このページでは、TwitterのWeb版をログインしないで見る方法について解説しています。2021年の夏ごろからTwitterにログインしていない状態でTwitterを見たり、検索しようとすると、
- 『●●さんのツイートをさらに表示』
- 『「いま」起きていることを見つけよう』
といったアラート(ダイアログ)が画面に表示されるようになりました。これに対してuzurea.netでも対策を紹介してきましたが、2022年7月ごろにTwitterはさらにアラートの表示を強化したようです。
そこでこの記事では2022年7月以降でも使える方法について、あらためて調査しましたので解説します。
Index
Twitterの『●●さんのツイートをさらに表示』に阻まれずツイートの閲覧をする方法【2022年7月版】
前述したとおり、Twitterのアラートを避ける(消す、または表示させない)方法として、2022年7月現在の選択肢としては、Webブラウザの拡張機能を使うという方法と、第三者のサービスを使う方法があります。
比較的導入の簡単なものから紹介し、やや導入ハードルが高いものを後に紹介していきます。



”Don’t miss what’s happening”

See more Tweets from ●●(表示名)
Chrome/Firefox用拡張機能『Twitter ログイン必須突破ツール』
Google Chrome/Firefox用の拡張機能『Twitter ログイン必須突破ツール(Breakthrough Twitter Login Wall)』 をインストールする事で簡単にアラート表示を非表示にする事ができます。
利用するWebブラウザの配布ページにアクセスし『chromeに追加』または『Firefox をダウンロードして拡張機能を入手する』をクリックする事でインストールは完了。
あとはTwitter画面にアクセスすれば、これまで通りにログインをしなくても閲覧を続ける事ができます。
この拡張機能の場合Twitterにアクセスした時と、アラートを非表示にした時、画面左下に『ログイン必須回避ツール』が出す小さいアラートがでるようになります。
Twitter:「私のアラートを倒しても、あらたなアラートがお前を苦しめるであろう……」
なんてセリフが一瞬頭によぎりますが、この拡張機能のアラートはTwitter画面の表示に影響が少ない位置ですし、もちろん『×』ボタンで消すこともできるし、寄付をしなくても使い続けられます。


消した時に表示されるアラート(笑)

とはいえ、この機能と開発者にに賞賛と敬意を表したいと思うのであればリンク先のBuyMeACoffeeというサービスから制作者のMaySoMusicianさんにお茶1杯単位($2)でそれを実行できます。
なお、この拡張機能はGitHubでソースコードも公開されていますので、気になる開発者の方は覗いてみてはいかがでしょう。
Firefox用アドオン『Bypass Twitter Login Wall』
Firefox用のアドオンであれば『Bypass Twitter Login Wall』というものが存在します。(2022年7月3日現在、chrome版など他のWebブラウザには提供
この拡張機能は、自動的にアラートを非表示にはしませんが、アラートが表示された時にインストールすると表示されるBypass Twitter Login Wallアイコンをクリックする事でアラートを削除してくれます。
クリックするひと手間がありますが、他のアラートが表示される……という事もありません。Firefoxユーザーであればこの拡張機能もなかなか便利のではないでしょうか。
Chrome/Firefox/Edge拡張機能『uBlock Origin』
Chrome/Firefox/Edge用の拡張機能『uBlock Origin』は、Twitterに限らずWebサイトの特定のコードを上書きして表示させる事で広告を非表示にしたり、目に入れたくないコンテンツを非表示にしたりといった事ができるものです。
各ブラウザ用の配布ページから拡張機能をchromeにインストールし、uBlock Originの設定画面からhtmlを上書きするコードを記述する事でTwitterのログイン要求アラートも非表示にできます。
実はこれが一番おすすめの対策なのですが、コードを書く手間と知識が必要な点がやや難でしょうか。また、この機能拡張の一番のウリである『広告ブロック』機能によって、広告の掲載で利益を得ているWebサイトが収益を得られなくなってしまいます(※)。
※(編集部追記:それは当サイト、uzurea.netもなのですが……)
それはさておき、 「コードの書き方なんてわからない!」という方のために、以下にTwitterのログイン要求を動作させなくするための手順とコードを記載しておきます。
