Adobe CreativeCloudを安く利用するには 正規ライセンスの購入時期を見極めよう

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当記事ではAdobeCreative Cloud(クリエイティブ・クラウド)コンプリートプランを安く利用する方法について、解説・紹介しています。なお、この手の記事でまれに見かける『(入学に数万円必要な)専門学校に入って学生/教員用ライセンスを利用する』なんてハック的な情報ではないのでご安心を。

Adobe CreativeCloud コンプリートプランを安く利用する方法

クリエイティブ関連業界では事実上の標準ソフトでもあり、この高機能ツールを使いこなす事ができれば、制作物のクオリティや幅は大きく広がるでしょう。

反面その恩恵を受けるには、『コンプリートプラン』の場合月額7,780円または年額86,880円(※)という金額のサブスクリプション(定期支払)形式で契約する必要があり、個人で活動するクリエイターにとってはは中々厳しい金額かもしれません。クリエイターがAdobeソフトを利用しつづける限り発生するこの重荷とも言えるサブスクリプションは皮肉をこめて『Adobe税』と呼んだりもするようです。

一般ユーザー向けのライセンスの例。

2023年2月現在の
Adobe Creative Cloudコンプリートプラン 支払いプラン一覧
2023年2月現在の
Adobe Creative Cloudコンプリートプラン
支払いプラン一覧

当記事で解説するのは、このAdobe CCの利用料金を少しでも安くしてランニングコストを減らしたい、という方向けの情報です。

答えは簡単。セール時期にライセンスパックを買う

結論から書くと、その方法はAmazonなどで販売されている12か月分がセットになった『オンラインコード版ライセンス』や『パッケージコード版ライセンス』を、セール時期に購入するというものです。そしてこのセールはここ数年はAmazonであれば年に3~4回は開催されていますので、いずれかのタイミングで年に1回買えば継続的にリーズナブルに使い続けられる事になります。

なお、オンラインコード版はその名の通り購入後に1年分のライセンスが付与されるコードが記載されている情報=データのみの製品。パッケージコード版はライセンスコードが記載されたパッケージが実際に手元に届く製品です。

たとえば2022年のAmazonの履歴をKeepa(※)で確認すると、3月~5月にかけて計3回。また11月のブラックフライデー時期に1回と、合計4回大幅な値引き販売がされています。

※Amazonで販売されている製品の価格推移がわかるKeepaについては、こちらの記事で詳しく解説しています。

AmazonでのAdobe CreativeCloudオンラインコード販売ページと、Keepaでの価格推移グラフ スクリーンショット
Amazon
Adobe CreativeCloudオンラインコード販売ページと、
Keepaでの価格推移グラフ

2022年のデータで見ると、Amazonでの通常販売価格は65,100円前後ですが、セール時期には42,680円となっています。また、同じくオンラインソフトウェアの販売を行っている、ベクターPC Shopでも2022年11月にはブラックフライデーセールで42,760円で販売されていました。

オンラインコード版は通常時でも、Adobe公式サイトでの直接決済で支払い続けるよりも安い価格なのですが、それらもセール時期ならさらに最大35%OFF(2022年ブラックフライデーセール時)で販売されています。

Adobe公式サイトでも定期的に値引き価格で提供されるが……

なお、Adobe公式サイトでも定期的に値引き価格で利用できるセールが開催されますが、大抵の場合、新規申込者の初年度のみが対象であり、現在もAdobeCCを利用しているユーザーは対象外の場合が多いようです。

画像は2022年11月に開催された Adobe公式サイト Black Fridayセール時期の画像
画像は2022年11月に開催された Adobe公式サイト
Black Fridayセール時期の画像

なおごくまれに、AdobeCCを解約しようとすると、解約画面で特別オファーとして値引き額が提示される場合があります。興味がある人は、解約手続き自体も途中でキャンセルできるので試しに見てみるのも良いかもしれません。

Adobe CreativeCloud セール開催履歴

ここ数年のセール時の価格を『コンプリートプランの個人向けライセンス』に絞って、表にまとめてみました。表中の価格はすべて税込表記です。

セール時期 Adobe公式 Amazon その他
2022年2月 72,336円

47,520円
※1
65,760円

43,200円
※2
2022年3月 72,336円

47,520円
※1
65,760円

43,200円
※2
2022年5月 72,336円

45,936円
※1
65,760円

43,200円
※2
2022年11月
(ブラックフライデー)
72,336円

47,520円
※1
65,760円

42,768円
※2
  • ベクターPCショップ
    42,760円 ※2
2023年2月 72,336円

47,520円
※1
65,760円

42,768円
※2
  • ベクターPCショップ
    42,760円 ※2
2023年3月 72,336円

49,780円
※1
65,760円

44,802円
※2
  • ベクターPCショップ
    44,800円 ※2
  • ヨドバシ.com
    49,780円 ※2
    (ポイント還元で
    44,802円相当)

