Bluetoothのコーデック解説 音質を左右する圧縮・伝送規格について
Bluetoothのコーデック解説 音質を左右する圧縮・伝送規格について

Bluetoothコーデックの種類一覧|音質・遅延の比較、確認方法まで解説

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Bluetooth(ブルートゥース)のスペックで見かけるコーデック(CODEC)とは、Bluetooth経由で音声を伝送する際に使用される音声の圧縮・伝送技術を指します。

ワイヤレスイヤホンのように、Bluetooth経由で音データを再生する機器の場合、このコーデックによって音質や遅延、省電力性能などに違いがでます。

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Bluetoothコーデック 種類と一覧比較表

現在一般的に使われているBluetoothコーデックの種類と、音質(ビットレート)・遅延・ハイレゾ対応の有無を一覧表にまとめました。数値はあくまで仕様上の目安であり、実際の音質は使用機器のチューニングやアンテナ性能によっても変わります。

Bluetooth
コーデック名
最大
ビットレート
遅延目安ハイレゾ概要
SBC
(Subband Coding)
約345kbps150〜250msなし全てのA2DP対応デバイスでサポートされるオーディオコーデック。
AAC
(Advanced Audio Codec)
約128〜320kbps約150msなしSBCの次に登場した標準的コーデック。効率的な音声圧縮を行える。iOS・Android全般で使用可能。
aptX
(aptX Classic)
352〜384kbps100〜130msなし遅延が少なく高音質。主にAndroid端末で使われる。
aptX Low Latency
(aptX LL)
352〜384kbps約40msなしaptXの低遅延バージョン。レイテンシ(=遅延)40ms未満を実現。一部Android・トランスミッター経由での使用が多い。
aptX HD576kbps100〜130msあり
(24bit)
aptXの高解像度(ハイレゾ)版。24ビットに対応。Android上位機種を中心に採用。
aptX Adaptive可変
(最大420kbps)
約80msあり
(24bit/96kHz)
ゲーミングや動画再生も考慮した次世代コーデック。Snapdragon搭載Android端末での採用が多い。
aptX Voice64〜192kbps約50〜80msなし通話品質に最適化されたaptXの派生コーデック。ビデオ会議・ハンズフリー通話用途に適する。
aptX Lossless約1.1〜1.2Mbps非公開あり
(CD品質)
CD品質のロスレス伝送を実現。Snapdragon Sound対応機器かつBluetooth 5.3以上の環境が必要。
LDAC990kbps大(非公開)あり
(24bit/96kHz)
ソニーが開発した高解像度オーディオの圧縮と伝送のためのコーデック。遅延は大きい。Sony製品・Android 8.0以降で使用可能。
LHDC990kbps大(非公開)あり
(24bit/96kHz)
Huaweiが提唱するハイレゾ&低遅延コーデック。HWAアライアンス製品を中心に採用。
Samsung Scalable Codec
(SSC)
88〜512kbps30〜80msなしSamsungが独自開発した可変ビットレートコーデック。Galaxy端末・Galaxy Buds間での使用が主。Seamless Codecの旧仕様にあたる。
Samsung Seamless Codec
(SSC)
88〜512kbps
(UHQ時:最大2,304kbps)
30〜80msあり
(24bit/96kHz)※UHQ時
Scalable Codecの後継上位版。24bit/96kHz対応のSSC-UHQはGalaxy Buds 3以降+One UI 4.0以降が必要。
LC316〜320kbps20〜30msなしSBCと比べて半分程度の低ビットレートで高音質を実現。省電力性にも優れる。Bluetooth LE Audio対応機器で使用可能。
LC3plus16〜1000kbps15〜25msあり
(32bit/96kHz)
Bluetooth LE Audio向けLC3を拡張した上位仕様。

ただし……これらの数値や仕様はあくまで目安として理解しておくと良いです。実際の聴こえ方や、総合的な音質は使用機器のチューニングやアンテナ性能によっても変わります。

遅延を重視するなら『aptX LL』や『LC3』、音質(ハイレゾ)を重視するなら『LDAC』や『aptX HD』『aptX Adaptive』などに対応しているイヤホン・ヘッドホンを探すと良いでしょう。

ただし、コーデックは送信側(スマートフォンなど)と受信側(イヤホン・ヘッドホン)の両方が対応していないと使用できません。イヤホンがLDACに対応していても、スマートフォン側が対応していない場合は、自動的にSBCでの再生となります。

