コストパフォーマンス重視のCFカードTeam Professiopalシリーズ。
製品テストを兼ねて筆者のライフワークとしている花火撮影へ「CF Card CF 600X 16GB 10年保証」を持参して、実際に花火を撮影し、 書き込み速度が撮影感覚にどれ位影響があるのか試してまいりました。
今、CFカードを使う理由について
ここ数年はSDカードの転送速度が向上し、価格もリーズナブルになり、コンパクトタイプを中心に、デジタルカメラ用の記録メディアとしてはSDカードの流通が主流になって来ています。
反面、フラッシュメモリの特性として、静電気や接触面の傷やゴミの巻き込みによるデータ損失リスクが高いこともあり、むき出しの金属部分が少ないCFカードは、メディアとしての信頼性ではリードしています。
結果として現在でも、CFカードとSDカードが両方使える機種(主に一眼レフカメラなど)での撮影にはCFカード、バックアップでSDカードという使い分けをしている方は依然として多いようです。
梱包をあけると…
紙のパッケージを開けるとプラスチックケースの中にCFカードが入ってます。
他社のCFカードと比較してロック部分がしっかりとした硬いケースになっており、うっかり開けて落とすと行ったミスは少なそうです。
カメラに入れて使用の準備
他社性のCFカードと比較してややサイズが大きいかもしれません…、通常よりもしっかりとした挿入感があります。
その分挿入するスロットから抜け落ちる心配は少なく、今回のように野外花火大会での暗闇や手袋使用時など、通常よりもハードな環境での使用時には安心できそうです。
電源を入れ、カードをフォーマットすると通常のCFカード同様に使用することができます。
フルサイズ機(現行のCanon 5D mark3)での撮影ですと16GBでRAWを約520枚程の撮影が可能という事になります。筆者が花火大会を撮影する場合は1~2回分の撮影可能な容量=撮影旅行であれば2日程度は耐えられる計算だと思います。
実際に使用してみた所見
筆者が普段使用している400×32GのCFと比較すると、当然書き込み速度が大きく向上していて、連続で撮影する場合書き込みによる動作のもたつきが改善されております。
花火撮影の場合においては、連続でシャッターを切るケースであるミュージックスターマインなどのテンポよく高速で打ち上げるタイプの花火での撮影は楽に出来ました。
撮影時展開を予想してこまめにシャッターを切る
(2015/08/07 市川三郷町ふるさと夏まつり第27回 神明の花火大会 2枚合成、CF 400×32G使用)
よりも、 通常の進行通り自然なシャッターの切り方
(2016/08/11 常総市復興祈念第52回 常総きぬ川花火大会 2枚合成、CF 600×16G使用)
をしたほうが歩留まりが良い結果となりました。
コストパフォーマンス重視のCFカードとしてお勧め
他社製の同等クラスの商品と比較してもかなり価格を抑えられてますので、大量にシャッターを切るスタイルの撮影…例えば、スポーツ、鉄道、飛行機、そして短期での撮影旅行などに最適な製品ではないでしょうか。
高速で、且つ高品質を売りにするCFカードはまだ相応の価格帯ですので、2~3千円の価格帯で600Xという事であれば、十分に選択の余地があるのではないでしょうか。