2023年11月
(ブラックフライデー)
72,336円

47,520円
※1
65,760円

42,500円
※2
  • ベクターPCショップ
    42,760円 ※2
  • ヨドバシ.com
    47,520円 ※2
    (ポイント還元で
    42,768円相当)
2024年3月 78,982円

61,083円
※3
2024年8月 86,880円

55,829円
※1
78,982円

50,247円
※2
  • ヨドバシ.com
    55,830円 ※2
    (ポイント還元で
    50,247円相当)
2024年11月
(ブラックフライデー)
86,880円

43,440円
※1
78,982円

43,000円
※1
  • ヨドバシ.com
    47,780円 ※1
    (ポイント還元で
    43,002円相当)
  • ※1:新規契約ユーザーのみが対象 初年度1年分の価格
  • ※2:新規・既存ユーザー共に使える 12か月版ライセンスコード
  • ※3:過去にAmazonでライセンスを購入したユーザーのみ限定のセール 詳細

補足資料 AdobeCCコンプリートプランのサブスクリプション価格推移

サブスクリプション 年間プラン
(一括払い)
年間プラン
(月々払い)
月々プラン
(月々払い)
2012年 60,000円 5,000円/月 8,000円/月
2014年 64,540円 5,378円/月
2015年10月
(消費税10%)
65,736円 5,478円/月
2019年2月12日 72,336円 6,248円/月 9,878円/月
2022年4月27日 72,336円
(改定なし)
6,480円/月 10,280円/月
2024年3月5日 86,880円 7,780円/月 12,380円/月
  • 価格は全て税込表記です。ただし、2015年10月に消費税が8%→10%へと変更
  • ※『?』の箇所は情報がみつからなかった部分です、ご情報あればコメント欄などでいただけると助かります

オンライン/パッケージコードは現在Adobeで契約利用している人も利用できる

なお、既にAdobe公式サイトでサブスクリプション契約をし月々(または毎年)カードでの支払いをしている……という人もオンライン/パッケージコードは利用できます。

各ECサイトで購入して入手したライセンス(引き換え)コードを入力すれば、既に支払い済みの期間に追加される形で購入した分のライセンス期間が適用され利用できるようになります。

ライセンス(引き換え)コードの入力・反映方法

各小売店/代理店で購入したライセンスコードの適用=アクティベーションは、Adobe公式Webサイトのアカウントのコード入力ページから行えます。

手続き方法の詳細な手順や、実際のコード入力は下記公式ページから。対象製品別にリンクされています。

セール開催履歴をチェック

uzurea.netでは、Adobeのセール情報を随時チェックしています。開催時には下記のように記事として掲載していますので、このページをブックマークしておくと便利かもしれません。

まとめ

という事で、Adobe CreativeCloudを少しでもリーズナブルに利用するための情報を掲載しました。Amazonなどで不定期でセールを行っているのは知っているけど……という方も多いかもしれませんが、ここ4~5年は年に数度確実にセールが開催されているのでそれを利用しない手はありません。

また、当記事で紹介したAdobe CreativeCloudコンプリートプラン以外も(特にIllustratorの単体ライセンスはほぼAdobe CCと同じタイミングで)セール価格のライセンスパックが販売されます。

これら、AdobeCC関連のセール情報は当サイト(uzurea.net)でも随時掲載していますので、uzurea編集部Xアカウントをフォローしておいていただけると、情報がチェックしやすいかもしれません。

日本国内/外の物価や賃金格差が広がる昨今。今後も定期的に値上がりするであろうAdobeCCの利用料金が、国内で活躍する多くのクリエイターにとっての重い負担になっていく事は予想に難くありません。この記事が皆さんにとって、少しでもお役に立てば幸いです。

[Adobe Creative Cloud: 概要] Create now. – ひらめきのそばに、いつでも。-
[Adobe Creative Cloud: 概要] Create now. – ひらめきのそばに、いつでも。-
※Adobe CCのサブスクリプション開始時のプロモーション動画

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