SOUNDPEATS『Clip1』レビュー 耳掛け・イヤーカフ型ながら高音質を実現した完全ワイヤレスイヤホン【製品提供記事】
SOUNDPEATS『Clip1』レビュー 耳掛け・イヤーカフ型ながら高音質を実現した完全ワイヤレスイヤホン【製品提供記事】

SOUNDPEATS『Clip1』レビュー 耳掛け・イヤーカフ型ながら高音質を実現した完全ワイヤレスイヤホン【製品提供記事】

評価:4 

黒野でみを アイコン

黒野でみを

当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。

当サイトでは度々レビューしているSOUNDPEATS(サウンドピーツ)が、2025年11月頃に発売した、イヤーカフ型ワイヤレスイヤホン『Clip1』

先日、同製品をご提供いただきましたので、外観やスペックのチェック、特徴・体感音質などふくめてレビューをしていきたいと思います。

SOUNDPEATS『Clip1』 イヤーカフ型ワイヤレスイヤホン実機レビュー

SOUNDPEATS『Clip1』は、耳たぶに掛けるように装着して使うイヤーカフ型イヤホン。昨年ごろから急速に需要が増え、ワイヤレスイヤホン製造各社がこぞって力を入れている耳の穴をふさがないで使うタイプのイヤホンです。

SOUNDPEATS『Clip1』
SOUNDPEATS『Clip1』

本製品は、音質に加えて近年増加している……

  • 耳を塞がない
  • メガネやマスクと干渉しない
  • 軽量
  • ファッション性

といった要望に応えるべくデザインされた製品とのこと。

同社のイヤーカフ型製品としては、初代の『CCイヤーカフ』、そのコストダウン版ともいえる『UUイヤーカフ』といったラインナップを販売してきたSOUNDPEATS。

今回の『Clip1』は形状的には『UUイヤーカフ』に近く、これを『CCイヤーカフ』のようなハイスペック仕様で仕上げた、という印象の製品です。

詳しいレビューは後半に記載していますが、本製品の特徴を数点に絞ると……

  • メガネやマスクと干渉しにくい装着感
  • オープンイヤー型とは思えない高音質Dolby Audioに対応
  • 単体8時間・合計40時間再生と、イヤーカフ型としてはトップクラスのバッテリー性能
  • 装着感も◎、実売1万円以下のイヤーカフ型イヤホンを探すなら有力候補

といった所でしょうか。総じて、オープンイヤー型、クリップ型のイヤホンに興味がある方にはおすすめできる製品です。

参考 『CCイヤーカフ』と『Clip1』のスペック比較

詳しレビューの前にもうひとつ、以前当サイトでもレビューした『CCイヤーカフ』との性能比較をしておきましょう。対応コーデックにLDACが追加された点や、ダイナミックドライバーにチタンPVDコーティングが施された点が主な強化ポイントです。一方、対応BluetoothバージョンはBluetooth 6.0から5.4にグレードダウンしていますが、音質重視の観点から実用への影響が少ない部分を割り切った仕様変更とみられます。

イヤホン単体での再生時間はフル充電で8時間連続再生とのびており、充電ケース併用で合計40時間と、かなりの長時間利用が可能になっています。

スペックCC イヤーカフClip1
ドライバーサイズ12mm12mm
形状イヤーカフ型
完全ワイヤレスイヤホン
イヤーカフ型
完全ワイヤレスイヤホン
対応コーデックAAC/SBCSBC/AAC/LDAC
対応
Bluetooth バージョン
Bluetooth6.0Bluetooth5.4
サウンドドライバー12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー×112mmデュアルマグネット
ダイナミックドライバー(チタンPVDコーティング)
サイズ
(L×W×H)
72.21×24.15×45.53mm
(ケース込み)
71.5×49×35mm
(ケース込み)
重量約5g(イヤホン/片側)
約47.34g(充電ケース+イヤホン両側)
約5g(イヤホン/片側)
約55.5g(充電ケース+イヤホン両側)
マルチポイン
ト対応
対応対応
防水規格IPX5IPX5
イヤホン(片耳)の
再生可能時間
6時間8時間
充電ケースを含んだ
再生時間
24時間40時間
ゲームモード対応対応
ムービーモード対応Dolby Audio対応
特徴左右チャンネル自動適応左右チャンネル自動適応
落下検出対応
Amazon 販売ページCC イヤーカフClip1

『Clip1』パッケージ内容

ではやっと本題。Clip1のパッケージ外観、同梱物などをチェックしてきましょう。

『Clip1』パッケージ内容
『Clip1』パッケージ内容
※写真上部に居るピーツ君人形は製品に含まれません

パッケージ内容物は下記のとおり。

  1. イヤホン本体(左右)
  2. 充電用ケース
  3. 充電用USB (Type-A→Type-C)ケーブル
  4. 取扱説明書(日本語含む多言語対応)
  5. アプリガイドカード

