ジブリ責任編集『宮﨑駿イメージボード全集3 となりのトトロ』 2025年3月5日発売 手書き画を可能な限り集約

スタジオジブリ責任編集の画集『宮﨑駿イメージボード全集3 となりのトトロ』が2025年3月5日に発売されます。本書籍はジブリ所蔵の宮﨑駿監督手描きイメージボード、ストーリーボードをすべて収録するという画集シリーズの第2弾。現在Amazonや楽天ブックスなどの書籍販売店で予約受付中です。

スタジオジブリ責任編集『宮﨑駿イメージボード全集3 となりのトトロ』

岩波書店より、スタジオジブリ責任編集の画集『宮﨑駿イメージボード全集3 となりのトトロ』が刊行されます。

2024年12月に刊行が始まった『宮﨑駿イメージボード全集』は、スタジオジブリが責任編集を務める画集です。映画監督でありアニメーターでもある宮﨑駿が手がけたイメージボードやストーリーボードなどの〈絵〉を収録する本書には、これまで未発表だった作品も多数含まれています。

本シリーズは大きな反響を呼んでおり、すでに発売された第一弾『1 風の谷のナウシカ』、第二弾『2 天空の城ラピュタ』も好評を博しています。そして、待望の第三弾『3 となりのトトロ』が、2025年3月5日に発売されることが決定しました。

書籍詳細

「子どもたちが楽しめる物語を作りたい」という思いから生まれた映画『となりのトトロ』は、宮﨑駿監督が原作・脚本・監督を務めた1988年公開の作品です。

その原型となるイメージボードは、日本アニメーション在籍中（1975～79年）に描かれ、続くテレコム・アニメーションフィルム時代（1979～82年）には、『となりのミミンズク』というテレビ作品のためのものも作られましたが、アニメ化には至りませんでした。

『風の谷のナウシカ』（1984年）、『天空の城ラピュタ』（1986年）と冒険活劇が続く中、『アニメージュ』編集長だった鈴木敏夫プロデューサーが、宮﨑監督の描いた1枚のイメージボードに着目し、「トトロの映画をつくりましょう」と提案。正式に制作が決まり、映画用のイメージボードが多数描かれました。

今回刊行される『宮﨑駿イメージボード全集３ となりのトトロ』のカバーには、雨のバス停のイメージボードを使用。これは、鈴木プロデューサーが映画化を発想するきっかけとなった「原点」の1枚です。

本巻には、キャラクターの独特な表情や生命感あふれるイメージボード全219枚を収録。宮﨑監督の手によって、豊かに膨らんだ『となりのトトロ』の世界を楽しめます。

書籍情報

タイトル	宮﨑駿イメージボード全集 3 となりのトトロ
著者	宮﨑　駿 著 , スタジオジブリ 編
ジャンル	芸術
シリーズ	宮﨑駿イメージボード全集
刊行日	2025/03/05
ISBN	9784000288330
体裁	その他・規格外 ・ 並製 ・ 108頁
定価	6,380円

宮﨑駿イメージボード全集 について

集められるだけの〈絵〉をすべて収め、オリジナルに近いカタチで再現

スタジオジブリにある宮﨑駿手描きのイメージボードやストーリーボードなどをすべて収録。原画から高精度スキャナーで読み込むことを基本とし、原画と変わらぬ色彩やタッチなどの風合いの再現をめざしています。すでに関連書籍で紹介されている〈絵〉も高画質で掲載。未発表作品も多数収録しています。

原寸あるいは原寸に近いサイズで〈絵〉を掲載

大判の判型（350ミリ×257ミリ）とすることで、原画と同じ大きさ、または近いサイズで〈絵〉を掲載しています（ページに収まりきらないものは視認性を考慮しながら縮小しています）。

宮﨑駿の世界の原点となる〈絵〉を作品ごとに紹介

シリーズの各巻は、宮﨑駿が監督した『風の谷のナウシカ』以降の劇場用映画を完全網羅。またアニメーターとして宮﨑駿が制作に携わり手がけた、スタジオジブリ創設以前の初期作品も収録予定とのことです。

各巻に鈴木敏夫プロデューサーの新規インタビューを掲載

作品に即した逸話や〈絵〉の誕生の経緯を語る、鈴木敏夫プロデューサーの新規インタビューが、各巻末に掲載されます。

続刊……『4 ナウシカ前史』も2025年7月発売予定

『宮﨑駿イメージボード全集』第3弾は、『風の谷のナウシカ』以前の宮﨑駿の構想や画業を伝える『4 ナウシカ前史』。2025年7月発予定です。

©Hayao Miyazaki ©Studio Ghibli
©2025 Iwanami Shoten, Publishers.

関連リンク

• スタジオジブリ公式サイト
• ジブリ公式X（@JP_GHIBLI）
• 東宝株式会社公式サイト