Amazon『No Activity/本日も異状なし』レビュー 豊川悦司×中村倫也のバディで笑えるサスペンスコメディ
Amazon『No Activity/本日も異状なし』レビュー 豊川悦司×中村倫也がバディのサスペンス&コメディ

Amazon『No Activity/本日も異状なし』レビュー 豊川悦司×中村倫也がバディのサスペンス&コメディ

評価:3.5 

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当記事では、2021年12月に配信が開始されたAmazonオリジナルドラマNo Activity/本日も異状なし』のあらすじと感想を紹介します。本作は演技力に定評のある豊川悦司と甘いマスクが魅力的な中村倫也によるコメディサスペンスドラマ。

下ネタのオンパレードなので、若干見る人を選ぶ作品ですが、年末年始の忙しい時期でも気軽に楽しめるドラマを探している人におすすめです! 感想については第1話だけネタバレしていますので、見る前に内容を知りたくないという方はご注意ください。

また、記事の後半では『No Activity/本日も異状なし』に関連したおすすめ作品を4つピックアップしてご紹介しています。近いジャンルや似たようなテーマの作品が知りたい!という方の参考になれば幸いです。

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No Activity/本日も異状なし 作品情報&レビュー

『No Activity/本日も異状なし』 | 本予告編
『No Activity/本日も異状なし』 | 本予告編

『No Activity/本日も異状なし』の監督を務めた英勉(はなぶさ つとむ)は、『こちら葛飾区亀有公園前派出所』『ぐらんぶる』『東京リベンジャーズ』『映像研には手を出すな!』などコメディ色の強いドラマからクリエイティビティ溢れる映画など、多彩な作品を手掛けた監督です。脚本はお笑いコンビシソンヌのじろうが担当しています。

主演の豊川悦司が演じたのは、 捜査の現場でもやる気を見せず謎の迷言で人を煙に巻く、警視庁のダメダメ刑事・時田信吾です。時田とコンビを組むのは、中村倫也演じる新人刑事・椎名遊。自動車学校の教官から警察に転職した異例の経歴を持つ男で、人たらしな一面があり時田の不思議な魅力を引き出していきます。

警視庁のオペレーターを演じるのは木村佳乃と清野菜名。さらに麻薬取引に絡む犯人グループを岸谷五朗と岡山天音が演じ、実力派俳優たちが脇を固めています。公式発表はされていませんが、有名俳優も出演しています。

No Activity/本日も異状なし

No Activity/本日も異状なし 作品情報

  • 公開日: 2021年12月17日(金)
  • 話数: 全6話
  • 原作者:
  • 監督: 英勉
  • 脚本: じろう(シソンヌ), 土屋亮一
  • 制作会社: Amazon Studios
  • 作品概要: 
    オーストラリアで大ヒットした『NoActivity』を豪華なキャスト/スタッフ陣を迎え、日本版としてリメイク。
    ハッタリだらけで全く仕事しないベテラン刑事:時田信吾(豊川悦司)と、刺激欲しさに時田に付き従う相棒:椎名遊(中村倫也)の型破りな刑事コンビが、完全に場違いな国際麻薬取引事件の捜査に派遣されてしまう。 彼らに無線室から指示を出す里見美里(木村佳乃)と大平阿漓羅(清野菜名)は、ただの世間話をしていたはずがいつの間にか恐ろしい事態に発展。 そしてその頃、倉庫に潜む犯罪者コンビ:諌山(岸谷五朗)と一条(岡山天音)は、誘拐の被害者であるはずの茉莉(岸井ゆきの)に翻弄されていた…。 三者三様のシチュエーションに登場する変人たちが重大事件をひっかき回す、全く新しいコメディ&サスペンスドラマ。Amazonオリジナル

配信サービス:

『No Activity/本日も異状なし』のあらすじ

やりたい放題な中年刑事・時田と新人刑事・椎名が張り込み捜査で割り当てられた持ち場は、末端価格300億の麻薬取引現場周辺。終始ふざけたり、はしゃいでいたりと、仕事をなめたダメコンビですが、偶然にも事件の核心に迫っていきます。

そんな2人をサポートするのは、これまたお喋り大好きな警視庁通信指令室のベテランオペレーターと新人オペレーター。果たして時田と椎名は犯人グループを捕らえることが出来るのでしょうか…?

