冷却プレート付ハンディ扇風機レビュー 猛暑を乗り切る新機能のの実力は? 冷える速さ、使える時間など
冷却プレート付ハンディ扇風機レビュー 猛暑を乗り切る新機能のの実力は? 冷える速さ、使える時間など

冷却プレート付ハンディ扇風機レビュー 猛暑を乗り切る新機能の実力は? 冷える速さ、使える時間など

評価:4 

UZUREA編集部 アイコン

UZUREA編集部

当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。

年々熱くなる日本の夏……2024年は春先から都内でも28度の夏日が何度もあり、猛暑になりそうです。そこで当記事では、最近ネットショップを中心に見かける事の多くなった冷却プレート付きのハンディ扇風機を購入、その実力をレビューしてみようと思います。

冷却プレート付ハンディ扇風機レビュー 猛暑を乗り切るガジェットの実力は……?

携帯できるハンディ型の扇風機が一般的になったのはここ5~6年位でしょうか。今となっては熱い時期に持っている人を見る事も珍しくありませんが……あれって正直、昨今の日本の夏にはややパワー不足なんですよね。

エアコンの効いた屋内で手早く頭を冷やしたい時などには良いのですが、真夏の外出先で使っても、風は来るけれど「無いよりはマシ程度」というのが正直な所。30度後半で湿度の高い状態では非力すぎて、結局持っている手間も考えて携帯しなくなってしまいました。

そんな中、今年(※)は冷却プレート付きの扇風機というをたくさん見かけるようになってきたので、試しにこれを買ってみました。

※知人によると数年前から見かけたという話もありますが……

と言う事で今回購入したのはこちら

冷却プレート付ハンディ扇風機
冷却プレート付ハンディ扇風機

筆者が購入したのは楽天市場の商品ですが、基本的にこの手のアイテムは中国企業によるノーブランド品で細部がちょっと違うだけですので、AmazonやYahoo!ショッピングで買ってもさほど性能に差はないと思います。(下記が購入した製品)

開封、各部の確認

それではまずは箱の開封と付属品などのチェックを。箱を開けるとそその内容は……

付属品と本体(前面)
付属品と本体(前面)

ハンディ扇風機本体。日本語マニュアル、充電用のケーブルが入っていました。本体の前面にはボタンがふたつと、風の出る部分の中央に金属製のプレートが付いていますね。筆者が購入した製品では手で持つ部分の下にフックが付いているのですが、これを折り曲げる事もでき、アタッチメント無しで机に立てる事ができるようになっていました。

付属品と本体(背面)
付属品と本体(背面)

充電はUSBコネクタから。コネクタの形状はType-Cです。

USBコネクタはType-C
USBコネクタはType-C

前面に戻って、ふたつあるボタンはひとつが電源ボタンで、これを押すと3段階に風量が変えられます。そしてもうひとつが、冷却プレートのON/OFFボタンとなっていました。

筆者が購入した製品は、ボタンがふたつ。上のボタンが電源、下のボタンが冷却ON/OFF
筆者が購入した製品は、ボタンがふたつ
上のボタンが電源、下のボタンが冷却ON/OFF

つまり、それほど熱くない時は冷却プレートをOFFにしたまま、これまでの携帯扇風機のように。そして冷却プレートをONにすれば、冷却機能付き扇風機となるようです。なお、電源ON時にはLEDランプが白く。充電時には赤く。そして冷却プレート利用時にはLEDが緑に光るようです。

一見してコンパクトに作られていて、以前使っていた、普通の携帯扇風機と比べるとそのサイズ感が分かりやすいのではないでしょうか。

既存の携帯型扇風機(左)と、今年買った冷却プレート付き携帯扇風機(右)
既存の携帯型扇風機(左)と、今年買った冷却プレート付き携帯扇風機(右)

動作時間や重さ、製品スペック

続いて性能面を見ていきましょう。箱やマニュアルによるとスペックは下記のとおり。

定格入力 DC5V/1A
電池容量 3,000mAh
充電時間 約3時間
風量 3段階(弱/中/強)
重量 約140g
サイズ 約 縦150×横52×奥行60mm
スペックは箱とマニュアルに記載があった

140gと軽量でコンパクトにもかかわらずバッテリーは3,000mAhと、なかなかの容量です。ただし、フル充電には3時間かかるという点は注意しておきたいところ。

気になる稼働時間ですが、マニュアルによると……

付属マニュアル 使用時間の記載ページ
付属マニュアル 使用時間の記載ページ

となっています。抜粋して見やすくすると下記の通り。

風力 送風のみモード
稼働時間(約)
送風+冷却モード
稼働時間(約)
 弱 480分
(8時間)
100分
 中 300分
(5時間)
80分
 強 180分
(3時間)
60分