Bluetoothコーデック 各詳細解説

前述の表に記載のコーデックについて、スペックと共により詳細な解説をまとめました。

SBC (Subband Coding)

Bluetooth コーデック SBCロゴ
  • ビット精度: 4~16bits
  • サンプリング周波数: 16kHz~48kHz
  • ビットレート: 約345kbps (Joint Stereo)
  • 遅延: 150~250ms
  • 仕様策定:Bluetooth SIGがA2DPプロファイルの必須コーデックとして定義

Bluetoothオーディオ伝送の原点であり、現在でも標準となっているコーデック。A2DPのマンダトリー(必須)コーデックとして定義されているため、すべてのA2DP対応デバイスで使用できます。

ロスのある圧縮方式ですが、適切なビットレートでエンコードされれば多くの用途で実用的な音質を提供できます。遅延は全コーデックの中でもっとも大きい部類に入ります。

AAC (Advanced Audio Codec)

Bluetooth コーデック AACロゴ
  • ビット精度: 16bits
  • サンプリング周波数: 最大 96kHz
  • ビットレート: 約128~320kbps(装置・プロファイルによっては128kbps以下も)
  • 遅延: 約150ms
  • 標準化:ISO/IEC 14496-3(MPEG-4 Part 3)および ISO/IEC 13818-7(MPEG-2 Part 7)
  • 開発参加:AT&T、Dolby、フラウンホーファー研究機構、ソニー

SBCの次に選択肢となった標準的なコーデック。効率的な音声圧縮により、SBCよりも高い音質と評価されることが多く、iOSデバイスとの親和性が高いのが特徴。

iPhoneとAirPodsの組み合わせはこのAACで接続・最適化されています。Android端末でもサポートされていますが、実装の差異から機種によって音質が安定しないケースも。

aptX (aptX Classic)

Bluetooth コーデック aptX (aptX Classic) Logo
  • ビット精度: 16bits
  • サンプリング周波数: 44.1kHz、48kHz
  • ビットレート: 352 kbps(44.1 kHz時)/384 kbps(48 kHz時)
  • 遅延: 約 100~130ms
  • 開発元:Qualcomm(旧CSR)

1987年頃に開発されたコーデック。Queen’s University Belfastで開発された技術を 旧CSR(現Qualcomm)が取得し製品化。

2009年頃からA2DPのオプションコーデックとして普及し、SBCと比較して低遅延・高音質という特性を持ちます。

aptX Low Latency (aptX LL)

  • ビット精度:16bits
  • サンプリング周波数:44.1kHz・48kHz
  • ビットレート:352kbps(44.1kHz時)/384kbps(48kHz時)
  • 遅延:約40ms
  • 開発元:Qualcomm

aptXの低遅延バージョンとして2012年頃に登場しました。

Bluetooth コーデック aptX Low Latency (aptX LL) Logo
  • ビット精度: 16bits
  • サンプリング周波数: 44.1kHz, 48kHz
  • ビットレート: 352 kbps(44.1 kHz時)/384 kbps(48 kHz時)
  • 遅延: 約40ms
  • 開発元:Qualcomm

aptXの低遅延バージョンとして2012年頃に登場。40ms未満という遅延は人間の感覚では気づきにくいレベルで、ゲームや動画視聴での映像との同期が求められる用途に適しています。

ただし汎用スマートフォンへの採用は少なく、対応トランスミッターを別途用意して使うケースが多いです。

aptX HD

Bluetooth コーデック aptX HD Logo
  • ビット精度: 24bits
  • サンプリング周波数: 44.1kHz、48kHz
  • ビットレート: 576kbps
  • 遅延: 約100~130ms
  • 開発元:Qualcomm

2015年頃に登場した、aptXの高解像度(ハイレゾ)バージョン。24bitの音楽品質をサポートし、aptXよりもさらに高いビットレートで伝送します。

Android上位機種を中心に対応端末が広がっています。

aptX Adaptive

Bluetooth コーデック aptX Adaptive Logo
  • ビット深度: 16bit/24bit 可変対応
  • サンプリング周波数: 44.1kHz, 48kHz, 96kHz
  • ビットレート: 可変279〜420kbps
  • 遅延: システム遅延 約80 ms
  • 開発元:Qualcomm

