各種Web制作者/管理者向けツールを集めたgoogleの無料Webツール『Google Admin Toolbox(旧名 G Suite Toolbox)』。当記事ではこの便利なサービスの各種機能を端的にご紹介しています。
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無料で使えるWebツール『Google Admin Toolbox』機能解説
Google Admin Toolbox(グーグル・アドミン・ツールボックス)は、Googleが無料で提供している(Web)管理者向けの便利ツールをあつめたWebページ。提供されている機能は主にGoogle Workspaceでの問題を解決/解決補助するために役立つ機能が集められています。
いずれもシンプルなUIで、少し触れればその機能は理解できるものですが、このページでも簡単に解説していきます。
Browserinfo
アクセスしている(自身)の各種情報を表示してくれる機能。IPアドレスや、ブラウザ名、画面解像度、タイムゾーンなど。ユーザーエージェントのより詳しい内容は別の機能(Useragent 後述)でも確認できる。
Check MX
DNS検証ツール。MXレコードの設定間違いがないかなどをチェックできます。
Dig
UNIXのdigコマンドに相当す機能をWebブラウザで実行できるツール。
HAR Analyzer
HAR(HTTP Archive)ファイルを解析できるツール。HARファイルとは何か……という点は当記事の趣旨と異なるので割愛しますが、ツールページでブラウザ別に解説してくれています。なかなか親切。
Log Analyzer
Chrome、Google Workspace Sync for Microsoft Outlook、Google Cloud Directory Sync、などGoogleプロダクトで生成されたログファイルを解析できるツール
Log Analyzer 2
同じくGoogleプロダクトで生成された大きいサイズのファイルを解析して、問題点をチェックするためのツール。ログのフィルタリング機能や、解決策のヒントなども表示してくれる。
Messageheader
SMTPメッセージのヘッダーを分析して、e-mailの配信速度遅延の調査や、サーバーの構成ミス、メール配信の問題を検出できるツール。e-mailのヘッダーを貼り付けて利用する。
Useragent
アクセスしている(自身)のブラウザ情報を確認できる。またUseragent情報をペーストして、どのように認識されるかのテストも行う事ができます。
Additional Tools
Google Workspaceの各種デバッグに役立つドキュメント/オプションツールへのリンクページ。
- Encode / Decode ツールへのリンク
- Google カレンダーヘルプへのリンク
- GoogleパブリックDNSのキャッシュフラッシュ ツール
- Gmail エラートラブルシューティング/ヘルプへのリンク
- 拡張機能『Chrome 接続診断』へのリンク
- WebRTC に関するトラブルシューティング/ヘルプへのリンク(2023年1月現在404エラーが表示される)
Encode/Decode
Base64、URL、SAML、UTF16などWebに関連するテキストのエンコード/デコードができるツール
Screen Recorder
このページにアクセスして『RECORD』をクリックするだけで、画面を録画して動画(.webm形式)としてダウンロードできるツール。
画面全体はもちろん、他のデスクトップアプリのウインドウ別、アクセスしているWebブラウザの特定のタブだけ、など指定して録画できる。さらには録画した動画は、そのまま画面上でプレビューできる。かなり便利!
ドメインの綴りを間違っているのはご愛敬……
まとめ
Web関連の管理者、制作者、運用者向けのさまざまツールが提供されている『Google Admin Toolbox』。特定の業務に従事している人だけに向けたものや、一般の人でも十分有効利用できそうなツールまで……すべて無料で利用できます。
特にScreen Recorderは、ちょっとした操作方法解説を作るときにはかなり重宝します。無料ソフトを使う前に、ぜひ一度お試しを。