立東舎より、手塚治虫の作品集『ミッドナイト ロストエピソード』が刊行されます。本書は、1986年から87年にかけて『週刊少年チャンピオン』に連載された『ミッドナイト』全67話の中から、単行本未収録の11話分と、最終回に重要な役柄で登場するブラック・ジャック出演回3話分が収録されています。
発売日は2023年6月16日で、価格は4,950円(税込)。また、多くのカルチャー系Tシャツを取り扱うT-ODからは、本書の表紙デザインやロゴをあしらったTシャツも販売されます。
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手塚治虫『ミッドナイト ロストエピソード』
立東舎より、手塚治虫の作品集『ミッドナイト ロストエピソード』が刊行されます。
初単行本化11作品&ブラック・ジャック最後の登場エピソード
本書には、1986年から1987年にかけて『週刊少年チャンピオン』に連載された『ミッドナイト』全67話の中から、単行本未収録の11話分と、最終回に重要な役柄で登場するブラック・ジャック出演回3話分を収録。当時の判型のままの大きなB5サイズ、高精細な印刷、そして貴重な巻末資料を掲載と、これまでの立東舎の手塚本同様のフォーマットで登場です。
『ミッドナイト』は晩年の代表作のひとつでありながら、発表以来35年間知られざるエピソードとして多くのファンから単行本化を熱望されていた未収録エピソードが存在しました。本書は、それら14話を含む幻の作品集、しかも手塚治虫がブラック・ジャックを描いた最後の作品でもあります。
手塚プロ資料室から発見された未公開原稿を収録
さらに、巻末資料として全67話分の扉絵原画、単行本の表紙絵、予告カット、そして『ミッドナイト』のプロトタイプ『ドライブラー』の現存する原稿など資料・解題を掲載と、『ミッドナイト』の魅力を存分に楽しめる構成となっています。
手塚プロダクションによると、『ドライブラー』と書かれた袋に入った状態で発見された新資料には、未整理だったカラー原稿や鉛筆描きの『ミッドナイト』のネーム、キャラクタースケッチなどが含まれていたとのことです。
『ドライブラー』は、1984年に連載が予定されていたSF漫画です。しかし、手塚は同年8月に急性肝炎で入院し、連載は延期となりました。その後、『ドライブラー』の原案をもとに仕切り直した『ミッドナイト』では、キャラクターや設定が全く異なるサスペンスに内容が変更されました。
このように、これらの貴重な資料には晩年における巨匠の試行錯誤の跡が見て取れ、注目を集めることが予想されます。数年前に公開された一部の資料以外は、今回初めて公開されるものとなります。
書籍情報
著者 | 手塚治虫 |
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出版社 | 立東舎 |
判型 | B5 |
頁数 | 400 頁 |
ジャンル | 専門書 |
ISBNコード | 9784845638963 |
発売日 | 2023年6月16日 |
価格 | 4,950円(税込) |
T-ODから『ミッドナイト ロストエピソード』のTシャツが登場
多くのカルチャー系Tシャツを取り扱うT-ODからは、本書の表紙デザインやロゴをあしらったTシャツが販売されます。


デザインは、本書の表紙を使った『Type A』とロゴをあしらった『Type B』の2種。それぞれ10色×7サイズが用意されています。価格は各4,840円(税込)。また、各種Tシャツと本書のセットも9,570円(税込)で販売されています。