当記事は居酒屋でお酒を飲む方向けの記事です。 お酒を飲めない方、飲んではいけない年齢の方が読んでも害はありません、酒飲みの視点で執筆されている点を予めご了承ください。
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飲食店 魅惑の裏メニュー
メニューには乗ってない特別な逸品、それが裏メニュー。 おもに飲食店で、貴重な食材だったり、作るのに手間がかかり過ぎたり、出来が不安定だったり、賄い料理だったり。 そんなお店の常連だけが楽しめる裏メニュー……憧れますよね。
同じお店に通いつづけて、顔なじみになって、店員さんと信頼関係ができてからでないと出してくれない事が多いので、その特別感が嬉しいものです。 反面、そんな『馴染になる』時間やコミュニケーションを、誰もが地道に続ける事ができる訳ではありません。
例えば筆者は、一人で外食するときは、静かに、放っておいてほしいタイプです。 顔なじみになってきて、店員さんが頻繁に話しかけてくるようになると、お店を変える……という偏屈な性分です。
『モノを食べる時はね、誰にも邪魔されず 自由でなんというか救われてなきゃあダメなんだ 独りで静かで豊かで……』
孤独のグルメより
結果として外食チェーン系のお店の方が落ちつける場合が多く、昨今は特別なオーダーができるようなお店とは縁が有りません。
※すっかり一般的になってしまった、吉野家の『つゆだく』や『ねぎだく』 も、昔は数少ない人達だけが知る注文だったように記憶しています。 また、最近は牛丼チェーンだけでなく、ファーストフード系のお店でも特殊なオーダーが出来る事がSNSやインターネットで共有されていますが、スタッフさんが気を利かせて作ってくれるものではないので、ここで言う『裏メニュー』とは分けて語りたいと思います。
もちろん、筆者の様な特別な理由ではなく、近隣に個人経営のお店が無いという人や、経済的、その他の理由で馴染みのお店をつくれないという方も居るでしょう。 ……そこでおすすめしたいのが、自作裏メニューです。
自作裏メニューを楽しもう
『自作裏メニュー』は筆者がひそかにそう呼んでいるだけの言葉ですが、簡単に定義するなら、お店が通常扱っている基本メニューを使って楽しむオリジナル料理。 そして店員さんの手を煩わせる事なく楽しめる食べ方です。
この自作裏メニュー運用する事で、チェーン店のレギュラーメニューが何倍も楽しむことができるのです。
自作裏メニューのルール
とはいえ、この裏メニューを楽しむために、筆者が個人的に決めているルールがあります。 それは……
- 通常メニューや、常備されている調味料の範囲で楽しむ
- お店に何かを持ち込んだりしない
- お店や店員さんに無理を言わない、迷惑をかけない
- 特別な味付けをオーダーしない
(ケチャップ追加、マヨネーズ追加、など。味付け具合を要求したり、〇〇抜きで!といったのもNG) - 備え付けの調味料を必要以上に消費するのもNG。 常識の範囲で。
- 自作裏メニューを食べ残さない
- 見た目を汚くしない。ほかのお客さんからみて不快に思われるような事はしない。
といった所。 『常識の範囲』や、『見た目』については個人の主観やマナー的な判断による所がおおいので、特に慎重に判断したいと考えています。 無茶な注文をしたり、お店の人や他のお客さんに迷惑となる可能性になる事をするのはスマートではないですし、そこまでするならテイクアウトして自宅で楽しめばいいや……と思うのです。
自作裏メニュー 鳥貴族編
さて、いよいよ本題ですが、今回は人気焼鳥チェーン『鳥貴族』で筆者がひそかに楽しんでいる自作裏メニューを少し紹介したいと思います。
