楳図かずおPERFECTION『わたしは真悟』『おろち』『14歳』『漂流教室』4作品 2022年4月中旬に一挙重版決定

さとるとまりんは、駅で待ち合わせをして、父親の工場へ“モンロー”を見に行った。以来、さとるとまりんが何度も待ち合わせをしているのを見た近所の人たちは、さとるのことを「愛に飢えているいやらしい子供」と噂する。

その噂を聞いたさとるの母親は、まりんのもとに向かうさとるを引き止めた。母親を振り払って駅に向かうさとるだったが、まりんは父親の仕事の都合でイギリスに行くことが決まり…（Apt5）。

• 476 頁
• 2,600円（税込）

さとるは新潟へ、まりんはイギリスへと離れ離れになった二人。

一方、はじめて意識を持った工業用ロボット”モンロー”は「こわれる」という意味を知り、工場から逃走する。”モンロー”の向かう先は…？（Apt12）。

• 284 頁
• 2,500円（税込）

工業用ロボットだった”モンロー”は自分で自分に”真悟”という名前を付けた。

さとるの住んでいた団地に向かう”真悟”。だが、さとるはすでに引越した後だった。しずかたちの協力を得て、さらに逃走を続ける”真悟”は…（Apt8）。

• 394 頁
• 2,500円（税込）

父の仕事で渡英したまりん。そこではジャパン・バッシングの嵐が吹き荒れていた。まりんと出会ったロビンはまりんを自分だけのものにしようと画策する。

一方、まりんに会うために行動していた”真悟”はまりんの危機を知ると急激な進化を遂げ、まりん救出しようとするが…（Apt9）。

• 596 頁
• 2,899円（税込）

新潟へ引っ越したさとるは両親の荒んだ生活を見るにつけ不安は募る一方。ついに、東京へと家出してしまう。

以前住んでいた家、”真悟”のいた工場、以前の思い出の場所を訪ねるさとる。まりんの住んでいた家で出会った不良少年の誘いで佐渡に行くことを決心。父であるさとるを追う”真悟”は…（Apt14）。

• 444 頁
• 2,600円（税込）

激しい嵐をさけるため、おろちが立ち寄ったお屋敷。そこには美しい姉妹がふたりきりで住んでいた。姉・エミ17歳、妹・ルミ16歳。

だが奇妙なことに、ふたりとも18歳になることを異常なくらい恐れていた。身の毛もよだつような、恐ろしい血筋の家に秘められたナゾとは…？（第1話）

• 318 頁
• 1,980円（税込）

その少年の名は「立花優」。頭の良い父親と、やさしい母親のもとに生まれた優は、1歳の誕生日の夜、自宅に侵入してきた強盗に首筋を刺されてしまった。

一命は取り留めたものの、その日を境に父は無気力になり、母は怒りっぽくなった。母から勉強ばかり押しつけられ、友達も出来ないまま成長していく少年の人生を、おろちは興味深く見守り続ける…（第1話）。

• 348 頁
• 1,980円（税込）

ひき逃げが原因で父親を失った3歳児・佑一。事件の一部始終を目撃していた佑一は、子供向けTV番組に登場する“おはようのお兄さん”田辺新吾が犯人であると証言。

おろちが傍聴席で見守る中、犯行を否認する田辺の裁判が開かれるが…（第1話）。

• 358 頁
• 1,980円（税込）

盲目の少女「田口恵子」。工場が建ち並ぶ街の社宅で暮らす彼女は、父親と、彼女を慕って遊びに来る少年・さとると交流するだけのつましい生活を送っていた。

目の見えない彼女を心配し見守り続けていたおろちだったが、ある日、父の帰りを待つ恵子のもとに、助けを求めてひとりの男が駆け込んで来て…（第1話）。

• 330 頁
• 1,980円（税込）

汚れた大気にあふれた地上を避け、地下に快適な世界を造り上げ、生活を営む未来の地球。食事もバイオ技術の恩恵を受け、人工的に作成・供給されていた。

そんな中、バイオ食品工場の単なる鶏の培養肉となるはずだった細胞から突然変異した生物が生まれた！

• 866 頁
• 3,679円（税込）

世界を統べる者、最高位（グランド・マスター）ローズ。その強大にして甚大な権力と財産は、自身の老化への恐れ、死の恐怖への克服へと費やされる。

しかし、そんな思惑をも超えた力で地球崩壊の序曲は始まっていた。世界各地で緑色をした子供が生まれ、地球上の植物は一斉に枯れ始める。

• 956 頁
• 3,779円（税込）

「14歳で終わる」。その言葉の謎がついに明らかになり、人類の存続を賭けて世界的規模での子供選びが始まる。その最中、緑色の髪を持ったアメリカ大統領の息子、アメリカは事故により、その命を失ってしまう。

だが、日本で生まれた子供「きよら」によって、新たに再生するアメリカ。その技術は人智を超えた知性を持つ、チキン・ジョージによるものだった。

• 1,278 頁
• 3,979円（税込）

人類存続の未来への希望を託され、宇宙へと旅立った、選ばれた子供たち。閉鎖された宇宙船の中で、いつとは知れぬ終わりのない旅を続ける中で、子供たちは成長していく。

一方、壊滅的な状況に陥った地球で、ただ一人、愛する自分の息子、アメリカを見守るヤング大統領。数々の試練を経て成長した子供たちは、予言で言われていた「14歳」目前にする。「14歳」になるとき、果たして彼らはどうなるのか？ そして、地球の未来は、人類の存亡は？

• 1,204 頁
• 3,979円（税込）

ある朝、大和小学校6年生の高松翔は、寝坊したにも関わらず起こしてくれなかった母親と大ゲンカ。「もう二度と帰ってこない!!」と言い放って家を飛び出す。

学校への道中、友人の信一ともども給食費を家へ忘れてきたことに気付いた翔は、家へ取りに帰る信一を尻目に学校へと急ぐが…（第1話）。

• 762 頁
• 2,779円（税込）

学校を襲い、多くの命を奪い去った怪虫を退治するべく、翔の呼びかけで5・6年生の男子が討伐チームを結成した。

だが、捨て身の覚悟で怪虫の住む森へ辿り着いたにも関わらず、そこに怪虫の姿は無かった。戸惑う彼らを煽るかのように、5年生の仲田くんは相変わらず極端な空腹を訴え続けるが…（第16話）。

• 754 頁
• 2,779円（税込）

地下鉄らしき洞窟の奥で、一つ目怪物たちの集会に遭遇した翔たち一行。そこでは、怪物たちによるフィルムの上映が行われようとしていた。

「ここにわれわれの祖先の誕生が、明確にうつし出されている」…そう言って始められた映像は、未来へとタイムスリップする前の翔たちの世界そのものだった。流れる大量の車、排出されるゴミ、そして…!!（第30話）

• 770 頁
• 2,779円（税込）