絶対に面白いサスペンス・ミステリー漫画10選!
絶対に面白いサスペンス・ミステリー漫画10選! 各作品画像 Amazonより引用 (引用URLは各紹介本文より参照)

ミステリー&サスペンス漫画おすすめ10選! 本格派、日常系、ハードな作品 などなど

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当記事では筆者が実際に読んでみて面白いと感じたミステリーコミックと、サスペンスコミックを10作ご紹介します。 内容やテーマが重めなものや、グロテスクな描写のある作品も含みますので、読む際はご注意ください。 関連作品として面白い映画・ゲームもあわせて紹介しています。

当記事掲載中に連載中のものもありますが、完結しているものは見出しに【完結】と記載しておきましたので、参考にしてください。

なお、おすすめのサスペンス・ミステリーのドラマ作品(動画)についても下の記事で紹介していますので興味のある方は合わせてご一読ください!

絶対に面白いサスペンス&ミステリー漫画 おすすめ10選!

ミステリと言う勿れ

ミステリと言う勿れ(みすてりというなかれ)』は、教師を目指す平凡な大学生 久能整(くのう ととのう)が、殺人事件、バスジャック、遺産相続争いを解決する!マンガ大賞2019年第2位獲得のミステリー少女漫画。

2022年に主演・菅田将暉でドラマ化される、いま1番勢いのあるミステリー漫画です。巻き込まれ型主人公の久能は行く先々で事件に遭遇し、自身の知識や観察眼を用いて事件を解決していきます。

久能の示唆に富んだ考えはもちろん、サスペンスの題材やトリックも面白いのでぜひ多くの人に読んで欲しい作品です。しかし主人公がとにかくお喋りが好きで『社会的差別』『痴漢冤罪』など自身の考えを流暢に語るため、『上から目線で説教されている』と、不快に感じる人もいるようです。

ROUTE END 【完結】

遺体を切断し『END』の文字に並べる猟奇殺人事件が発生。真犯人には驚くこと間違いなし! 全8巻完結済みのサイコミステリー漫画がこの『ROUTE END(ルートエンド)』です。

物語は、遺体を片付け部屋を綺麗にする『特殊清掃員』の主人公や、事件を追う刑事、被害者にそっくりな謎の男性、様々な登場人物の視点で描かれます。

人間を超越した存在が登場するなど一部SF要素があるため、現実に即した物語が好きな人は引っ掛かりを覚えるかもしれません。グロイシーンは多いですが、絵柄のせいか生々しさはそれほど感じないでしょう。それよりも意外な人物が殺されたり容疑者だったり、ホラーすぎる展開に恐ろしさを感じる作品です。

母親を失った主人公の心の成長、特殊性癖、加害者・被害者遺族の心理も描かれている大人向けのミステリーです。

親愛なる僕へ殺意をこめて 【完結】

殺人鬼の息子である浦島エイジ。目が覚めると隣には憧れの女性が眠り、3日間の記憶を失っていた……。 全11巻の完結済みクライムサスペンス漫画が、この『親愛なる僕へ殺意をこめて』。

巻数の多い漫画はどれも中だるみしてカタルシスが得られなかったり、単純に飽きてしまったり、メインテーマを見失うことが多いですが、本作はしっかり最後まで面白い!それどころか巻数を経るごとに謎がスケールアップし、ページをめくる手がとまらなくなります。

なぜ主人公は記憶喪失になったのか。その理由は早い段階で明かされ、ミステリー好きにとっては肩透かしを食らう設定でしょう。しかしこの作品の主題はそこじゃない! 性急に判断せず、しっかりと読み進んでください。まさにどんでん返しの連続。もちろん広げた風呂敷はきちんと畳まれるのでご安心を。

ホラー、サスペンス、ギャグの緩急の付け方がうまいため、笑えて泣けてぞっとする、感情も二転三転する作品です。『シックスセンス』『セブン』『アイデンティティ』などのサスペンス映画が好きな人におすすめです。

