動画編集ソフト『Filmora』を本職の動画クリエイターが使ってみた 作例付レビュー【PR記事】
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使いやすいユーザーインターフェースと、リーズナブルな価格が魅力のFilmora(フィモーラ)ですが、当記事ではプロの動画クリエイターが使ってみてその使い心地をレビューしてみました。

作例付レビュー『Filmora』を本職の動画クリエイターが使ってみた

まずは実際に作った動画を見ていただきましょう。下記のような動画をFilmoraと、同ソフトを発売するワンダーシェアーが提供する素材サービスFilmstock(フィルムストック)で公開されている素材のみで制作しました。

『本職の動画クリエイターがFilmoraを使ってみた』作例動画
Filmoraと、同ソフトを発売するワンダーシェアーが提供する素材サービスFilmstock(フィルム・ストック)で公開されえている素材のみで制作した作例

この動画の出来・不出来は見ていただいた方の判断にゆだねるとして、実際に使ってみた感想を下記に記載していきます。なお、筆者は普段はAdobeのソフトウェアを使って作業をしており、そういった視点からの評価となる点をあらかじめご了承ください。

使ってみて感じたFilmoraの『難点』

作業中にプレビュー表示が遅くなるのが気になった

動画制作をすすめ、素材をタイムライン上に配置して作業する段階になると、プレビューの表示まで1分くらい待たされるようになっていきました。今回の作業ではサブシーケンス内を含めて8レイヤー(トラック)以上の合成を行っていますが、それほど多いレイヤー数だとは思っていませんでしたので、ハードとの相性でもあるのかな? と、別の端末で実施してみても状況は同じでした。なお、作業に使用したPCのスペックは下記のとおり。

使用PC1

CPU XEON E5 V-3 2.0GHz 12core 24threds
メモリー 64GB
ドライブ SSD 1TB
GPU 3060(ハードウェアアクセレーターはオフ)

使用PC2

CPU RYZEN9 X5950
メモリー 64GB
ドライブ M2 SSD 512GB
GPU 980ti(ハードウェアアクセレーターはオフ)

この状況になると1レイヤー(トラック)のみのプレビューでも待たされるようになり、ストレスを感じました。なお、プレビューの再生品質は1/4にしている状態です。

1/4品質のプレビューでも表示が遅い
1/4品質のプレビューでも表示が遅い

また、プレビューレンダリングをおこなってるときにも再生でコマ落ちが発生しているように感じました。プレビュー表示に反映するまで遅く、再生するまでにもタイムラグが発生していました。

エフェクトの自由度は低い

総じて、各エフェクトの自由度は少ないと感じました。これは、Filmoraが入門者~中級者をターゲットとしているソフトウェアだからでしょう。

多数のエフェクトプリセットが提供されているが、応用はあまり出来ない
多数のエフェクトプリセットが提供されているが、応用はあまり出来ない

エフェクト類はあくまでも提供プリセットをそのまま利用するか、ほんのり調整する程度の利用を想定しているのだと感じました。

作業用ツールも細かい作業には向かない

作例では素材となる画像を細かくマスクし、表示/消去させているのですが、この作業時に苦労しました。

マスクの形状を自由に作成できるペンツールが提供されているのですが、作業時には素材を大きくズームできず、細かいマスク設定に難儀しました。虫眼鏡のような形でオンカーソルの部分が拡大表示はされるのですが、プレビュー画面全体を等倍以上には表示させる方法がわかりませんでした。(※)

※タイムライン設定(1920×1080)以上にいっぱいに作業領域を広げても変わらず。どいうやら等倍以上拡大表示がされないのかな? とあきらめて、作業をしました。1/4品質で作業していたからかな?

また、塗りつぶしの筆ツールのような『AIマスク』も、ひと筆で書かないとすぐマスク化してしまうので、やはり細かい作業には向かないと感じました。これはペンツールのように細かく調整できるようにするか、実行ボタンでマスク化するようなインターフェイスになればもっともっと細かい作業がスムーズに行えるようになるのではないかと。

使ってみて感じたFilmoraの『優れた点』

カラーグレーディング機能がプロパティ扱いなのは良い

カラーグレーディング(色彩補正)やトーンカーブなどが、各クリップ(メディア)毎のプロパティ扱いで操作できるUIは使いやすく感じました。


タイムラインに配置したクリップ毎にAdobe系ソフトでは『エフェクト』扱いとなるような処理が提供されている
タイムラインに配置したクリップ毎にAdobe系ソフトでは『エフェクト』扱いとなるような処理が提供されている

とはいえ、レベル補正やトーンカーブといったエフェクトであれば複数レイヤーに適用できる『調整レイヤー』的な処理の方が便利な場合も多いのでエフェクトとしても提供されているとなお良いのかな、と。(あるのかもしれませんが、見つけられませんでした)。

