俳優・吉村界人主演の短編映画『シキ』が、2023年11月10日から熊本で先行上映され、11月10~12日には舞台挨拶も開催されました。そして11月24日からは、池袋HUMAXシネマズほか全国で順次公開されます。本作は、映画『人』と同様、吉村界人と山口龍大朗監督の再タッグによる作品。
なお、11月21日には山口龍大朗監督が本作の発表と商業映画製作の魅力を語る『シキ』公開記念イベントが開催されます。当記事ではこれら関連情報をまとめてご紹介いたします。
記事の索引
吉村界人主演の映画『シキ』 熊本で先行上映&舞台挨拶、11月24日より全国公開決定
吉村界人主演の短編映画『シキ』が、2023年11月24日から池袋HUMAXシネマズほか全国で順次公開されます。
本作は、去る11月10日から熊本で先行上映され、11月10~12日には舞台挨拶も開催されました。また、11月21日には、吉村界人主演の本作の公開記念イベント『映画監督・山口龍大朗が新作の発表とともに商業映画製作の魅力を語る!』が恵比寿にて開催されます。
解禁となった予告動画では、問題を起こして地元に帰ってきた写真家・葉太 (吉村界人)が、地元に残って働く地質調査員・絵未(福田沙紀)と再会し、熊本の文化「野焼き」と壮大な景色を前に過去に向き合う様子が映し出されています。
短編映画『シキ』は、それぞれの抱える問題や人間模様を描きながら、熊本の景色を通して大切なことを描き出す心温まるヒューマンドラマ。映画冒頭の野焼きは熊本ならではの圧巻の映像となっており、炎が広大な草原を焼き尽くし、辺り一面が漆黒に包まれていく様子は、主人公の挫折と再生に重なります。
本作で主人公・葉太を演じるのは、映画『ミッドナイトスワン』、ドラマ『左利きのエレン』などで知られ、直近では大河ドラマ『どうする家康』で大河初出演を果たした吉村界人 。ヒロイン・絵未には『第10回全日本国民的美少女コンテスト』で演技部門賞を受賞し、最近では映画『シュシュシュの娘』、ドラマ『憑きそい』、フジテレビ『K-POP HOUSE』の番組MCなど、女優業を超えて幅広く活動中の福田沙紀。また、芸人で熊本出身・在住の井手らっきょが本格的な芝居に挑戦しています。
監督の山口龍大朗は、 FODオリジナルドラマ『憑きそい』のディレクター兼プロデューサーを務め、自身が監督を務めた7話の『審査員』では吉村界人と組むなど精力的に作品を作っている注目の若手監督。本作は念願だった地元・熊本県を舞台とし、野焼きをはじめとした熊本の壮大な景色を物語に取り込んだ意欲作です。
映画『シキ』 概要
<STORY>若くして成功したモノクロ写真家の灰本葉太は、アシスタントを怒鳴りつける音声データが流出したことで世間から強い批判を受けている。自身の写真展オープニングの日、集まった記者に怖気付いた葉太は姿を消し、疎遠になっていた地元・熊本に帰省。そこで思いがけず國武絵未と再会し、目を背けてきた過去と向き合うことになる。ずっと逃げ続けてきた自分を変えるため、心を決めた葉太が向かう先とは…?
