『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』がタイトルを変えNHKドラマ化 UZUREA News 公開:2019年2月1日(6年前) / 更新:2020年9月1日 コメント 0件 エンターテインメントLGBTQドラマ小説 SNS X Facebook B! はてブ Pocket 当記事の内容および記事中のリンクには、広告目的や当サイトが収益を得るためのものが含まれており、これらの収益によってuzurea.netは運営されています。 『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』が、NHKでの深夜ドラマとして『腐女子、 うっかりゲイに告(コク)る。』という名称で制作開始した事が発表されました。 同作品は浅原ナオト氏によって、WEB小説サイト『カクヨム( https://kakuyomu.jp/ )』に投稿された作品で、2018年2月には株式会社KADOKAWAから文芸単行本かされた作品。 小説やラノベのドラマ化や映画化が多く行われ、その賛否に注目が集まる昨今の状況ですが、『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』の扱うテーマを、どのようにドラマ作品化あれるのか、注目です。 記事の索引1 原作『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』について2 ドラマ化版『腐女子、 うっかりゲイに告(コク)る。』について3 タイトルの変更について4 まとめ 原作『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』について [amazon PR] 彼女が好きなものはホモであって僕ではない 『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』著:浅原ナオトイラスト:新井陽次郎 発行:株式会社KADOKAWA 定価: 本体1,200円(税別) 発売日:2018年2月21日 ISBN:9784040725130 書誌情報: https://www.kadokawa.co.jp/product/321707000994 通称『カノホモ』。本作は同性愛者であることを隠して生きている男子高校生『安藤純』を主人公に展開されます。安藤は自己の性的指向は保持したまま、世間は『ふつう』と呼ぶしあわせにも憧れを持っています。そんな安藤はBL趣味を持つ同級生の女子『三浦さん』と(自身の指向は隠したまま)付き合うことに。この選択が周囲を巻き込み波乱を巻き起こすというストーリーです。 性的な指向も含めて、本当の意味での『個人の自由』や、『自分らしさ』を保持すること、『普通』と言われることを体現すること。そういった諸々は実はとても難しいことですが、本作ではそれらを感受性の高い時期である高校生達の視点から描いています。 現在、カクヨムの投稿の他、文芸小説版、そしてKADOKAWA『COMIC BRIDGE online』で『平原明』氏によってのコミカライズ版も執筆が開始されています。 著者 浅原ナオト氏 Twitter @asahara_naoTカクヨム『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』コミック 彼女が好きなものはホモであって僕ではない ComicWalkerブックレビュー「ダ・ヴィンチニュース」https://ddnavi.com/review/438091/a/ タイトルについて「カクヨム」著者近況ノート https://kakuyomu.jp/users/Mark_UN/news/1177354054885229054 ドラマ化版『腐女子、 うっかりゲイに告(コク)る。』について 前述の作品を原作としたNHK制作のドラマ化タイトルは『腐女子、 うっかりゲイに告(コク)る。』と変更になっています。 NHKは近頃色々なジャンルのドラマを多く制作し定評がありますが、特に若手の人気注目株である役者を積極的に主役や準主役に据えることも多く、今回の『腐女子、 うっかりゲイに告(コク)る。』も、その流れを汲んでいます。 主役には『金子大地』と『藤野涼子』という注目の若手演技派俳優を起用し、さらにその周りには『安藤玉恵』『谷原章介』といった実力派も据えています。 ―NHK発・ゲイの少年 × 腐女子の少女―交わるはずのない二人が出会ってはじまる、 純粋でねじくれた青春群像劇。タイトル:腐女子、 うっかりゲイに告(コク)る。放送予定:2019年4月20日(土)NHK総合 夜11:30~11:59 スタート(連続8回予定)原作:浅原ナオト『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』脚本:三浦直之出演:金子大地、 藤野涼子、 小越勇輝、 安藤玉恵、 谷原章介 ほか制作統括:篠原圭、 清水拓哉プロデューサー:尾崎裕和演出:盆子原誠、 大嶋慧介、 上田明子、 野田雄介主人公・純は、 自身がゲイであることは自覚しつつ、 「異性を愛し、 子どもを作って、 家庭を築く」という“普通の幸せ”への強い憧れも持つ。