サマータイムレンダ 【完結】

幼馴染の葬式に参加するため故郷に戻った慎平は、『怪異』に巻き込まれ時間を超越する力を手に入れてしまう。全13巻のサスペンス×タイムループ漫画『サマータイムレンダ』。

本作は、映画『バックトゥザフューチャー』『バタフライエフェクト』、ゲーム『DUNAMIS15』『ライフイズストレンジ』などのタイムスリップ・タイムループ系作品の面白さを抽出して、サスペンスと異能力アクションバトルを混ぜこんだような漫画です。

これが面白くないわけがない!単純に時間を繰り返して敵を倒すのではなく、仲間と協力して悪意に立ち向うため、とてもジャンプらしい作品です。

しかし物語の構造が複雑なため、主人公の行動や敵の心理を理解するためには何度も読み返す必要があるでしょう。SF・アクションバトル・サスペンスを同時に楽しみたい人におすすめです。

予告犯 【完結】

犯行予告動画をネットに投稿し、サイバー攻撃などの犯罪を繰り返す覆面男。劇場型犯罪を起こす彼の目的とは……?全3巻のサスペンス漫画『予告判(よこくはん)』。

本作は、ある目的のために犯罪を起こす覆面男と、彼を追う刑事たちの視点で描かれます。なぜ覆面男は現代のテロリズムともいえる犯罪を繰り返すのか?人間のエゴ、性善説などテーマは重いものですが、熱い友情も描かれているため読後は言いようのない爽快感が得られるでしょう。

正直言いますと、筆者は主人公の目的を知った時、「そんなことのために警察を総動員させるような犯罪を起こしたの?」とやるせない気持ちになりました。しかし『そんなこと』だからこそ、警察が動かざるをえない劇場型犯罪を起こしたのかと納得すると、本作への評価が好意的なものに変わりました。結末を知ると、また1巻から読みたくなるような作品です。

本作は2015年には映画化もされ、生田斗真、戸田恵梨香、鈴木亮平などがキャストを務めました。

予告犯 公式PV
予告犯 公式PV

ロスト・ラッド・ロンドン 【完結】

ロンドン市長が地下鉄で何者かに殺害された。偶然同じ電車に乗り合わせた平凡な大学生のアルは、帰宅後しばらくして上着のポケットに血の付いたナイフが入っていることに気が付く。刑事のエリスは、アルと協力して真犯人を探すことに……。全3巻のサスペンス漫画『ロスト・ラッド・ロンドン』。

アーティスティックな作画も素敵ですが、本作1番のポイントは脇役を含めた登場人物にあります。主人公だけでなく、さまざまな登場人物たちが人種差別に対する考えや人生の歩み方を語るのですが、短い言葉にはそれぞれの苦悩や気づきがこめられています。彼らのセリフは現実世界を生きる人々へのエールであり、特権階級への風刺でもあるのです。

セリフが端的なため会話の行間を読む必要があり、心理描写も少ないため人によっては感情がまったく動かないドライな作品に感じるかもしれません……。しかしイギリス映画の独特の空気感や、冤罪・差別など社会的な問題に関心がある人はドハマリすることでしょう。

バディ系ミステリー・サスペンスといえば、『シャーロックホームズ』『名探偵ポワロ』『TRICK』『羊たちの沈黙』など、友情や愛情を軸に対等な関係を築いていく作品が多いですが、本作の2人は親子のような関係を結んでいきます。そもそも2人は容疑者と刑事という立場。そういった意味でもちょっと変わった作品です。

それでも町は廻っている 【完結】

探偵になりたい女子高生・嵐山歩鳥(あらしやまほとり) 彼女の周りで起こるちょっと不思議な日常を描いたSFコメディ漫画がこの『それでも町は廻っている(それでもまちはまわっている)』、通称『それ町』です。

SF、サスペンス、ホラー、ギャグ要素が盛りだくさんの『それでも町は廻っている』1話完結型なのでさくさく読めるのがポイントですが、実は全16巻で時系列がごちゃごちゃに入れ替わっています

そのため巻をまたいで伏線が回収されたり、エピソードによってキャラの関係性が変わったり、話によってはフラクタル構造の様相を呈していたりと、他のミステリー漫画とは一線を画しています。

本作の面白さを語るとどうしてもオタク特有の早口になってしまうのでこれ以上の紹介は控えますが、もし無人島に漫画を持っていけるなら筆者は『それ町』を持参します!

