今や一大ジャンルとなったゾンビ映画! ホラー作品の中でも一大ジャンルとなった『ゾンビ』作品ですが、その歴史が長いだけあり、ものすごい数の作品が制作・公開されています。
そした中には、シュールな作品や、コメディ作品など、『笑える』ゾンビ映画もたくさんあるのをご存じでしたか?
当記事では、そんな笑えるゾンビ映画を、各種サブスクリプションサービスで観られる作品や、入手しやすい作品を中心にピックアップしました。いずれも、リラックスしてポップコーン片手に気軽に楽しめるような作品です!
この記事がオススメな人
- 笑えるゾンビ映画を見てみたい! という人
- 友達と一緒に&実況しながら楽しめるゾンビ映画を見たい! という人
Index
笑えるゾンビ映画特集!
怖さはほどほど、友達ともたのしめる作品15選!!
今回はゾンビ映画の中でも楽しく見れるホラー色の薄いゾンビ映画を15作品を紹介していきます。
※とはいえゾンビ映画らしく、ある程度の残酷描写はあるのでご注意!
ゾンビランド
ゾンビパンデミックになったアメリカで、引きこもりだった青年が自分で設定した『ゾンビの世界で生き残るための32のルール』を守りながら旅をしていくという設定がユニークなゾンビ映画。
設定されているルールは『ゾンビ映画あるある』を押さえた『二度打ち』や『トイレに用心』などよくあるシチュエーションを回避するものが多く、ゾンビファンならニヤリとしてしまうことも。
ゾンビ描写はかなり迫力があるのですが、神経質な引きこもりだった主人公がルールを守りながらゾンビパニックを生き抜いていく様子や、登場人物『タラハシー』を始めたとした癖のあるキャラクターたちとの出会いと旅が面白い青春ゾンビコメディロードムービーです。
90分もない作品時間でありながらテンポ良く登場人物が現れ、人間模様が展開されていきます。クオリティの高い内容というのもあって人気になり、2019年に『ゾンビランド:ダブルタップ』という続編も出た人気作です。
ショーン・オブ・ザ・デッド
イギリス製ゾンビ映画のヒット作!
ゾンビパニックが起こったロンドンでの出来事なのですが主要登場人物のショーンとエドのなんとも間の抜けたリアクションが面白い。ゾンビの頭を破壊しようとしてレコードを投げるも「それは初回盤だぞ!」と投げるのを静止したり、事態の収束をパブでビールを飲んで待とう、など緊迫感のない緩さがシュールな笑いを誘います。
短い上映時間の中で矢継ぎ早に展開していくテンポの良さも魅力です。
ロンドンゾンビ紀行
ロンドンを襲うゾンビパニック! 労働者階級の青年と老人たちがゾンビに立ち向かう!
青年たちだけでなく、老人がゾンビと戦う様子がコミカルで面白い!
状況はシリアスそのものなのに妙に気の抜けた兄弟パートは銀行強盗がどんどん変な方向に進んでいき、老人ホームパートではゆっくり歩く老人とゾンビが食うか逃げれるか?のデッドヒートを繰り広げる。また異様にアグレッシブな老人レイの活躍っぷりは非常に魅力的。
短い尺ながらコミカルかつ見どころのたくさんあるゾンビコメディ映画で笑えるゾンビ映画を見たい!という人におすすめ!
ゾンビワールドへようこそ
いまいちパッとしないボーイスカウトの主人公たち。そんな凸凹トリオたちがゾンビパニックの中でボーイスカウトの技術を使ってゾンビトラブルを乗り越えていくシチュエーションは多種多様で見ていて飽きません。
ただ笑える、というだけでなく三人の友情模様がどうなっていくかといった関係性や、ずっと続けてきたけど同時にコンプレックスでもあったであろう『ダサいボーイスカウト』としての自分たちとどう折り合いをつけていくか? といった展開は青春映画として良く出来ています。
終盤の展開では笑いながらも手に汗握る熱い演出もあり、『笑える』だけでない楽しみを見ていて心に残るゾンビ映画です。
ゾンビ・クエスト
突如大量発生したゾンビたちの蠢く街をくぐり抜け、ポンコツな仲間たちと愛する女性を救う戦いへ立ち向かっていくゾンビ映画。
アホなキャラクターたちばかりでなくちょい役で出てくるキャラクターたちがとにかく変!格闘ゲーム風の演出が急に挟まったり、異様にアクの強い登場人物が癖になる一作。
徹頭徹尾『笑い』を意識した作品になっていて、あまりにもくだらないやりとりや展開に笑ってしまうこと間違いなし。
主人公の凸凹兄弟の小気味良い会話のやりとりも面白いです。
ゾンビハーレム
離婚した友人を慰めるために友人同士で女性ばかりいる村『ムードリ』を訪ねたところ女性だけがゾンビになるウィルスが蔓延していた! ……ゾンビが女性だけ、という一風変わった設定のゾンビ映画。
メインキャラクターの男たちもキャラクターが立っているのですが、出てくる女性ゾンビたち、これが中々アクが強い! 大剣を持った女ゾンビ、花嫁姿の女ゾンビ、男好きの超大柄の女ゾンビ!
設定の奇抜さもですが、村からの脱出をあれこれ試みるシチュエーションも見どころが多く面白いです。
終盤の謎の爽快感、爽やかさも◯。
ゾンビスクール!
