発売から早くも2ヶ月になるNintendo Switch。皆さん手に入れましたか?筆者はもちろん購入しました。
大型タイトルの発売も控え、気になるのが本体の記憶容量。ハイペースでダウンロード専売タイトルが発表される中、とりあえずは内蔵32GBでしのいでいるという方も多いのではないでしょうか。
筆者もこれまで『ソフトはパッケージで買う!派』だったのですが、Nintendo Switchに限らず、所持ソフトが増えてくると何だかんだで差し替えがめんどくさくなってきます。その他にもソフト自体を無くしたり、ケースを開けると他のソフトが入ってたりって事ありませんか?。私は有ります……(汗。
やはり複数ソフトを所持し、遊ぶならば、ダウンロードは気楽で簡単、かつ賢い判断かもしれません。
さて、そこで問題になるのが、Nintendo Switchの記録領域について。
前述したように、購入時の本体内蔵容量は32GBですが、マイクロSDを取り付ける事でこの容量を増やすことが可能です。そんな訳でソフトを沢山買いたい!遊びたい!!という方にはマイクロSDの増設で容量を増やしておく事を強くオススメいたします!
対応マイクロSDカード、取付け方法について
対応するマイクロSDカードについては、公式の記事『Nintendo Switch サポートmicroSDカードについて 』の記事にある通り、
- microSDメモリーカード
- microSDHCメモリーカード
- microSDXCメモリーカード
Nintendo Switchをより快適に遊んでいただくために、読み込み速度(転送速度)が高速なmicroSDカードをおすすめします。
高速なmicroSDカードの目安
- UHS-I(Ultra High Speed Phase I)対応
- 読み込み速度 60~95MB/秒(読み込み速度が速いほど、Nintendo Switchをより快適に遊んでいただけます)
と、現在発売されているほぼ殆どのmicro(マイクロ)SDカードに対応しているようです。
また、UHS-1以上の高速転送カードを推奨しているようですので、この辺りも今回の記事で掘り下げていきたいと思います。
取付場所、設定方法について
マイクロSDカードのスロットは背面のスタンド部分にあります。
こういう所に収納させるデザインは中々秀逸だと思うのですが、その反面暫く気がつかない方も多いのでは?
という訳で上の写真の箇所にマイクロSDカードをスライドして挿入します。
ギザギザになっている方を向かって右側&文字などラベルの有る方を向かって上向きにカチ!と音がするまで差し込めばOK。
……余談ですが、筆者は何度もこのスタンドを開いたままドックに入れて外れてしまうのですが、簡単に取り付けできるようになってます。安心安心。
取付後は再起動
マイクロSDカードを挿入すると、システムの再起動を促されます。
※2017年5月現在、SDXC規格を取り付けた後にはシステムアップデートの必要がありました。マイクロSDを取り付ける時は必ずネットワーク回線に接続できる環境でお試しください。
再起動後、設定>データ管理 画面から認識していることを確認しましょう。
今回は256GBを取り付けましたが……どうです、この圧倒的余裕感。
メディアの初期化を実行
本体→初期化から、SDカードを初期化して使用開始です。初期化しなくても使えると思いますが念のため初期化しましょう。万全万全……。
なお、既にデータを保存済みのマイクロSDカードを初期化すると当然データは消えます。他の機器との流用はできませんのでくれぐれもご注意。他の機器で使っていたデータが消えても一切責任は追えませんので、新品のマイクロSDを用意しましょう。
ちなみに、マイクロSDカードを外すときは差し込んであるマイクロSDをさらに奥へ軽く押し込むと、にょき!っと出てきます。ただ、本体の電源は必ずOFFにしてくださいね。もしOFFにしないまま操作すると、下記のような画面が表示され、電源が切れる仕様になっているようです。
本体やゲーム起動中のマイクロSDカードの抜き差しは基本NGと考えておいた方が良いでしょう。
ちなみに……、マイクロSDの設置前に本体メモリへダウンロードしてあるゲームをSDカードに移動させる場合は、一度削除して再ダウンロードするとマイクロSDカード側に保存される仕様です。Nintendo Switch内でのゲームデータの移動は、2017年5月現在ではできないようですのでご注意を。
これ、将来的には対応して欲しいところですね。
microSDカードを使ってみよう!
