Microsoft『5KV-00006』エルゴノミクスキーボードのパームレストを張り替えてみた

Microsoft『5KV-00006』エルゴノミクスキーボードのパームレストを張り替えてみた

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長年仕事でつかっているマイクロソフトのエルゴノミクスキーボード。6年以上使い続けてもはや身体の一部のような感覚な入力機器なのですが……パームレスト(手首を置く部分)の生地がボロボロになってきたのですこし悩ましいのでした。

長年の酷使にも関わらず壊れる様子もなく、買い替えるは少しもったいない。もちろん愛着も感じてしまっている。そこで思いきって自分で分解して、パームレストの補修・張り替えをしてみる事にしました。

Microsoft『5KV-00006』エルゴノミクスキーボードのパームレストを張り替えてみた

Amazonで買ったエルゴノミクスキーボード『5KV-00006』。購入履歴をみるとなんと6年以上使い続けていました。

2015年8月24日に購入して使続けていた……『5KV-00006』
2015年8月24日に購入して使続けていた『5KV-00006』

これだけ長く使っていながら、どこかが壊れるような事もなくしっかりと機能し続けてくれています。キートップの文字はかすれてきていますが、稼働期間を考えればコストパフォーマンスは良いですよね。

6年以上活躍したMicrosoft『5KV-00006』エルゴノミクスキーボードがこちら
6年以上活躍したエルゴノミクスキーボードがこちら

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そんな年季の入った、もはや相棒とも言えるキーボードですが、パームレストがかなり汚くなってしまっているのが気になっていました。

手首を置く部分=パームレストの布に皺が出来ていたり、左の手前部分が破れたり。白い点々は何回拭いても取れないので、どうやら汚れではなく生地がすり減って下地(?)の部分が見えてきているみたいです。

左手前の生地の劣化が特に激しいMicrosoft『5KV-00006』
左手前の生地の劣化が特に激しい

買い替えてもいいけど、折角なので(分解してみたいという興味もあって)ダメ元でこれを自分で張り替えてリフォーム? リプレース? に挑戦してみました。

情報収集と下準備

と、その前に事前準備です。ひとまず、インターネットで他に 『5KV-00006』 (キーボードの型番)を分解した人がいないか検索してみると……英語の記事ですが、いましたいました。

そもそも本製品は、USB無線で接続するワイヤレスキーキーボードなのですが、その『USBドングル(子機)を紛失したけど、もう1台買うのがもったいないから有線接続出来るようにしちゃった』……というツワモノです。

そこまでの改造をするつもりも技術力もありませんが、分解過程は参考になりそうです。先人の記録があると心強いですね、感謝。

Amazonで張り替えるための生地と、テープ用意

つづいて張り替えるための生地を用意します。あまり高いものにしてもしょうがないので、Amazonで程よいものを見繕います。

決め手は、薄さと価格。

素材:PVC50% ポリウレタン50% 柔らかい素材です。厚み: 約0.7mm前後

Amazon 商品説明より

800円以下という価格がひとつ。そして厚みが合わずに貼れないと困るので薄そうなものを選びました。大量に購入しても処分にこまりますのでサイズ的にもちょうど良いかな、と。

それともうひとつ用意したのが、この布を貼り付けるためのテープ。これも薄くて、かつある程度粘着力の強いものが必要でしょう。ふと所持品からちょど良さそうなものを……と物色したところ、救急箱に医療用サージカルテープ(3M トランスポア)があったのでこれを使いました(笑)

この選択は結果的に正解で、しっかり張り付いてくれて柔軟性があって薄さもちょうどいい。しかも手で簡単かつ綺麗に切れるので作業も楽。びっくりするくらい今回の用途にぴったりでした。

分解、そして張り替え

数日で購入した合皮シートも到着。開けてみるとすこし有機溶剤のニオイがキツくて一瞬後悔しました。とはいえ、作業後数日でニオイは消えましたので結果オーライ。作りたてほやほやの製品が到着したのかもしれませんね。

作業の工程は、先人にならって写真を掲載しておきましょう。

作業の結果……

以上の作業の結果、ほぼイメージ通りにリニューアルする事ができました。

所要時間は3時間ほど。最初の取り外しの時のチカラ加減と、合皮シートのカットと取り付けに時間がかかりましたが、それほど高度な作業はありませんでした。

合皮の質感もほどよいザラザラ感で、綺麗だった頃の元生地と比べても高級感が増したような気もします。手間はかかりましたが予想以上にいい仕上がりで、幸せな気持ちになりました。

まとめ

以上、DIYで行った『Microsoft 5KV-00006』エルゴノミクスキーボードのパームレスト貼り替え作業工程を紹介しました。

当初、失敗したら潔く買い替えよう……くらいの気持ちで臨みましたが、結果には大満足。作業後2か月ほど使い続けていますが、今のところ合皮も特に痛むことなく使い続けています。

後悔している点があって、せっかく分解したのだからキートップを取り外して洗浄すればよかったな、と。表面からウェットティッシュなどで拭けばある程度綺麗にはなるのですが、こんな機会は滅多にないですからね。

最後に使った工具を記載しておきます、もし同じように『5KV-00006』を分解しようとしている人の参考になれば……です。

  • 精密ドライバー(プラス)
  • デザインナイフ
  • ハサミ
  • パームレスト取り外しに使ったピック(スマホのオープナーセットなどに入ってるものを使ったが、ギターピック
    などでも)
  • マイナスドライバー(同じくレスト取り外しに、ただし本体を傷めないよう注意を)
  • サージカルテープ 3M トランスポア(正直、これの便利さにかなり救われた)
  • 作業台に敷くカッティングマットA4サイズを使ったが、A3サイズがあればなお良し(または段ボールで代用も)
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コメント

  1. 当記事の執筆担当者 より:

    8年ご使用されていたというのはすごいですね。
    スプレーのりは、張り替えた素材をパームレストに貼り付ける時に使うのですよね? 私自身は使った事のないのですが、有用な情報をありがとうございます。

    そして同じ事に挑戦された方がいたというのも何気に嬉しいです。

  2. わたくし より:

    私の8年使ったキーボードもパームレストがボロボロになったので張り替えてみました。
    張るときにスプレーのり(スコッチの77)を使ってみました。多分スプレーのりを使うほうがずっと楽に作業ができると思います。

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