2018年頃に登場した次世代コーデック。干渉状況や使用シーンに応じてビットレートと遅延をリアルタイムで自動調整するのが最大の特徴で、音楽鑑賞とゲームプレイの両方に対応できます。

Snapdragon搭載のAndroid端末での採用が多く、aptX系の事実上の最新世代にあたります。

aptX Voice

  • ビット深度: 16bits
  • サンプリング周波数: 16kHz、32kHz
  • ビットレート: 64~192kbps
  • 遅延: 約50~80ms
  • 開発元:Qualcomm

aptX Adaptiveのサブセットとして2019年に登場した、通話品質に最適化されたコーデック。16kHz/32kHzのサンプリングでクリアな音声伝送を実現し、ハンズフリー通話や会議用途に適しています。

aptX Lossless

  • ビット深度: 16bit
  • サンプリング周波数: 44.1kHz (CD品質 ロスレス)※
  • ビットレート: 最大1.1〜1.2Mbps
  • 遅延: プラットフォーム依存 (非公開)
  • 開発元:Qualcomm

2022年に発表されたコーデックで、CD品質の真のロスレス伝送ができるコーデック。Snapdragon Sound™対応機器で、かつBluetooth 5.3以上の環境が必要。通信品質が低下した際は24bit/96kHzの互換モードへ自動で切り替わります。

LDAC

Bluetooth コーデック LDAC Logo
  • ビット精度: 16~24bits
  • サンプリング周波数: 最大 96kHz
  • ビットレート: 330/660/990kbps (3モード)
  • 遅延:大(数値公開なし)
  • 開発元:ソニー

2015年にソニーが開発した高解像度オーディオの圧縮と伝送のためのコーデック。最大990kbpsという高ビットレートでの伝送をサポートし現在のBluetoothコーデックの中でも音質面では最上位クラスに位置します。

Android 8.0以降の端末に標準搭載されており、対応イヤホン・ヘッドホンも増加中。対して遅延は大きい点はデメリットのひとつ。

結果として、LDAC対応のワイヤレスイヤホン・ヘッドホンは、LDACを無効にし低遅延のコーデックに切り替えるための『ゲームモード』などを搭載している事が多くなっています。

LHDC(Low Latency High-Definition Codec/HWA)

Bluetooth コーデック LHDC Logo
  • ビット精度: 16~24bits
  • サンプリング周波数: 最大96kHz
  • ビットレート: 330/660/990kbps (3モード)
  • 遅延:大(数値公開なし)
  • 開発元:Savitech(HWA Alliance/Hi-Res Wireless Audio Union メンバー)

Huawei(およびHWAアライアンス)が提唱するハイレゾ低遅延コーデック。LDACと同水準の高ビットレートをサポートしており、Huawei端末を中心に採用されています。

ただし、日本国内での対応機器はLDACほど多くありません。

Samsung Scalable Codec

  • ビット精度: 16bits
  • サンプリング周波数: 44.1kHz、48kHz、96kHz
  • ビットレート: 可変88~512kbps
  • 遅延: 約30~80ms(接続状況に応じて動的変化)
  • 開発元:Samsung

Samsungが独自開発した可変ビットレートコーデックで2018年頃登場。通信品質に合わせて88~512kbpsの範囲でリアルタイムに最適化し、電波干渉の多い環境でも途切れにくい安定した再生を実現。

主にGalaxyシリーズのスマートフォンとGalaxy Budsシリーズの組み合わせで使用できますが、2022年に後継の『Samsung Seamless Codec』へアップデートされており、現行のGalaxy Buds製品ではそちらが主流となっています。

Samsung Seamless Codec(SSC)

  • ビット精度:24bits(SSC-UHQ時:24bit/96kHz)
  • サンプリング周波数:48kHz(SSC-UHQ時:最大96kHz)
  • ビットレート:可変(88〜512kbps、SSC-UHQ時:最大2,304kbps
  • 遅延:約30〜80ms
  • 開発元:Samsung

2022年にSamsungが『Samsung Scalable Codec』をアップデートして改称したコーデックです。ビット深度を16bitから24bitへ引き上げ、サンプリングレートも向上しています。2024年にはさらに上位仕様の『SSC-UHQ(Ultra High Quality)』が追加され、24bit/96kHzの高解像度伝送に対応しました。

