タイププロジェクトより、スクリーン表示に最適な『TPスカイ』ファミリーに、新たに極太フォントである『モダンBlk(ブラック)』が追加発表されました。同社のサブスクリプションサービス『TP コネクト(30,000円/年額)』利用者であれば追加利用可能、Webフォントサービスの『REALTYPE.jp サブスクリプション(500円/月額~)』でも利用能です。
なお、2020年12月8日現在、『TPスカイ モダン Blk』のフォント単体販売はされていません。
極太フォント『TPスカイ モダン Blk』
タイププロジェクトが2017年4月に発売を開始した『TPスカイ』は、サンセリフ体のストロークに抑揚を与え、単線では表現できない楷書的な筆勢を取り入れた書体で、ウエイト・コントラスト・字幅の3 つの軸を持つ初めての日本語フォン。、明朝体とも、ゴシック体とも違う第三の日本語書体として構想・開発されたシリーズです。

公式サイト より
今回新たに加わったモダン書体のカテゴリーの『TPスカイ モダン Blk』は、『TPスカイ』のふところ(筆画内の空間)を広くすることで、極めて太いウエイトを実現したそうです。直線と曲線の対比を強くし、筆画をより長くして骨格を大らかにすることで、太さと視認性が両立されています。
『TPスカイ モダン Blk』は、画数に違いのある文字を並べた際に整って見えるよう調整し、仮名や欧文、画数の少ない漢数字などは、『TP スカイ ローコントラスト B』の1.5 倍前後の太さにしているようです。また、画数の多い漢字では、主要な筆画を太く、他の部分を細めに扱うことで潰れや黒みのたまりを回避し、画数の少ない文字と密度のバランスを取っているとのことです。
『TPスカイ モダン Blk』は、2020年12月1日より、タイププロジェクトのサブスクリプションサービス『TPコネクト』で提供が開始されています。
販売価格
- 『TPコネクト』: 30,000円(税込)/年額 (https://typeproject.com/service/tpconnect)
*『TP コネクト』は、AXIS Font、AXIS ラウンド、AXIS Latin Pro、TP 明朝、TP スカイ、TP スカイラウンド、濱明朝、SST JP、TP国立公園明朝、金シャチフォント 姫、東京シティフォントのすべての書体ファミリーを年間定額で利用できるサービスです。
- Webフォント『REALTYPE.jp サブスクリプション』: 500円(税込)/月額~ (https://www.realtype.jp/)
製品仕様
文字セット | 9,499字 (スタンダード版) |
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ウエイト | Blk(ブラック) |
フォーマット | OpenTypeフォントフォーマット |
動作環境 | Mac OS X、macOS、Windows 8.1、10 (いずれも日本語版) |
関連リンク
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