ミニ企画展『アニメ夏目友人帳の背景美術展』追悼渋谷幸弘が描いた世界。杉並アニメーションミュージアム3階にて2025年7月24日より開催

『アニメ夏目友人帳の背景美術展』が2025年7月24日から杉並アニメーションミュージアムにて開催されます。開催は2025年7月24日(木) ～11月16日(日)まで。参加料は無料となっています。

記事の索引

1 ミニ企画展『アニメ夏目友人帳の背景美術展』追悼渋谷幸弘が描いた世界
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ミニ企画展『アニメ夏目友人帳の背景美術展』追悼渋谷幸弘が描いた世界

『アニメ夏目友人帳の背景美術展』は、2024年9月に永眠された美術監督・渋谷幸弘氏の仕事を展示し、追悼するミニ企画展です。

ミニ企画展『アニメ夏目友人帳の背景美術展』メインビジュアル
画像杉並アニメーションミュージアムお知らせより

本展企画の背景

日本には800社以上のアニメーション制作関連会社があり、その内の140社以上が杉並区に集中しています。この数は日本の市区町村では一番多く、そのため東京都杉並区は『アニメのまち』と言われています。アニメーションミュージアムでは、アニメの歴史などの他に区内のアニメーション制作会社もさまざまな形で紹介しています。

今回は、杉並区の阿佐ヶ谷を拠点に活動する「有限会社石垣プロダクション」に在籍していた美術監督の渋谷幸弘さんの仕事を、代表作である「アニメ夏目友人帳」の背景美術でご紹介いたします。

『アニメ夏目友人帳の背景美術展』メインビジュアル裏
画像杉並アニメーションミュージアムお知らせより

渋谷幸弘氏プロフィール

渋谷幸弘氏（しぶたにゆきひろ、1960年11月26日～2024年9月15日）は、日本のアニメーション美術監督。青森県鶴田町出身。有限会社石垣プロダクション取締役およびGAKIproAstudio取締役を務めてきました。

参加作品：名探偵コナン、かみちゅ!、おおきく振りかぶって、夏目友人帳、機動警察パトレイバー ON TELEVISION、ささめきこと、貧乏神が!、サーバント×サービス、境界のRINNE、迷家-マヨイガー、学園ベビーシッターズ、青春ブタ野郎はバニーガール先輩の夢を見ない、バミューダトライアングル~カラフル・パストラーレ~、トニカクカワイイ、不滅のあなたへ、かぎなど、魔王の俺が奴隷エルフを嫁にしたんだが、どう愛でればいい?、キン肉マンII世マッスル人参争奪! 超人大戦争、蛍火の杜へ、UFO学園の秘密、GODZILLA、柚木さんちの四兄弟。 (順不同)

展示内容

『アニメ夏目友人帳』の主人公・夏目貴志とその友人たち……ニャンコ先生や妖怪たち……が暮らす、自然豊かな風景、夏目の部屋などの実際に作中に写された背景画、背景画の基となる美術ボード、版権用の背景画などを展示。アナログの背景画の実物の展示になりますので、紙の背景ならではのものもあります。石垣プロのスタッフさんに取材した、制作当時のエピソードや、プチ解説、スタッフから渋谷さんへのメッセージなども展示致します。

展覧会概要

【場所】杉並アニメーションミュージアム3階フロア
【参加費】無料
【定員】特にございません
【主催】杉並区（杉並アニメーションミュージアム）
【協力】株式会社朱夏、代々木アートプランニング、有限会社石垣プロダクション
【開催日時】 2025年7月24日(木) ～11月16日(日)
- ※7月24日(木)・25日(金)、10月28(火)～31日(金)は、メイン企画展の展示替え期間のため、3階フロアのみの開館になります。
- ※10月26日(日)は、メイン企画展の最終日の終了時間にあわせるため、16時で閉館となります。

夏目友人帳の舞台となる『自然豊かな田舎町』の地名は具体的には設定されていませんが、原作者・緑川ゆき氏の出身地・在住地である熊本県人吉市を連想させる描写が度々登場しています。熊本県の観光ガイドWebサイトにも夏目友人帳×熊本県のスペシャルコンテンツがありますよ！

夏目友人帳とは

妖怪を見ることができる少年・夏目貴志が自称用心棒のニャンコ先生とともに祖母から受け継いだ「友人帳」に記された妖怪たちに名を返す日々を送る、人と妖の儚くも美しい物語を描いた作品。原作は緑川ゆき。「月刊LaLa」(白泉社刊)にて連載中で、累計発行部数1,800万部を突破、アニメは2008年放送の第一期からこれまでに第七期を数える大人気作品。アニメは現時点で第7期まで制作されています。

夏目友人帳漆 (第7期) 作品情報

アニメシリーズ

公開日： 2024年10月8日(火)
話数：全12話
原作者：緑川ゆき
監督：伊藤秀樹
プロデューサー： –
脚本： –
制作会社：朱夏
作品概要：
心優しき友人たちとの、大切な日々──美しく儚き、人と妖の物語。
小さい頃から妖怪を見ることができた少年・夏目貴志は、祖母レイコの遺産「友人帳」を受け継ぎ、自称用心棒のニャンコ先生と共に、そこに名を縛られた妖怪たちに名を返す日々を送る。妖と、そこに関わる人との触れ合いを通して、自分の進むべき道を模索し始めた夏目は、想いを共有できる友人たちにも助けられながら、大切な日々を守るすべを見つけていこうとする。