エアコンやテレビ、LEDタイプシーリングライトなど家電製品を操作するのに必要な『リモコン』……突然使えなくなってしまうと、とても不便ですよね。
そんなリモコンが『電池交換したのになぜか動かない』という時に、壊れていないか・正しく動作しているかをチェックできる簡単な方法がありますので紹介します。
このチェックに必要なのはリモコン本体と、新しい電池と、カメラ付きのスマートフォンだけです。
リモコンの動作をチェックする簡単な方法
赤外線リモコンの動作チェックをするののはとっても簡単……カメラ付きのスマートフォンがあれば1秒でチェックできます。
用意するのは、リモコンとカメラ付きのスマホ。
そして、チェックの方法は以下のとおり
- スマートフォンのカメラを起動して
- リモコンの先っぽ(送信する部分)がついている方をスマホのカメラに向けて
- リモコンのボタンを押す
以上です。

発信部分がスマホの画面で見える
ようにしてボタンを操作する
※写真を撮影する必要は無い
リモコンのボタンを押した瞬間、スマホの画面でリモコンの先端を見えるようにして、先端が光れば『リモコンからは赤外線が出ている=リモコンは動作している』という事が確認できます。
ちなみに、iPhoneなど最新のスマートフォンのメインカメラでは赤外線フィルタが搭載されていて、赤外線の光が見えにくい場合があります。その場合は
- 部屋を暗くして試してみる
- インカメラで試してみる
というのを実行してみてください。特にインカメラは当記事執筆時点(2022年7月)時点の最新機種でもほとんどの場合綺麗にリモコンの光が見えます。
もし、まったく先端が光らないようでしたら、まずは電池を交換してみましょう。
それでも、光らない場合は何らかの理由でリモコンが正しく動作していない可能性が考えられます。
とはいえ、保管していた交換電池が放電しているという可能性もあるので、もう一度新しい電池かフル充電した充電池に交換してみると、より確実でしょう。
試しに自室のエアコンの先端をiPhone 12のカメラで撮影してみた動画を掲載しておくので、参考までにご覧ください。かすかな光ですが、暗い部屋であればiPhoneのメインカメラでも光が確認できました。
なぜスマホのカメラでチェックできるのか
リモコンの操作には、私達人間が自分の目では見る事のできない不可視光線(赤外線)が使われています。
ところがデジタルカメラのセンサーはこれを計測する事ができ、スマートフォンであればそのモニターである画面に光っているという形で表現してしまいます。
本来、モニターはなるべく私達の目視に近づけるようなフィルター処理加えられているのですが、とはいえ『100%同じではない』ため、スマートフォンやデジタルカメラを通して見る事ができる……という事のようです。
そして、iPhoneのメインカメラではチェックしずらいというのは、iPhoneのカメラフィルターがより人間の目視に近い形で表現するよう調整されているからでしょう。
まとめ
昨今ならほぼ誰もが持っているであろうスマホだけで簡単にリモコンの動作をチェックできる方法を紹介しました。この方法はリモコンだけではなく、同様の技術で動作する製品のチェックにも応用する事ができます。
生活の知恵として覚えておくと便利ですが、とはいえあくまで簡易的なチェックですので、最終判断は専門の業者さんやメーカーに問い合わせるのが確実です。リモコンから赤外線は出ていてもそれ以外の故障があったり、そもそも赤外線以外の方法で信号を送っていたり、なんて事が無いとは限りませんので、過信は禁物です。
以上となります! リモートコントロール!