)
E-Skyは生活関連のエレクトロニクス製品を扱うブランド
日本国内では、現在キーファインダーなどがAmazonで販売されています。
LED照明ブランド OxyLED(オキシ エルイーディー)
OxyLEDはLED照明のブランド。
タッチセンサーや人感センサーで点灯する、ガジェット的なLED照明を販売しています。
カー用品 ELECWAVE(エレクウェーブ)
カー用品を扱うブランドELECWAVE。
ドライブレコーダーや、シガーソケット用Bluetoothレシーバーなどが販売されています。
また、アマゾンで検索してみた所、プロジェクターなども販売されているようです。
測定機器・業務用機器 Dr.meter(ドクターメーター)
Dr_meterは業務用の測定機器などを扱うブランド。
デジタルノギス、荷測り、土壌測定器、プール用エアーポンプなど、その道のプロフェッショナル達にとって有用な機器を販売しています。
美容家電 OLAXER (オラクサー)
美容機器・美容家電を扱う『OLAXER』。
国内ではまだ展開が少ないですが、アメリカのアマゾンでは美顔器やネイルクリーンツール、ヘアーアイロンなどが販売されています。また昨今需要が高まっている電熱服といった、ガジェット系衣服も販売しているようです。
まとめ 関連情報
以上、iCleverと、 同社が展開する別ブランドについて紹介いたしまいた。同社はこれから日本での展開を一層強化していくそうですので、今後更に多くの製品を見かける事になるでしょう。
最後に同社の企業情報や、各ブランドのリンク、及びSNSアカウントなどを紹介しておきます。