さて、今回は3枚のマイクロSDカードを用意したので、折角だから「いっしょにチョキッとスニッパーズ 体験版」の起動時間を手動計測で比べてみます。
計測はホーム画面から、起動後にタイトルロゴが上から落ちてきて止まった所とします。手元のストップウォッチ計測となりますので、誤差を減らす為6回計測し、その平均値を算出しました。
このホーム画面から手動で計測を開始します。
我が家のNintendo Switchは、「ゼルダの伝説 ブレスオブワイルド」を延々とプレイしてしまう家族(妻)がいるので、念のため「みまもりSwitch」を入れています。
この画面が出たら起動完了。
起動速度計測!
計測対象はSanDiskのUltra 64GB、Teamの手頃な価格帯のマイクロSD 128GBと、カラフルな外観と256GB大容量のマイクロSDの3点。
SanDisk Ultra 64GB を計測!
最初にサンディスクのウルトラを計測。
さすがの数値を叩き出しています。計測6回の平均値は約20秒。小数点以下は筆者の反応速度によるバラツキと考えてもらええると、我ながら良い速度で反応が出来ていると思うのですがいかがでしょうか。もしかしたら今日、この計測の為に生まれてきたのかもしれません。そんなの嫌ですが。
- 1回目 19.85
- 2回目 19.31
- 3回目 19.30
- 4回目 19.61
- 5回目 19.40
- 6回目 19.47
平均値 19.49秒
この調子で計測を続けます。
Team microSD 128GB 500Xで計測!!
続いてTeamの128GB。
値段も手頃で、最初に購入するにしてもベストチョイスです。スコアは約19秒と、正直「値段的に考えて、そこまで早くないっしょ(笑」と考えていた筆者による計測前の舐めた予想を、いい意味で裏切ってくれました。
- 1回目 18.94
- 2回目 18.62
- 3回目 18.87
- 4回目 18.81
- 5回目 18.70
- 6回目 18.75
平均値 18.78秒
Team microSD COLOR CARD 256GBも計測!!!
最後は憧れの大容量、256GBでチェック。
余談ですが、256GBのマイクロSDはお値段が相応に高い。しかも今回利用したTeamのマイクロSDはパープル?ピンク?で、少し大人の雰囲気が漂う。現行の容量では最大級の容量だけにこれを持っていれば、当面は保存容量の心配はないでしょう。これ、このまま貰ってもいいですか? だめですか。はい。
そんな訳で、計測結果はこちら。
- 1回目 19.78
- 2回目 19.94
- 3回目 20.00
- 4回目 19.70
- 5回目 19.85
- 6回目 20,05
平均値 19.88秒
起動までも約20秒と、申し分のない速度で文句なしですね。このまま貰ってもいい(ry
Nintendo Switchの内蔵メモリも計測
最後に本体内蔵メモリからの起動もチェックしておきましょう。
- 1回目 13.72
- 2回目 13.67
- 3回目 13.41
- 4回目 13.47
- 5回目 13.30
- 6回目 13.54
平均値 13.52秒
なるほど、予想通りすさまじい速さです。
約14秒で起動しているのは、さすがの内蔵メモリですね。速さなら内蔵メモリが一番です。
結論!
正直、今回使用したマイクロSDの個体による速度差はそこまで感じませんでした。現時点でシステム上でデータの移動ができない事も加味して、お財布と相談して可能な範囲で大容量のマイクロSDを早めに増設しておくのがよいのではないでしょうか。
一方速度面では断然内蔵メモリに優位性があります。
メインで遊ぶゲームは内蔵メモリに常駐させ、その他のゲームはmicro SDへ退避させる。これがNintendo Switchのベストな運用方法と言えるかもしれません。
そんな訳で早速ゲームをガンガンとダウンロードして遊びましょう!我々のNintendo Switchライフはまだ始まったばかりなのですから!