2017年7月29日に開催された茨城県東茨城郡大洗町で開催される『大洗海上花火大会』行ってきました。
同日東京では人気の『隅田川花火大会』が開催されますが、天気予報の状況なども含め、日帰りも可能なスケジュールでこちらの大会を選びました。
今回はその流れを、写真とともにレポートしてみたいとおもいます。
いざ、大洗サンビーチへ
開催予定時間は19:30~20:30ですが、土地勘のない初めての場所な為、撮影場所の選定もふくめ4時間前に着くように想定しての出発です。
東京の自宅を出発し、品川13:15発ときわ63号に乗り水戸駅にて下車、水戸15:14発の大洗行き鹿島臨海鉄道で現地に向かいます。やはり早めの時間の為か座席にこそ座れませんが、まだそれほど込み合ってはいません。
15:28に大洗駅下車後、バスに乗って花火会場周辺の大洗のアウトレットにバスで向かいます。
大洗アウトレット前バス停にて降り、まずは例年通り花火の筒が設置されているであろう防波堤を見通せるポイントに到着。当日は北東の風の天気予報だったのでその風上である大洗マリーナ周辺で撮影用の三脚を置ける場所を探しました。
予め調べて”あたり”をつけていた大洗マリーナ横近辺は『にっぽん丸』が寄港しており筒は見通せそうに無い為、撮影ポイントを変えざるを得ないという判断に。
この時期、撮影機材一式をもっての場所移動は中々ハードです。タオルで汗を拭きながの行軍となるのが通例ですが、この日は曇りでそれほど気温も高くなく移動もそこまで苦痛にはなりません。
夜の花火を撮影するという視点だと、こういう日は少し助かります。
新しいポイント探しに歩いていると風がやや西向きに変わってきたのに気づきました。西向きの風の場合、メインの会場であるサンビーチ方向からの観覧でも、煙の直撃が避けられます。
そこでフェリーターミナル周辺からサンビーチにある海の家前の一画を撮影場所に選び、三脚とアウトドア用の折りたたみ椅子を立てます。スマホの地図アプリを使って筒から400メートル、尺の筒から500メートルほどの場所です。
構図としては、前方にある砂浜の中にある海の家を写し込む事で、花火のサイズ感を出せる、という見込みもありました。GPS機能とスマートフォンアプリで、大まかな花火との距離が確認出来るのですから便利な時代です。
一通り準備が整ったら、花火打ち上げの開始まで、風向きのチェックとそれに併せた微調整。近辺で準備しているカメラマンの方々と例年の打ち上げ情報などを伺ったりしつつ待ちます。
そうそう、プログラム開始後は場所を動きたくないのでトイレにも行っておきます。
花火大会の開始、撮影中の所感など
事前に伺った話で、打ち上げは『5号数発に8号や尺、スターマイン』という構成が繰り返されるとの事でしたので8号以上の玉の撮影に注力して感覚を掴んでいきます。
プログラム中盤
中盤辺りからは、風が向かいから右に強く流れる様になってきた為、やや広角で右に余裕もたせるようなアングルでのフレーミングを心がけながらの撮影をしました。
特に良い尺玉が数発ほどあり、2尺玉は冠菊と定番のものといった構成でした。
最後のミュージックスターマインですがの頃には北北西位からの風となり、撮影位置からのショットだと煙で少々バランス悪くなってしまったのが無念です。
ミュージックスターマインは時差式をふんだんに入れたもので担当である野村花火工業株式会社さんらしいプログラムです。
撤収、東京へ帰途とまとめ
大会は20:52に終了。
荷物詰めを3分で完了し、予め調べておいた花火の閲覧客を避けて通れる裏道を通って大洗へ向かいます。
東京都内に向かう常磐線に乗るためには○○駅で21:40分発の列車に乗る必要がありますが、駅は整列入場が始まっていました。想定の電車に乗れない危険性に少しドキドキしましたが、21:30分頃には駅構内に入れました。
21:40発の列車は6分遅れで出発し、無事上野方面行き最終列車まで乗り継ぐことが出来ました。
……
大会全体として、会場は人が多すぎずのんびりとした雰囲気の中、東京の会場では見られない大玉が楽しめるという点。特に野村花火工業の2尺玉が観られた点は大満足です。
全体としてとても有意義な時間を過ごせたと思います。