小学校でチキンナゲットを食べた子供たちがゾンビに変貌! という設定のゾンビ映画。登場人物に癖がありつつ学校内から脱出するためにキッズゾンビたちと先生が戦いを繰り広げる様子が見もの。
チキンナゲットを食べながら見てはいけない映画ナンバーワン! な作品。先生がキッズゾンビを容赦なく鈍器で殴るシーンなどもありかなりブラックな作風ですが、テンポ良く見れるところが魅力です。
ゾンビ・ハイスクール
高校の居残り授業に集められた問題児たち、しかし突然学校をゾンビパニックが襲い出す! という導入から始まるゾンビ映画。
居残り授業に集められる問題児ばかり、というのもあって如何にもなオタク主人公、ヤンキー、ヤク中、ゴス女、巨漢など濃いメンツばかり。もはや「高校の問題児ってレベルでいいわけ?」みたいなキャラクターが混じりながらもゾンビパニックで各キャラクターの味が出てくるところが見応え抜群です。
キャラクター同士の掛け合いも面白く、思わず笑ってしまう一作。
ゾンビ・ストリッパーズ
違法ストリップ小屋にゾンビが侵入、ストリッパーをゾンビにしてしまったらそのストリッパーのダンスのキレが凄まじくレベルアップして客が大盛り上がり……というあらすじのブラックジョーク感満載のゾンビ映画。
絵面であったりシチュエーションはおふざけ全開なのですが、登場人物たちは終始大真面目なのが笑えるところでもあり、ゾンビストリッパーたちに悲しみを覚えてしまうところでもありどこに感情移入しながら見るかによって見え方が変わる作品でもあります。(とはいえ低予算のB級映画感はマシマシですが)
低予算感は溢れているのですが、鬼気迫るダンス描写や話のテンポの良さと荒唐無稽さで見どころも多いゾンビ映画です。
インド・オブ・ザ・デッド
インド発のゾンビ映画! 「なぜインドにゾンビか?」「グローバル化だ」といったやりとりにセンスが溢れている一作。妙にダメさの漂いつつも憎めない三馬鹿主人公を筆頭に出てくるキャラクターたちも物語を引っ張るパワフルな奴らばかり。
テンポ良し、キャラ良し、どうしようもなさも良し! 「きっと、うまくいかねぇ!」な新感覚インド系ゾンビ映画です!
ゾンビーバー
ビーバーがゾンビに!? 出オチな設定と思いきや思った以上にガッツリビーバーがゾンビをやっていて見応えがある一作。ビーバーという特徴を最大限活用して襲いかかってくるゾンビーバーたちの馬鹿馬鹿しさと緊迫感の合わさった映像は中々侮れません。
ビーバーというのもあってイマイチ状況のシリアスさを理解していない登場人物たち。しょうもない言動と行動に、つい「この人たち早く殺されないかな……」なんて考えてしまいたくなる彼ら。まさに『ホラー映画で死ぬカップル』度100点満点。
そのどうしようもなさが、面白いのですが。
ゾンビ・ガール
死んだ恋人がゾンビになって帰ってくる! という設定のドタバタコメディ。死んだ恋人のゾンビのキャラがエキセントリックで噛み合わない会話が面白いです。
とにかくゾンビになる恋人のアクが強い! ゾンビにならなくても一作出来るんじゃないかってくらいに自分勝手な言動と強すぎる感情が見ていて飽きないキャラクター造形になっています。
ゾンビになった恋人と別れたい主人公が色々と悩んだり、失敗したりを繰り返す話なので恋人と見るには適さないゾンビ映画かもしれません。
ゾンビーノ (原題 Fido)
舞台は特殊な首輪によって『ゾンビを飼える』世界。ゾンビを購入したある家での少年とゾンビの交流を描く、ゾンビコメディの中でもかなりの異色作品。
序盤はゾンビが遊び相手になってくれたり、人間らしさのあるゾンビが出てきたりして、そのポップな世界観や雰囲気とも相まって『ほのぼのゾンビもの』といった感じなのですが……やがてブラックなユーモアも炸裂する、ひと癖もふた癖もある油断のならない作品でもあります。
意外とゴアなシーンもあり、「これもゾンビ映画……!」と息を呑むシーンも。笑い、だけでなくゾンビ映画の懐の深さを感じられるゾンビ映画です。
新撰組オブ・ザ・デッド
新撰組×ゾンビという無茶苦茶な組み合わせのゾンビ映画。
バナナマンの日村勇紀が出演、ゾンビと交流しようとする新撰組、ともう何だかわからない設定だけでもその異様さがお分かりいただけるかと。
邦画ということもありゴア描写は控えめのため「コメディなゾンビ映画は見たいけどグロは苦手!」という方におすすめ!
シュールな世界観と、意欲的な設定で終始突っ走る一作です。
Zアイランド
哀川翔芸能生活30周年記念作品……いや、そんな記念作品が「これでいいのか!?」 とツッコミを入れたくなるゾンビコメディ映画。
ウィルスと薬物のハイブリットゾンビに侵食された島でヤクザ、女子高生、島民の抗争が起きるというごった煮作品です。
漫才やコントのようなハイテンポな会話劇は海外製のゾンビ映画では見れないノリでありながら、ゾンビの設定など様々なゾンビ映画を意識して作られている設定に思わずニヤリ。
アクションシーンもかなり気合が入っていて見応えありです。
あとがき
今回紹介させていただいた15作品は90分前後の上映時間のため、気楽に見ることの出来る作品ばかりです! コメディゾンビ映画とされる作品は今回紹介した作品以外にも色々あるため今回の15作品を入り口に開拓してみるのはいかがでしょうか?
ゾンビ映画は多様な表現の宝庫です。怖いだけではない『笑えるゾンビ映画』を探していくのも楽しいですよ!