また、今回の作例では使用していませんがノイズ除去などもクリップごとにプロパティ扱いとなっていました。これもメリット/デメリットあると思いますが、複雑な処理をしないという前提で考えれば、取っつきやすいのかな、とは思います。

コストパフォーマンスはかなり良い

色々細かい事を書きましたが、全体的によくまとまったソフトだと感じます。そしてこのソフトで提供される機能に対しての価格……買い切りの永続ライセンスで8,980円は、かなりコストパフォーマンスが良いのではないでしょうか。

プラン名 1年間プラン
1PC
永続ライセンス
1PC
Filmora
+Filmstock
お買い得年間プラン
1PC
複数PC用
永続ライセンス
5PCまで
税込価格
(ダウンロード版)
6,980円 8,980円
※おすすめ
11,780円 37,900円
備考 クレジットカード/PayPal決済の場合は1年毎の自動更新。その他の決済は自動更新なし。 マイナーアップデートは無料。メジャーアップデートは新バージョンに対応する永続ライセンスが必要。 Filmstockでは無制限で素材がダウンロード可能。クレジットカード/PayPal決済の場合は1年毎の自動更新。その他の決済は自動更新なし。 マイナーアップデートは無料。メジャーアップデートは新バージョンに対応する永続ライセンスが必要。
※2024年3月時点のライセンス価格です

AdobeのAffter Effectsを利用するとなるとサブスクリプションで毎月3,280円の契約となるので、動画編集・製作を生業としている人でなければ中々手が出ない所だと思います。そういった意味でも、この価格帯でこのソフトが利用できるというのは、十分に価値があると思いました。

素材提供サービスFilmstockも充実

Filmora自体の評価ではありませんが、素材提供サービスのFilmstockも良いサービスだと思います。素材からタイトルやエフェクト・トランジョンがアセットで大量に提供されているので、これらを使って動画を組み立てるような作業では、簡単な編集作業で一定以上のクオリティで動画作成ができるのではないでしょうか。

Filmstockの利用はFilmoraとは別でサブスクリプション契約が必要ですが、1か月、3か月といった短期プランが用意されているので、必要な時だけ利用すればコストを抑えられるかと。

Filmstockの利用はサブスク契約が必要
Filmstockの利用はサブスク契約が必要

まとめ

以上、動画編集ソフトFirmoraとFilmstockの連携で作成した動画とその使用感レビューとなります。既にプロとして動画編集や映像制作を行っている人が、新たにこのソフトを使うメリットは少ないと思いますが、これから動画クリエイティブに関わっていこうという人にとっての入門用ツールとしては十分にお勧めできると思います。機能も一定以上のものがそろっていますので、頑張れば色々できない事もないでしょう。

また、作例のようにマスクやエフェクトを多用した動画制作ではなく、既存の動画にテキストを追加したり、シンプルに複数の素材を組み合わせて構成したりといった構成の動画制作であれば、十分に利用価値があるかと。

そしてなにより1万円以下でソフトの永久ライセンスが使えるという価格はとても良心的でしょう。

総合評価

機能 ★★★☆(3.5)
プロユースとしてはやや弱いが、それでもひと通りの機能はそろっている
使いやすさ ★★★☆(3.5)
UIは分かりやすく、機能が少ない分色々な操作を覚えやすいかと。
価格 ★★★★☆(4.5)
1万円以下で永久ライセンスが利用できるのは◎
総合評価 ★★★★(4)
入門者や、フリーソフトなどを使っていた人の乗り換え先としては十分おすすめできる。より高額なソフトは、Filmoraを十分に使いこなしてそれでもなお物足りないという段階になってから考えれば良い
Firmora のレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)

付録 作例プロジェクトファイルダウンロード

Filmoraプロジェクトファイルをダウンロードできます
Filmoraプロジェクトファイルをダウンロードできます

作例がFilmoraとFilmstockだけで完結するというのを確認できるように、プロジェクトファイルをダウンロードできるようにし、使用した素材のリンク先を記載しておきます。

  1. 下記の[Filmora_uzurea_example.zip]ファイルをダウンロードの上、解凍して[Filmora_uzurea_example.wfp]を任意の場所に保存する
  2. Filmstockで下記の素材をダウンロードし任意の場所に保存する
  3. Filmoraを起動し[Filmora_uzurea_example.wfp]を開く
  4. 素材を選択する画面が表示されるので、Filmstockからダウンロードした素材を選択する

以上で、作例の完成版とそのタイムラインやエフェクト、マスクの設定などを確認できるようになります。

作例に使ったFilmstockの素材ダウンロードリンク

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