- 出演:
- 吉村界人
- 福田沙紀
- 坪内陽子
- 増村和好
- 高浜海斗
- 田中一文
- 井手らっきょ
- 企画・監督:山口龍大朗
- 脚本:木舩理紗子
- 制作プロデューサー:橋本佳奈・渡邊裕介
- 撮影:寺本慎太郎
- 撮影助手:平賀敬人
- 照明:梶原章平
- 照明助手:長橋隆一郎
- 録音・整音:星奈緒
- 録音助手:古川楓
- 監督補:伊藤峻太
- 助監督:長谷川テツ
- スタイリスト:保科雄大・立山真佐代
- ヘアメイク:下山洋介
- ヘアメイク助手:竹内朱里
- 制作担当:上田和則
- 制作応援:長迫渉
- ドローン:石井勝敏
- キャスティング:相川満寿美
- 音楽:椎名琴音
- 編集:曽根俊一
- タイトル:馬渡亮剛
- 制作プロダクション:
- (有)アルファープロデュース
- 株式会社エクション
- 株式会社プラマコーポレーション
場面写真、キャストコメント




吉村界人 コメント
今作で、山口監督、共演者の福田沙紀さん、井出らっきょさんと御一緒できた事をとても光栄に思いました。自分以外のほとんどの演者さん、作り手側の半数は熊本出身であるという不安もありましたが、実際に今もある地形や野焼きを目の当たりにした時に不思議な力を感じ、それは財産だと今も思っております。本当に短い尺ではありますが、真剣に主人公を演じさせて頂けたこと感謝しております。熊本県を純粋にストレートに描いてる今作を、是非楽しんで頂けたら幸いです。
福田沙紀 コメント
出身地である熊本で映画を撮ることが出来てとても幸せでした。こうして皆様へお届けできることを嬉しく思います。前へ進むだけが人生ではないと、優しく迎えてくれる故郷の温かさが伝わると嬉しいなと思います。
井手らっきょ コメント
今年64歳の僕は、熊本で生まれて高校時代まで熊本で育ちました。22歳の時に上京、そして、ビートたけし師匠の下で芸人として40数年間生きてきました。その40数年の間に何度も里帰りする事はありましたが、移り住みたいとまでは考えた事はありませんでした。しかし2016年の熊本大震災をTVで観た時に、特に屋根が剥がれ落ちボロボロになった熊本城の映像が流れた時に、涙がこぼれて止まりませんでした。ふるさと熊本へ帰りたいと思った瞬間でした。2018年から移住してまだ5年ですが、熊本のいい所を沢山再確認しています。この物語の主人公も懐かしい阿蘇の風景や懐かしい人々と会いながら気持ちが良い方向へ変化していったのではないでしょうか。故郷ってそんな力があると思います。
山口龍大朗 監督 コメント
1つの夢が叶いました。映画の仕事をしていて目標にしてきたことそれは「地元の熊本で映画を撮る」事でした。それが叶いました。ここに素晴らしいキャストとスタッフによって全身全霊を込めた作品が完成しました。短い物語ですがこの映画にはたくさんの想いと今まで見たことがない熊本が写っています。大きな物語ではないですがじんわりと見る人に突き刺さるお話です。この作品は夢とかやりたい事とは何かを考える作品です。そして見たら必ず、熊本に行きたくなると思います。熊本の景色と不器用な主人公に寄り添う作品映画「シキ」をよろしくお願いします。
11/21(火) 短編映画『シキ』公開記念イベント開催
2023年11月21日(火)に、映画『シキ』公開記念イベント『映画監督・山口龍大朗が新作の発表とともに商業映画製作の魅力を語る!』が恵比寿にて開催されます。
山口龍大朗監が出演し、熊本県の協力と地場産業の支援を通じて完成した映画制作の舞台裏をレクチャーします。また、自主映画・商業映画それぞれの魅力や監督・プロデューサー兼任についても語られるとのこと。質疑応答・フリートークコーナーもあるので、映像制作について勉強中の方や映画業界に興味がある方にはうってつけの内容となっています。
- イベント概要:
- 【前半】16:00~16:45
山口龍大朗監督紹介
映画『シキ』の上映(30分)+制作後日談 - 【後半】16:45~18:00
業界でのキャリアパスについて
自主映画・商業映画それぞれの魅力。
なぜ監督とプロデューサーどちらもやるのか
フリートーク(質疑応答)
- 【前半】16:00~16:45
- スピーカー :山口龍大朗(やまぐち りゅうたろう)監督
- 開催日 :11月21日(火) 16:00~18:00
- 開催形式 :対面
- 開催場所 :
- 株式会社フェローズ東京本社 レセプションルーム
東京都渋谷区恵比寿西1-7-7 EBSビル7F
- 株式会社フェローズ東京本社 レセプションルーム
- 対象者 :映像制作について勉強中の方や映画業界に興味がある方
- 参加費 :2,500円(税込)
- 定員 :15名
- 申込締切日時 :11月20日(月) 17:00
関連リンク
- 【公式】熊本映画「シキ」(@kumamoto_movie) / X
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