……と、稼働時間は送風のみとくらべて、かなり短くなるようです。冷却プレートを稼働させると3,000mAhのバッテリー容量があってもフル充電で100分と、結構電力を消費するようですね。

実際の体感は……

気になるその性能ですが、冷却ボタンをONにすると数秒でプレートが冷えてきます。数秒~長くて10秒くらいで冷えているのを感じます。しばらくすると表面に結露ができるレベル。(撮影時室温28度、湿度57%前後)

冷却プレートは触ってみるとかなり冷たく、プレート越しの風もひんやりと冷たさを実感できました。そして購入した販売店の解説ページによると、このプレート部分を直接額や首筋、肘の内側などに付けて利用すると一層冷却効果を体感できるとの事。

実際やってみたところ、たしかにヒンヤリ。とはいえ凍傷を負うような危険な冷たさではありません。むしろ良くも悪くも数秒身体にくっ付けているとすぐ”ぬるく”なってしまうので、そうしたらまた数秒肌から離して、またくっ付ける……という利用方法になるのかなと。

あわせて非接触温度計でもその性能をチェックしてみたのが下記の写真。

  1. 冷却機能OFF時:27.1度
  2. 冷却機能ON 5~10秒:18.4度
  3. 冷却機能ON 20秒ほど:15.3度

上記は室内での計測ですが、真夏の屋外でも15度前後まで下がってくれるなら、かなりヒンヤリ感を感じるのではないでしょうか。

まとめと、総合評価

実際に少し使ってみた感じとしては、冷却プレート機能付きの扇風機はかなり活躍しそうに思えました。特に瞬間的に身体を冷やしたい時……暑くてフラフラしかけてきた時などには、額や首筋にピタっと付けてヒンヤリを味わい、落ち着いてきたら少し離してそこへ冷たい風を送る。そんな使い方がイメージできます。

ただ、このレビューで紹介した製品の場合は、冷却機能をつかっていると最大100分しか稼働できないので、電力の節約を考えたり、モバイルバッテリーを用意したりと工夫が必要です。

それと38度の真夏日! なんて時に、効果を実感できるかという検証はできていないので、この記事が掲載された後でも、そういった日に使用してみて追記させていただこうと思います。

本製品とは直接関係ないですが、この冷却プレート機能……据え置き型の扇風機にも搭載できないものですかね? 扇風機じゃ物足りないけど、エアコンだと冷えすぎてしまう。そんな時に、冷たい風を作って活躍しそうに思えました。電源をコンセントからとるような製品であればバッテリーを気にする必要もありませんし、エアコンより電気代が安くなるような設計であれば使いたいという人は多いのではないでしょうか。

似たような製品に冷風機というのもありますが、あれは水を入れてミストを風で送るので湿度が上がるという難点があるので……。

機能 ★★★★(4)
携帯扇風機の正しい進化。もう普通の携帯扇風機には戻れない気がする。
使いやすさ ★★★★(4)
以前の携帯扇風機よりコンパクトなモデルが多い。バッテリー容量も多め。
バッテリー容量が大きくなると相応に重くなるので難しいところ。
冷却機能 ★★★★(4)
28度前後の環境では活躍する事を確認。より暑い時期に追記したい。
コストパフォーマンス ★★★(3)
1,980円位で買えた、普通の携帯型扇風機とくらべると、少し値が張る。
相応の活躍がするならば。
総合評価 ★★★★(4)
当記事で購入した製品個体というより、冷却機能付きの携帯扇風機全般への評価。
軽量で携帯性も高い。急速に身体の一部を冷やしたい時に活躍しそう。
冷却プレート付き携帯扇風機 のレビュー
(最大星5つ/0.5刻み/9段階評価)
冷却プレート付ハンディ扇風機レビュー 猛暑を乗り切る新機能のの実力は? 冷える速さ、使える時間など

この記事をシェアする

この記事のタイトルとアドレスをコピー

この記事を気に入ったらハートマークで応援してください

この記事の執筆は……

UZUREA編集部 アイコン

UZUREA編集部

UZUREA.NET 編集部アカウント。運営会社スタッフ及び契約ライターによる匿名寄稿を含みます。

関連する記事



page top