『Tranya Nova』ワイヤレスイヤホン レビュー ノイズキャンセル+低音重視 操作がやや独特【製品提供記事】
『Tranya Nova』ワイヤレスイヤホン レビュー ノイズキャンセル+低音重視 操作がやや独特【製品提供記事】

『Tranya Nova』ワイヤレスイヤホン レビュー ノイズキャンセル+低音重視 操作がやや独特【製品提供記事】

評価:3.5 

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2023年夏の商戦に、各メーカーが最新ガジェット発売ラッシュが続く中、Tranya Ltd Co.社より、音への没入を最重要視した新作ワイヤレスイヤホンが発売された。今回紹介する『Tranya Nova』は高性能ノイズキャンセリング機能を搭載した、音楽への没入度を高めることに特化したというワイヤレスイヤホンだ。

その性能を確かめるべく、発売に先駆けて製品を提供いただいたので、数日間使用しその特徴について紹介していこう。

ワイヤレスイヤホン『Tranya Nova』 ノイズキャンセル+低音重視の音楽体験!

今回レビューするTranyaの新製品Novaは、2023年8月に販売開始したばかりの製品だ。

Tranya Nova ANC 完全ワイヤレスイヤホン
Tranya Nova ANC
完全ワイヤレスイヤホン

公式サイトでの記事公開時点での販売価格は9,500円となっているが、Amazonでの実売価格は8,000円台で購入できそうだ。高音質コーデックaptX Adaptiveハイレゾ音源の再生に対応し、ANC(アクティブ・ノイズキャンセル)機能も搭載、IPX5防水機能、2台までのマルチポイントにも対応したカナル型のイヤホン。今後のTranyaの主力製品のひとつと言えるべきスペックだ。

デザイン面

まずはその外観について見ていこう。

Tranya Nova ANC 完全ワイヤレスイヤホン ケースに入った状態
Tranya Nova 充電ケースに入れた状態

ケース・本体の表面は色合いを光沢のある仕上げなのだが、やや青みのがかった黒……藍色とでもいえるような色合いだ。この点は好みもあるだろうが、個人的には高級感を感じて良いと思う。

Tranya Nova充電ケース底面 コネクタはUSB Type-C
Tranya Nova充電ケース底面 コネクタはUSB Type-C

各部もシンプルなつくりで、例えば充電ケースは前面に充電状態を示すLEDと、背面のボタンのみの構成。USB充電コネクタはType-Cで、そのうえ本製品はワイヤレス充電にも対応している。

うっすらとTranyaのロゴは入ってはいるが、その他には装飾なども無い。また光沢仕上げではあるものの、傷が目立たないような処理がされているのか、ポケットの中に乱雑に入れて持ち歩いてもあまり傷が気にならなかった。

Tranya Nova 充電ケースの裏面(背面)
充電ケースの裏面(背面)

イヤホン本体も、スタイリッシュな雰囲気、普段遣いに最適なデザインといえるだろう。全体的に細めの印象をあたえるデザインは主張し過ぎないのも好感も持てる。

Tranya Novaイヤホン本体
Tranya Novaイヤホン本体
シンプルながらシャープな印象Tranya Nova
シンプルながらシャープな印象

その他気になった点としては、充電ケースと本体は同じカラーでシックな印象なのに対して、パッケージは白、付属する受電ケーブルも白と言う点がややもったいないような気もした。

Tranya Nova付属品

なお、パッケージの付属品は下記のとおり。

Tranya Nova 付属品一覧
  • Tranya Nova本体
  • イヤーピース 3サイズ(ひとつは装着済み)
  • 充電ケース
  • 充電用USBケーブル
  • マニュアル(日本語、英語、他)

音質面

続いては、もっとも気になる点、音質についてレビューしていこう。本製品『Tranya Nova』のファーストインプレッションとしてはひと言「低音が効いている!」である。その要因のひとつとして本製品には12mmの大型ダイナミックドライバーを採用し、迫力のある低音から滑らかな中高音まで、艶のあるサウンドを響かせてくれる。

