気持ち悪いGoogleアドセンス広告を自分のWebサイトに表示させないようにするには……クリックベイト広告対策 【WEBサイト管理者向け】自サイトから不快・悪質なAdSense広告を消す方法 詐欺・クリックベイト広告対策 UZUREA編集部 公開:2023年11月10日(3年前) / 更新:2026年8月12日 コメント 0件 Web技術googlewebサービスツール広告 Post X Share Facebook B! はてブ LINE 当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。 Googleアドセンスはサイトを訪問したユーザーに最適な広告を掲載してくれるサービスですが、Googleのサービスといえど、質の悪い広告が表示される事は少なくありません。見ていて気持ち悪い・不快な広告はもちろん、100%デマの文言でユーザーにクリックさせ、詐欺サイトへ誘導するような悪質な広告も存在します。 そこで当記事では、これらの不快で悪質な広告を、自身が管理・運営するWebサイトに掲載しないようにする方法について紹介しています。 ※この記事は自身または自社のWebサイトにGoogleアドセンス経由で広告を掲載し、収益を得ているWebサイト管理者・運営者向けの記事です。 記事の索引1. 悪質・気持ち悪いGoogleアドセンス広告を、管理するWebサイトに表示させない方法1.1. 【対処法1】認定バイヤー(旧広告ネットワーク)ごとブロックする【おすすめ】1.2. 【対処法2】ドメイン別にブロックしていく1.3. 【対処法3】広告カテゴリごとブロックしてしまう1.4. ドメイン単位や、カテゴリ単位での対応の問題点2. まとめ 悪質・気持ち悪いGoogleアドセンス広告を、管理するWebサイトに表示させない方法 Googleアドセンスは、Webサイトに広告を掲載するサービスの中では導入のハードルが低く、かつ安定的に収入を得られるサービスですが、その規模が大きすぎるためか、広告の品質管理はあまり徹底されていません。 ユーザーに誤解を与えてクリックさせようとしたり、怪しいサイトへ転送してしまう広告、見るだけで不快な気分になるような気持ち悪い広告などが表示される事も少なくなりません。 iPhoneのホーム画面を模したページ全画面に表示される広告の例。タップすると悪意のあるサイトに転送される 『次へ』『続きを見る』など、サイト内のページ遷移と誤認させるような画像広告 特に筆者が苦手なのは『鼻の毛穴や角栓』や『肌のシミ』『目のたるみ』、『歯のホワイトニング』といった美容系の悩みに関する広告。販売されている商品自体には問題がない場合も多いですが、あえて視覚的に不快な写真や画像を使って、ユーザーの目をひこうとするものも多く、すくなくとも自身が管理するサイトにそれらを掲載したいとは思えません。 あえて気味の悪い写真や汚い写真、イラストなどを使って、注目を集め、広告の効果(クリックやWebサイトへの流入)を高めるという手法は、『クリックベイト(Clickbait)』とも呼ばれています 『年金が増額』という生成AI画像を使った広告をクリックすると…… 大手新聞社のサイトに偽装した投資アプリ販売サイトへ遷移する。クリックベイト広告の例 ※クリックベイト=必要以上に衝撃的なキャッチコピーや画像で目を惹こうとする悪質な広告手法。類義語として『フェイク広告』が挙げられますが、クリックベイトの場合不快ではあるものの製品自体は偽物ではない場合もあります。 そこで当記事では、Google AdSenseで表示される不快な広告を、Webサイトに表示させないための手順について紹介します。 【対処法1】認定バイヤー(旧広告ネットワーク)ごとブロックする【おすすめ】 色々な方法を試しましたが、不快なクリックベイト系広告を配信している認定バイヤー(※)ごと遮断してしまう方法が一番確実で効果がありました。 ※以前は『広告ネットワーク』という名称でした GoogleアドセンスではGoogle主体の広告だけでなく、多数のサードパーティ経由の広告も配信されます。