USB3.0対応のUSB Flachメモリの性能チェック『Team C155』ベンチマークテスト&製品レビュー UZUREA編集部 公開:2016年8月22日(8年前) / 更新:2020年7月22日 コメント 0件 レビューUSBUSBメモリ製品情報 SNS X Facebook B! はてブ Pocket 当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。 今回は、『Team USBメモリ C155(USB 3.0 対応)』をレビューします。 記事の索引1 USB3.0メモリ C155の概要1.1 Team USB メモリC155 シリーズの特徴1.2 Team USB メモリC155 64GBの実測値計測1.3 ベンチマーク結果を踏まえた総評2 最後に USB3.0メモリ C155の概要 C155 USB3.0メモリーは、C153 シリーズ(USB 2.0 対応)の上位製品で、ラインナップは、容量別に8GB、16GB、32GB、64GB、128GB の5種展開。 今回はそのうち64GB のものを使用しました。 C115 64GBのパッケージ 本体の色は、USB2.0のC153 シリーズがシルバー(他に3 色あり)なのに対し、上位製品であることを示すためか、ゴールドです。キャップも半透明の黒色で、本体と合わせて、渋目で高級感のあるデザインになっています。 C115 64GBの本体 表 C115 64GBの本体 裏 Team USB メモリC155 シリーズの特徴 USB 3.0 対応安価で、購入しやすい価格帯リード・ライト性能もまずまずの速度見栄えする、高級感のあるデザイン といった所で、2016年8月現在に販売されているUSB3.0メモリの中でも、比較的コストパフォーマンスの高い製品だと思います。 Team 社(http://www.teamgroupinc.com/ja/)は、台湾のメモリ製品メーカーで、日本にも支社があります。USB メモリ以外にもパソコン用メモリ(DRAM)、SD カード、SSD などを提供しています。 Team USB メモリC155 64GBの実測値計測 C155 の転送速度を検証するため、ベンチマークソフト『CrystalDiskMark』を使って実測値を調べてみました。 下図の「Seq Q32T1」と「Seq」がシーケンシャルアクセスの速度、「4K Q32T1」と「4K」がランダムアクセスの速度を表しています(値が大きいほど速い)。 実測値について比較参考のため、手元の他社製USB 3.0と2.0のメモリ、SSD、HDD のアクセス速度を載せておきます。 ベンチマーク成否シーケンシャルリードシーケンシャルライトC155 64GB(USB 3.0 接続時)44.27MB/s24.43MB/sC155 64GB(USB 2.0 接続時)34.92MB/s 23.75MB/s他社USB 3.0 32GB (*1)83.88MB/s19.64MB/s他社USB 2.0 32GB (*2)34.90MB/s19.14MB/sSSD (*3)342.2MB/s431.9MB/sHDD (*4)148.9MB/s153.9MB/s (*1):SanDisk製 USB 3.0 メモリ(*2):SanDisk製 USB 2.0 メモリ(*3):Samsung 製 SSD SATA接続(*4):東芝製HDD(7200rpm) SATA接続 本記事趣旨とはやや逸脱しますが、やはりPCなどの本体機器がUSB 2.0までしか対応していない機器で計測した場合よりUSB3.0に対応した機器で利用する事で約1.2~4 倍速く利用できますね。とはいえそんなUSB 3.0対応メモリといえども、SSD やHDD と比べるとど速い訳ではない事がわかります。 ベンチマーク結果を踏まえた総評 読み込み速度は特別速くないUSBメモリの転送速度には製造ロットや、容量の違いなどによって内部に利用されているフラッシュメモリーの品質に差があるので、実測値の製品個体差が多い傾向がありますが、今回レビューしたC155 の64GB は、リード(読み込み速度)値はあまり速くなく、同製品をUSB 2.0で接続した時ともそれほど差がでませんでした。書き込み速度はやや速め比較対象として利用した手持ちのSanDisk製USBメモリと比べ、書き込み速度にやや優位性がありました。USB2.0での接続時と差が少ないのは残念ですが、この点はやや嬉しい点でしょうか。利点 やや高級感のあるデザイン前述もしましたが、アルミ合金塗装の外装は程よい質感と手触り。色も渋めで、つやつやしたプラスチック製のUSBメモリが多い中、高級感を感じるデザインになっています。欠点 アクセスランプがついていないベンチマーク結果とは関連しませんが、C155 シリーズには、アクセスランプ(データを転送していることを知らせるランプ)が付いていません。これは、読み書きしているのか、していないのか判らず、不安な気分にさせます。やはり、アクセスランプはあった方が便利です。 最後に 以上、Team USB 3.0 メモリ C155の64GBをレビューしてみました。 USB3.0での速度にやや気になる点はあったものの、実売価格がお手頃なのでコストパフォーマンスに優れたUSB メモリといえるのではないでしょうか。 データの受け渡しや外部持ち出し時に使う事の多いUSBメモリとして、道具としての見た目にもこだわりたい人や、静電気や汚れなどコネクタ接触面へのダメージが気になる人にとってはことさらお勧めできると思います。