ガンダリウム合金やビーム・サーベルなど、『機動戦士ガンダム』に登場する様々なテクノロジーを現役研究者が考察し、現代科学で実現可能かどうかを判断するという内容の書籍『機動戦士ガンダム 宇宙世紀 vs.現代科学』が、マイナビ出版より登場します。
2022年03月28日発売予定で、予価は2,640円(税込)。電子版も同時発売されます。
Index
機動戦士ガンダム 宇宙世紀 vs.現代科学
マイナビ出版から『機動戦士ガンダム』~『機動戦士Vガンダム』、宇宙世紀のガンダム作品に登場するテクノロジーを考察する書籍『機動戦士ガンダム 宇宙世紀 vs.現代科学』が登場します。
『ガンダム』に登場する科学技術の数々は、すでに実現間近に迫っていた
マインビブックス 書籍解説より
覚えているかい? 少年の日のことを。
ガンダリウム合金、ビーム・サーベル、ニュータイプ、ミノフスキー粒子、ヘリウム3、そしてモビルスーツ。これら宇宙世紀のキーワードを「あれはSFだから、実現は無理」と、一笑に付すのは簡単です。
ところが本書では、各分野の現役研究者たちに宇宙世紀のテクノロジーが”現時点では、どのくらいまで実現できているか””実現するためには、何が足りないのか”という疑問を投げかけて作られた書籍。
「作品内でビーム兵器とメガ粒子砲、ソーラ・レイを使い分けているのは素晴らしい」「Iフィールドが文字通りフィールド(場)であるなら…」などと、現役研究者がガチ考察しているそうです。
読み終えたあとはニヤリと口角を上げ、『ガンダム』話ができる友人と話をしたくなる……そんな内容でしょうか。『ガンダム』好きはもちろんの事、すべてのSFファンに刺さる一冊である事を期待しましょう!
目次
- プロローグ
- 第1章「ガンダリウム合金」
- 第2章「ビーム・サーベル」
- 第3章「ニュータイプ」
- 第4章「ミノフスキー粒子」
- 第5章「ヘリウム3」
- 特別取材「GUNDAM FACTORY YOKOHAMA」
- エピローグ
本書に登場する、現代科学のキーワード
- CFRP(炭素繊維強化プラスチック)
- ハイエントロピー合金
- ベイパーシールディング(蒸気遮蔽)
- ビーム・ライフルのパルス長
- ビームと呼ぶ時は、あくまでも粒子
- ビーム・サーベルの鍔迫り合いはリコネクションを表現
- Iフィールドが磁場であるならば、高温超伝導磁石によって実現できるかも
- 上はガンマ波(30-100Hz)が上限で、下限はデルタ波(1-3Hz)
- 質量がゼロのモノはヒッグス粒子から力を受けない
- 反物質が消えたのはニュートリノのせい
- ダークマターにはいろいろな候補がある
- 7テラeVまで陽子を加速
- 超伝導は-270℃まで冷やすと電気抵抗がゼロになる
掲載作品
- U.C.0079 機動戦士ガンダム
- U.C.0079 機動戦士ガンダム 第08MS小隊
- U.C.0079 機動戦士ガンダム0080 ポケットの中の戦争
- U.C.0083 機動戦士ガンダム0083 STARDUST MEMORY
- U.C.0087 機動戦士Zガンダム
- U.C.0088 機動戦士ガンダムZZ
- U.C.0093 機動戦士ガンダム 逆襲のシャア
- U.C.0120 機動戦士ガンダムF91
- U.C.0149 機動戦士Vガンダム
著者紹介(敬称略)
- 伊藤篤史(いとう・あつし)
然科学研究機構 核融合科学研究所 ヘリカル研究部基礎物理シミュレーション研究系 - 笠田竜太(かさだ・りゅうた)
東北大学 金属材料研究所 原子力材料工学研究部門 - 金子俊郎(かねこ・としろう)
東北大学 大学院工学研究科 電子工学専攻 物理工学講座 プラズマ理工学分野 - 福田努(ふくだ・つとむ)
名古屋大学 高等研究院/大学院理学研究科 - 小池耕彦(こいけ・たかひこ)
自然科学研究機構 生理学研究所 システム脳科学研究領域 - 坂本貴和子(さかもと・きわこ)
自然科学研究機構 研究力強化推進本部
書籍情報
著者 | 伊藤篤史 笠田竜太 金子俊郎 福田努 小池耕彦 坂本貴和子 |
---|---|
出版社 | マイナビ出版 |
判型 | B5 |
頁数 | 176 頁 |
ジャンル | エンタメ |
ISBNコード | 9784839975043 |
配送時期 | 2022/04/上旬 |
予価 | 2,640円(税込) (本体価格 2,400 円 + 消費税10%) |
電子版も同時発売
本書は電子版も同時発売されます。購入は下記よりどうぞ。