SSC-UHQの利用には『Galaxy Buds 3』以降とOne UI 4.0以降のSamsung端末の組み合わせが必要です。Samsung Scalable Codecとの後方互換性があるため、非対応端末では自動的に旧仕様で動作します。なお、他社製端末・イヤホンとの組み合わせでは使用できません。

LC3

Bluetooth コーデック LC3 Logo
  • ビット精度: 16~32bits
  • サンプリング周波数: 8kHz~48kHz
  • ビットレート: 16 kbps~320 kbps(フレーム長・チャンネル数・サンプリング周波数に依存)
  • 遅延: 約20~30ms
  • 仕様策定:Bluetooth SIG
  • 開発:フラウンホーファーIIS、エリクソン

2020年に標準化された『Bluetooth LE Audio』の標準コーデック。Low Complexity Communications Codecの略で、SBCと比べて半分程度の低ビットレートでも⾼⾳質を実現し、省電⼒性にも優れる。遅延も約20〜30msと短く、次世代の標準コーデックとして今後の普及が期待されます。

LC3plus

Bluetooth コーデック LC3plus Logo
  • ビット精度: 16~32bits
  • サンプリング周波数: 8kHz~96kHz
  • ビットレート: 16~1000kbps
  • 遅延: 約15~25ms
  • 仕様策定:ETSI TS 103 634(LE Audio 拡張仕様)
  • 開発:フラウンホーファーIIS、エリクソン

2022年頃登場。Bluetooth LE Audio向けLC3を拡張した上位仕様。32bit/96kHz対応や1Mbps超のビットレートまでサポートし、低遅延も両立。

用途別おすすめコーデック

コーデック選びに迷ったときは、用途を基準に考えるのが近道。まずは用途からどのコーデック対応機器を探せば良いか、という逆引き(?)から。

音楽鑑賞(音質重視)

屋外でワイヤレスヘッドホンをつけた人の写真
音楽鑑賞・音質重視なら……

高音質を求めるなら『LDAC』コーデックが最有力。最大990kbpsというBluetoothコーデックの中でもトップクラスのビットレートを持ち、Android 8.0以降の端末であれば多くの機種で対応しています。ハイレゾ音源を持っているなら、まず検討したいコーデックです。

ただし、当記事内でたびたび記載していますが、iPhoneユーザーの場合(当記事掲載時点では)LDACコーデックに対応しているモデルは発売されていません。対応する方法として、外部アクセサリとして、トランスミッター(※)を購入するというのも一つの手ですが、シンプルに『AAC』対応の製品を探すのが最善解かと。

iOSはAAC向けチューニングをした機器が公式に販売されていますので、それらを用いる事でApple MusicやSpotifyなどのストリーミングサービスで一定の品質の体験を提供しています。

※USB-C搭載のiPhoneであれば、下記のような製品が発売されています。

ゲーム・動画視聴(低遅延重視)

屋内で、スマートフォンとヘッドホンでゲームする人物の写真
ゲームプレイなら……

映像と音のズレが気になる用途では、遅延の少なさが最優先。『aptX LL』は遅延40ms未満を実現し、音ゲーや動画視聴でもほとんど違和感を感じないレベルで楽しめるコーデックです。とはいえ現時点では『aptX LL』に対応したスマートフォンは限られるため、トランスミッター(※)を経由するなどもうひと手間かかる場合も。

Snapdragon搭載のAndroid端末であれば『aptX Adaptive』も有力な選択肢。ビットレートと遅延を環境に応じて自動調整するため、ゲームと音楽鑑賞の両方をこなしたい場合に適しています。

※トランスミッターまで用意するくらいなら、有線イヤホン・ヘッドホンを使ったほうが早い気もしますがそれはソレ、これはコレ、という事で……

通話・ビデオ会議

ヘッドセットで、オンライン会議をする人物
通話や、ビデオ会議、テレワークなどには……

通話用途では音質よりも安定性と低遅延が重要でしょうか。1対1の一般的な通話であれば『AAC』や『SBC』でも十分なケースがほとんどですが、複数人で意見を交換しあうような場面では、少しでも遅延が少ないと感じる人もいるかもしれません。

あえて選ぶなら、『aptX Voice』は32kHzサンプリングで通話音声に特化した設計になっており、クリアな音声伝送を実現します。対応機器が限られますが、ビデオ会議をワイヤレスヘッドセットで快適に行いたいという方は検討してみても良いかもしれません。

iPhoneユーザーにおすすめのコーデックは?