マニュアルは中国語・英語に加え、日本語・フランス語・イタリア語・スペイン語・ドイツ語・韓国語・インドネシア語の計9か国語に対応しています。

イヤホン本体の外観・デザイン

つづいてイヤホンと充電ケースなど、製品外観をチェックしていきます。『Clip1』のカラー展開は……

  1. ダークグレー
  2. チタンブラック
  3. ベージュ

の3種。今回uzureaのレビュー用には『チタンブラック』を提供いただきました。

SOUNDPEATS (サウンドピーツ) Clip1 充電ケース外観

充電ケースはツヤのある表面処理が施されています。見た目は美しいですが、手に持った時に指紋が付きやすく、小さい傷もつきやすい仕上げです。

ケースへの充電コネクタはUSB Type-C。LEDランプやボタンとは反対側の面に配置されています。ケースの形状はハマグリを開けるような横長の形状。リセットボタンは充電コネクタのすぐ隣に設けられています。

SOUNDPEATS (サウンドピーツ) Clip1 ケースの充電コネクタと、リセットボタンは底面に当たる部分に
充電コネクタと、リセットボタンは底面に当たる部分に
SOUNDPEATS (サウンドピーツ) Clip1 イヤホンを収納し、充電ケースの蓋を開けた状態
イヤホンを収納し、充電ケースの蓋を開けた状態
SOUNDPEATS (サウンドピーツ) Clip1 イヤホン本体と充電ケース
イヤホン本体と充電ケース

なお『Clip1』は先に比較した『CCイヤーカフ』同様、イヤホン本体に左右の区別がありません。独自のAutoSense 左右自動識別テクノロジーによりどちらの耳に付けたかを自動で判別し、LRの音を適切に振り分けます。もちろん充電ケースへの収納も左右を問いません

SOUNDPEATS (サウンドピーツ) Clip1 左右の区別がないデザイン
左右の区別がないデザイン

本体はフル充電状態で8時間連続再生でき、充電ケース併用で合計40時間の再生が可能。フル充電にかかる時間はケース→本体が約1時間、USB→ケースが約2時間(環境により異なります)。

イヤホンのサイズと装着感

『Clip1』のイヤホン本体サイズは約28mm、重量は片側5g

SOUNDPEATS (サウンドピーツ) Clip1 イヤホン本体はニッケルチタン形状合金
イヤホン本体はニッケルチタン形状合金

本体の主素材はニッケルチタン形状合金で、しなやかでありながら歪みを感じさせない強さもあり、さらに肌触りのよいシリコン素材でコーティングされています。従来モデルを踏襲しつつ、デザインは若干スマートになった印象です。

耳へは、耳たぶの外側と内側をイヤホン本体で挟み込むように取り付けます。耳の厚さによって装着感に違いはあるかもしれませんが、筆者が実際に装着した限りでは違和感はありませんでした。

SOUNDPEATS (サウンドピーツ) Clip1 イヤホン装着イメージ1
イヤホン装着イメージ1

装着してみると耳にしっかりと圧がかかるため、抜け落ちる感覚はありません。左右非対称の形状になったことで装着方向もイメージしやすく、楕円部分が耳たぶにしっかりフィットするので、ジョギングなどの軽いスポーツでも問題なく使えそうです。

SOUNDPEATS (サウンドピーツ) Clip1
イヤホン装着イメージ2

オープンイヤー・カナル型の本製品、装着すると当然インナーイヤー型やカナル型と比べて自然に外音が入ってきます。

また、独自のSoundFocus音漏れ防止設計により音漏れへの配慮もされているそうですが、その特性上音量を上げ過ぎるとある程度音漏れする事は覚悟した方がよいでしょう。

操作関連

イヤホンは充電ケースから取り出すと自動的に電源がオンになります。またイヤホン本体の側面はタッチセンサーになっており、耳に装着した状態でタップまたは長押しすることで、音量調節・再生/停止・通話の開始/終了などの操作が行えます。

センサーの感度はまずまずといったところですが、耳たぶに装着するという構造上、タッチ操作はややしずらく感じました。場合によると、感度が悪いと感じることがあるかもしれません。