uBlock OriginでTwitterログイン要求アラートを非表示にする手順とコード
- 拡張機能インストール後ブラウザに追加された『uBlock』アイコンをクリック
- 歯車アイコンをクリックしダッシュボードを開く
- 上部のタブから『マイフィルター』をクリック
- コード入力欄にアラートを非表示にするコード記述(後述)
- 『変更を適用』をクリック(忘れがちなのでご注意を)
マイフィルターの記載するコードは下記のとおり。
twitter.com##div[role="group"].css-1dbjc4n.r-1awozwy.r-1kihuf0.r-18u37iz.r-1pi2tsx.r-1777fci.r-1pjcn9w.r-1xcajam.r-ipm5af.r-g6jmlv:style(display:none !important;)
twitter.com##div[role="group"].css-1dbjc4n.r-1oszu61.r-1kihuf0.r-18u37iz.r-1pi2tsx.r-1777fci.r-1xcajam.r-ipm5af.r-g6jmlv:style(display:none !important;)
twitter.com##div[data-testid="BottomBar"].css-1dbjc4n.r-l5o3uw.r-1upvrn0:style(display:none !important;)
twitter.com##div.css-1dbjc4n.r-18u37iz.r-16y2uox.r-1w6e6rj.r-1iud8zs.r-1wtj0ep.r-1mi5vxm.r-rjfia:style(display:none !important;)
twitter.com##div.css-1dbjc4n.r-1e5uvyk.r-6026j.r-r4r418.r-136ojw6:style(height:auto !important;)
twitter.com##html:style(overflow: auto !important;)
※変な所で改行が入ってしまうと正しく動作しません。上記コードの記述をコピー&ペーストがおすすめです。
- 2022年09月09日 ログイン後の動作不良に対応
- 2022年08月16日 モバイル表示自のログイン誘導、アプリ誘導エリアを非表示にするコード追加
- 2022年07月09日 モバイル端末用コード追加
以上で完了です。この方法なら余計なアラートが追加されたり、その都度アイコンをクリックする……というような処理も不要になります。なお、コードが正しく動作していても、ブラウザのキャッシュが表示されている場合もありますので、設定後には念のためキャッシュ(履歴)の削除を行っておくと良いでしょう。
また、今後Twitter側の仕様変更(html記述の変更)でうまく動作しなくなる可能性もあります。その際にはコメント欄などでご報告いただければ可能な限りコードを更新してみます。
Webサービス『Nitter』を使う
Webブラウザに拡張機能を入れたくない! という人にはサードパーティが提供するWebサービスを使うという選択肢もあります。
NitterはオープンソースのTwitter用フロントエンドプログラムで、公開されているNitterにアクセスするだけで利用できます。
ホーム画面はシンプルですが、ここでユーザー名なり検索語を入力する事でTwitterで公開されているものと同様の内容を表示してくれます。
また、TwitterのURLを加工する事で表示させる事もできます。
https://twitter.com/uzurea_net
↓
https://nitter.net/uzurea_net
画面は見慣れないかもしれませんが、ログインを要求されるアラートは表示されず、さらに広告(プロモーション)Tweetも表示されません。加えて、ログインしないと閲覧できない各ユーザーの『メディア』タブも表示する事ができるなど、なかなか便利です。
Nitterを利用するためのオフィシャルURLは『https://nitter.net/』ですが、世界中で膨大なユーザーをかかえるTwitterを表示するほどのリソースはなく、頻繁にダウン(負荷によるリクエスト拒否)をしています。
その場合、他の動作URL(インスタンス)でNitterを利用する事ができます。GitHubの『Nitter Instances Uptime』というページで、オンラインのNitterインスタンスを一覧表示していますので、グリーンのチェックが入っているものを選べば同等の機能が利用できます。

Online/Updated共にグリーンのチェック
となっているものを使うとよいでしょう