Tranya Novaに搭載の12mmのサウンドドライバー
12mmのサウンドドライバー

こういった特徴のイヤホンであるから、ジャンルとしてはロックやダブステップ調のEDM、マイナーコード多めのラウドなどの楽曲にマッチするのではないだろうか。総じて耳にズンズンと来る音圧は一聴の価値あり。かといって、軽めの音(アコースティックギターなど)もしっかり伝えてくれるため、あくまで『周辺の音を生かした上で低音が活きる』ような調整になっているのだと思う。

くるりの“ソングライン”でベンチマーク

さて、ここで筆者のイヤホンレビューの定番となっている、ロックバンドくるりの楽曲『ソングライン』でベンチマークをおこなってみる。

この楽曲はトラック数が100以上存在するのみならず、大量のパーカッションの音を組み合わせて作られている。そのため音の再現性が悪いイヤホンでは楽曲の表面だけをなぞって終わってしまうような音になってしまうのだが、このワイヤレスイヤホンではどうだろう。

くるり – ソングライン

楽曲を一聴するとやはりと言うべきか、低音を拾う能力が高いことに驚かされる。この楽曲の中ではノイズのような音が最も低い音に分類されるけれど、それすらも心地良い形で耳に届いてくるのは感動的だった。逆に高音の全てを明瞭に拾うことは難しいものの、バランスを保ちつつ全部の音を鳴らす、という意味では及第点だろうか。

他にも様々なアーティストの楽曲を聴いてみたが、違和感を覚えるような場面はほぼなく、良いサウンドに酔いしれることができた。

操作感

さて、イヤホンの操作感についても言及しておこう。ここでいう操作感とは、イヤホン本体をタッチして動作するタップ操作についてである。メーカー、ブランドを問わず、昨今ある程度統一感がでてきた多くのワイヤレスイヤホンの操作感であるが、それらと比べるとかなり独自性の高い操作方法だと言える。

例えば、左右問わずイヤホンの操作箇所を1回タップで再生/停止、2回タップで曲送り・曲戻し、3回タップで音量の上下……というものだ。

電源オン
  • 自動: 充電ケースから取り出す
  • 左右のイヤホンを同時に2秒タッチ
電源オフ 自動:イヤホンを充電ケースに戻す 
再生/一時停止 LまたはRイヤホンを1回タッチ
音量アップ/音量ダウン LまたはRイヤホンを3回タッチ
曲戻し/曲戻し LまたはRイヤホンを2回タッチ
着信通話 LまたはRイヤホンを1回タッチ
通話終了 LまたはRイヤホンを2回タッチ
着信拒否 LまたはRイヤホンを1.5秒タッチ
ノイズキャンセルモード/外音取込/ノーマル
モードの切替
LまたはRイヤホンを1.5秒タッチ

中でも『1回タップで停止』、『3回タップで音量調節』という操作に関しては、耳のイヤホンの位置を調節しようとすると反応して音が止まってしまったり、グッと音を上げたい場合に何度もタップする必要があったりと、使用法によっては誤作動を招きやすい感も。タッチ操作の感度が良いのはプラスポイントにしろ、思ったものとは違う操作すらも敏感に受け取ってしまうのは少し気になった。

とはいえ、このタッチ制御機能は、Tranyaイヤホンの専用アプリ『Tranya Audio』であればカスタマイズができるので、どうしても不便だという人はアプリを導入するとよいだろう。

Tranya Audioアプリで操作系をカスタマイズ可能
Tranya Audioアプリで操作系をカスタマイズ可能

アプリとペアリングに関してTranyaからの情報提供:Tranya Audioアプリが『Tranya Nova』を認識できない場合、まずスマートフォンに設定ずみのBluetoothリストからTranya『T6』のペアリングがある場合、それを削除してから、再度『Tranya Nova』のペアリングを実施してみてください。それでも解決しない場合はTranya Audioアプリを削除後、アプリを再インストールしてください。

iOS版アプリをダウンロード
Tranya Audioアプリ
iOS版
Android版アプリをダウンロード
Tranya AudioアプリAndroid版

ノイズキャンセリング

さて、本製品を語る上でノイズキャンセリング性能についても言及しなくてはならないだろう。業界トップクラス『ANC‐43dBノイズ』の搭載をうたっていることからも分かるように、あらゆる騒がしい環境下でこの製品は真価を発揮する。