そしてどうやら、Google広告よりも制限が緩いのか『気持ち悪い広告を沢山配信する事業者』はある程度絞り込めるため、これらをブロックしてしまう事で一網打尽にしよう、というもの。 アドセンス管理画面にログインし、左側のメニューから[コンテンツ]>[ブロックのコントロール]とクリックし表示された画面で[認定バイヤー]を選択します。 左側のメニューから[コンテンツ]>[ブロックのコントロール]とクリックし表示された画面で[認定バイヤー]を選択 続いて、遷移した画面で広告ネットワーク名を入力して、該当広告ネットワークをブロックすればOK。 不適切な広告を多く配信する、外部広告サービスをブロック=止めてしまいます ここで肝心な認定バイヤー名ですが、現在当サイトでは下記の広告ネットワークをブロックしています。 Baidu MediaGo :中国の検索大手Baidu(百度)のグローバル事業部門が展開するDSP Zemanta :スロベニア創業の広告企業→2017年にOutbrainが買収 Kepler w/ Zemanta :KeplerがZemantaのDSP・取引基盤を利用して広告を購入するバイヤー/アカウント Mintegral (AB) :中国Mobvista系。過去に広告不正・データ漏えいにつながる挙動をSourMintと呼ばれる問題として報告されたことも Yandex AG :ロシア最大級の広告ネットワーク POWERENGINE PTE. LIMITED :実体は zMaticoo。中国のeClickTech傘下 iPinYou :中国DSP Toutiao (USD) :ByteDanceの中国国内向けサービス「今日頭条」。中国市場向けサービスの広告が主流 Temu DSP :Temu専用広告ネットワーク Temu DSP2 :Temu専用広告ネットワークその2 popin Inc. :現在はBaiduが全株式を取得して経営統合 ※実際に上記のどれをブロックするかどうかは、皆様の自己責任でご検討・ご判断ください。 なお、”どの認定バイヤーが不適切な広告を配信しているか”については、広告を個別に確認できる……[コンテンツ]>[ブランド保護]>[広告ビューセンター]から、逆引き的に取得できます。ただし、広告ネットワークが選択できない場合も多く、調査・検証には手間がかかる事が多いかと。 広告ビューセンターから広告ネットワークを選択できる場合、その認定バイヤー名も遷移先の画面で判明する 【対処法2】ドメイン別にブロックしていく より細かく、広告主のドメイン単位で配信を停止する方法もあります。 [広告ビューセンター]で不適切な広告をみつけられた場合には、そのドメインを控えておいて、[コンテンツ]>[ブロックのコントロール]>[広告主のURL]から該当ドメインをブロックする事ができます。 左側のメニューから[コンテンツ]>[ブロックのコントロール]とクリックし表示された画面で[広告主のURLを管理] 遷移した画面の[サイトを検索…]欄に先ほど確認した広告主のドメインを入力し[検索]。 [サイトを検索…]欄に非表示にしたい広告主のドメインを入力し[検索] 検索結果に、対応したURLが表示されるので、『ステータス』欄の[許可済み]という箇所をクリックすると[ブロック]に変更されます。 GoogleアドセンスでURLを指定してステータスをブロックに 以上で、このドメインのサイトが出している広告は、このアドセンスアカウントと関連している(自身の)Webサイトには表示されなくなります。 でも……”現在”自サイトに表示されている広告を確認する手段は…… ただし、自分が管理するWebサイトを巡回していてその瞬間に不適切な広告を見つけた時。その広告リンク先のドメインを確認する手段は、実際にその広告をクリックするしかありません。……にもかかわらず、自サイトに掲載された広告をサイト運営者がクリックする事はAdSenseのプログラムポリシーの違反とされています。 アドセンス管理画面に表示されている注意書き『Adsenseのプログラムポリシー』箇所のリンク遷移先はhttps://support.google.com/adsense/answer/48182 上記リンク先には、「じゃあどうすればいいのか」という事も記載されておらず、この問題は現在解決方法が見当たりません。