全品一律三百円、お通し代も無い超明瞭会計と、国内[地産地消]をうたった焼き鳥で、老若男女幅広い層に人気の鳥貴族(通称 とりき)。
筆者の最寄り駅に店舗があるので足繁く通っています。 基本的なメニューでも十分に美味しいのですが、ひとり飲みだと頼めるメニュー数も少なくなってしまうため、それら組み合わせる事を思いついたのでした。
自作裏メニュー『ピリピリ激辛キュウリ』
鳥貴族の定番メニューの中でも筆者が好きなのが『ピリ辛キューリ漬』です。 大きく切ったキュウリにピリ辛のタレがかかったスピードメニュー。 鳥貴族でのひとり飲みの時はほぼ必ず頼む一品。
もちろん、運ばれてきたままの状態でポリポリと食べても美味しいのですが、辛い物好きの筆者にとってはもう少し刺激が欲しい。 という事で、テーブル備え付けの(2019年からは無料オーダー品になりました)、一味唐辛子と、山椒をお好み量加えます。


あとは一味唐辛子と山椒、キュウリをこぼさないようによく混ぜて完成……カンタンですが、普段のピリ辛キューリに、より刺激のある唐辛子と、後をひく山椒のピリピリ感と香りが組み合わさって、よりパンチのあるメニューが完成します。
一味と山椒の量や比率は好みで調節していきましょう。 筆者の場合は、両方多めにかける事で、かなり刺激的にします。 もちろん、『自作裏メニューのルール』を遵守し、食べきれないような味付けをしないようにご注意ください。
ちなみに筆者は、同じく鳥貴族のレギュラーメニューである口水鶏(よだれどり)にも、一味と山椒で味付けを強化して食べます。
そしてこのピリピリ激辛キュウリは、次に紹介するオリジナル裏メニューの布石にもなるのです。
ささみ(塩) + ピリピリ激辛キュウリ 『鶏のピリピリささみ漬け』
ピリ辛キューリ漬けを頼む際に、一緒に定番メニューの焼鳥『ささみ(塩)』を注文しておきます。
そして激辛キュウリに加工し、それをツマミにお酒を楽しんでいるうちに、おそらく『ささみ(塩)』が到着する事でしょう。 (お店込み具合や食べるスピードによっては時間はかわってきますが、キュウリを食べつくさないようにご注意を) 。
上手い焼き場の人が焼いたアツアツのササミの焼鳥は、外はカリッと、中はホクホク……と、本当に美味しいのですが、そのうち1~2本のササミの身を暖かいうちに串からはずして、キュウリを食べてお皿に余裕ができた『ピリピリ激辛キュウリ』に入れ、よく混ぜて漬け込みます。
ここで重要なのは、漬け込んで混ぜた後、ささみが有る程度冷めるまで、すこし待つことです。 ……するとどうでしょう、タレの中で冷めていくササミにピリ辛のタレが染みていき……しっかりと味のついたささみの身を楽しめるようになるのです。
辛いもの好きには特におすすめしたい(オリジナル)裏メニューです。
もちろん、むね貴族焼(塩) や、もも貴族焼き(塩)で作っても良いのですが、個人的にはささみ肉のサッパリとした素朴な味わいが丁度良いように思えるのです。
まとめ
という事で、今回は酒好きの筆者がひとりで鳥貴族に行ったときに楽しんでいる、自作裏メニューをご紹介しました。
ひとりで……というのは、以前知人と一緒に鳥貴族に行ったときに、うっかりいつものペースで『鶏のピリピリささみ漬け』 を作ってしまったところ、ちょっと呆れられまった経験があるからです。 かなり打ち解けている知人でも、一緒に飲み食いしてるときに自分専用のメニューを作られると、やはり思う所があるようです。
それ以来、あまり大っぴらにせず、他のお客さんなどの目も意識しながらそっと楽しむようにしています。
ちなみに、鳥貴族のレギュラーメニューでは、『とり天 梅肉ソース添え』や『ふんわり山芋の鉄板焼』にも無限の(?)可能性を感じています。 日々……そしてそっと試行錯誤していますので、また機会があればご紹介したいと思います。