筆者はイヤホン本体を親指と人差し指でつまむようにして触れると、タッチ・タップがうまくできました。

SOUNDPEATS 『Clip1』イヤホン 操作方法一覧表

電源オン自動:充電ケースの蓋を開ける 手動:イヤホンのタッチパネルを1.5秒間長押し
(注:手動の場合は、両方のイヤホンで操作が必要になります)
電源オフ自動:イヤホンを充電ケースに戻して、蓋を閉じる 手動:イヤホンのタッチパネルを10秒間長押し
再生/一時停止手動:右側のイヤホンのタッチパネルを2回タップ
音量ダウンL側のタッチパネルを1回タップ
音量アップR側のタッチパネルを1回タップ
曲戻しL側のタッチパネルタッチパネル
曲送りR側のタッチパネルを約1.5秒間長押し
着信受話/通話終了どちらかのイヤホンのタッチパネルを2回タップ
着信拒否どちらかのイヤホンのタッチパネルを約1.5秒間長押し
通話切替どちらかのイヤホンのタッチパネルを1.5秒間長押し
手動でペアリング充電ケースのマルチボタンを3秒間長押し
音声アシスタントR側のタッチパネルを3回タッチ
※Siri、Googleアシスタントなどが起動
ゲームモードL側のタッチパネルを3回タップ
※ゲームプレイ用に音の遅延を最小限にするモード
LDAC設定アプリによる設定

なお、ケースでリセットを行うには、ケースにイヤホンを収納しケースのボタンを10秒間長押しする操作が必要です。充電ケースのLEDが白から赤へ2回ずつ点灯すれば完了で、比較的わかりやすい仕様になっています。

音質レビュー

さて、気になる音質について。ファーストインプレッションとしては、『CCイヤーカフ』レビューの時に感じたのと同じように、高音質を感じながらさらなる音像へのこだわりも伝わってきました。

Bluetoothコーデックとしては、汎用的なAAC/SBCに加えてLDACにも対応しており、高音質コーデックや低遅延のゲームモードを求めるユーザーにも応えられる仕様です。

また、搭載されている12mmのダイナミックドライバーは、このクラスのワイヤレスイヤホンとしては大きめ。資料によると、デュアルマグネットダイナミックドライバーという技術を採用しています。

『CCイヤーカフ』と比較すると、高音のキンキンしたトゲトゲしさが緩和され、オープンイヤー型ながら、より臨場感の高いサウンドになりました。この形状でここまでの高音質を実現していることは十分に評価できるポイントです。

クリアさ・臨場感ともに前機種を上回る本製品はマルチジャンルで実力を発揮します。外音をうまく取り込む性質の製品なので、その特性と馴染むアコースティックやJazzといった柔らかな音楽を楽しむのに特に向いているかもしれません。

マイルス・デイビス 『カインド・オブ・ブルー』でベンチマーク

筆者のレビューで毎回定番のベンチマークとして、Jazzトランぺッター、マイルス・デイビスの歴史的名盤『カインド・オブ・ブルー』をこのイヤホンで試聴してみました。

M I L E S D A V I S – Kind Of Blue – Full Album
M I L E S D A V I S – Kind Of Blue – Full Album

『Clip1』でこの曲を聴くと、クリアで臨場感あふれるサウンドが感じられました。若干タイトでありながらアタックのくどさもなく、心地よい音の良さがあります。音源にかすかに含まれたノイズは『聴こえるけど目立たず』。Jazzサウンドの雰囲気を際立たせるほどよいバランスです。

高音質化によって音の輪郭もはっきりとし、ギラギラした高音は抑えられ音に余裕があり、粒の揃ったふくよかなサウンドが楽しめました。

臨場感という点では、インナーイヤー型のイヤホンに引けをとらないレベルにも思えました。さらに、アプリ(後述)で『ダイナミックEQ』機能をONにすると、どっしりとした重低音が強調され、迫力のあるサウンドが楽しめます。

専用アプリ『PeatsAudio』で操作カスタマイズやイコライジングも可能

SOUNDPEATSのイヤホンは単体でも動作しますが、専用スマートフォンアプリ『PeatsAudio』と連動させることで、より多彩な機能とサウンドを楽しめます。タップ操作の割り当て変更や、イコライザーによる音質のカスタマイズなどが可能です。

スマートフォンアプリ『PeatsAudio』配信ページ スクリーンショット
スマートフォンアプリ『PeatsAudio』配信ページ
スクリーンショット

アプリには視覚的にイコライジングができる設定のほか、『アダプティブイコライザー』という機能が搭載されています。これは複数パターンの音圧・周波数の音を鳴らして聴力をテストし、最適なイコライジング設定を自動で割り出してくれる機能で、「イコライザーをどう設定すればいいかわからない」という方にも使いやすい設計になっています。