本作の魅力は3巻辺りからブーストするので、興味がある方はせめて3巻まで読んでください!

映画『バタフライエフェクト』『シックスセンス』『世にも奇妙な物語』、ゲーム『夕闇通り探検隊』などのサスペンス・ミステリーが好きな人にもおすすめです。

秘密 -トップ・シークレット- 【完結】

猟奇的殺人、細菌テロ、幼児虐待など様々な犯罪を取り扱った社会派サスペンス漫画『秘密 -トップ・シークレット-』。

物語の舞台は近未来。『科学警察研究所』に属する主人公らは、被害者が生前に見ていた映像をMRIスキャナーで再現しそれを基に捜査を行います。本作は単に殺人事件が発生し、解決して終わるような一辺倒な作品ではありません。ひとつの事件を1,2巻使ってじっくり描き、犯人が事件を起こした理由やバックボーンを説明することで読者にその是非を問いかけます。

33人の青少年を虐待して殺したピエロ男『ジョン・ゲイシー』や、集団自殺を行ったカルト宗教『ヘヴンズ・ゲート』、『地下鉄サリン事件』など実際の事件から着想を得たであろう話も多いです。

筆者は本作を読んだあと、「こんなに面白いサスペンス漫画がこの世に存在するなんて、どうしてもっと早く教えてくれなかったの」と歯ぎしりしたほど。ちょっとしたBL要素グロいシーンがあるので、苦手でない方はぜひ読んでください!

Deep Water〈深淵〉 【完結】

上記で紹介した『秘密 -トップ・シークレット-』の作者・清水玲子による1巻完結型のサスペンス漫画『Deep Water〈深淵〉』。

両手を縛られた幼い女の子の遺体が川辺で発見され、潔癖症の刑事は遺体の様子からポール・ドラローシュの絵画『若き殉教者』を模したと気づきます。さらに動物たちが毒殺される第2の事件が発生し、一連の事件が過去のある殺人事件に関係していると気がついた主人公は独自捜査に乗り出します。

物語は容疑者の少女と潔癖症の刑事、2つの視点が入れ替わりながら展開されます。少年法の壁、犯罪被害者の再起、カルト宗教など社会的なテーマを孕んでおり、手汗をかいてしまうようなじっとりとした内容の作品です。

事件の真相は物悲しいものですが、希望のある終わりなので、陰鬱だけど爽快感のあるミステリー漫画が読みたい人におすすめです。

ルームメイト 【完結】

漫画だからこそ成り立つトリックが面白い!3巻完結のミステリー漫画『ルームメイト

大学生の春海は偶然出会った女性・麗子と勢いで一緒に住むことに。しかしあるとき麗子が失踪してしまい、春海は大学の先輩と共に彼女の行方を捜します。調査をするうちに麗子が偽名であり、年齢も偽っていると知り、行方不明事件は思いも寄らない展開へ……。

サスペンス好きにとっては親の顔よりよく見た設定が使われているため、途中で拍子抜けするかもしれません。しかし本作1番のポイントは最終ページにあります。

背筋がゾクッとするラストシーンはぜひ自分の目で確かめてください。思わず「こう来たか!」とうなることなく間違いなしです。ホラー要素のあるサスペンス漫画が好きな人におすすめです。

また、ここで紹介すること自体がネタバレになってしまいますが、『ルームメイト』の設定や展開が気に入った方は、多島斗志之による小説『症例A』、マイケルケイン主演の映画『殺しのドレス』もおすすめです。

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沖縄生まれ、東京住みの新卒フリーライター。映画、ゲーム、アプリといったエンタメ系記事からキャッシュレスなどのお金系記事、美容系の記事までなんでも執筆しています。
ダースベイダーマニアです。

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