2018年の夏アニメも続々と放映しはじめたこの時期。筆者は放映アニメの事前情報をあまり追わないのですが、今期放映のアニメを一通り見てみたところ中々良い作品が多そうな予感が。(と、思ってたのに結果としてはそうでも無かったり……って事は多いですが。)
そして、その中でも現時点でダントツで期待値MAXなのが今回ご紹介する『プラネット・ウィズ』。
そこで、1話を見終わった後の高いテンションで調べた情報をまとめつつ、同作品のご紹介をしてみたいと思います。
プラネット・ウィズについて
まずはこちら、オフィシャルPV見てみましょう。
1話を見た後でも、ドキワク感がわいてくる良編集PVです。
メカ、メイド、クリーチャー、巨大な敵、ヒーロー、変身、トラウマ、メガネ、委員長、必殺技!……と、子供も大人もみんなワクワクしちゃうアレコレが盛り沢山。文句無しです。
『プラネット・ウィズ』の作品情報やスタッフについて
制作は J.C.STAFF (ジェー・シー・スタッフ)
http://www.jcstaff.co.jp/
制作から仕上げ、CGまで一貫して社内で行える上に、昨今は1クールに複数作品の制作を行うスタジオです。今期は、本作品の他にも
- 殺戮の天使
- ハイスコアガール
- Back Street Girls
が同クールに放映されます。ハイスコアガールも楽しみ。 続いて、同作品のスタッフ陣についてご紹介していきましょう。
原作:水上悟志
twitter @nekogaeru
漫画家の水上悟志による原作作品です。同氏は原作のみでなく『シリーズ構成/ネーム(脚本原案)/キャラクター原案/ネビュラウェポンデザイン』とクレジットされています。尚、アニメに先駆けて2018年4月から雑誌『ヤングキング アワーズ』で漫画の連載も開始しています。
監督:鈴木洋平
twitter @yooheysuzuki
- 『変態王子と笑わない猫』
- 『下ネタという概念が存在しない退屈な世界』
- 『ダンまち』
といったアニメでも監督を務めた、J.C.STAFF所属の演出&監督。個人的にはどれも最後まで見続けた作品でしたので、本作への期待値も高まります。
アニメーションキャラクターデザイン:岩倉和憲
激しい動きのアニメーションや、メカニック系などが得意な方との事。
どのジャンルの作品にも対応でき、シャープな絵でキレのある動きが特徴的。2000年代はキャラデザ業が中心で「魔法戦士リウイ」「藍より青し」など代表作多数。メカ・エフェクト等も巧く「魔術士オーフェン Revenge」のOPは高い評価を得る。
キャラクターデザイン:古木舞
『ソード・オラトリア』、『クジラの子らは砂上に歌う』、『LAST PERIOD 終わりなき螺旋の物語』 といった作品で作画監督としてクレジットされています。(出典 作画@wiki)
プラネット・ウィズではキャラクターデザインを担当。
ネビュラメインマシンデザイン:いづなよしつね
twitter @hdvuawjudyho2yp
漫画家・メカデザイナー。
トップ2のバスターマシンデザインなどのデザインも同氏が。根強い人気がある方です。目が可愛いロボ、最高です。
本作の主人公機(猫?)の必殺技ギガ・キャット・ハンマーは、打撃面が猫の肉球みたいになってたりしして、カワイ&カッコ良いです。
念動装光デザイン:上津康義
twitter @y_uechu
漫画家、イラストレーター。
1話に出てきた戦隊みたいな7人が変身するメカ『念動装光』のデザインはこの方。
土偶っぽいデザインだったりと、中々特徴があります。
同氏のコミックも販売されているので読んでみたいと思います。
プロップデザイン:磯本つよし
twitter @isopon2
こちらも漫画家さん。バイクやメカが出てくる作品、が多い様です。
ちなみにプロップデザインとは小物や、世界観を統一するモノや場面をデザインしていくお仕事だそうです。こちらもコミック多数販売されているので、追ってみたいと思ってます。
音楽:田中公平
今やアニメソングといえばこの人。
当記事の筆者はサクラ大戦の世代なので、ずっとこの人が作る音楽を聞いてアニメ・ゲームライフを満喫してきました。
……制作スタッフの顔ぶれと、その過去作品からも今後の方向性や、作品に対するこだわりといった面が感じ取れますが、本作では、美術・デザインに漫画家さんの参加が多いというのも面白いです。
その他のスタッフやキャストはオフィシャルサイトもご参照ください。
1話の前半あらすじ
まず冒頭、謎の修羅場の夢(?)、から一転、主人公 黒井宗矢(くろいそうや)は古いアパートの部屋で目覚める。
続いて、アニメの記号を集約したようなメイド『黒井銀子』と、人間位の大きさの猫的な生き物『先生』と朝食のシーン。『先生』はキャベツを丸齧りしてたり。
主人公は制服を着ているので高校生なのでしょう。
猫で先生というとこっちを思い出しちゃいますが、
こちらの<先生>は、下着の干されたアパートの窓から主人公を見守ったり、おもむろにフィギュアのスカートの中を覗いたり、不思議な存在感のあるキャラクター。
その後、メガネで世話焼きな委員長が出てきます。主人公は委員長との会話の中で、自身が記憶喪失である事とそうなった経緯についても少し触れています。
その後、『正体不明の飛行物体』が襲来し、それに対抗するヒーロー達7人が映しだされる……と、同居人のメイド『黒井銀子』と『先生』から電話が……
まとめ
…と、この後は観ていない方は是非自身でご覧いただきたい所ですが、迫力のある戦闘シーンはもちろん、ストレスにならないさじ加減で示されていく世界観。……楽しくも、目まぐるしい30分でした。
今後のストーリー展開で重要になってきそうな部分も絶妙な加減で提示されていく様など、脚本・演出も光ります。また、じっくり見直すと節々に拘りを感じる映像描写にも気が付きます。
例えば、朝食の後に登校する主人公を『先生』が窓から見守るシーン。漫画でも同様のシーンは描かれていますが、アニメでは銀子の(?)下着が干して有ったりして、生活感とそこに存在する異形の存在の対比を感じます。
また、屋上でメガネ委員長と話をする場面。この後、話は急展開を迎えるのですが、その時の空模様は青空ながら、やや不穏さを感じる深い色。嵐の前を思わせる様な形の雲は、やや早く動いていたり……。
1話後半に登場するメカ達も(PVにも登場)中々味わいが出てきそうなデザインで個人的には大好物。主人公のメカも可愛いカッコイイですが、戦隊7人のロボもじっくり設定を見たくなります。
激しく派手なアクションシーンと、日常場面の丁寧な描写によって、作品からずっしりとした深みが漂ってくるように感じました。3話目までで試聴判断!などと言われる昨今、1話で判断するのは気が早いようにも思えますが、このアニメは今期の覇権アニメになるんじゃないかな、なんて思いました。
後追いになったら勿体ないので、今のうちにチェックしてみては如何でしょうか。