No Activity/本日も異状なしのレビュー(1話のネタバレあり)

『No Activity/本日も異状なし』は、シュールかつ下ネタ溢れる会話劇がメインのドラマです。筆者は場面があまり変わらないワンシチュエーション的な作品が苦手で会話劇も好きではないのですが、なぜか本作は3話ほど一気見してしまいました。

苦手なジャンルなのに楽しめたのは、キャラクターが個性的かつキャストの演技が素晴らしいからでしょう。やる気のない刑事時田は張り込み車両の中でエロビデオを堪能するダメ男。新人刑事の椎名も「綺麗な女の人なら何歳でも抱けます」「あ~っ!」と言いながらフロントガラスにウォッシャー液をぶっかける危ない人間です。

深夜に見たていた事もあってか「なんだこのドラマは…」と、そのくだらなさについ笑ってしまいました。

暇を持て余した警視庁通信指令室のベテランオペレーターは新人オペレーターに話しを振るくせに、結局自分語りがしたいだけ……という人物。しかも会話が盛り上がると「画面から目を離さないでよ!」と突然舌打ちを始めます。登場人物みな頭のネジが外れているのです。しかしメインキャストが素晴らしい演技力の持ち主ばかりなので、頭のおかしな役やダメ人間を演じても全く違和感がありません。演技をしている雰囲気がないからこそ、キャラの異常性が際立ちます。

とはいえ、くだらない会話劇が延々と続いていたら、1話の途中で見るのをやめていたでしょう。しかし麻薬取引に絡む犯人グループの1人、前科7犯の諌山(いさやま)とどこにでもいそうな青年一条が登場すると、場の雰囲気がガラリと変わります。冷たい目をしつつ突然大声で笑いだす諌山が恐ろしくて恐ろしくて…。

ギャグとシリアスの落差に背筋がぞくりとしました。まったく予想していない方向からジャブが飛んできたような感覚です。カメラワークがころころ変わるのにストレスがなく、むしろ犯人側の危険性を浮き彫りにしているのも良かったです。

そして1話のラストでは。麻薬密売に関わる外国人が、 船の上で突然仲間に銃殺されます。

今の何!?続きはどうなるの!?」と頭の中が?マークでいっぱいになりました。このギャグとシリアスの緩急は実際に本編を見なければ味わえないかもしれません。気になる方は、ぜひ本編で続きもご覧ください!

総合評価

ストーリー★★★(3)
未完といえば未完なので続編も期待したいところ
映像★★★☆(3.5)
映像は演出含めてとても良かった
音楽★★★(3)
構成★★★(3)
総合評価★★★(3)
消化不良な部分もあり。面白いのですが、もしかしたら見る人を選ぶ作品かもしれません。
No Activity/本日も異状なしのレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)
『No Activity/本日も異状なし』 | 豊川悦司さん&中村倫也さん特別映像
『No Activity/本日も異状なし』 | 豊川悦司さん&中村倫也さん特別映像
『No Activity/本日も異状なし』|先出し"異状あり"会話集
『No Activity/本日も異状なし』|先出し”異状あり”会話集
No Activity/本日も異状なし

