Amazonプライムビデオで無料視聴できる名作/隠れた名作映画 厳選10作品
Amazonプライムビデオで無料視聴できる名作/隠れた名作映画 厳選10作品

Amazonプライムビデオで楽しめる おすすめ邦画&洋画&アニメ 名作から隠れた名作まで 厳選10作品

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当記事ではAmazonプライムの会員が無料で観ることの出来る『名作』、そして知名度がそれほど大きくないかもしれない……いわば『隠れた名作』を筆者の独断で10作品ピックアップして紹介している。

洋画・邦画・アニメ問わず、ジャンルもバラバラだが、満足必至の濃密な時間を送れると自信をもってオススメできる作品ばかりである。 なお、重要な部分はネタバレしないよう紹介しているので、その点もご安心を。

Amazonプライム会員が無料で楽しめる名作映画10選(2022年8月版)

長らくスタンダード化していた『映画鑑賞』という娯楽。それはサブスク型の動画配信(ビデオ・オン・デマンド=VOD)サービスの発達により更に身近でな存在となった。……映画館に行ったりDVDレンタルをしなくても、手元のデバイスとインターネット回線だけで映画を観ることの出来る今の環境はとても有り難いものだ。

反面、潤沢に用意された映画の数々は、新たな課題をも呼び起こした。それこそが『どの映画を観ればいいか分からない問題』だろう。 ともすれば一生観るには困らない作品数が提供されている中、私達の余暇は限られている。 結果として「せっかく観るなら時間を無駄にしたくない……なるべく良い映画だけを観たい!」と考えるのは、致し方ないと言えるだろう。

そんな現代人の皆さんにとって少しでも有用になればと当記事を執筆したが、選定にあたっては執筆時点(2022年8月上旬)でAmazonプライム・ビデオで無料視聴ができる作品であるという点を重要視した。 ただし、時期によっては無料視聴の対象から外れることもあるようなので、その点はどうかご容赦を。

パラサイト 半地下の家族

まずはカンヌ国際映画祭にて、韓国映画初のパルムドールを受賞。結果日本国内でも全国的に上映館が拡大された、コメディースリラー映画をご紹介。

【貧乏一家の”半地下”生活!】『パラサイト 半地下の家族』冒頭映像
【貧乏一家の”半地下”生活!】『パラサイト 半地下の家族』冒頭映像

この映画の強みは公式PVにおいても『ネタバレ禁止』と緘口令が敷かれた、その綿密に練られたストーリーにある。詳しい内容はもちろんネタバレになるので記さないが、恐怖+笑い、何より随所に散りばめられた伏線がガッチリとハマっていく様は、とてつもなく痛快。鑑賞後は放心状態になること請け合いの、今まで観たことのない展開の作品。全編韓国語だからと敬遠するのはもったいない。全てのミステリー好きに勧めたい名作だ。

鑑定士と顔のない依頼人

2013年公開。女性を苦手とする鑑定士の男性が、姿を見せない依頼人に恋をする純情劇。ただそのクライマックスはまさかの……という予想外すぎる展開が、現在でもミステリーファンに絶大な支持を集めている。

映画『鑑定士と顔のない依頼人』予告編
映画『鑑定士と顔のない依頼人』予告編

同系統のオチとして、あの有名映画『ミスト』も対としてよく語られるこの作品。結末に関しては賛否両論あるものの、物語上の心情においては細かな疑問も生じる。だからこそ真意を確かめるべくもう1度観てしまう魅力があるのも間違いない。序盤からひとつずつ積み上げられてきたものが、全くイメージとは異なる結末で完成してしまう怪作。

恋は雨上がりのように

純情系な恋愛映画の中だと、同名の人気マンガを原作に持つ『恋は雨上がりのように』もオススメだ。ストーリーとしてはややスタンダードながら、小松菜奈演じる高校生ヒロインが、少しずつアルバイト先の中年店長(大泉洋)に惹かれていく様が、上手い起伏で描かれている。

