新型コロナウイルスの影響による緊急事態宣言が発令され外出自粛要請が続く中、閉館の危機にさらされている全国の小規模映画館=ミニシアターを守るため、映画監督の深田晃司・濱口竜介が発起人となって有志で立ち上げられたクラウドファンディング『ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金』プロジェクトは2020年4月21日時点で、賛同者1万4千人超、総額1億5千万円を超える賛同を得ています。
そんな中、国内外の優良なドキュメンタリー作品を見放題で楽しめるサブスクリプションサービス『アジアンドキュメンタリーズ』も賛同。2020年4月17日(金)~5月14日(木)の間にアジアンドキュメンタリーズで配信されている動画を視聴することで、全国のミニシアターに495円(税込)の寄付をする事ができるようになりました。
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『ミニシアター・エイド基金』プロジェクトにアジアンドキュメンタリーズが賛同
新型コロナウイルスの感染拡大により、閉館せざるを得ないミニシアターが続出し、全国のミニシアター(小規模映画館)が存続の危機に瀕しています。
そんな中、ドキュメンタリー作品に特化したサブスク映画配信サービス『アジアンドキュメンタリーズ』も、前述の『ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金』プロジェクトプロジェクトへの賛同を表明しました。

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地域に根差してきたミニシアターは、日本における映画文化の多様性を守り、社会的に意義のある良質なドキュメンタリー映画の公開の場として機能してきました。ドキュメンタリー映画文化は、ミニシアターに支えられてきたといっても過言ではありません。
アジアンドキュメンタリーズからの、ミニシアター支援の内容は、同サービス上で『月額見放題』契約中の会員が、チャリティ作品を視聴すると、会員1名あたり495円(税込)が寄付されるというもの。
これに対して、映画監督金聖雄をはじめ、国内外の映画作家やプロデューサー、配給会社からの作品がチャリティとしてアジアンドキュメンタリーズで公開されました。
チャリティ対象作品
- 伊藤めぐみ監督
『ファルージャ イラク戦争 日本人人質事件…そして』(2013) - イマード・ブルナート監督・ガイ・ダヴィディ監督
配給 浦安ドキュメンタリーオフィス提供
『壊された5つのカメラ パレスチナ・ビリンの叫び』(2011)※4月30日まで - ジョン・シェンク監督
配給 浦安ドキュメンタリーオフィス提供
『南の島の大統領 -沈みゆくモルディブ-』(2011) - キム・スンヨン監督
『チベットチベット』(2008) - 金 聖雄監督
『獄友』(2018)【日本初配信】
『袴田巖 夢の間の世の中』(2016)【日本初配信】
『SAYAMA みえない手錠をはずすまで』(2014)【日本初配信】
『花はんめ』(2004)【日本初配信】 - 笹谷遼平監督
『馬ありて』(2019) - 朴 壽南監督
『ぬちがふぅ -玉砕場からの証言-』(2012)【日本初配信】 - 古居みずえ監督
『ぼくたちは見た〜ガザ・サムニ家の子どもたち』(2011) - 本田孝義監督
『モバイルハウスのつくりかた』(2011)
チャリティ対象配信期間と寄付の方法
- 対象期間:2020年4月17日(金)午前0時~5月14日(木)午後9時
- 寄付の方法
- 1.アジアンドキュメンタリーズで配信されている全作品(現在101本)を対象に期間中に単品購入された視聴料 495円(税込)をアジアンドキュメンタリーズがミニシアター・エイド基金へ全額寄付
- 「月額見放題」会員は、無償提供されているいずれかのチャリティ作品をご視聴いただくと月額990円(税込)の視聴料のうち495円(税込)をアジアンドキュメンタリーズがミニシアター・エイド基金へ寄付
- 寄付はミニシアター・エイド基金を通して全国のミニシアターへと送られます。
ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金について
『ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金』は、新型コロナウイルスの感染拡大による緊急事態宣言が発令され、政府からの外出自粛要請が続く中、閉館の危機にさらされている全国の小規模映画館『ミニシアター』を守るため、映画監督の深田晃司氏・濱口竜介氏が発起人となって有志で立ち上げたプロジェクトです。株式会社アジアンドキュメンタリーズは、基金に賛同し、基金に対して寄付を行います。
ミニシアター・エイド基金 対象劇場一覧
ミニシアター応援プロジェクトの支援を受ける映画館です。4/14時点で全国79劇場・68団体がミニシアター・エイド基金に参加しています。

ミニシアター・エイド(Mini-Theater AID)基金 プロジェクト
- 北海道
シアターキノ(札幌市)/ シネマアイリス(函館市)/ シネマ・トーラス(苫小牧市)/ 有楽シアター(札幌市) - 岩手県
一関シネプラザ(一関市)/ フォーラム盛岡・アートフォーラム(盛岡市) - 宮城県
フォーラム仙台(仙台市)/ チネ・ラヴィータ(仙台市) - 山形県
フォーラム山形(山形市) - 福島県
フォーラム福島(福島市) - 茨城県
瓜連あまや座(那珂市) - 群馬県
前橋シネマハウス(前橋市) - 埼玉県
川越スカラ座(川越市)/ 深谷シネマ(深谷市) - 千葉県
キネマ旬報シアター(柏市)/ 千葉劇場(千葉市) - 東京都
アップリンク吉祥寺(武蔵野市)/ アップリンク渋谷(渋谷区)/ 飯田橋ギンレイホール(新宿区)/ シアター・イメージフォーラム(渋谷区)/ シネマヴェーラ渋谷(渋谷区)/ シネマ・チュプキ・タバタ(北区)/ シネマハウス大塚(豊島区)/ シネロマン池袋 (豊島区)/ 下北沢トリウッド(世田谷区)/ 下高井戸シネマ(世田谷区)/ 高円寺シアターバッカス(杉並区)/ ポレポレ東中野(中野区)/ ラピュタ阿佐ヶ谷(杉並区)/ ユジク阿佐ヶ谷(杉並区) - 神奈川県
あつぎのえいがかんkiki(厚木市)/ シネマ・アミーゴ(逗子市)/ シネマ・ジャック&ベティ(横浜市)/ シネマノヴェチェント(横浜市)/ 横浜シネマリン(横浜市) - 新潟県
ガシマシネマ(佐渡市)/ 新潟・市民映画館シネ・ウインド(新潟市) - 富山県
HOTORI × ほとり座(富山市) - 石川県
シネモンド(金沢市) - 福井県
メトロ劇場(福井市) - 長野県
上田映劇(上田市)/ 長野相生座・ロキシー(長野市)/ 長野千石劇場(長野市) - 静岡県
静岡シネ・ギャラリー(静岡市)/ シネマイーラ(浜松市) - 愛知県
刈谷日劇(刈谷市)/ シアターカフェ(名古屋市)/ シネマスコーレ(名古屋市)/ 名古屋シネマテーク(名古屋市)/名演小劇場(名古屋市) - 京都府
アップリンク京都(京都市)/ 京都シネマ(京都市)/ 京都みなみ会館(京都市)/ 出町座(京都市)/ 舞鶴八千代館(舞鶴市)/ 福知山シネマ(福知山市) - 大阪府
シアターセブン(大阪市)/ シネ・ヌーヴォ(大阪市)/ 第七藝術劇場(大阪市)/ プラネットプラスワン(大阪市) - 兵庫県
神戸映画資料館(神戸市)/ 宝塚シネ・ピピア(宝塚市)/ 豊岡劇場(豊岡市)/ パルシネマしんこうえん(神戸市)/ 元町映画館(神戸市) - 岡山県
シネマ・クレール(岡山市) - 広島県
シネマ尾道(尾道市)/ 福山駅前シネマモード(福山市) - 山口県
市民シアター萩ツインシネマ(萩市) - 佐賀県
シアター演屋(唐津市)/ シアターシエマ(佐賀市) - 熊本県
本渡第一映劇(天草市) - 大分県
シネマ5(大分市)/ シネマ5bis(大分市)/ 日田シネマテーク・リベルテ(日田市) - 鹿児島県
ガーデンズシネマ(鹿児島市) - 沖縄県
ブックス十番館シネマパニック(奄美市)/ よしもと南の島パニパニシネマ(宮古島市)
株式会社アジアンドキュメンタリーズについて
株式会社アジアンドキュメンタリーズは、日本のドキュメンタリー文化の衰退に危機感を抱いた映像制作者の有志が、「ドキュメンタリーは絶対に儲からない」という業界関係者の声を振り切って、“動画配信のミニシアターになりたい”と2018年2月に設立。
2018年8月にドキュメンタリー映画専門の動画配信サービスを開始。