さらに『ダイナミックEQ』という設定も用意されています。アルゴリズムに基づいて楽曲のジャンルや音量に合わせた最適なサウンドに自動調整する機能で、実際にONにすると楽曲ごとに明らかな音質の変化を感じました。好みの音像がはっきりしない方や、自分でイコライジングするのが難しいと感じる方にはぜひ試してほしい設定です。

また本モデルには『CCイヤーカフ』同様に『ムービーモード』という設定があります。疑似的なサラウンド感を再現する3Dオーディオ的な効果で、映画の音声を通して聴くと音の分離性が高く、立体感のあるサウンドが体験できます。さらに本機では『Dolby Audio』対応設定が追加され、より没入感のあるサウンド体験が可能になっています。

iOS版アプリをダウンロード
『PeatsAudio』
iOS版アプリ
Android版アプリをダウンロード
『PeatsAudio』
Android版アプリ

SOUNDPEATS『Clip1』 製品スペック

製品名Clip1
タイプ無線
形式イヤーカフ型
本体操作タッチ
特徴左右チャンネル自動適応
マルチポイント接続対応
ドライバー方式12mmデュアルマグネットダイナミックドライバー×1(チタンPVDコーティング)
カラーダークグレー
チタンブラック
ベージュ
サイズ(片側)28.45×22.32×28.03mm
サイズ(充電ケース)71.5×49×35mm
重量(片側)約5g
重量(充電ケース)約55.5g
内臓マイク片側1基
対応コーデックAAC/SBC/LDAC
BluetoothバージョンBluetooth5.4
最大持続時間(単体)8時間
(充電ケース込) 40時間
充電コネクタUSB Type-C
ノイズキャンセリング機能あり(ENC:AI駆使)
対応モードダイナミックEQモード
ムービーモード(3Dオーディオ:Dolby Audio対応)
低遅延ゲームモード(0.06s)
装着検出
イヤホン落下検出
専用アプリあり
防水性能IPX5
パッケージ内容イヤホン本体
充電ケース
USB-A to C 充電ケーブル
取扱説明書
アプリガイドカード
発売日2025年8月25日
通常価格9,880円
販売ページAmazon
Soundpeats公式サイト

まとめ 総合評価

SOUNDPEATSのオープンイヤー型(イヤーカフ型)最新イヤホンSOUNDPEATS『Clip1』は、従来のオープンイヤー型のイメージを覆す高音質な製品でした。参考価格は9,880円(税込)と前機種より若干高くなりましたが、それでも十分リーズナブルで、優れたサウンドと使い勝手を両立した汎用性の高いモデルといえます。

左右チャンネル自動適応低遅延ゲームモードなど、オプション機能もしっかりと備わっています。ダイナミックEQムービーモードといった新機能への対応も意欲的で、初心者やワンステップ上のオープンイヤー型イヤホンを試してみたい方にもおすすめです。

IPX5の高い防水性能を備えつつ、高音質で音楽を楽しめる本製品は、コンパクトな環境での音楽鑑賞や映画視聴に適した汎用性の高い機種です。日常に高音質な音楽を手軽に取り入れられるという点で、優れた選択肢といえるでしょう。

外観★★★★(4)
イヤーマフ型としてオーソドックスな形態ながら、チタン形状合金、シリコン・コーティングなどの仕様に加え、装着本体自体の形状もグレードアップされており、装着、安定性も高い。
使用感★★★☆(3.5)
充電ケースからの出し入れによるリセット操作など、操作性は従来のものを継承していて、ストレスは感じない。ただしタッチセンサーでの操作は慣れないと若干やりづらいと感じるかも。
音質★★★★☆(4.5)
オープンイヤー型とは思えない高音質がさらにグレードアップ。音の解像度が上がり臨場感も高く、音源を選ばず幅広いサウンドを楽しむことができる。
コスト
パフォーマンス
★★★★(4)
通常売価9,880円、実売価格7千円台と、低価格ながら高性能。コスパはかなりいい。
総合評価★★★★(4)
価格を抑えつつそれを感じさせない高音質。オープンイヤー型のイヤホンの中ではおすすめできる

SOUNDPEATS『Clip1』レビュー 耳掛け・イヤーカフ型ながら高音質を実現した完全ワイヤレスイヤホン【製品提供記事】

この記事をシェアする

この記事のタイトルとアドレスをコピー

この記事を気に入ったらハートマークで応援してください

この記事の執筆は……

黒野でみを アイコン

黒野でみを

40歳で会社員からライターに転身、50歳で東京より実家の広島に戻ってきた、マルチジャンルに挑戦し続ける「戦う」執筆家。音楽、映画からスポーツ、釣り、イベント、そしてガジェットや雑学と、やれることにはなんでもチャレンジします!

関連する記事



page top