なお、それぞれ公開URLが異なるので、前述のURLの加工で表示する場合は、当然それぞれの公開URLに準拠する必要があります。
補足 スマートフォンでWebブラウザ用拡張機能を使うには
ここまで解説したもののうち、Webブラウザ用拡張機能を使う対処方法は、スマートフォンでは使えない場合があります。
Androidの一部Webブラウザは拡張機能に対応しているのですが、すべてPC版同様……とはいかないようです。Firefox Add-onsは一部がPC版同様動作し、Chrome系の拡張機能は互換ブラウザであるKiwi Browser、Yandex Browserなどを使えば一部動作しますが、iOS系はいずれも利用できません。
詳細は下記表にまとめてみましたので、参考までにご覧ください。
スマートフォン用Webブラウザ拡張機能対応可否
スマートフォン用 Webブラウザ |
拡張機能 | 補足 |
---|---|---|
Chrome (iOS版) |
× |
|
Chrome (Android版) |
× |
|
Firefox (iOS版) |
× |
|
Firefox (Android版) |
〇 |
|
Safari (iOS版) |
〇 |
|
Kiwi Browser (Android版) |
〇 |
|
Yandex Browser (Android版) |
〇 |
|
まとめ
2021年の夏ごろから表示されるようになったTwitter Web版の非ログイン状態での閲覧制限は、何度か使用変更を経て2022年7月2日前後にさらに厳しくなったようです。やはりTwitterをログイン会員向けのサービスしていこうという方針は変わらないのかもしれません。
他のSNS……Facebookは元よりそういった趣旨のサービスですし、Instagramも非ログインでは表示が制限されます。
ビジネスとしてSNSを継続するためには運営企業は日々機能を変更・改良していかなければならないのは分かりますが、それは利用者にとってはそれは必ずしも良い変更とならない場合もあります。
個人的には……そもそもこんな無理してTwitterを眺めている暇があったらもっと有用な事をした方が良いのでは? なんて考えてしまう昨今です。
コメント
2022年8月16日版のコードですが、Windows 10 64bit、Microsoft Edge 104.0.1293.70 (64bit)だと、ログアウトとツイートの削除ができなくなっています。
ログインしない方向けの記述の認識でしたが、やっぱりログインする……という事もあり得ますね。改良してみました。
ご報告ありがとうございます。
度々お世話になります。どうも又仕様を変更したようで数日前から短時間ログイン画面が表示されていたのに加えて、先程からフォローのアイコンが表示され始めました。
面積が小さくまだ読むのに問題が生じるほど邪魔にはなっていませんが再び対応をお聞きすることになるかもしれません。
>どうか悪しからずお読みください。
誤解を招く書き方をして申し訳ございませんでした。感謝はしても悪感情をいだくようなことはございません。単に事実を書いたまでですので文才の無さを恥じる処です。
蛇足ではありますが
>再び対応をお聞きすることになるかもしれません。
言葉足らずで誤解を招くかもしれない書き込みになってしまいました。
無論本文を読めない改悪をされた場合の事です。
このページを見つけ、WindowsのChromeで、『Twitter ログイン必須突破ツール』を使ってみようとインストールをしようとしたところ、Chromeが落ちてしまいインストールができませんでした。
別のPC(これもWindowsですが)ではどうかと思いやってみたのですが、そちらでもだめでした。
Chromeのバージョンは
バージョン: 104.0.5112.102(Official Build) (64 ビット)
です。
Chromeは現時点での最新バージョンのようですね。
編集部の端末では同様のバージョンで問題なく動作しています。
原因は特定できませんが、考えられる可能性としてはChromeの他の拡張機能と関連する原因か、なにかPCの常駐プログラムなどでしょうか…。もし解決されましたら情報共有いただければ、記事に追記させていただきます。
今まではCookieを削除したら回避できていましたが最近だとCookieを削除しても回避できなくなってますね あと何ヶ月かしたら「Twitterを閲覧するにはログインが必要になります」となりそう
約1年ぶりに来ました。
しばらく前からログインしないと検索が不可能になり、
ついに本日「Twitterを閲覧するにはログインが必要になります」となりましたね。
返信ありがとうございます。