先述の通り、iOS端末は当記事更新掲載(2026年4月)時点で、『AAC』と『SBC』にのみ対応しており、aptXやLDACは使用できません。ですので、iPhoneで使うワイヤレスイヤホンを選ぶ際は、製品側が『AAC』に対応を確認すれば十分です。

スペック表に『LDAC対応』と書かれていても、iPhone接続時は『AAC』または『SBC』で動作します。

Androidユーザーにおすすめのコーデックは?

Androidは機種によって対応コーデックが異なります。ハイエンド機種であれば『LDAC』や『aptX Adaptive』に対応していることも多く、音質・遅延の両面で選択肢が広がります。

音楽やゲームプレイにもこだわり人は、購入前に自分のスマートフォンの対応コーデックを確認しておくことをおすすめします。確認方法は次のセクションで解説します。

使用中のBluetoothコーデックを確認する方法

現在どのコーデックで接続されているかを確認するには、デバイスごとに手順が異なります。以下にOS別の確認方法をまとめました。

Androidでの確認方法

Android ロゴ
Android端末

Androidでコーデックを確認・変更するには、『開発者オプション』を有効にする必要があります。

  1. 『設定』→『デバイス情報』→『ビルド番号』を7回連続タップして開発者オプションを有効にする
  2. 『設定』→『開発者向けオプション』を開く
  3. 『Bluetoothオーディオコーデック』をタップすると、現在の接続コーデックと変更可能な一覧が表示される

なお、接続しているイヤホン・ヘッドホンが対応していないコーデックは選択できません。また、端末メーカーやAndroidバージョンによって表示名や手順が異なる場合があります。

iPhone・iPadでの確認方法

iOS ロゴ
iPhone、iPadなどiOS端末

iOSでは現在使用中のBluetoothコーデックを標準機能で直接確認する方法がありません。とはいえ、iPhoneが対応するコーデックは『AAC』と『SBC』のみのため、接続機器が『AAC』対応であれば基本的に『AAC』で接続されていると考えて問題ありません。

Windows 11 / Windows 10 での確認方法

Windows ロゴ
Windows系

Windowsでは以下の手順でコーデックを確認できます(Windows 11 / 10 共通)。

  1. 『デバイスマネージャー』を開く(タスクバーの検索などから)
  2. 『サウンド、ビデオ、およびゲームコントローラー』を展開する
  3. 接続中のBluetoothオーディオデバイスを右クリック→『プロパティ』→『詳細』タブを開く
  4. プロパティのドロップダウンから『Bluetoothオーディオソースフォーマット』などの項目を探すと、使用中のコーデック情報が確認できる(場合がある)

ただしWindowsでのコーデック確認は表示されない場合も多く、確実な確認方法としてはイヤホン・ヘッドホンメーカーの専用アプリ(ソニーの『Sony | Headphones Connect』など)を利用するのが現実的です。

Macでの確認方法

Mac ロゴ
MacOS系
  1. Optionキーを押しながらメニューバーの『Bluetooth』アイコンをクリックする
  2. 接続中のデバイスを選択すると、コーデック情報が表示される

※macOSバージョンによっては表示項目が異なる場合があります。

コーデックを変更したい場合

通常は接続機器が対応するコーデックの中で最も高性能なものが自動選択されます。

Androidであれば開発者オプションからも設定可能ですが、意図的にコーデックを変更したいシーンとしては、音質より安定性を優先したいときに『SBC』へ下げる、遅延を減らしたいときに低遅延コーデックを指定する、といったケースでしょうか。

まとめ

Bluetoothコーデックは種類によって音質・遅延・対応機器が大きく異なります。コーデックだけで音質のすべてが決まるわけではありませんが、ワイヤレスイヤホンやヘッドホンを選ぶ際のひとつの重要な指標です。

選び方のポイントをまとめると、音質重視なら『LDAC』・iPhoneユーザーは『AAC』・低遅延重視なら『aptX LL』や『aptX Adaptive』・将来性を見るなら『LC3』、という整理になります。自分の使用端末が対応するコーデックを確認したうえで、用途に合ったイヤホン・ヘッドホンを選んでみてください。

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