漫画『鉄腕アトム』といえば、おなじみ手塚治虫の代表作です。 同氏のキャラクターの中でも、1、2の人気を誇る鉄腕アトム。そんなアトムの創作秘話と関連作品を紹介する作品集 『鉄腕アトム プロローグ集成』 が、 手塚ノワールシリーズの番外編、別巻として立東舎より2019/11/下旬に発売されます。
手塚作品のダークサイドを集めた『手塚ノワール』
多くの華やかな作品を残してきた手塚治虫ですが、人間の欲望や嫉妬心といった醜くてネガティブな部分を全面に押し出した作品も多く手掛けています。 これらの作品群は、黒手塚作品などと称され、現代に至るまで多くの評価を獲得しています。
立東舎は、これら手塚治虫のダークサイドを存分に味わえる作品を、大きな判型で、カラー頁もそのまま復刻させた『手塚ノワール（暗黒）シリーズ』として、濱田髙志氏編集により2018年末より刊行。
これまで『ダスト18』、『アラバスター オリジナル版』、『アポロの歌 オリジナル版』、『ボンバ！ 手塚治虫ダーク・アンソロジー』、『ブルンガ1世 オリジナル版』の5作品が発売されています。
ダスト18 詳細 アラバスター オリジナル版 詳細 アポロの歌 オリジナル版 詳細 ボンバ！ 手塚治虫ダーク・アンソロジー 詳細 ブルンガ1世 オリジナル版 詳細
- ダスト18 詳細ページ(復刊ドットコム）
- アラバスター オリジナル版 詳細ページ(復刊ドットコム）
- アポロの歌 オリジナル版 詳細ページ(復刊ドットコム）
- ボンバ！ 手塚治虫ダーク・アンソロジー 詳細ページ(復刊ドットコム）
- ブルンガ1世 オリジナル 詳細ページ(復刊ドットコム）
鉄腕アトム プロローグ集成
そんな『手塚ノワール』シリーズの番外編、別巻として発売されるのが、この『鉄腕アトム プロローグ集成』 。
1975年の単行本化（サンコミックス）の際、手塚自身によって描き下ろされた『解説マンガ（30話）』を中心に、その誕生や死を描いた短編群に加え、ゲスト出演した『ブラック・ジャック』の2篇などを収録することでアトムのアナザーサイドを完全網羅。
さらには、これが初収録となるカラーイラストや未発表原稿、単行本初収録カットなどを掲載し、まるごと1冊鉄腕アトムを堪能できる内容に仕上がっています。
鉄腕アトム プロローグ集成 収録内容
手塚治虫のキャラクターの中でも、 1、 2の人気を誇る「鉄腕アトム」。 本書はそんなアトムの、 創作秘話と関連作品をまとめて紹介する作品集です。
1975年の単行本化（サンコミックス）の際、 手塚自身によって描き下ろされた全集未収録の「解説マンガ」30話分（今回が初出となる未発表原稿含む）を中心に、 プロローグ2バージョンや「アトム誕生」などをまとめたPART1「『鉄腕アトムプロローグ集』」。 そして、 「アトム二世」「アトムの最後」「偏差値王国との対決」「鬼子母神の息子」（「ブラック・ジャック」より）「お前が犯人だ！」（「ブラック・ジャック」より）などの関連作を網羅したPART2「『鉄腕アトム』アナザー・エピソード」。 さらには、 初収録となるカラーイラストや未発表原稿、 単行本初収録カットなどを掲載したPART3「『鉄腕アトム』アーカイブス」の3部構成で、 まるごと1冊「鉄腕アトム」の世界にひたれます。
また巻頭には手塚が描き下ろした原画をもとに手塚プロで制作されたセル画（単行本初収録）を用意するなど、 楽しみどころが満載の本書。 B5サイズでの「鉄腕アトム」を、 ぜひご堪能ください。
株式会社インプレスホールディングス 公式プレスリリースより引用
PART1
- 『鉄腕アトム』プロローグ集 -手塚治虫による執筆秘話-
- 『アトム誕生』『解説マンガ（30話）』
- 『鉄腕アトムのおいたちと歴史』『鉄腕アトム プロローグ（小学館版）』
- 『鉄腕アトム プロローグ（光文社版）』『鉄腕アトム まんがテレビジョン』
PART2
- 『鉄腕アトム』アナザー・エピソード
- 『ひょうたんなまず危機一発』『アトム二世』『アトムの最後』
- 『偏差値王国との対決』『がちゃぼい一代記』『鬼子母神の息子』（『ブラック・ジャック』より）
- 『お前が犯人だ！』（『ブラック・ジャック』より）
PART3
- 『鉄腕アトム』アーカイブス
- 初収録となるカラーイラストや未発表原稿、単行本初収録カット
書籍情報
- 書籍名： 鉄腕アトム プロローグ集成
- 著者： 手塚治虫
- 出版社： 立東舎
- 予価： 予価3,520円（税込）
- 判型： B5
- 頁数： 320頁
- ISBNコード： 9784845634422
- 配送時期： 2019/11/下旬
P028：手塚治虫自身が登場して各話の成り立ちを解説する「解説マンガ」 P035：「エピソードガイド」では、 各話の詳細をマニアックに紹介 P072：ウランやコバルトは、 登場エピソードが何パターンか存在する P138：「ひょうたんなまず危機一発」では写植を使わず、 すべて手塚自身の書き文字を採用したオリジナル版となっている P209：「偏差値王国との対決」もオリジナルのカラー原稿を使用 P294：「ブラック・ジャック」の「お前が犯人だ！」にゲスト出演したアトム P312：貴重なイラストも「アーカイブス」として掲載 P319：巻末には解題を用意し、 初出や異同などの詳細を解説
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