ゲイであることを隠して同級生・三浦さんと付き合い始めるが……。「ゲイ」「腐女子」という単純なラベリングに抗い「私」と「あなた」として誠実に関係を築き始める純と三浦さん。二人の姿は葛藤を抱えるクラスメイトや周囲の大人たちの心を波立たせていく。世間の“普通”と、 自分が本当に欲しいもの――。その間のズレで悩んだことのあるすべての人へ。主人公の愛聴するQUEENの名曲に乗せて疾走する、 軽やかで切実な青春ストーリー。 昨今、映画などでも話題となり、リバイバルヒット中の『QUEEN』曲をドラマのテーマ曲として採用されているようです。フレディ・マーキュリーが同性愛者であったことを告白している、といった事もあるのでしょうか。 タイトルの変更について ドラマ化に当たって、作品タイトルが変更になっていますが、この点は原作者の浅原ナオト氏本人がTwitterで言及しています。 タイトルは原作者としては「え?」って感じはありますが、監督さんや俳優の皆さん、スタッフは超優秀な人たちばかりです。ぼくやファンの皆さんは別次元の「新カノホモ」として鑑賞するのが正解かもしれません。もしかしたら現場のパワーで大傑作になっているかもしれませんよ!おおいに期待してます!— 浅原ナオト@『カノホモ』NHK総合でドラマ化決定! (@asahara_naoT) February 1, 2019 ドラマ版カノホモのタイトル、決まった時は「しょうもないタイトルだな(直球)」と思ったんだけど、こうやって改まって発表されると「なんかもういいや」ぐらいまでトーンダウンするから、我ながら現金だと思う— 浅原ナオト@『カノホモ』NHK総合でドラマ化決定! (@asahara_naoT) February 1, 2019 ぶっちゃけラテ欄で見た時のインパクトという点では普通に原題より優れてますし、深夜枠ドラマの戦略としては間違ってないと思いますよ、改題。まず見て貰わないことにはどうしようもないですし、TVは無料で見れるんだからタイトルで目を惹くのは間違いではない。ただ自分がしっくり来ないだけ— 浅原ナオト@『カノホモ』NHK総合でドラマ化決定! (@asahara_naoT) February 1, 2019 補足入れておきますけど改変後タイトルがあれなのはともかく、改変されたこと自体はNHKのせいではないと思いますよ。NHK、叩かれやすい属性を持っていてすぐ目の敵にされるのでそこは擁護したい。それは主に僕と同じ属性を持つ人たちのせい— 浅原ナオト@『カノホモ』NHK総合でドラマ化決定! (@asahara_naoT) February 1, 2019 今さらですけど新タイトル、もし「ホモ」が使えたとしても差し替える価値があるぐらい戦略的には正解だと思っていて(うっかりは除く)、枠の特性を考えれば作品性より戦略性に走るのも正解なので、僕以外はあまり怒らないで下さると助かります。みんなそれぞれの事情がある— 浅原ナオト@『カノホモ』NHK総合でドラマ化決定! (@asahara_naoT) February 1, 2019 一連のTweetから、どうやら『ホモ』という単語に対する世論の反応への配慮、併せてマーケティング的な手段としてタイトル変更がなされたように予想します。浅原ナオト氏としても改変内容には不満も残る所はあるようですが、とはいえさまざまな要因がある事も受け入れたうえで、ファンの皆さんには純粋にドラマ化作品自体の出来に期待して欲しい、といった所なのではないでしょうか。 原作タイトルに『ホモ』という単語が含まれている事については、浅原ナオト氏のカクヨム『近況ノート』で言及されています。 「差別」が無くなれば「差別用語」は無くなります。十年後、二十年後、『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』がとんでもタイトルの発禁本になっているか、昔の人間はこんなつまらないことで悩んでいたんだと馬鹿にされる社会学の資料になっているか、それは分かりません。分かりませんが、できれば後者であることを願いながら、この近況ノートを終わらせたいと思います。『彼女が好きなものはホモであって僕ではない』発売に際して、著者より』より一部引用 まとめ 性的マイノリティーに対する理解は少しづつとはいえ、確実に進んできている様に思える昨今ですが、こういったセンシティブな題材を扱った作品をNHKがドラマとして制作するという事自体にも大きな意味があるのかもしれません。 彼女が好きなものはホモであって僕ではない KADOKAWA ¥1,320 (2024/11/21 19:57:44時点 Amazon調べ-詳細) Amazonでのレビューを見る Amazonで探す 楽天市場で探す Yahoo!ショッピングで探す メルカリで探す NHK「ハートをつなごう」LGBT BOOK Amazonでのレビューを見る Amazonで探す 楽天市場で探す Yahoo!ショッピングで探す メルカリで探す 弟の夫 : 1 (アクションコミックス) ¥648 (2024/11/21 05:15:04時点 Amazon調べ-詳細) Amazonでのレビューを見る Kindle Amazonで探す 楽天市場で探す Yahoo!ショッピングで探す メルカリで探す