「恋は雨上がりのように」予告
「恋は雨上がりのように」予告

キュンキュンした中にも、自分のお父さん世代を好きになってしまったという女子高生の葛藤。好意を察しながらも、若人の未来のためにのらりくらりと逃げる店長の対比がうまい。ハッピー一辺倒なラブロマンスではないけれど、確かに甘酸っぱいという独特の流れは一見の価値アリだ。

グリーンブック

強いメッセージ性を直視出来るのも、映画の醍醐味。こと社会全体に対する黒人差別問題を可視化させたのは、2018年公開の『グリーンブック』だろう。

映画『グリーンブック』スペシャル映像
映画『グリーンブック』スペシャル映像

この作品では、ふたりの男の旅路がテーマとなっている。ただストーリー上とても重要になるのが、このふたりは黒人と白人。互いに敵意を剥き出しにする、本来相容れない存在という点だ。 「何でこんな奴と一緒に……」と嫌悪感を抱きつつも、行く先々で相棒が迫害を受けるのを目の当たりにすることで、少しずつ変わっていく関係性。

男の友情を社会問題と照らして描いた感動作である。

バクマン。

有名漫画を実写化することで、賛否両論が巻き起こることも少なくない映画界。そんな中でも圧倒的な完成度で原作ファンを唸らせたのが、この『バクマン。』だ。

佐藤健×神木隆之介×大根仁!映画『バクマン。』予告編
佐藤健×神木隆之介×大根仁!映画『バクマン。』予告編

内容としては、ふたりの高校生(神木隆之介・佐藤健)が共同で週刊少年ジャンプにマンガを持ち込んで連載を目指すという青春物語。 元々原作に関しても人気作ではあったが、今作の驚くべきは、原作の良さを壊さずにクライマックスへと突き進む点。結末も原作とは一味違うので、ファンにも嬉しい。余談だが、全て観終わった後のエンドロールは、思わず目を疑うまさかの仕掛けが施されているので、最後まで目を離さず楽しんで欲しい。

孤狼の血

近年アカデミー賞受賞式でも話題を博した作品。広島・呉市を舞台に、警察とヤクザが敵対し合うハードボイルド映画……というのは事実として、一言で「任侠映画ってどうなの?」と敬遠してしまうのはもったいない。何故ならこの映画は日本映画屈指の、深い魅力に溢れているからだ。

映画『孤狼の血』予告編
映画『孤狼の血』予告編

この映画の強みは、フルスロットルで徹頭徹尾駆け抜ける、展開の早いストーリーにある。血と暴力と、予想外の展開が数分単位で襲い来る……。そんな痛快過ぎるシナリオの果てに待ち受ける衝撃は、是非大画面で体験してほしいところ。なおグロシーンはかなり多いので注意が必要なのと、もし気に入った際は続編の『孤狼の血 LEVEL2』も合わせて鑑賞することをオススメしたい。

プロメア

「手に汗握るアツい展開に酔いしれたい!」という人には、この映画を。 『天元突破グレンラガン』や『キルラキル』を手掛けた監督今石洋之と、脚本中島かずきがタッグを組んだオリジナル劇場アニメが今作だ。

映画『プロメア』ロングPV 制作:TRIGGER  5月24日〈金〉全国公開
映画『プロメア』ロングPV 制作:TRIGGER 5月24日〈金〉全国公開

少年マンガのように王道を行くストーリーはもちろん、作画やキャラクター性も凝っていてとても完成度が高い。それこそ映画は2時間の尺がある意味では課題であり、ともすれば冗長に感じてしまう可能性すら携えている。

けれども『プロメア』は鑑賞後には一瞬で終わってしまったような、清々しい気持ちにもなれる。なおシナリオ的にはゴリゴリの戦闘系SF。有無を言わさぬパワーで突き抜ける2時間を体験すべし。