Tranya Novaは、43db ANCを搭載
43dbをキャンセルできるという、ANC性能

『Tranya Nova』のノイズキャンセルONにした状態で音楽を聴けば、屋内であれば扇風機やエアコンといった冷風機の音をほぼ無音に感じさせてくれる。また屋外でも雨や雑踏といった状況下でも、音楽に十分没入することができた。1万円以下で購入できる製品で、ここまでのノイキャン性能を誇るというのは、なかなか稀有なのではないか。

なお、屋外で移動するときなどはノイズキャンセルが効きすぎるというのも安全面などで問題がある。そういったときはANCを無効とするか、『外音取込モード』で利用するなど柔軟に使っていこう。

普段遣いの観点から

しばらく使っていると、普段遣いをするという観点からも本製品の良い部分に気づく事ができた。

たとえば一度ペアリングしておけば、ケースを開けた瞬間にBluetoothに繋がるスピーディーさや、頭を振っても簡単には落ちない装着性。また、耳からイヤホンを離しても自動停止しないといった点。そしても専用アプリ『Tranya Audio』で自分好みに音質もカスタマイズできるなどかゆいところに手が届く製品であると感じた。

ワイヤレスイヤホンを装着しながら何でもやりたい現代においては、YouTubeの動画再生、音声通話などにもストレスを感じなかった。

特に低音が効いているので、たまに高音を拾いづらいと感じる瞬間もあるが、おおむね及第点であろう。周囲の音も気にせず、耳にフィットするストレスフリーな環境で使えるというのは、長く使えばそれだけ利点に気付く事の方が多い。

製品スペック

製品型番 Tranya Nova
タイプ 無線
形式 インイヤー
本体操作 イヤホン操作部をタッチ
ドライバー方式 12mmダイナミックドライバー
カラー ブラック
内臓マイク 6(通話用、ノイズキャンセル用含む)
対応コーデック aptX adaptiv
Bluetooth Bluetooth5.3
QCC3072チップセット、LE Audio対応
最大持続時間 イヤホンのみ 8時間
充電ケース込 36時間
充電コネクタ USB Type-C
ワイヤレス充電対応
ANC ノイズキャンセリング
機能
あり
専用アプリ あり
防水性能 IPX5
本体サイズ 公表なし
重量 公表なし
パッケージ内容 イヤホン本体
USB充電ケーブル 
取扱説明書(日本語/英語、他)
発売日 2023年
通常価格 12,000円
販売ページ

まとめと総合評価

操作感こそ最初は慣れが必要だが、総合的に非常に高いレベルでまとまっている印象。特筆すべきはその低音の出力とノイズキャンセリング性能で、使用する環境と好みの音楽ジャンルによっては最良のワイヤレスイヤホンになり得るものだと思う。

多くのワイヤレスイヤホンが流通する中、上記2つの性能を武器に新発売となる『Tranya Nova』。この価格で数ある高性能を実現した意義は大きく、初めてワイヤレスイヤホンを使う人にぜひ試してもらいたい製品だ。

総合評価

外観 ★★★★(4)
ケースは一見、黒一色に見えるが、明るい場所で見るとやや青みがかかっている。
見た目の印象は◯。光沢のある外面は高級感もある。
使用感 ★★☆(2.5)
タップでの操作が一般的なワイヤレスイヤホンと異なる部分が多く、戸惑う。
特に『3回タップで音量調節』、『1回タップで再生停止』は誤作動を招きやすい。
音質 ★★★★(4)
全体的に低音の効いたマッチョなサウンド。
ベースやドラムが鳴り響く楽曲が、より聴きごたえのある音として楽しめるだろう。
コストパフォーマンス ★★★★(4)
高いノイズキャンセリング性能や、音質のレベルを考えると実売価格1万円台の製品と比べても遜色がない。コスパはとても良いと言える。
総合評価 ★★★☆(3.5)
操作感がネックではあるものの、音や性能は申し分ないだろう。
音楽を再生する際の操作を、スマホ本体やアプリから行うのであれば、難点は気にならなくなるだろう。面白味のあるユニークなワイヤレスイヤホンだ。
ワイヤレスイヤホン Tranya Nova のレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)

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2023年8月末まで有効

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終了日: 2023-8-31 23:59まで

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キタガワ

島根県在住、会社員兼音楽ライター。rockinon.com、KAI-YOU.netなどに音楽関係の記事を中心に執筆。毎日浴びるほど酒を飲みます。

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