はっきりとはわからないのですが何度かやってみて、移動を繰り返した末という訳ではなく、移動一度でも下の方までコメントを眺めている時にそういう状態が多い気がします。更に他のページに移動は出来るのですが、戻れなくなり元のアカウントに戻れなくなってしまいます。
すみません返信でコメントしたつもりが単独になっておりました。7/14の書き込みの者です。失礼しました。
KiwiブラウザでしばらくTwitterを巡回するという方法を何度か実施してみたのですが、こちらでは再現ができませんでした。
キャッシュの処理や、端末のスペックなどによるのかもしれませんが、今のところ判断できません。
もし他にも同様の症状があるという方がいらっしゃれば、コメント欄で状況をご報告いただけると助かります。
お世話になっております。
uBlock OriginのコードをKiwi Browser(Android版)およびFirefox(Android版)で使用させていただいております。
アラート非表示になり大変助かっております。
Twitterをさまよっていますと移動したページの先で固定されてしまい戻れないことが、コードを書きかえてから起こるようになりました。
こちらの問題であれば申し訳ないのですが、書き込みさせていただきます。
同じ現象が再現できないのですが、どれくらいのページを推移した後か
など分かりますでしょうか。
android 版firefoxで利用させて頂いています。
しばらくうまくいっていた(『●●さんのツイートをさらに表示』は出るが×ボタンで消せる)のですが、昨日(7/6)くらいからまたこの表示が消せなくなりました。
スマートフォンブラウザでは、画面を覆うようなログイン要求アラートは出ない認識でしたが、そうでもなさそうですね。
どの対応方法をお試しになったのかも分かりませんが、
uBlock Origin 拡張機能を使った場合であれば、PC版表示でTwitterを見る用にするともしかしたら改善するかもしれません。未確認ではありますが……
モバイル端末でも対応できる方法を追記します
uBlock origin用コードを更新しました。
これでスマートフォン用表示時にも対応できると思います。
上のコメント書いたものです。
説明不足でしたがuBlock origineでした。
更新していただいたフィルターでうまく機能しております。
迅速な対応ありがとうございました。
自身はTwitterやるつもりがないのですが、情報収集ツールとして重宝しておりますので、助かりました。
改善したようで、安心いたしました。
早急な対応ありがとうございます。Edgeだと解説画像とやや異なり上部の空欄が非常に狭く、最初上部の空欄にペーストしようとしてできずに結局その下の上下の空欄の間にペーストしたところ上の空間とその下の灰色の枠部分に跨った状態でペーストでき、従来通り使用できるようになりました。改めて御礼申し上げます。
>個人的には……そもそもこんな無理してTwitterを眺めている暇があったらもっと有用>な事をした方が良いのでは? なんて考えてしまう昨今です。
今まで一番Twitterを眺めてと言うより張り付いていたのはアルコールの入手が困難になった時にメーカーの直販サイトがほぼ週1回ランダムな時間で一定数(具体的な数の表示は有りませんでしたが販売開始から短時間で売り切れていました)を先着順で販売していた時に複数のTwitterを当たりをつけた曜日と時間帯に複数タブを開いて見ていました。数週間かかりましたが幸いコロナ以前から買い置きしていたアルコールが無くなる前に購入できたので、一般の店舗で流通が回復するまで安心して使うことが出来ました。
流石に通常は張り付いている事は有りませんが非常時の情報収集方法は1つでも多いに越したことはないので、できるだけ見れなくなるのは避けたいと思います。
前ページに書き込みを行った後台風の接近やKDDIのトラブルによる多方面に派生したトラブルなどの情報収集にお教えくださった対策のおかげで見ることが出来ました。
勝手ながら今後も同様な改悪が有りましたら対策法をお教えくだされば幸いに存じます。
前の記事でコメントを頂いた方でしょうか、無事対応できているようで良かったです。
『張り付いている~』のくだりは、執筆担当者の感想を記載したまでだと思います。コメントをいただいた方や、特定のだれかに向けて書いた内容ではありませんので、どうか悪しからずお読みください。
おススメの方法でコードをコピペして試したところ7月5日現在上手くいきました。
ありがとうございます。
「uBlock Origin」で、コードをコピペして試してみたところ、例の消せないアラートの表示は無くなっていませんでした。
で、いろいろコードを触ってみていたら、しばらくしたらコードがコピペしただけの当初の状態でアラートが消えているっぽい感じになりました。
最初のは何だったのか…?
何でしょうね。
ブラウザのキャッシュが表示されていた……のかもしれません。あくまで想像ですが。