スマートフォンやタブレットは、もはや生活の一部となってしまい片時も手放せない存在。カメラ、時計、スケジュール管理、メール、メッセンジャー……。スマートフォンがマルチガジェットとして便利になればなるほど、外出先でのバッテリー切れは致命的なものになります。
その心配を払拭するべく、昨今急激に流通しているのが皆さんご存じ『モバイルバッテリー』ですね。
その需要の高さから、現在ではさまざまなメーカーから多数の製品がリリースされている中で、近年抜群の人気と知名度を誇っているのがAnker(アンカー)のモバイルバッテリーです。
amazonのモバイルバッテリー売れ筋ランキングでは常に上位を独占し、各商品のカスタマーレビューも高評価なコメントが数百から数千……という状況は、その人気と信頼感の高さを感じてしまいます。しかも結構安価です、アンカーだけに。ダジャレですが。
記事の索引
Ankerという企業について
Ankerは、米Google出身の中国系エンジニアによって2009年に設立された新興メーカーで、現在は香港を拠点にしています。
2013年には日本法人 アンカー・ジャパン株式会社を設立、高品質な製品と丁寧なアフターケアで、既に日本でもモバイルバッテリーのトップブランドとして認知されるに至っています。
Ankerの魅力
Ankerという企業・ブランドがどうしてここまで人を惹き付けるのか、その魅力をいくつかピックアップしてみました。
- 高品質なのにリーズナブルな価格
- ラインナップが多彩
- シンプルでスタイリッシュなデザイン
- 独自の高速充電技術『PowerIQ』
- 良質なサポート
高品質とリーズナブルな価格帯を実現
Ankerのモバイルバッテリーは、他社の同容量の製品と並べて小型かつ軽量で、価格は下回るという状況です。
低価格の商品は結局のところ「安かろう悪かろう」なんだろう……と思いがちですが、Ankerのモバイルバッテリーのカスタマーレビューは非常に多くの高評価がついています。
ラインナップが多彩
携帯可能な小型モバイルバッテリーを見ると、PowerCore、PowerCore+、Astroと3つのシリーズがあり、各シリーズの中にさらに多数のモバイルバッテリーがラインアップされています。選択肢が非常に多いことで、どんなユーザーでも用途や生活スタイルにマッチした一品が見つかるという訳です。
反面その数の多さは、同容量ながら微妙な機能の違いであり選択に必要以上に迷ってしまうこともあります。
独自の高速充電技術『PowerIQ』
Ankerのモバイルバッテリーには『PowerIQ』という機能が搭載されています。
これは、充電ポートに接続された機器を自動的に検知し、その機器の充電に最適化された電流を送ることでスピーディーな充電を実現する機能です。
急速充電ではQualcomm社が策定したQuick Chargeという規格もありますが、これは充電側と給電側の双方がQuick Charge機能に対応している必要があります。
所が、AnkerのPowerIQは充電側の機器は問わずモバイルバッテリー側のみで電流値をコントロールするので、どんな機器でも急速充電の効果が望めるようです。
シンプルでスタイリッシュなデザイン
機能面のみならず、ひと目見て「こやつ!できるな!」と思わせるデザインの質高さもAnkerの大きな魅力。
勢いのよい直線と心地いい曲線でバランスよくシンプルにデザインされた形状は、所持することの満足感を感じさせてくれます。さりげなくもしっかりとした機能的なLEDインジケーターの佇まいも○。
本体のみならず、梱包されている箱もスタイリッシュで、商品を手に入れたときの喜びも感じさせてくれます。
高品質なサポート耐性
香港を拠点に中国にて生産を行っている海外ブランドですが、日本法人アンカー・ジャパン株式会社による丁寧なサポートが受けられます。
購入した製品に不具合が発生した場合の保証期間はなんと18ヶ月間。
万が一故障してしまっても、保証期間内であれば送料はAnker負担で同一製品の新品と交換してもらえます。交換時の対応の迅速さも大きく評価されているようです。
Ankerのおすすめモバイルバッテリー
上述したようにAnkerのモバイルバッテリーは多彩なラインナップとなっていますが、その中でも特に魅力を放つ5点をご紹介しましょう。
PowerCore 10000
現在のAnkerの代名詞とも言える最強のキラーモバイルバッテリー