新聞記者

昨今は選挙のたびにSNS上で加熱する各々の思想……中でも『考え方が左派か右派か』という問題は、端的に自分の政治的思考を表すのに適していると同時に、逆にどちらにしても批判の的に晒される世の中にもなった。 そして、今作はあえて言うならば、左派に寄った作品であろうと思う。

映画『新聞記者』予告編
映画『新聞記者』予告編

ただ、今作で描かれる内容はあまりに現実的だ。これはある意味では現実に起こった事件を題材にしているけれども、政治的圧力でもって自らの命を絶った人物がまずキーになる。そこから内閣情報調査室の人物(松坂桃李)と政治部新聞記者(シム・ウンギョン)が関わり合う。その政治の闇に迫る作りは、グッと心が掴まれる代物。ラストの展開も本当に衝撃的なので、特に今の時代に生きる人にとっては視聴しておくべき映画と言えるかもしれない。

なお、本作は2022年1月にNETFLIXによりドラマシリーズ化、全世界に向け配信された。 映画と同じく藤井道人監督が指揮をとり、米倉涼子、綾野剛らが出演している。 こちらもある種の議論を呼んだようなので、興味があれば観てみるとよいかもしれない。

何者

原作者は朝井リョウ。大学在学中に出版された『桐島、部活やめるってよ』が評価され、その勢いのまま当時23歳の若さで直木賞を受賞したのが、小説『何者』。今作はその実写映画化作品である。

映画『何者』予告編
映画『何者』予告編

これまでに紹介した『孤狼の血』や『恋は雨上がりのように』が分かりやすい形でのエンタメ性とするならば、こちらはあえて本質に切り込まない、抽象的な作品と言える。

題材となるのは就職活動。それぞれ思いの異なる大学4年生の5人が就活対策本部を結成、それぞれの心を淡々と描くことに終始するヒューマンドラマだ。ただ『就活鬱』という言葉もあるように、次第に各自の悩みや焦り、戸惑いが表面化。人間関係が交錯する姿を体現した作品なのだ。……先述の通り、この映画は一味違った形で幕を閉じる。それをどう捉えるのかもまた、ひとつの面白さ。

22年目の告白 〜私が殺人犯です〜

22年前に時効が成立した殺人事件。その犯人(藤原竜也)が突然メディアに姿を現し、自白本がベストセラーになり英雄視される一風変わったミステリー。

映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』本予告【HD】2017年6月10日(土)公開
映画『22年目の告白 -私が殺人犯です-』本予告【HD】2017年6月10日(土)公開

その容姿も相まって、若い女性を中心に人気になる犯人。かたや報道番組では批判の声が相次ぐという対比が、まずとてもリアル。けれどもこの映画には最大のどんでん返しが待ち受けていて、一体何故彼が突然メディアに出てきたのか、またその真意が明らかになったときは、驚くこと必至。 『殺人犯の自白』という強い印象を最初に持ってくるからこそ映えるストーリーだ。

まとめ

家や出先で気軽に観ることが出来る、VOD隆盛期。 そんな中でも元々Amazonでのショッピングお急ぎ便が無料で使えたりといった『Amazonプライム会員』自体の恩恵に加えて、無料で楽しめる『プライム・ビデオ』という存在は費用面でも、内容(=作品の豊富さ)でも、かなり秀でている。

そして、映画は掘り下げるほどその魅力にハマっていくものなので、今回取り上げた作品で気に入ったものがあれば視聴後にプライムビデオがお勧めする『関連タイトル』なども観てみると良いだろう。 そうして1ヶ月も使えば、視聴履歴が反映され自分好みのホーム画面が出来上がり、自身の嗜好に合った作品との出会いが一層捗ることだろう。

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キタガワ

島根県在住、会社員兼音楽ライター。rockinon.com、KAI-YOU.netなどに音楽関係の記事を中心に執筆。毎日浴びるほど酒を飲みます。

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