作業効率アップ! USB3.0と、2.0のカードリーダー、ベンチマークテスト 佐藤ポン 公開:2016年8月23日(8年前) / 更新:2020年7月22日 コメント 0件 レビューCFカードmicroSDカードSDカードUSBカードリーダ周辺機器製品情報規格 SNS X Facebook B! はてブ Pocket 当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。 日本選手が大活躍したリオ五輪が閉幕しました。連夜のように白熱した試合を見られて、本当に楽しい時間を過ごせました。読者のみなさんは、どの競技に熱くなりましたか? 筆者はやはり「陸上男子400メートルリレー」です。あの4人はめちゃくちゃ速かった! 「速かった」なんてもんじゃない。予選も決勝も超速かった。激速かった!4年後の東京五輪の楽しみがひとつ増えました。他にも体操や水泳、レスリングなど、いろいろ書きたいことはありますが、ココは個人ブログではないので自重しまして……本題です。 今回は400mリレー日本代表に負けないくらい速さを体感できるUSB3.0規格の実力を体感すべく、『SmartQ USB3.0 マルチメモリカードリーダー』をつかってベンチマークをおこなtってみました。 記事の索引1 『SmartQ USB3.0マルチメモリカードリーダー』はこんな商品2 速いのはわかった! だがUSB3.0はどれくらい速い!?3 USB2.0とUSB3.0の転送速度をチェック4 【検証1】ベンチマークの結果は?5 【検証2】 約1GBのファイルコピーにかかった時間は? 『SmartQ USB3.0マルチメモリカードリーダー』はこんな商品 『マルチメモリカードリーダー』とは、その名の通りマルチなカードリーダーです。つまり「SDカード」や「micro SDカード」、「コンパクトフラッシュ(CFカード)」、「メモリースティック(MS)」など、さまざまなメモリーカードをUSB端子でパソコンに読み込ませられるリーダー。そして今回ご紹介する商品はUSB「3.0」に対応しています。 これさえあれば、メモリーカードに保存してあるファイルを、超高速でパソコンにコピーしたり、その逆も可能になります。ただし注意点がひとつ。高速転送を行うためにはパソコンのUSB端子が「USB3.0」に対応している必要があります。過去のUSB端子にも接続しても使用可能だけど、当然、速度は端子に依存します。 USB3.0の端子はサムライブルーというか「青」なので、これまでの端子(白)と簡単に見分けがつきます。 速いのはわかった! だがUSB3.0はどれくらい速い!? そんな高速な転送を可能にしてくれる商品『SmartQ USB3.0 マルチメモリカードリーダー』ですが、そもそものハナシ、「USB3.0ってどれくらい速いの?」と思っている方も多いのではないでしょうか? Wikipediaによると、USBの規格は以下のように定められています。 【USBの規格】 USB1.1:1.5MB/s(12Mbit/s)USB2.0:60MB/s(480Mbit/s)USB3.0:625Mbit/s(5Gbit/s) 規格の上では、USB3.0はUSB1.1の約400倍以上、USB2.0の10倍以上の速度で転送できます。ただしこの数値は理論値なので、実際にはここまで差は出ないはず。さっそく検証してみます。 USB2.0とUSB3.0の転送速度をチェック 比較に使ったのは某メーカーの『USB2.0リーダー』。いまでも一般的に購入できるありふれた商品で、USB3.0リーダーに比べると安価。「安いからコレでいいかぁ」などと考えているそこのアナタ! ポチる前に結果を見てからにしてください。 そして検証に用意したメモリーカードは、当ブログにてたびたび登場しているmicroSDカード『Team microSDカード オレンジLine(128GB)』。 10年保証をいいことに、思いっきり酷使させていただいております。押忍! 【検証1】ベンチマークの結果は? まずはUSB3.0のリーダー『SmartQ USB3.0 マルチメモリカードリーダー』と、USB2.0の一般的なマルチメモリカードリーダーを使ってベンチマークを取ってみました。 使用したベンチマークソフトは『新世代ディスクベンチマーク: CrystalDiskMark 5 Shizuku Edition』(http://suishoshizuku.com/ja/)。起動するとかわいいキャラクター「水晶雫ちゃん」が表示される、楽しいベンチマークツールです。 結果はこちら。 画面に表示されている数値は、「秒間どれくらい読み込み/書き込みできたのか?」を表しているため、数値は大きいほうが速い。結果画面で「Seq」と書かれている項目は「連続領域への読み書き」で、「4K」は「ランダム領域への読み書き」。画面を見ると、ランダムアクセスはそれほど変化はないが、連続領域に対する読み書きで、特に大きな差が出ていた。USB3.0は、巨大なファイルをコピーするときに効果テキメンというワケです。 【検証2】 約1GBのファイルコピーにかかった時間は? 続いては実際の使用を想定して、容量約1GBのフォルダーのコピーにかかった時間を測定。1GBのフォルダーには、デジカメで撮影したJPGやRAWファイル、テキストファイルなど、大小さまざまなファイルを格納。なお、計測にはストップウオッチで行ったため、コンマ数秒程度の誤差はご了承ください。 そして、計測結果は以下。 『SmartQ USB3.0 マルチメモリカードリーダー』 書き込み(PC→microSD):1分18.4秒読み込み(microSD→PC):42.3秒 USB2.0 カードリーダー 書き込み(PC→microSD):1分49.6秒読み込み(microSD→PC):1分05.8秒 どーですか! たった1GBのファイルをmicroSDにコピーするのに、USB2.0と3.0で約30秒も差が出てくるんです。30秒がいまいちパッとしない読者の方に、いい例があります。ちょうど冒頭で述べたリオ五輪の日本男子400mリレーの記録が「37秒60」でした。 USB2.0とUSB3.0のコピーの差が、あの試合くらいあるんです。USB3.0を使っている人は、余った時間であの試合を観戦できるんです。 たかが30秒と思うかもしれませんが、朝の慌ただしい時間や急に出かけなければならないときなど、30秒はとても大事。少しでも時間を節約したい方は、USB3.0の『SmartQ USB3.0 マルチメモリカードリーダー』をモーレツにお勧めします。デジカメの写真を頻繁にPCに移している方は、ご検討を!!