スマートスピーカーをアマゾン(Amazon)が発表したのが2014年。 この度、筆者は人生ではじめてスマートスピーカー導入となる『Echo dot』を購入したので、使い方の確認と、レビューをしてみたいと思います。
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Amazon『Echo dot (第3世代)』レビュー
思えば、ガジェット好き、新しいもの好き……のつもりだったのに、これまで全くスマートスピーカーに触れてこなかった筆者。 ある日、ふとそんな自分に危機感を感じて、今更とはいえAmazonのスマートスピーカー『Echo Dot (エコー・ドット)』を導入しました。

コンパクトで、見た目もシンプル。値段も手頃な5,980円。 色は、どんな部屋でも合いそうな『サンドストーン』を選びました。
※Echo dotを快適に使用する条件として、インターネット回線に繋がったWifi環境があり、さらにAmazonのアカウントも必用です。
ちなみに……EchoとAlexaって何が違うの?
余談ですが、Amazonのスマートスピーカーについて『Echo』と、『Alexa』について混乱しそうなので、少しだけ解説を。
Amazonの販売するスマートスピーカーが『Echo(エコー)』シリーズです。 製品名ですね。
そして、そのEchoに搭載されているAI(人口知能)アシスタントが『Alexa(アレクサ)』です。
Alexaへ音声で指示する事で、Echoを操作する……という関係です。(Alexaはスマートフォンアプリもあるので、ここからEchoを操作する事も可能)
AppleのiPhoneとSiriや、Android端末とOK google君(googleアシスタント)の関係をイメージすると分かりやすいかもしれません。
早速到着! 開封!
さて、それでは使ってみましょう。
全く新しいものを購入したとき、パッケージを開ける瞬間ってワクワクしますよね。 開けて使ってみると結構使いこなすのが難しかったり、思ったより大したこと無かったりするので、むしろこの瞬間が一番楽しい、買い物後のピーク時といっても過言ではないかもしれません。
……まあいいや、開封していきましょう。 まずパッケージはこんな感じ!
箱は、ほぼ真四角の立方体に見えます。 開けてみましょう。
パッケージの中には
- Echo dot本体
- 専用ACアダプター
- マニュアル(黒い冊子)
- 簡単スタートガイド的な紙
が入っています。
Echo dotの第2世代までは、ACアダプターではなく、USB Type-Aになっていたそうで、この点は少し不便になったという評判を目にします。
本体側の電源ケーブルは、背面(円形ですが)にあります。
電源を本体に接続し、ACアダプター側をコンセントに接続すると、自働的に起動します。
起動して少し待つと、「スマートフォンに『alexa』アプリを入れて、設定を開始してください」とEchoがしゃべり出します。 違和感や、コンピューターっぽい不快感のない、柔らかい女性の声です。
アプリは、アプリストアで、『alexa』で検索すればすぐに出てきます。
インストールが終わったら、手順にしたがってアプリを操作していきます。 詳細な手順は下記の画像の通り。
設定は簡単で、Wifiの設定に手間取らなければ、2~3分位で完了します。 楽々です。
Echo Dotの使い方、使用感
設定が完了したら、もうあとは音声で操作するだけですが、本体の上部には、音量アップ/ダウン、アクションボタン、マイクをオフにするといったボタンが付いてます。
ボタンはいざ、という時の操作程度で、ほとんどはEchoに内蔵されたAI 『Alexa(アレクサ)』に対して呼びかける形で、操作をします。
- 「アレクサ、ロックをかけて」
- 「アレクサ、音量を上げて~」
- 「アレクサ 占いをして」
- 「アレクサ 今日の天気は?」
といった風に、最初に「アレクサ」とつけて呼びかける事で、反応してくれます。
音楽は、基本的にはAmazon Musicのライブラリを検索するので、アマゾンでMP3を購入しているユーザーはその購入曲の中から選曲されますし、『Amazon Premire Music』や『Amazon Music UNLIMITED』に加入していると、かけてくれる音楽の幅が更に広がるでしょう。 ちなみに『Spotify』にも対応しています。
使ってみてまず感動したのは、音が結構良い事。 モノラル再生(ステレオでは無い)という事もあって、音質にはそんなに期待していなかったのですが、結構低音が効いていて音楽も心地良く聞こえます。 360度スピーカーで、部屋の真ん中に置いておけば、どの方向でも程よく聞こえます。
あと、音声の聞き取り=反応もあまりストレスがありません。 「アレクサ」という単語を最初につけると、ほとんど取りこぼしなく反応してくれるし、普段の会話中に、関係なく反応する事も今の所ありません。
「アレクサ」という名称は、もしかしたら、音声への反応の事も考えて作られた名称なのかな? なんて想像してしまいます。
色々な機能=スキルを追加して利用できる
EchoにはAlexaに色々な機能を増やす事ができますが、これを『スキル(Skill=能力)』と呼んでいます。 『アプリ』と呼ぶより人間っぽさを出す為かもしれません。

このスキルは、ラジオが聴ける『Radiko(ラジコ)』や、英会話のリスティングスキル、『占い』スキル、ネコと会話できるスキルのような遊びや子供向けのスキルも豊富なので、スマートスピーカーの使い方、楽しみ方の可能性を広げてくれます。
Echo Dot 製品スペック
製品名 | Echo Dot |
---|---|
世代 | 第3世代 |
製品分類 | スマートスピーカー |
メーカー | Amazon |
外寸 | 43(高さ) x 99(縦) x 99(横) mm |
重量 | 300 g |
カラーバリエーション |
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付属品 | AC電源アダプター |
Bluetooth | Bluetooth, IEEE 802.11a/b/g/n Advanced Audio Distribution プロファイル (A2DP) Audio/Video リモートコントロール プロファイル(AVRCP) |
対応ストリーミングサービス |
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マルチルーム | 対応 |
スピーカー |
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ドライバー |
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出力 | オーディオラインアウト ミニピン フォノ ステレオ 3.5 mm端子 |
無線接続 |
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まとめ 関連情報
Amazonのスマートスピーカー『Echo Dot』の導入~利用までを掲載しましたが……今更ながら、なんでもっと早く使わなかったんだろうと後悔するくらい、新しい体験でした。
自宅で曲を聴く時は、デスクトップPCに接続したスピーカーで。 職場では共用のiPhoneとBluetooth接続をしたスピーカー、という環境で音楽を聴いているので、正直必要性を感じてこなかった、というのは事実です。
特にiPhoneアプリとBluetoothでの音楽再生の場合、アプリが時々落ちてしまい、その度にアプリやiOSを再起動して再接続……という手間がありました。 また、再生リストやRadikoのチャンネルを変えるといった時も、iPhoneを操作しなくてはならなかったのですが、これが全部音声で操作できると、いっそう快適になりそうです。
音声の認識もストレスを感じる事は無いので、スマートスピーカー対応の家電と接続すれば、リモコンを探してチャンネルを変えたり、声で電気を付けたり……未来感たっぷりの生活が工事不要で手軽に実現できますよ。
関連リンク
- Amazon Echoシリーズ製品一覧
- Amazon Web版 Alexa (webブラウザでアクセスして、各種設定や、音声聞き取り履歴や、登録済みスキルなどが確認できる)
- Alexa スキルについて(紹介ページ)
- Alexa スキルの検索