過去には『Google Publisher Toolbar』というChrome用拡張機能が提供されていたので、それを使う事で遷移先URLを確認できたのですが、現在は配布終了となっています。 となると、ユーザーさんによる報告フォームをつくって協力を募ったり、気持ち悪い広告を配信している業者のリスト(※)などを入手するなどしたりと、工夫が必要になりそうです。 ※Webメディア『すまほん』さんがホワイトニング関連の不快広告主リストを販売しています 【対処法3】広告カテゴリごとブロックしてしまう もうひとつの対策として、クリックベイトの多い広告のカテゴリ自体をNGにするという方法もあります。この場合は左側のメニューから[コンテンツ]>[ブロックのコントロール]とクリックし表示された画面で「[デリケートなカテゴリを管理]を選択し、表示されるクリックベイトに近いと思われるカテゴリをブロックすればOKです。 [コンテンツ]>[ブロックのコントロール]とクリックし表示された画面で[デリケートなカテゴリを管理]と選択 上記画像例では、『センセーショナルな内容』と、『美容施術、美容整形』をブロックしています。 ただこの場合、当然クリックベイトではない同カテゴリの真っ当な広告主の広告も表示されなくなってしまいます。上記例の場合、正しく広告を配信している『美容施術・美容整形』カテゴリの広告が表示されなくなってしまうというのは、サイトの取り扱いジャンルによってはデメリットが大きい場合もあるでしょう。 ドメイン単位や、カテゴリ単位での対応の問題点 繰り返しになりますが上記の対応で、指定したドメインやカテゴリからの広告は確かに表示されなくなるのですが、結局は対症療法でしかありません。 こういった不適切な広告を出す業者は、そもそも常習的にドメインを新たに取得して同じような広告を作り続けている場合が多いので、手作業でいくつかのドメインをブロックしたところでほとんど状況は改善せず、イタチごっこの末に疲弊してしまうのではないでしょうか。 結局、不快な広告は野放しになりがち…… まとめ Googleが『邪悪になるな (Don’t be evil)』を規範を掲げインターネットの良心と呼ばれていたのも、今や遥か昔のこと。現在では検索エンジンと、それに紐づく巨大な広告ネットワークを握り、自社のルールによってWeb全体に強い影響力を及ぼす存在となりました。その姿勢は、ときにインターネットを自分たちの都合のよい方向へ誘導しようとしているようにさえ見えます。 AdSenseに限って見ても、閲覧体験を損ないかねない全画面広告やMultiplex広告を積極的に導入させようとする姿勢を見ると、今では広告収益の最大化を優先しているのではないか、と感じずにはいられません。 本来は広告業界全体がこういった問題に取り組み、より厳密なガイドラインを設けるなど対策をしていくべきだとは思いますが、日本国内でのネット広告に関してはまだそのあたりが整備されてないのではないかと感じます。 なお、フィッシングサイトに飛んでしまうような、ガイドラインに明確に違反している広告主は比較的早くに消えますが、当記事で挙げたような不快なクリックベイト系広告は今のところ、なんら変わらずに何年も表示され続けています。 最後に、クリックベイト広告に勝手に写真を使われてしまい、広告企業と争ったという方のブログ記事リンクも貼っておきます。色々と考えさせられる内容ですので、関心のある方はぜひお読みください。 フェイク広告被害まとめ(角栓・シミ)の記事 Ayakoのぶっちゃけ美容会議 巨大テック企業無敵神話の嘘 GAFA+Netflix+Xの勝者と敗者 ¥500 (2026/08/19 16:55:13時点 Amazon調べ-詳細) Amazonでのレビューを見る Amazonで検索 楽天市場で検索 Yahoo!ショッピングで検索 メルカリで検索 GAFAM支配と民主的規制 ¥1,980 (2026/08/20 00:05:41時点 Amazon調べ-詳細) Amazonでのレビューを見る Amazonで検索 楽天市場で検索 Yahoo!ショッピングで検索 メルカリで検索