No Activity/本日も異状なし 作品情報

  • 公開日: 2021年12月17日(金)
  • 話数: 全6話
  • 原作者:
  • 監督: 英勉
  • 脚本: じろう(シソンヌ), 土屋亮一
  • 制作会社: Amazon Studios
  • 作品概要: 
    オーストラリアで大ヒットした『NoActivity』を豪華なキャスト/スタッフ陣を迎え、日本版としてリメイク。
    ハッタリだらけで全く仕事しないベテラン刑事:時田信吾(豊川悦司)と、刺激欲しさに時田に付き従う相棒:椎名遊(中村倫也)の型破りな刑事コンビが、完全に場違いな国際麻薬取引事件の捜査に派遣されてしまう。 彼らに無線室から指示を出す里見美里(木村佳乃)と大平阿漓羅(清野菜名)は、ただの世間話をしていたはずがいつの間にか恐ろしい事態に発展。 そしてその頃、倉庫に潜む犯罪者コンビ:諌山(岸谷五朗)と一条(岡山天音)は、誘拐の被害者であるはずの茉莉(岸井ゆきの)に翻弄されていた…。 三者三様のシチュエーションに登場する変人たちが重大事件をひっかき回す、全く新しいコメディ&サスペンスドラマ。Amazonオリジナル

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『No Activity/本日も異状なし』に関連したおすすめ映画

関連おすすめ映画 『ラッシュアワー』

刑事物のバディムービーでおすすめしたいのが1998年公開の『ラッシュアワー』です。ジャッキー・チェン演じる真面目な香港警察官とクリス・タッカー演じる感情優先型のハイテンション刑事が、香港マフィアの悪行を暴いていくストーリーです。

性格が合わない2人はいがみ合い喧嘩ばかり起こしますが、共に困難を乗り越えることで不思議な絆が生まれ、最後にはハイファイブをしたり香港で一緒に休暇を過ごすほど仲良しに。

ジャッキー・チェンらしいカンフーアクション、裏切りと汚職を描いた王道の刑事物語、思わず笑ってしまうギャグコメディなど魅力たっぷりの作品です。とにかく楽しいバディムービーを探している方はぜひチェックしてみてください。

関連おすすめ映画 『探偵はBARにいる』

映画『探偵はBARにいる』予告編
映画『探偵はBARにいる』予告編

刑事物ではありませんが完成度の高いバディームービーとしておすすめしたいのが大泉洋×松田龍平主演の『探偵はBARにいる』です。北海道の歓楽街ススキノを舞台に暴行殺人事件や暴力団の抗争を描いたストーリーで、バイオレンスとハードボイルドが混在した大人向けの作品です。

大泉洋演じる主人公は愛嬌があるキャラクターですが感情的・暴力的な一面があるため、好き嫌いが別れるかもしれません。R18ではありませんがエッチなシーンもあるので子供は見ないように!

関連おすすめ映画 『テッド』

映画『テッド』R15+版予告編
映画『テッド』R15+版予告編

『No Activity/本日も異状なし』は下ネタが多く、「そこが面白い!」というレビューも多く集まりました。下ネタメインのバディー映画といえば、やはり思いつくのは2013年公開の『テッド』です。

命が宿ったクマのぬいぐるみと成人男性の友情を描いた斬新なストーリーと、お下劣で不謹慎なアメリカンジョークが見どころ。ユダヤ人差別、排泄ネタ、薬物などやりたい放題なので下ネタ・不謹慎ネタが好きな人でも嫌悪感を覚えるかもしれません…。しかしじっくりストーリーを追っていけば、大人の友情を描いたちょっと泣けるいいお話であることが分かります。

関連おすすめ映画 『ザ・コール 緊急通報指令室』

映画『ザ・コール [緊急通報指令室]』予告編
映画『ザ・コール 緊急通報指令室』予告編

『ザ・コール 緊急通報指令室』は最初から最後まで緊張感漂うサスペンススリラーです。ストーリーは、誘拐された少女から通報を受けたオペレーターが声だけを頼りに少女を救出しようとする、というもの。

最後にはオペレーターが指令室を飛び出て直接少女を助けにいきますが、結末は予想もつかない方向へ…。その選択でいいのか?と納得いかない人もいるようですが、筆者は絶望感のある結末が好きなので大満足でした。

関連リンク

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沖縄生まれ、東京住みの新卒フリーライター。映画、ゲーム、アプリといったエンタメ系記事からキャッシュレスなどのお金系記事、美容系の記事までなんでも執筆しています。
ダースベイダーマニアです。

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