発売以来、amazon.co.jpのモバイルバッテリーカテゴリーで常にベストセラー1位をキープし続ける、泣く子も黙るAnkerのフラッグシップバッテリー。
ほとんどのスマートフォンに3~4回の充電が可能な10,000mAhの大容量でありながら重量約180gという奇跡の小型&軽量ボディ。しかもこの低価格。まさに夢のような逸品です。
Astro E1
価格/容量/サイズ/デザインが高バランスでまとまった永遠の名機

上記のPowerCore 10000ではオーバースペックというライトユーザーに強くおすすめするのが、このAstro E1。
5,200mAhとiPhoneであれば2回充電可能な程よい容量が、たった118gという軽量ボディで実現されています。手に持った時にも心地好い丸みを帯びた光沢あるボディと、1,000円台中盤で買えるリーズナブルさ。
「バランスがいいってこういうことなんだなぁ」としみじみと感じるこのロングセラー機は、筆者の愛機でもあります。
Anker PowerCore 20100
サイズ感を超越した20100mAhの大容量モンスターバッテリー

長辺16.6cm、重さ354gと上の2製品と比較してしまうと確かに大きく重いのですが、iPhone 7/6sを約7回も充電することができる20100mAhという大容量のモバイルバッテリーがカバンの中に存在するという大きな安心感を手に入れる事ができるのです。
そのうえ、3,000円台中盤という低価格。コスとパフォーマンスの高さもモンスター級です。
PowerCore+ mini
Ankerバッテリー中最軽量! 持ち歩いていることも忘れる軽さ

一転してこちらはとてつもない軽さが武器のコンパクトバッテリー。
80gの円筒形ボディは、ブラック/ゴールド/シルバー/ピンク/ブルーというカラーバリエーションの多彩さ。まるでリップスティックのようなおしゃれ感で、女性などの小さなカバンにも無理なく収まります。
容量は3,350mAhと数字的には少なめですが、ほとんどのスマートフォンを1回フル充電出来る位の容量でもあります。
PowerCore Fusion 5000
充電器とバッテリーが一体になった携帯性の高いハイブリット型

モバイルバッテリーに折りたたみのコンセントプラグが付いた、目からウロコの合わせ技バッテリー。
コンセントにそのまま挿せばバッテリー自体を充電できるのはもちろん、2つのUSBポートに接続した機器をチャージする急速充電器にもなります。モバイルバッテリーと共にACアダプタも携帯している方も少なくないと思いますが、ACアダプタが不要になるというメリットは想像以上に大きいです。
USB機器や家電製品も販売するAnker
『Ankerといえばモバイルバッテリー』と言っても過言ではない現状ですが、実はそれ以外の製品も、高品質の製品をリリースしています。
USB急速充填機、USB/ライトニングケーブルといったモバイルバッテリーに接続するアクセサリー類はもちろん、Bluetoothスピーカー&イヤホンといったポータブルオーディオなども販売されています。
これらは、モバイルバッテリー同様「高品質・低価格」というポリシーが引き継がれ、高い人気と評価を得ています。
最近では、サイクロン掃除機やロボット掃除機を武器に『eufy』というブランドで家電事業にも参入。こちらも低価格帯の商品展開で、DysonやiRobotの高価格帯の製品と比較されながら、健闘をしているようです。
まとめ
注目のブランドAnkerについて、モバイルバッテリーを軸にご紹介して来ました。
勢いとスマートさを兼ね備えたAnkerは、今後もこの勢いでスマートフォン関連グッズや家電以外でも魅力的な製品を提供してくれそうな予感がしますね。
最後に同社の2017年夏現在の企業情報と、オフィシャルサイトへのリンクを記載しておきますので、興味のある方はオフィシャルサイトにてより詳細をご確認ください。
社名 | アンカー・ジャパン株式会社 (英文社名:Anker Japan Co., Ltd.) |
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設立 | 2013年1月 |
資本金 | 1,600万円 (資本準備金を含む) |
代表者 | 井戸 義経 |
本社所在地 | 104-0033 東京都中央区新川2-22-1 いちご新川ビル3F |
事業内容 | デジタル機器の企画、製造、販売、輸出入 |